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第二章 冒険出発の篇
45-2 村での夕べ
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村の広場にはもうたくさんの人が集まっていて、その真ん中に3つの大きな焚き火がもう炎を上げていた。
その焚き火のそばを見るとアイたちが倒したクマは色々な大きさの肉に変わっていて、いくつかはすでに焼き網の上に乗っている。
今にも宴が始まりそうで、アイが急いで村長に言う。
アイ「あの~、ちょっと言いにくいんですが…お酒が出ると思うのですが…」
村長「おー、皆様はそれぞれどれほどお飲みになりますか?」
アイ「実は…私たちの世界では私たちの年齢だとまだお酒は飲まないので…
実際に仲間にはお酒が飲めない者もいまして…」
村長「う~ん、それは残念ですね…ですがお話を伺った以上、無理に飲んで頂くことはないようにいたしましょう。」
アイ「勝手なことを言って、本当にすいません…」
アイは恐縮して何度も頭を下げるが、村長は何の問題もないというふうに手を振る。
村長「お酒のことぐらい、気にしないで下さい。先ほどの湧き水ぐらいしかありませんが…」
アイ「ありがとうございます。さっき頂いたお水でお願いします…」
アイがみんなのところへ戻ってお酒は出ないと伝えると、ほとんどのメンバーが胸をなでおろした。そこへ別の案内の女性がやって来て、アイたちは椅子の席に通される。
皆が席に着くとすぐに木のカップに入った水が運ばれてきた。
アイたち以外で椅子に座っているのは村長だけで、あとの村人はみんな地べたに腰を下ろしている。大人に子ども、男女合わせて50,60人か、もっといるようだ。
そこにいる大人全員が飲み物を手にすると、村長が立ち上がって話し始めた。
村長「今日は悲しい日になるかもしれなかった。ギリアとその子供たちが猟の途中で魔獣のクマに襲われたのだ。
だが、幸いにもここにおられる勇者と魔法使いの皆様が、偶然にもギリアたちの窮地に居合わせ、彼らを助けて下さった。
ここにあるクマ肉は勇者の皆様が倒したクマである。このクマ肉を振る舞って村人を助けて頂いた感謝の印としたい。
では、乾杯!」
村人たちは一斉に声を上げて酒を飲み、アイたちを歓迎する宴が始まった。
するとアイたちに準備されていた、もう焼けている肉が皿に載せられ、配られた。一見してどの部位なのか、誰も分からない。
みんなヤバいところの肉でないことを願っているが、なかなか聞き出せない。
そんな様子を察したのか、配膳役の一人だったニコが微笑みながら言う。
ニコ「これはクマの心臓の肉です。心臓には魂の力が詰まっています。どうぞお召し上がりください。」
アイたちの中には脳みそや股間のような部位を想像していた者もいたので、心臓と聞いて安心してその肉を口にした。
アカリ「結構硬いけど、味はあるよ…」
アイ「しっかりした、肉っていう味…」
タクミ「ホント、肉々しくて美味いよ…」
ツグミ「…よかった…普通の部分で…」
ナオ「フフフ(笑)…」
しかし本格的に出てきたクマの肉はどれも思った以上に獣臭い。
そんな臭みを消すのに使われているのはニンニクだけで、味付けも塩だけ。
これまで元の世界で臭みのない食べやすい肉に色々な味を付けて食べてきた彼女たちには、到底食べられるものではなかった。
辺りが暗くなると松明があちこちで炊かれて、酒を飲んだ村人が大声で歌を歌い出した。
アイたちは気づかれないよう四苦八苦して肉を口にするが、どうしてもその臭さにはかなわなかった。
そんな彼女たちが苦労している様子にニコが気づいて、アイたちに声をかける。
ニコ「肉はお口に合いませんか?…」
アイがニコの言葉に正直にうなずく。
アイ「…すいません…どうしても臭みが強くてこれ以上食べるのは…ちょっと…」
ニコ「わかりました。村長にお話して、もうお休みになられるのがいいと思います…」
ナオ「せっかくの歓迎の会なのに…」
アユミ「本当にすいません…」
ニコは微笑みながら答える。
ニコ「どうかお気遣いなく…少しお待ち下さい…」
それでもニコの言葉を聞いて全員がホッとした。そこに村長がニコの話を聞いてやって来る。
村長「ニコから事情は聞きました。どうか無理されずに今夜はお休み下さい。」
アイ「本当に失礼で、どうお詫びすればいいのか…」
村長「いいえ…どうかお気になさらないでください…村の者には疲れてこれ以上ここに居られないと言っておきましょう。」
ナオ「お気遣い、本当にありがとうございます。」
全員、立ち上がって村長に頭を下げた。村長は村の人々に向かって、客人方は疲れてお休みになられる、と大声で伝えた。
それを聞いて、さっきまで歌ったり、大声で話していたりした村人全員がその場に跪いてアイたちに頭を下げる。
アイたちも慌てて村の人たちに深く頭を下げ、ニコの案内でさっきの家へと向かった。
ニコは松明を持ってアイたちを先導する。そしてアイたちのために用意した家に着くとその松明を渡そうとした。
アイ「あの~、松明はありがたいんですが…」
アユミ「…実は私たち、魔法で明かりを出せるので…」
ニコ「それはすごいですね…では、松明がなくてもよろしいでしょうか。」
アカリ「はい、ありがとうございます。」
アイ「ニコさん、今日は何から何までご迷惑をおかけしました。本当に助かりました…ありがとうございます。」
アイの言葉を聞いて全員がニコに頭を下げる。ニコは何度も首を振って言う。
ニコ「どうか気になさらないでください。皆様は村の恩人です。どのようなことを仰って下さっても結構ですので、明日からも気にせず仰って下さい。」
ナオとアユミが明かりを灯すのを見ると、ニコは「ゆっくりとお休み下さい」と言って村の広場へと戻っていった。
アイたちは家に入ると、全員が倒れ込むようにそれぞれの毛布の上に寝転がる。
ソラ「あー、疲れた…」
モア「もうダメだよー…」
アイ「みんな、本当にお疲れさま…」
ツグミ「お疲れさまはアイだよ…」
アユミ「ホントだよ…闘いから挨拶まで…お疲れさま…」
さすがにアイも疲れているのだろう、柱にもたれかかると、ぐでぇーと身体の力を抜く。
その時誰かのお腹が「グゥー」と鳴った。
ソラ「ごめん…私だ(笑)…」
ルカ「謝らなくていいよ…今、食べるもの出すね…」
アカリ「あの肉はキツかった…」
ナオ「ジビエって、ちゃんと処理しないと臭いって聞いてたけど…」
モア「あれは臭すぎて食べれないよー…」
アイ「でも、村の人は普通に食べてたからねー…」
アユミ「さあパンだよ、みんなどうぞ…」
タクミ「あー、腹減ったー、いただきま~す…」
ソラ「私もー…」
ルカ「飲み物もあるから…」
アユミやルカ、ナオがパンと飲み物を並べると、誰もがほとんど話もせずにパンと飲み物を胃袋に流し込んでいった。
みんな、村の人たちに失礼なことをしたという思いで一杯だったが、それでも食べ慣れたものを口にして心の底からホッとする。
ツグミがボソッと言う。
ツグミ「…私たちって、恵まれていたんだね…」
全員が黙ってうなずく。
ナオ「美味しい肉も色んな味の調味料も、元からあるんじゃないんだね…」
アカリ「何でも美味しいのが当たり前だと思ってから…」
ソラ「でもさ…食べ物でこんな感じだったら、これから大変じゃない…」
モア「分かる…」
それぞれが何かを思い浮かべて、厳しい顔つきになった。アイが空気を察して言う。
アイ「とにかく今日はもう寝よう…明日からのことは、また明日考えよう…」
アユミ「…そうだね…とにかくしっかり休もう…」
ルカ「ちょっと待って。」
ルカが何かを思い出す。
ルカ「みんな、寝る前に『ケア』をかけてもらった方がいいよ…」
ナオ「何で?誰か、具合悪いの?…」
ナオとアユミが不思議そうな顔をする。
アカリ「違うの。私たち、ナオたちがギリアさんの家から来る前に、村で出された水が生水じゃないか、っていう話をしてたの…」
ツグミ「そうなの…だからみんな念のために『ケア』をしたほうがいいと思って…」
ナオ「分かった…じゃあ、みんなに手分けしてかけていこう…」
タクミ「…オレもお願いします…」
モア「私もして欲しいんだけど…」
アユミ「分かってるって…その代わりに私にもしてね…」
モア「分かった!」
アカリ「フフフ(笑)…」
ルカ「(笑)…」
全員がそれぞれ『ケア』をかけてもらうと、もう睡魔に耐えられない。
ソラ「明日はどうすんの?」
アイ「明日のことは明日!」
アカリ「了解(笑)…」
『光源』の灯りが消されて、長い一日が終わった。
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、「いいね」や「お気に入り」をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
2025年12月17日。
文字数がかなり多いエピソードが増えてきましたので、エピソードを分割して読みやすくしていきます。
現状では文字数で機械的に分割を行っていますので、単純にページが増えているという感じでお読み下さい。
こちらもマイペースで進行いたしますので、ご容赦ください。
その焚き火のそばを見るとアイたちが倒したクマは色々な大きさの肉に変わっていて、いくつかはすでに焼き網の上に乗っている。
今にも宴が始まりそうで、アイが急いで村長に言う。
アイ「あの~、ちょっと言いにくいんですが…お酒が出ると思うのですが…」
村長「おー、皆様はそれぞれどれほどお飲みになりますか?」
アイ「実は…私たちの世界では私たちの年齢だとまだお酒は飲まないので…
実際に仲間にはお酒が飲めない者もいまして…」
村長「う~ん、それは残念ですね…ですがお話を伺った以上、無理に飲んで頂くことはないようにいたしましょう。」
アイ「勝手なことを言って、本当にすいません…」
アイは恐縮して何度も頭を下げるが、村長は何の問題もないというふうに手を振る。
村長「お酒のことぐらい、気にしないで下さい。先ほどの湧き水ぐらいしかありませんが…」
アイ「ありがとうございます。さっき頂いたお水でお願いします…」
アイがみんなのところへ戻ってお酒は出ないと伝えると、ほとんどのメンバーが胸をなでおろした。そこへ別の案内の女性がやって来て、アイたちは椅子の席に通される。
皆が席に着くとすぐに木のカップに入った水が運ばれてきた。
アイたち以外で椅子に座っているのは村長だけで、あとの村人はみんな地べたに腰を下ろしている。大人に子ども、男女合わせて50,60人か、もっといるようだ。
そこにいる大人全員が飲み物を手にすると、村長が立ち上がって話し始めた。
村長「今日は悲しい日になるかもしれなかった。ギリアとその子供たちが猟の途中で魔獣のクマに襲われたのだ。
だが、幸いにもここにおられる勇者と魔法使いの皆様が、偶然にもギリアたちの窮地に居合わせ、彼らを助けて下さった。
ここにあるクマ肉は勇者の皆様が倒したクマである。このクマ肉を振る舞って村人を助けて頂いた感謝の印としたい。
では、乾杯!」
村人たちは一斉に声を上げて酒を飲み、アイたちを歓迎する宴が始まった。
するとアイたちに準備されていた、もう焼けている肉が皿に載せられ、配られた。一見してどの部位なのか、誰も分からない。
みんなヤバいところの肉でないことを願っているが、なかなか聞き出せない。
そんな様子を察したのか、配膳役の一人だったニコが微笑みながら言う。
ニコ「これはクマの心臓の肉です。心臓には魂の力が詰まっています。どうぞお召し上がりください。」
アイたちの中には脳みそや股間のような部位を想像していた者もいたので、心臓と聞いて安心してその肉を口にした。
アカリ「結構硬いけど、味はあるよ…」
アイ「しっかりした、肉っていう味…」
タクミ「ホント、肉々しくて美味いよ…」
ツグミ「…よかった…普通の部分で…」
ナオ「フフフ(笑)…」
しかし本格的に出てきたクマの肉はどれも思った以上に獣臭い。
そんな臭みを消すのに使われているのはニンニクだけで、味付けも塩だけ。
これまで元の世界で臭みのない食べやすい肉に色々な味を付けて食べてきた彼女たちには、到底食べられるものではなかった。
辺りが暗くなると松明があちこちで炊かれて、酒を飲んだ村人が大声で歌を歌い出した。
アイたちは気づかれないよう四苦八苦して肉を口にするが、どうしてもその臭さにはかなわなかった。
そんな彼女たちが苦労している様子にニコが気づいて、アイたちに声をかける。
ニコ「肉はお口に合いませんか?…」
アイがニコの言葉に正直にうなずく。
アイ「…すいません…どうしても臭みが強くてこれ以上食べるのは…ちょっと…」
ニコ「わかりました。村長にお話して、もうお休みになられるのがいいと思います…」
ナオ「せっかくの歓迎の会なのに…」
アユミ「本当にすいません…」
ニコは微笑みながら答える。
ニコ「どうかお気遣いなく…少しお待ち下さい…」
それでもニコの言葉を聞いて全員がホッとした。そこに村長がニコの話を聞いてやって来る。
村長「ニコから事情は聞きました。どうか無理されずに今夜はお休み下さい。」
アイ「本当に失礼で、どうお詫びすればいいのか…」
村長「いいえ…どうかお気になさらないでください…村の者には疲れてこれ以上ここに居られないと言っておきましょう。」
ナオ「お気遣い、本当にありがとうございます。」
全員、立ち上がって村長に頭を下げた。村長は村の人々に向かって、客人方は疲れてお休みになられる、と大声で伝えた。
それを聞いて、さっきまで歌ったり、大声で話していたりした村人全員がその場に跪いてアイたちに頭を下げる。
アイたちも慌てて村の人たちに深く頭を下げ、ニコの案内でさっきの家へと向かった。
ニコは松明を持ってアイたちを先導する。そしてアイたちのために用意した家に着くとその松明を渡そうとした。
アイ「あの~、松明はありがたいんですが…」
アユミ「…実は私たち、魔法で明かりを出せるので…」
ニコ「それはすごいですね…では、松明がなくてもよろしいでしょうか。」
アカリ「はい、ありがとうございます。」
アイ「ニコさん、今日は何から何までご迷惑をおかけしました。本当に助かりました…ありがとうございます。」
アイの言葉を聞いて全員がニコに頭を下げる。ニコは何度も首を振って言う。
ニコ「どうか気になさらないでください。皆様は村の恩人です。どのようなことを仰って下さっても結構ですので、明日からも気にせず仰って下さい。」
ナオとアユミが明かりを灯すのを見ると、ニコは「ゆっくりとお休み下さい」と言って村の広場へと戻っていった。
アイたちは家に入ると、全員が倒れ込むようにそれぞれの毛布の上に寝転がる。
ソラ「あー、疲れた…」
モア「もうダメだよー…」
アイ「みんな、本当にお疲れさま…」
ツグミ「お疲れさまはアイだよ…」
アユミ「ホントだよ…闘いから挨拶まで…お疲れさま…」
さすがにアイも疲れているのだろう、柱にもたれかかると、ぐでぇーと身体の力を抜く。
その時誰かのお腹が「グゥー」と鳴った。
ソラ「ごめん…私だ(笑)…」
ルカ「謝らなくていいよ…今、食べるもの出すね…」
アカリ「あの肉はキツかった…」
ナオ「ジビエって、ちゃんと処理しないと臭いって聞いてたけど…」
モア「あれは臭すぎて食べれないよー…」
アイ「でも、村の人は普通に食べてたからねー…」
アユミ「さあパンだよ、みんなどうぞ…」
タクミ「あー、腹減ったー、いただきま~す…」
ソラ「私もー…」
ルカ「飲み物もあるから…」
アユミやルカ、ナオがパンと飲み物を並べると、誰もがほとんど話もせずにパンと飲み物を胃袋に流し込んでいった。
みんな、村の人たちに失礼なことをしたという思いで一杯だったが、それでも食べ慣れたものを口にして心の底からホッとする。
ツグミがボソッと言う。
ツグミ「…私たちって、恵まれていたんだね…」
全員が黙ってうなずく。
ナオ「美味しい肉も色んな味の調味料も、元からあるんじゃないんだね…」
アカリ「何でも美味しいのが当たり前だと思ってから…」
ソラ「でもさ…食べ物でこんな感じだったら、これから大変じゃない…」
モア「分かる…」
それぞれが何かを思い浮かべて、厳しい顔つきになった。アイが空気を察して言う。
アイ「とにかく今日はもう寝よう…明日からのことは、また明日考えよう…」
アユミ「…そうだね…とにかくしっかり休もう…」
ルカ「ちょっと待って。」
ルカが何かを思い出す。
ルカ「みんな、寝る前に『ケア』をかけてもらった方がいいよ…」
ナオ「何で?誰か、具合悪いの?…」
ナオとアユミが不思議そうな顔をする。
アカリ「違うの。私たち、ナオたちがギリアさんの家から来る前に、村で出された水が生水じゃないか、っていう話をしてたの…」
ツグミ「そうなの…だからみんな念のために『ケア』をしたほうがいいと思って…」
ナオ「分かった…じゃあ、みんなに手分けしてかけていこう…」
タクミ「…オレもお願いします…」
モア「私もして欲しいんだけど…」
アユミ「分かってるって…その代わりに私にもしてね…」
モア「分かった!」
アカリ「フフフ(笑)…」
ルカ「(笑)…」
全員がそれぞれ『ケア』をかけてもらうと、もう睡魔に耐えられない。
ソラ「明日はどうすんの?」
アイ「明日のことは明日!」
アカリ「了解(笑)…」
『光源』の灯りが消されて、長い一日が終わった。
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2025年12月17日。
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