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第一部 第一章 異世界転移の篇
5 アユミの決心
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窓から入ってくる光はすっかり明るくなって、時々暖かい風も入ってくる。
全員が黙ったまま、時間が過ぎていった。あるものは壁にもたれて座り、あるものは床に寝そべっている。
誰もこれからどうしたらいいのか、何も思いつかないでいる。
タクミは寝転がったまま眠っているのか、起きているのか、何か中途半端なところにいるような気がしていた。本当に目覚めたら教室に戻っている。そんな夢でも見ていたのかもしれない。
ふと気がつくと、タクミのすぐ横にアユミがしゃがみ込んでいた。アユミはクリクリとした眼で、いつものような笑顔ではなく少し真剣な表情をしている。
最初、タクミはそれも夢だと思っていたが、アユミの顔の輪郭がはっきりしてきて確かに彼女がそこにいるのに気づいた。
タクミは慌てて体を起こす。
アユミ「ごめんなさい。眠ってた?」
タクミ「ううん。…」(ホントは寝てたけど、そんなこと言えない)
アユミ「あの………真中君……私と……しよう?……」
タクミ「………えっ⁇」
2人のやり取りを遠目に見ていた他のみんなが、一斉にアユミを見る。
アイ「アユミ!なに言ってんの?なに言ってるかわかってる?」
ツグミ「…アユミちゃん……大丈夫?……」
アユミは立ち上がってしばらく下を向いていたが、顔を上げた時はもう笑顔になっていた。
アユミ「…うん、大丈夫……私にね、生活魔法ってあるでしょう?
それってもしかして真中君としたら、食べ物とか飲み物が出せるようになるかもしれないよね?だったら、そうすべきじゃないかなって……」
ナオ「…でも……」
アユミ「…ううん、大丈夫……
ねえ、それよりみんなで何とかしようよ。
そういうことのほうが大事だと思う。だから……大丈夫……」
アユミは自分自身に言い聞かせるようにしてから、もう一度笑顔を作る。いつものような、周りが明るくなるような笑顔だった。
それから座っているタクミの手を引っ張る。
アユミ「…ねえ、あの机と椅子をこっちへどけたら奥の方にスペースができるんじゃないかな…
それだったらみんなにもあんまり見えないと思うし……」
タクミ「……ああ……」
アユミ「ねえ、早く動かそうよ、ボーとしてないで……」
タクミはアユミに促されるままに机へと向かう。女の子たちは呆然として2人の様子を見ていた。
「ちょっと待って。」
机を動かそうとするタクミとアユミが呼び声に振り返ると、そこにソラがいた。
ソラは壁の方へ2人を引っ張っていき、小声でタクミに聞く。
ソラ「タクミって、経験あんの?」
タクミ「えっ?いや……」
ソラ「ねえ、あんた童貞でしょう?じゃあアユミはどうよ?」
アユミ「……私も…ない……」
ソラ「やっぱね……あのね、童貞と処女の初体験って、うまくいかないことも多いの。
うちもさ、最初はかなり大変だったんだから……だからね、2人でやるのはちょっとね……」
アユミ「…じゃあ……」
ソラはアユミの言葉にうなずく。
ソラ「まず私がこの童貞とやって、こいつにいろいろ教えてから改めてアユミとするほうがいいよ。
童貞って興奮して結構無茶するからねー……」
タクミ「…いや…そんなことは……」
ソラ「ほー、それじゃうまくできるってこと?」
タクミ「……イヤ……自信はないです……」
ソラ「じゃあそれのほうがいいっしょ。それとも私と初めてはいやなの?」
タクミは慌てて首を横に振る。
タクミ「いやいやいやいや……」
ソラ「アユミはどう?いやかな?」
アユミ「ううん……私も本当は…どうしたらいいのか…わからなかったから……」
ソラ「じゃあ決まり!さっさと準備しよ。」
ソラも机を動かそうとすると、その時壁の何かに気づいた。
ソラ「ねえ、ここもこれ、引き戸になってない?これもたぶん開くよ。」
ソラが顔の高さにある引き戸を力いっぱい引っ張ると、ここにも格子の入った窓が現れた。
机のところまで明るくなったのを確認すると、ソラはみんなにも声をかける。
ソラ「よかった。これでこっちの奥もちょっとは明るくなったね。真っ暗でやるのはどうかなって思ってたから……
ねえ、そっちの方も絶対窓あるよ。」
向こう側で座ったままぼんやりと3人の様子を見ていたアイとアカリは、慌てて立ち上がって自分たちの向かいの壁を探る。
するとやはり同じような場所に、窓を隠している二つの引き戸を見つける。
引き戸を全て開けると、小屋の中はかなり明るくなった。
他の窓も開いたのを見てソラが指でOKを作ると、アカリがそれに手を振る。
改めてソラとタクミとアユミで机を奥の方から部屋の中央側へと少し動かす。
すると今度は奥の壁に何かが立てかけてある。不思議に思ったアユミがこちらへ引っ張ってみると、それは手前にゴロリと転がって半分ほど広がった。
ソラ「何これ。なんか敷物みたいなものじゃない?」
確かにそれは巻いてあるやや分厚い感じの敷物のようなものだ。3人がもう一度壁を見るともう一巻き、立てかけてある。
ソラ「これって、これ敷いてヤレってことでしょ?(笑)…どう?アユミ、きれいそう?」
アユミ「…うん、ぜんぜん汚れてないみたい…」
ソラは敷物を眺めて、ゲラゲラ笑う。
ソラ「なんか準備万端すぎない。まあ、床でしたくなかったけど(笑)。」
タクミ、アユミ「…まあ、そうだね……」
3人は机を動かして敷物を並べる。敷物は濃い赤色をした絨毯のようなもので、長さは人が1人寝転がってもまだ半身以上の余裕がありそうだ。
幅も2人並んで寝てもまだ大丈夫なぐらい。3人がその敷物を2枚並べると、4人ぐらいが平気で寝ころべる、かなり余裕のある空間が出来上がった。
おまけに絨毯の赤色のせいでちょっとムーディでもある。
ソラ「せっかく用意してくれたんだから、気持ちよくヤろうよ(笑)…」
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、「いいね」や「お気に入り」をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
*2025年9月18日
読みやすさ改善のため、文章を大幅に変更しました。
一部の語句や文章の修正も行っていますが、内容は変更していません。
今後も文章の改変を随時行っていきます。ゆっくりマイペースで行いますので、どうかご理解下さい。
2025年10月2日。一部の文字にルビを付しました。
全員が黙ったまま、時間が過ぎていった。あるものは壁にもたれて座り、あるものは床に寝そべっている。
誰もこれからどうしたらいいのか、何も思いつかないでいる。
タクミは寝転がったまま眠っているのか、起きているのか、何か中途半端なところにいるような気がしていた。本当に目覚めたら教室に戻っている。そんな夢でも見ていたのかもしれない。
ふと気がつくと、タクミのすぐ横にアユミがしゃがみ込んでいた。アユミはクリクリとした眼で、いつものような笑顔ではなく少し真剣な表情をしている。
最初、タクミはそれも夢だと思っていたが、アユミの顔の輪郭がはっきりしてきて確かに彼女がそこにいるのに気づいた。
タクミは慌てて体を起こす。
アユミ「ごめんなさい。眠ってた?」
タクミ「ううん。…」(ホントは寝てたけど、そんなこと言えない)
アユミ「あの………真中君……私と……しよう?……」
タクミ「………えっ⁇」
2人のやり取りを遠目に見ていた他のみんなが、一斉にアユミを見る。
アイ「アユミ!なに言ってんの?なに言ってるかわかってる?」
ツグミ「…アユミちゃん……大丈夫?……」
アユミは立ち上がってしばらく下を向いていたが、顔を上げた時はもう笑顔になっていた。
アユミ「…うん、大丈夫……私にね、生活魔法ってあるでしょう?
それってもしかして真中君としたら、食べ物とか飲み物が出せるようになるかもしれないよね?だったら、そうすべきじゃないかなって……」
ナオ「…でも……」
アユミ「…ううん、大丈夫……
ねえ、それよりみんなで何とかしようよ。
そういうことのほうが大事だと思う。だから……大丈夫……」
アユミは自分自身に言い聞かせるようにしてから、もう一度笑顔を作る。いつものような、周りが明るくなるような笑顔だった。
それから座っているタクミの手を引っ張る。
アユミ「…ねえ、あの机と椅子をこっちへどけたら奥の方にスペースができるんじゃないかな…
それだったらみんなにもあんまり見えないと思うし……」
タクミ「……ああ……」
アユミ「ねえ、早く動かそうよ、ボーとしてないで……」
タクミはアユミに促されるままに机へと向かう。女の子たちは呆然として2人の様子を見ていた。
「ちょっと待って。」
机を動かそうとするタクミとアユミが呼び声に振り返ると、そこにソラがいた。
ソラは壁の方へ2人を引っ張っていき、小声でタクミに聞く。
ソラ「タクミって、経験あんの?」
タクミ「えっ?いや……」
ソラ「ねえ、あんた童貞でしょう?じゃあアユミはどうよ?」
アユミ「……私も…ない……」
ソラ「やっぱね……あのね、童貞と処女の初体験って、うまくいかないことも多いの。
うちもさ、最初はかなり大変だったんだから……だからね、2人でやるのはちょっとね……」
アユミ「…じゃあ……」
ソラはアユミの言葉にうなずく。
ソラ「まず私がこの童貞とやって、こいつにいろいろ教えてから改めてアユミとするほうがいいよ。
童貞って興奮して結構無茶するからねー……」
タクミ「…いや…そんなことは……」
ソラ「ほー、それじゃうまくできるってこと?」
タクミ「……イヤ……自信はないです……」
ソラ「じゃあそれのほうがいいっしょ。それとも私と初めてはいやなの?」
タクミは慌てて首を横に振る。
タクミ「いやいやいやいや……」
ソラ「アユミはどう?いやかな?」
アユミ「ううん……私も本当は…どうしたらいいのか…わからなかったから……」
ソラ「じゃあ決まり!さっさと準備しよ。」
ソラも机を動かそうとすると、その時壁の何かに気づいた。
ソラ「ねえ、ここもこれ、引き戸になってない?これもたぶん開くよ。」
ソラが顔の高さにある引き戸を力いっぱい引っ張ると、ここにも格子の入った窓が現れた。
机のところまで明るくなったのを確認すると、ソラはみんなにも声をかける。
ソラ「よかった。これでこっちの奥もちょっとは明るくなったね。真っ暗でやるのはどうかなって思ってたから……
ねえ、そっちの方も絶対窓あるよ。」
向こう側で座ったままぼんやりと3人の様子を見ていたアイとアカリは、慌てて立ち上がって自分たちの向かいの壁を探る。
するとやはり同じような場所に、窓を隠している二つの引き戸を見つける。
引き戸を全て開けると、小屋の中はかなり明るくなった。
他の窓も開いたのを見てソラが指でOKを作ると、アカリがそれに手を振る。
改めてソラとタクミとアユミで机を奥の方から部屋の中央側へと少し動かす。
すると今度は奥の壁に何かが立てかけてある。不思議に思ったアユミがこちらへ引っ張ってみると、それは手前にゴロリと転がって半分ほど広がった。
ソラ「何これ。なんか敷物みたいなものじゃない?」
確かにそれは巻いてあるやや分厚い感じの敷物のようなものだ。3人がもう一度壁を見るともう一巻き、立てかけてある。
ソラ「これって、これ敷いてヤレってことでしょ?(笑)…どう?アユミ、きれいそう?」
アユミ「…うん、ぜんぜん汚れてないみたい…」
ソラは敷物を眺めて、ゲラゲラ笑う。
ソラ「なんか準備万端すぎない。まあ、床でしたくなかったけど(笑)。」
タクミ、アユミ「…まあ、そうだね……」
3人は机を動かして敷物を並べる。敷物は濃い赤色をした絨毯のようなもので、長さは人が1人寝転がってもまだ半身以上の余裕がありそうだ。
幅も2人並んで寝てもまだ大丈夫なぐらい。3人がその敷物を2枚並べると、4人ぐらいが平気で寝ころべる、かなり余裕のある空間が出来上がった。
おまけに絨毯の赤色のせいでちょっとムーディでもある。
ソラ「せっかく用意してくれたんだから、気持ちよくヤろうよ(笑)…」
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、「いいね」や「お気に入り」をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
*2025年9月18日
読みやすさ改善のため、文章を大幅に変更しました。
一部の語句や文章の修正も行っていますが、内容は変更していません。
今後も文章の改変を随時行っていきます。ゆっくりマイペースで行いますので、どうかご理解下さい。
2025年10月2日。一部の文字にルビを付しました。
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