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第二章 冒険出発の篇
35-2 森を抜ける
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気がつくと辺りはもう暗くなり始めていた。急いで小さな焚き火を起こし夕食の準備をする。
夕食はパンと飲み物だけで済ます。それでも少しだけ何かをお腹に入れると力が戻ってきたのか、誰ともなくポツポツと話し始めた。
アイ「…今日はホントに大変だった…」
アカリ「…ここって、ガチで誰も来たことないみたい…」
タクミ「マジで道もなんもなかった…」
ナオ「…正直言ってちょっと甘かったみたいね…私たち…」
アユミ「でも…誰も怪我したりしなくてよかった…」
モア「大丈夫じゃないよ…ぶつけたところ、まだ痛いよ…」
ナオ「じゃあ、後で『ヒール』したげるから…」
ソラ「ハイハイ、痛いの痛いの、飛んでけ~…」
モア「もお~…」
全員「(笑)」
モアが怒っているのを見て、全員が笑う。
ルカ「こんな大変なこと、あとどれだけ続くんだろう…」
ツグミ「…大丈夫だよ…森ならあと1日ぐらいで出られると思うよ…」
ソラ「それなら助かった…ホントに大変だったから…」
アカリ「でも、森を出たら大丈夫とは言えないでしょ…出てバスやタクシーがあるわけじゃないし…」
ソラ「それを言っちゃうとさ…」
淡い希望がアカリの言葉ですぐに現実へと戻って、ソラを始め何人かはうんざりした顔をした。
アイ「アカリが言いたいのは、森を出たからって気を抜いちゃダメってことでしょ…」
ルカ「確かに…何が起こるか、全く分からないから…」
アユミ「とにかく今日分かったのは思ってる以上に大変で、絶対に無理はできないってことね…」
アカリ「想像するより、いつも少なめで動かないとダメみたいね…」
タクミ「明日もテント畳んで出発して、また着いたらテント立てないとダメだし…」
ナオ「でも、まだ一日目だよ…だんだんと慣れていったら変わっていくよ…」
ソラ「あ~、これから歩いてばっかになるのか~」
モア「イヤだよー…」
アイ「まあ、今日はもう寝て、また明日も夜が明けたら出発しよう。」
全員「ハーイ!」
二日目も早朝に起きて出発する。
森の中を進む足取りは重いが、山道でなくなったのとナオが言ったように少しずつ慣れてきたのか、みんな昨日ほどの大変さは感じなくなってきていた。
虫の声や沢の水音に混じって聞いたこともない動物の鳴き声を聞いて、全員が足を止める。
アイ「何の鳴き声なんだろう…」
アユミ「姿は見えないけど…」
アカリ「ねえ!ほら、あそこ…」
みんなが辺りを見渡す中でアカリが何かを見つけて指差す。
指した先の木々の間を大きな影がのっそりと動く。アイやソラは身構え、ツグミやモアは一歩後ずさりした。
アカリ「あれって、シカじゃない?」
木の陰から姿を見せたのは立派な角をした牡鹿だった。
シカはやや灰色味がかった焦げ茶色の巨体をこちらに向けて訝しげにアイたちの方を見ていたが、すぐに森の奥へと姿を消した。
ソラ「…デカかった…」
ルカ「角も凄くて…」
ナオ「あれが鳴いてたんじゃないよね…」
アイ「シカの鳴き声じゃないよ…」
アユミ「へぇー、アイってシカの鳴き声も知ってるんだ…」
アイ「いや…知らないけど…」
全員「(笑)…」
アイの正直な答えにみんなでクスクス笑う。
アイ「(笑)…とにかく、辺りに気をつけながら進もう…」
ツグミ「『索敵』にも気をつけとくね…」
アユミ「お願いね。」
途中、昼食も含めて何度か休憩を取りながら進み、気づくともう昨日テントを建てたぐらいの時間になっていた。
みんなは一旦休憩を取りながら、どうするのかを話し合う。
ナオ「もう昨日ぐらいの時間だけど…」
アカリ「今日もここで止める?」
ツグミ「でも、もう少しで森も終わるよ…」
アイ「あとどれぐらい?」
ツグミ「正確には分からないけど…一時間ほどで出られるんじゃないかな…」
アユミ「みんなはどう?まだ歩ける?…」
ソラ「モアはどうよ…」
倒木に腰掛けてうなだれて動かないモアにソラが声を掛けると、モアはしんどそうに顔を上げる。
モア「疲れたけど…」
ルカ「けど?」
モア「森からは出たい…」
アイ「他のみんなはどう?無理なら止めとくけど…」
ツグミ「私も森から出る方がいいかな…」
タクミ「テントも森から出た方が立てやすいよ…」
アカリ「じゃあ、もう少しだしがんばろうよ…」
アイ「あともうちょっと、がんばろう!」
ツグミの言った通り、一時間ほどでやっと森から出た。そこは一面の草原で、山から流れてきた川がずっとその中を流れていっている。
アイ「とにかく今日は、ここでテントを張ろう。」
タクミ「ここなら大きなテントを張れると思う…」
アカリ「よし、急ごう…」
昨日と同じように全員で協力して今日は大きなテントを建てる。
しっかりとロープを張ってペグを打ち付けてテントを張り終わると、またみんなその中で横になってしまった。
今日はテントを建て始めたのが遅かったせいか、目を覚ますと辺りもう暗くなっている。
アイ「もう暗くなってる…」
タクミ「とにかく焚き火はするよ…」
アユミ「お願い…」
タクミが小さな焚き火を組むと、みんな何も言わずに集まってきた。
アユミとルカとナオがみんなにパンと飲み物を回していく。
ソラ「やっと森は抜けたね…」
アカリ「ツグミ…まだ人の居そうなところは見えてこない?」
ツグミ「うん…まだ全然…」
ルカ「そんなに離れてるんだ…」
アユミ「森からは出れたけど…こんな草原でも危険なものっている?」
タクミ「オオカミとか野犬は、どちらかといえば草原にいるんじゃないかな…」
アイ「そうか…まだ安全とは言えないね…」
ナオ「私とモアとツグミで辺りに気をつけるね…」
モア「怖いのに、会いたくないよ…」
ソラ「それはみんな一緒だよ…」
アイ「とにかくお願いね…」
アカリがふと空を見て、驚いて立ち上がった。
アカリ「ねえ、上見て!空が広いし、星がいっぱい見える!」
アカリの言葉で全員が立ち上がって空を見上げる。
そこには暗い夜空が白くなるほど、多くの星が瞬いていた。みな、見たこともないほどの星の数に一様に言葉を失う。
ツグミ「すごいねー…」
アユミ「都会じゃ、絶対に見れなかったね…」
ソラ「自分で歩いてこんなとこに来たんだよね…」
ナオ「そうだよ…自分で来たんだよ…」
モア「星って、こんないっぱいあったんだー…」
タクミ「………」
アイ「きれい……」
山を下り、森を抜けて、アイたちは改めて自分たちが今までとは違う世界にいることを実感した。
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、「いいね」や「お気に入り」をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
2025年12月6日
文字数がかなり多いエピソードが増えてきましたので、エピソードを分割して読みやすくしていきます。
現状では文字数で機械的に分割を行っていますので、単純にページが増えているという感じでお読み下さい。
こちらもマイペースで進行いたしますので、ご容赦ください。
夕食はパンと飲み物だけで済ます。それでも少しだけ何かをお腹に入れると力が戻ってきたのか、誰ともなくポツポツと話し始めた。
アイ「…今日はホントに大変だった…」
アカリ「…ここって、ガチで誰も来たことないみたい…」
タクミ「マジで道もなんもなかった…」
ナオ「…正直言ってちょっと甘かったみたいね…私たち…」
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モア「大丈夫じゃないよ…ぶつけたところ、まだ痛いよ…」
ナオ「じゃあ、後で『ヒール』したげるから…」
ソラ「ハイハイ、痛いの痛いの、飛んでけ~…」
モア「もお~…」
全員「(笑)」
モアが怒っているのを見て、全員が笑う。
ルカ「こんな大変なこと、あとどれだけ続くんだろう…」
ツグミ「…大丈夫だよ…森ならあと1日ぐらいで出られると思うよ…」
ソラ「それなら助かった…ホントに大変だったから…」
アカリ「でも、森を出たら大丈夫とは言えないでしょ…出てバスやタクシーがあるわけじゃないし…」
ソラ「それを言っちゃうとさ…」
淡い希望がアカリの言葉ですぐに現実へと戻って、ソラを始め何人かはうんざりした顔をした。
アイ「アカリが言いたいのは、森を出たからって気を抜いちゃダメってことでしょ…」
ルカ「確かに…何が起こるか、全く分からないから…」
アユミ「とにかく今日分かったのは思ってる以上に大変で、絶対に無理はできないってことね…」
アカリ「想像するより、いつも少なめで動かないとダメみたいね…」
タクミ「明日もテント畳んで出発して、また着いたらテント立てないとダメだし…」
ナオ「でも、まだ一日目だよ…だんだんと慣れていったら変わっていくよ…」
ソラ「あ~、これから歩いてばっかになるのか~」
モア「イヤだよー…」
アイ「まあ、今日はもう寝て、また明日も夜が明けたら出発しよう。」
全員「ハーイ!」
二日目も早朝に起きて出発する。
森の中を進む足取りは重いが、山道でなくなったのとナオが言ったように少しずつ慣れてきたのか、みんな昨日ほどの大変さは感じなくなってきていた。
虫の声や沢の水音に混じって聞いたこともない動物の鳴き声を聞いて、全員が足を止める。
アイ「何の鳴き声なんだろう…」
アユミ「姿は見えないけど…」
アカリ「ねえ!ほら、あそこ…」
みんなが辺りを見渡す中でアカリが何かを見つけて指差す。
指した先の木々の間を大きな影がのっそりと動く。アイやソラは身構え、ツグミやモアは一歩後ずさりした。
アカリ「あれって、シカじゃない?」
木の陰から姿を見せたのは立派な角をした牡鹿だった。
シカはやや灰色味がかった焦げ茶色の巨体をこちらに向けて訝しげにアイたちの方を見ていたが、すぐに森の奥へと姿を消した。
ソラ「…デカかった…」
ルカ「角も凄くて…」
ナオ「あれが鳴いてたんじゃないよね…」
アイ「シカの鳴き声じゃないよ…」
アユミ「へぇー、アイってシカの鳴き声も知ってるんだ…」
アイ「いや…知らないけど…」
全員「(笑)…」
アイの正直な答えにみんなでクスクス笑う。
アイ「(笑)…とにかく、辺りに気をつけながら進もう…」
ツグミ「『索敵』にも気をつけとくね…」
アユミ「お願いね。」
途中、昼食も含めて何度か休憩を取りながら進み、気づくともう昨日テントを建てたぐらいの時間になっていた。
みんなは一旦休憩を取りながら、どうするのかを話し合う。
ナオ「もう昨日ぐらいの時間だけど…」
アカリ「今日もここで止める?」
ツグミ「でも、もう少しで森も終わるよ…」
アイ「あとどれぐらい?」
ツグミ「正確には分からないけど…一時間ほどで出られるんじゃないかな…」
アユミ「みんなはどう?まだ歩ける?…」
ソラ「モアはどうよ…」
倒木に腰掛けてうなだれて動かないモアにソラが声を掛けると、モアはしんどそうに顔を上げる。
モア「疲れたけど…」
ルカ「けど?」
モア「森からは出たい…」
アイ「他のみんなはどう?無理なら止めとくけど…」
ツグミ「私も森から出る方がいいかな…」
タクミ「テントも森から出た方が立てやすいよ…」
アカリ「じゃあ、もう少しだしがんばろうよ…」
アイ「あともうちょっと、がんばろう!」
ツグミの言った通り、一時間ほどでやっと森から出た。そこは一面の草原で、山から流れてきた川がずっとその中を流れていっている。
アイ「とにかく今日は、ここでテントを張ろう。」
タクミ「ここなら大きなテントを張れると思う…」
アカリ「よし、急ごう…」
昨日と同じように全員で協力して今日は大きなテントを建てる。
しっかりとロープを張ってペグを打ち付けてテントを張り終わると、またみんなその中で横になってしまった。
今日はテントを建て始めたのが遅かったせいか、目を覚ますと辺りもう暗くなっている。
アイ「もう暗くなってる…」
タクミ「とにかく焚き火はするよ…」
アユミ「お願い…」
タクミが小さな焚き火を組むと、みんな何も言わずに集まってきた。
アユミとルカとナオがみんなにパンと飲み物を回していく。
ソラ「やっと森は抜けたね…」
アカリ「ツグミ…まだ人の居そうなところは見えてこない?」
ツグミ「うん…まだ全然…」
ルカ「そんなに離れてるんだ…」
アユミ「森からは出れたけど…こんな草原でも危険なものっている?」
タクミ「オオカミとか野犬は、どちらかといえば草原にいるんじゃないかな…」
アイ「そうか…まだ安全とは言えないね…」
ナオ「私とモアとツグミで辺りに気をつけるね…」
モア「怖いのに、会いたくないよ…」
ソラ「それはみんな一緒だよ…」
アイ「とにかくお願いね…」
アカリがふと空を見て、驚いて立ち上がった。
アカリ「ねえ、上見て!空が広いし、星がいっぱい見える!」
アカリの言葉で全員が立ち上がって空を見上げる。
そこには暗い夜空が白くなるほど、多くの星が瞬いていた。みな、見たこともないほどの星の数に一様に言葉を失う。
ツグミ「すごいねー…」
アユミ「都会じゃ、絶対に見れなかったね…」
ソラ「自分で歩いてこんなとこに来たんだよね…」
ナオ「そうだよ…自分で来たんだよ…」
モア「星って、こんないっぱいあったんだー…」
タクミ「………」
アイ「きれい……」
山を下り、森を抜けて、アイたちは改めて自分たちが今までとは違う世界にいることを実感した。
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、「いいね」や「お気に入り」をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
2025年12月6日
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