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第二章 冒険出発の篇
49 村での日々 3(アカリ&アユミ) ♡
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その夜はアユミとナオが牛肉の塊を薄く切って焼いた。
醬油や辛子を付けて食べる肉は硬く動物臭かったクマの肉とは全く違う味で、全員が久しぶりの肉の味に舌鼓を打つ。
モア「あ~、もう幸せだー…」
アカリ「ホントに(笑)…」
アユミ「喜んでもらえたら嬉しいよ…ねぇ、ナオ。」
ナオ「ホントに、頑張って肉を切った甲斐があるよ。」
食事が落ち着いたところでアイがみんなに聞く。
アイ「…で、明日はどうする?」
ルカ「みんなが手伝ってくれたおかげで、洗濯も大体終わったよね…」
アカリ「また焚き木拾い?」
これからのことを考えあぐねているみんなの顔をソラが見回す。
ソラ「あのさ…可能なら誰かに散髪してほしいんだけど…」
アイ「わかる…髪、結構伸びてきたんだよね…」
アカリ「私も伸びすぎてる感じで、どうしようかなって思ってるから…」
アイやソラの言葉を聞いて、アユミとルカとナオは浮かない顔をした。
ルカ「う~ん、私も『理髪・美容』っていう能力はあるんだけど…」
ナオ「みんな、あんまりレベルが高くないから…自信ないよ…」
アユミ「他人の髪をいじるって、結構責任重大だから…」
ソラ「だったらさ、裾と前髪だけでもいいんだけど…」
アイ「切り過ぎた時はバッサリ切ってくれていいよ。ベリーショートってことで…」
アカリ「よっ、この男前!(笑)」
全員「(笑)…」
アイとアカリの掛け合いのおかげで、アユミたちの緊張も少しだけ緩んだ。
アイ「まあ、半分は冗談だけど(笑)…でも少しやってみてどんな感じか試してもらっていいよ…」
アユミ「じゃあ分かった…とりあえずどんなふうに能力が使えるのかだけ試させて…
それでいいでしょ…」
ソラ「オーケー、大丈夫だよ…」
話が途切れてツグミとタクミが食器を片付けようとするのを見て、ナオが「明日洗うから」と言ってそれらを自分のストレージにしまう。
とりあえず明日は散髪をすることにして、この日は全員が眠りについた。
そして次の日。
朝食を終えると、全員が早速散髪の準備を始めた。
椅子はタクミが小屋から持ってきたものをストレージから出し、大きな姿見の鏡をその椅子の前に置く。
手始めにルカが、言い出したアイを相手にカットを始めた。アユミとナオはおそるおそるルカの様子を見ている。
アユミ「ルカ、どんな感じ?」
ルカ「う~ん、意外と手が勝手に動いてくれる感じ…裾と前髪ぐらいなら大丈夫だと思う…」
それでもルカは切り過ぎないように慎重にハサミを動かしていき、何度も実際のアイと鏡に映るアイの姿を確かめる。
ルカ「アイ、どう、どんな感じ…」
アイ「うん、こんな感じじゃない…ちょっと量も調整してくれたし…」
ルカ「みんなはどう?見た目大丈夫?」
ソラ「全然大丈夫だよ…」
切る側、切られる側がそれぞれに交代しながら今日はお試しという感じで少しずつ切っていった。
アユミやナオ、ルカもカットをしているうちにだんだんとコツを掴んでくる。
とりあえず今日はそれぞれの前髪、裾、そして後ろの伸びすぎたところを少しずつカットして終わりにした。
アユミ「みんな、ホントに大丈夫だった?」
ソラ「大丈夫、大丈夫…後ろも気にならなくなったし…」
ルカ「よかった…上手くいって…」
アユミ「タクミ君もどう?大丈夫?」
タクミ「ああ、襟元と耳のところと前だけだから、これで全然いいよ…」
ナオ「男の人なんてしたことないから…」
ルカ「ホントにそうだね…」
タクミ「でも、長いのも気にならなくなったし、みんなから見てどう?」
アイ「どうって…」
ソラ「そんなもんだよ。」
アカリ「別におかしいとこはないかな…」
タクミ「じゃあ、大丈夫…」
ルカ「よかった…」
散髪をした3人はぐったりして地べたに座り込んだ。
ナオ「まさか散髪までするなんて…」
アイ「3人はお疲れ様…とりあえず少し休憩して…」
ツグミ「ありがとうね…」
ナオ「そう言ってもらえて、ホントよかった…」
今日はモアがしまっていたリンゴジュースをみんなにに配り、アイとアカリ、ソラが昨日の夜と今朝使った食器を洗う。
アイ「で、今日は誰がタクミとするの?」
ソラ「それ聞いてなかったね…」
アユミ「私でもいい?…」
アユミはちょっと遠慮しながら尋ねる。
ルカ「全然いいんじゃない…」
アカリ「私もまだなんだけど…いいかな?」
ナオ「いいんじゃないの…」
アイ「ナオはいいの?」
ナオ「私は明日でもいいよ…タクミが逃げてくわけじゃないし…」
アカリ「タクミ、本心はもう逃げ出したいんじゃない(笑)…」
タクミ「…え~と…」
ナオ「大丈夫…逃がさないから(笑)…」
アユミ「こらこら、また怖いこと言ってる(笑)…」
それでも昼からはアユミとアカリの順番だと決まった。
昼食が終わって、タクミはすぐに洗い場へ行った。
そこにアユミとアカリがやってきて、3人は早速裸になって身体を洗っていく。
アカリは長い髪が濡れないようにタクミに背中を向けながらその髪をまとめていくが、その姿勢が背の高い彼女の細い腰と大きなお尻をさらに強調する。
アユミは対照的にミニマムな身体ながらおっぱいとお尻がしっかりと突き出て主張していた。
相変わらず2人の女の子の裸を見ながらなのでタクミの股間はすぐに大きくなって、アユミもアカリも笑いながら代わりばんこにそのおちんちんを洗う。
アカリは入念に自分の股間も洗った。
アユミ「アカリ、何か気になるの?」
アカリ「そうじゃなくて、今日はなんかムラムラするから、ここタクミにいっぱい舐めて欲しいの…」
アユミ「じゃあ、私もしっかり洗っとこ…」
タクミ「………」
タクミは始まる前から2人のヤル気を見せられたようで複雑な気分になるが、アカリはすぐにそんな空気を感じ取る。
アカリ「ん?舐めるのイヤなの?」
タクミ「うん?イヤイヤそんなことないよ…舐めるの好きだよ…」
アユミ「えー、ダメだよ…一生懸命してくれなきゃ…」
アカリ「そうそう、お仕事SEXが一番ダメだから…じゃあ心を込めていっぱい舐めてね…」
タクミ「……ハイ……」
3人はタオルでそれぞれの身体を拭くと、昨日、一昨日のことを思い出してすぐに毛布を被ってお互いに身体を寄せ合う。
冷たくなっていた身体が温まってくるだけでなく、女の子の柔らかい感触でタクミのものはさらにビンビンになってきた。
2人はタクミを挟んでおちんちんを握りながら、熱い息をタクミにかけてくる。
アカリ「こっちはもうビンビンだけど…いっぱい楽しんでから挿入れようね…」
アユミ「タクミ君ばっかり気持ちよくなってっちゃダメだよ…
私たちもいっぱい気持ちよくしてね…」
タクミ「…う~ん…」
アカリ「…ウフフ(笑)…」
アユミ「…フフフ(笑)…」
口ではそんなことを言ってるが、2人はタクミのものをしごきながらその乳首もずっといじってくる。
早速快感の攻撃を受けてタクミは身体をもぞもぞ震わせる。
その様子を見て2人はタクミから離れる。アカリが横になるとタクミはその股間へ行って、手探りで彼女の股間を弄った。
あそこを探ろうとする指が敏感な突起に触れるとアカリの身体が大きく反応する。
アカリ「…んんん、やさしく触って…」
タクミが舌を伸ばしてクリを舐めると、アカリはさらに大きく身体を震わせた。
タクミはそのまま舌でアカリの溝をなぞると膣穴からはもうはしたない汁が溢れている。
タクミは穴の中まで舌を伸ばして味わうと、すぐに舌を這わせたまたクリを舐めた。もう愛液がダラダラと滴っている。
アカリ「…ううっ、ううっ、あああ、ダメ…」
アユミはアカリのあそこを舐めるタクミに後ろから覆いかぶさって、背中から手を回して乳首を責めながらタクミの背中や首筋を舐めた。
アカリの愛液の味とアユミの責めのせいでタクミはもう我慢できない。
タクミ「…アカリさん、もう挿入れるね…」
アカリ「…お願い、いっぱい挿入れて、いっぱい突いて…」
タクミが身体を起こそうとしてアユミは離れるが、タクミがアカリに挿入れようとしてもずっとその乳首を責めるのだけは止めない。
タクミは乳首からやってくる快感を改めて送り込むように、アカリの膣中へ自分のものをグイッと押し込んだ。
アカリ「…あん、あん、んんん…」
タクミ「…ううう…」
タクミのものを挿入れると、アカリのグチョグチョした膣中が一気に咥えてきて飲み込まれるように奥へと進んでいく。
亀頭の先が奥へたどり着くとアカリは手を伸ばしてタクミに抱きついてきた。
膣中でも外でもギューと締めつけられながらタクミは激しく腰を動かす。
アカリ「…ああ、ああ、うううううう…」
タクミ「…ア、アカリさん…」
アカリは唇を嚙み締めて何とか声を出さないようにするが、逆に我慢の声がうめき声のように響いてしまう。
タクミは一度動きを止めようとするが、抱きついたアカリがぐいぐいと腰を押しつけて動きを止めさせない。
膣中も入り口から奥までギュンギュンに締めつけ、タクミの精力を全て飲み干そうとしているようだ。
タクミ「…あああ、ダ、ダメだよ…」
アカリ「…あ~ん、あ~ん、ダメ、もっと…」
アカリが全身の全てでタクミを求めるのに、タクミももうこらえ切れず腰が勝手に動いてしまう。
いつの間にかアカリはタクミから手を離しているが、今度はタクミがアカリを押さえて彼女の奥へと自分のものを何度も出し入れする。
毛布の中にグチョグチョという淫音が響いた。
アカリ「…うう、うう、ああんっ、キテ!お願い、いっぱいキテ!…」
タクミ「…オレももうダメだ、射精ク!…」
タクミがアカリの奥へ自分のものを押しつけた瞬間、大量の精子が彼女の膣中に放出された。ドクドクという感触がいつまでも止まらない。
アカリもその間ずっと身体をビクビクさせた。長い射精が終わってタクミが自分のものを抜いても、アカリはまだ息が激しく動けない。
タクミとアカリが毛布をめくって息をついているところにアイとツグミが来て2人の身体を拭いた。
その横でアユミが毛布から顔だけ出す。
アユミ「まだ全然元気だよね、待ってるから…」
アイ「り(了解)、すぐ拭いちゃうから…」
タクミは息を整えながらアユミとアイのやり取りに苦笑いする。
だがアユミはそんなことは気にせずにアイが拭いたばかりのおちんちんに手を伸ばしてにぎにぎしてくる。
タクミの意に反して、股間は少しずつ大きくなってきた。
アユミ「すごいねー、もう元気になってる(笑)…」
アイ「こっちはいつも自己主張してるんだけど…」
アユミ「…フフフ(笑)…」
タクミ「いや~、もうちょっと休ませて…」
タクミは身体を拭いてもらって毛布の中に潜り込む。アユミは待ってましたとばかりにタクミに抱きついてキスをした。
冷たくなった身体に熱くなっているアユミの身体は心地よく、そのちょうどいい肉づきのフワフワ感が股間を一層刺激する。
アユミもその変化に気づいて、手を伸ばしてタクミのものを握る。
お互いの舌を絡めて、アユミのスベスベの肌を撫でるともう股間はギンギンになった。
アユミ「…あ~ん、うれしい…こんなに元気になってくれて…」
タクミ「…アユミさんはあそこ、舐めなくてもいい?…」
アユミ「…ううん、いっぱい舐めて欲しいな…」
アユミの言葉を聞いて、タクミはアカリの時と同じようにアユミの股間のところへ行く。
アユミは毛布の中で大きく脚を広げてタクミが触りやすいようにする。
タクミが探ると、ずっとおあずけを食っていたせいか、アユミのあそこはびしょびしょになるほど濡れていた。
タクミは穴の周りを指で撫でながらアユミのクリトリスへと舌を伸ばす。
アユミ「…うう、うう、ダメ、やっぱ我慢できない…」
タクミ「…アユミさんの膣中に指、入れるよ…」
アユミ「…いいよ、でも、やさしくしてね…」
タクミはクリを舐めながらアユミの膣中へ人差し指を入れていく。
膣中は汁でいっぱいになっていて、ヌルヌルの粘膜が指に絡みついてくる。指を前後に動かすだけで、アユミは身体を震わせた。
アユミ「…うん、うん、あー、あ~ん…」
タクミ「…ダメ、もう少しだけ、声我慢して…」
アユミが大きな声を出したので、タクミは膣中から指を抜く。だが、タクミももう我慢の限界に達している。
タクミ「アユミさん、もう挿入れるね…」
タクミはそう言うと身体を起してアユミの愛液で自分のものを濡らし、膣穴へとあてがう。
先っちょが穴の濡れているのを感じると、タクミはその中に一気に進めていった。
アユミ「…ううっ、ううっ、ああっ、ああああ…」
タクミ「…やっぱり気持ちいい…」
タクミはアユミの奥へと自分のものを進めると、今度は上から彼女のおっぱいを同時に揉みしだく。
アカリの引き締まった身体とはまた違う、アユミの身体の柔らかさとフワフワ感でタクミのものは膣中でさらに硬さを増す。
そのおちんちんを奥に押しつけながら、タクミは身体を倒して勃起してきたアユミの乳首を舐める。
すると今度はアユミの膣中がキュンキュンと締まってきた。
アユミ「…あ~ん、もっと、もっと舐めて…ああ…」
タクミ「…ダメだよ、そんなに締めたら…」
アユミのフワフワのおっぱいをひとしきり揉みしだくと、タクミは本格的に腰を動かす。
タクミのものがアユミの奥を突く度に、膣中がギューと締まって亀頭も茎も刺激してくる。
その刺激を味わいたくて、タクミはさらに激しく腰を振った。
アユミ「…あっ、あっ、あ~ん、ダメ、もうダメだよ…」
タクミ「…すごい、ギュンギュンに締まってくる…」
アユミ「…あ~ん、もうイっちゃうよー!…」
タクミ「…あー、オレもまた射精ク!…」
アユミの膣中がギューと強く締まって、タクミはそこに射精した。
ビュービューという感覚がずっと続いて、タクミは腰を動かさずにアユミの身体を支える。アユミはのけ反るような格好で身体を痙攣させた。
タクミはしばらくアユミの身体を支えてからゆっくりと自分のものを抜いた。
そして毛布をめくってアユミが息をしやすいようにする。今度はモアとルカがそばにくる。
ルカ「…アユミちゃん、大丈夫…」
アユミ「…大丈夫…ありがとう…気持ちよかったよ…」
モア「今度は一回が濃いからねー…」
タクミとアユミが身体を拭いてもらいながら小屋の中を見渡すと、そばでアカリらしき人が毛布を被って眠っている以外、他の女の子たちはいない。
アユミ「アイたちはどこか行ったの?」
ルカ「アイはソラとかといっしょに焚き木拾いに行ったよ。」
モア「ナオは焚き木を拾いながら夕飯に何を作るか考えるって…」
アユミ「そう(笑)…」
ルカ「2人もちょっと横になってたらいいよ…」
タクミ「ありがとう…そうするよ…」
タクミとアユミが小一時間ほど眠って目覚めると、アイたちがちょうど帰ってきた。
ソラ「あー、ちょっと一服。」
ルカ「お疲れー。紅茶でいいかな?…」
アイ「ありがとう…お願いしていい…」
ルカ「もちろんだよ…」
ちょうどアカリも起き出し、3人とも着替えて全員揃って思い思いの飲み物で喉を潤す。
すると、誰かがドアを叩く音がした。
ルカ「ハーイ!」
ソラ「誰だろう?」
ナオ「ニコさんかもしれない…」
アイとルカがドアを開けると、そこにギリアとミギアが立っていた。
ミギアは大ぶりの鳥の丸焼きが二羽も乗っている木の板を持っている。
ギリア「突然にやって来て申し訳ない。今日は猟が上手くいき、鳥がたくさん捕れたのでこれまでの礼として持ってきた。」
ミギア「ただ焼いただけですが、どうか受け取ってください…」
ルカ「ギリアさん、ミギアさん…」
ミギアはにっこりして鳥を差し出すが、そのあまりの立派さにアイとルカは顔を見合わせた。
いつの間にか他のみんなも小屋の入り口に集まってきた。
アイ「こんなたくさん頂いたら…」
ギリア「いや、今日は本当に大猟で自分たちの分もあるのだ。それに怪我のことも合わせて、何か礼をしたい…どうか受け取ってほしい…」
ミギアはギリアの言葉に何度もうなずく。
ミギア「ニコに聞いて、鳥の血抜きもしっかりしています。お口にも合うと思いますが…」
アイとルカは目を合わせてうなずくとミギアから鳥の丸焼きを受け取った。
アイ「本当にありがとうございます。」
ルカ「こんなおっきな鳥、二羽も頂いて…」
ミギア「皆様はたくさんおられるので、もしかしたら少ないぐらいかもしれませんが…」
アカリ「そんな…」
ギリアとミギアは改めてアイたちに頭を下げる。
ギリア「お礼というにはとても十分な量ではないが、少しでも返せてよかった…」
アユミ「全然、そんなことないです。」
アイ「こんなに頂いて、すいません。」
ミギア「そんなことはありません。この度は本当にありがとうございました。」
ギリアとミギアは何度も頭を下げて帰っていった。
2人が持ってきた鳥の丸焼きはまだ十分に温かい。本当に焼きたてのようだ。
ナオ「夕食はこれだけど…」
ソラ「これって、どうやって食べるの?」
ルカ「ただ焼いただけって、ミギアさんは言ってたけど…」
アイたちは全員がそれぞれ顔を見合わせる。
タクミは以前にしたことがあるのか、手真似で丸焼きの鳥を切り分けるようなしぐさをした。
タクミ「ナイフでバラバラにしたらいいと思う…羽と脚のところを外して、真ん中から割ればいいんじゃないかな…」
ツグミ「そう言えば子供の頃クリスマスで鶏の丸焼きが出て、お母さんが切り分けてくれた…
タクミ君が言うみたいに羽と脚を切って、それから背中から切ってたと思うけど…」
アカリ「私も思い出した…羽と脚は関節を外すようにするんだって…」
アユミ「じゃあ、とにかく一羽をやってみよう。」
アユミは一羽の鳥をまな板の真ん中に置く。全員が鳥を切る様子を覗き込む。
鳥がだんだんと切り分けられて、焼けたいい匂いが辺りに漂うと、何人かのお腹が鳴った。
モア「これって味付けは?…」
ナオ「昨日といっしょでいいんじゃない…お醬油もあるし、お酢もあるし…」
ソラ「辛子を付けてもいいし…」
アイ「そういうこと…」
ルカ「じゃあ私は野菜切るね…」
ナオ「パンに挟んでもいいんじゃない?」
アイ「みんなで手伝おう…」
アカリ「オーケー。」
鳥の丸焼きがやってきて、みんな大騒ぎで夕食の用意が始まった。
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、ブックマークや評価をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします
醬油や辛子を付けて食べる肉は硬く動物臭かったクマの肉とは全く違う味で、全員が久しぶりの肉の味に舌鼓を打つ。
モア「あ~、もう幸せだー…」
アカリ「ホントに(笑)…」
アユミ「喜んでもらえたら嬉しいよ…ねぇ、ナオ。」
ナオ「ホントに、頑張って肉を切った甲斐があるよ。」
食事が落ち着いたところでアイがみんなに聞く。
アイ「…で、明日はどうする?」
ルカ「みんなが手伝ってくれたおかげで、洗濯も大体終わったよね…」
アカリ「また焚き木拾い?」
これからのことを考えあぐねているみんなの顔をソラが見回す。
ソラ「あのさ…可能なら誰かに散髪してほしいんだけど…」
アイ「わかる…髪、結構伸びてきたんだよね…」
アカリ「私も伸びすぎてる感じで、どうしようかなって思ってるから…」
アイやソラの言葉を聞いて、アユミとルカとナオは浮かない顔をした。
ルカ「う~ん、私も『理髪・美容』っていう能力はあるんだけど…」
ナオ「みんな、あんまりレベルが高くないから…自信ないよ…」
アユミ「他人の髪をいじるって、結構責任重大だから…」
ソラ「だったらさ、裾と前髪だけでもいいんだけど…」
アイ「切り過ぎた時はバッサリ切ってくれていいよ。ベリーショートってことで…」
アカリ「よっ、この男前!(笑)」
全員「(笑)…」
アイとアカリの掛け合いのおかげで、アユミたちの緊張も少しだけ緩んだ。
アイ「まあ、半分は冗談だけど(笑)…でも少しやってみてどんな感じか試してもらっていいよ…」
アユミ「じゃあ分かった…とりあえずどんなふうに能力が使えるのかだけ試させて…
それでいいでしょ…」
ソラ「オーケー、大丈夫だよ…」
話が途切れてツグミとタクミが食器を片付けようとするのを見て、ナオが「明日洗うから」と言ってそれらを自分のストレージにしまう。
とりあえず明日は散髪をすることにして、この日は全員が眠りについた。
そして次の日。
朝食を終えると、全員が早速散髪の準備を始めた。
椅子はタクミが小屋から持ってきたものをストレージから出し、大きな姿見の鏡をその椅子の前に置く。
手始めにルカが、言い出したアイを相手にカットを始めた。アユミとナオはおそるおそるルカの様子を見ている。
アユミ「ルカ、どんな感じ?」
ルカ「う~ん、意外と手が勝手に動いてくれる感じ…裾と前髪ぐらいなら大丈夫だと思う…」
それでもルカは切り過ぎないように慎重にハサミを動かしていき、何度も実際のアイと鏡に映るアイの姿を確かめる。
ルカ「アイ、どう、どんな感じ…」
アイ「うん、こんな感じじゃない…ちょっと量も調整してくれたし…」
ルカ「みんなはどう?見た目大丈夫?」
ソラ「全然大丈夫だよ…」
切る側、切られる側がそれぞれに交代しながら今日はお試しという感じで少しずつ切っていった。
アユミやナオ、ルカもカットをしているうちにだんだんとコツを掴んでくる。
とりあえず今日はそれぞれの前髪、裾、そして後ろの伸びすぎたところを少しずつカットして終わりにした。
アユミ「みんな、ホントに大丈夫だった?」
ソラ「大丈夫、大丈夫…後ろも気にならなくなったし…」
ルカ「よかった…上手くいって…」
アユミ「タクミ君もどう?大丈夫?」
タクミ「ああ、襟元と耳のところと前だけだから、これで全然いいよ…」
ナオ「男の人なんてしたことないから…」
ルカ「ホントにそうだね…」
タクミ「でも、長いのも気にならなくなったし、みんなから見てどう?」
アイ「どうって…」
ソラ「そんなもんだよ。」
アカリ「別におかしいとこはないかな…」
タクミ「じゃあ、大丈夫…」
ルカ「よかった…」
散髪をした3人はぐったりして地べたに座り込んだ。
ナオ「まさか散髪までするなんて…」
アイ「3人はお疲れ様…とりあえず少し休憩して…」
ツグミ「ありがとうね…」
ナオ「そう言ってもらえて、ホントよかった…」
今日はモアがしまっていたリンゴジュースをみんなにに配り、アイとアカリ、ソラが昨日の夜と今朝使った食器を洗う。
アイ「で、今日は誰がタクミとするの?」
ソラ「それ聞いてなかったね…」
アユミ「私でもいい?…」
アユミはちょっと遠慮しながら尋ねる。
ルカ「全然いいんじゃない…」
アカリ「私もまだなんだけど…いいかな?」
ナオ「いいんじゃないの…」
アイ「ナオはいいの?」
ナオ「私は明日でもいいよ…タクミが逃げてくわけじゃないし…」
アカリ「タクミ、本心はもう逃げ出したいんじゃない(笑)…」
タクミ「…え~と…」
ナオ「大丈夫…逃がさないから(笑)…」
アユミ「こらこら、また怖いこと言ってる(笑)…」
それでも昼からはアユミとアカリの順番だと決まった。
昼食が終わって、タクミはすぐに洗い場へ行った。
そこにアユミとアカリがやってきて、3人は早速裸になって身体を洗っていく。
アカリは長い髪が濡れないようにタクミに背中を向けながらその髪をまとめていくが、その姿勢が背の高い彼女の細い腰と大きなお尻をさらに強調する。
アユミは対照的にミニマムな身体ながらおっぱいとお尻がしっかりと突き出て主張していた。
相変わらず2人の女の子の裸を見ながらなのでタクミの股間はすぐに大きくなって、アユミもアカリも笑いながら代わりばんこにそのおちんちんを洗う。
アカリは入念に自分の股間も洗った。
アユミ「アカリ、何か気になるの?」
アカリ「そうじゃなくて、今日はなんかムラムラするから、ここタクミにいっぱい舐めて欲しいの…」
アユミ「じゃあ、私もしっかり洗っとこ…」
タクミ「………」
タクミは始まる前から2人のヤル気を見せられたようで複雑な気分になるが、アカリはすぐにそんな空気を感じ取る。
アカリ「ん?舐めるのイヤなの?」
タクミ「うん?イヤイヤそんなことないよ…舐めるの好きだよ…」
アユミ「えー、ダメだよ…一生懸命してくれなきゃ…」
アカリ「そうそう、お仕事SEXが一番ダメだから…じゃあ心を込めていっぱい舐めてね…」
タクミ「……ハイ……」
3人はタオルでそれぞれの身体を拭くと、昨日、一昨日のことを思い出してすぐに毛布を被ってお互いに身体を寄せ合う。
冷たくなっていた身体が温まってくるだけでなく、女の子の柔らかい感触でタクミのものはさらにビンビンになってきた。
2人はタクミを挟んでおちんちんを握りながら、熱い息をタクミにかけてくる。
アカリ「こっちはもうビンビンだけど…いっぱい楽しんでから挿入れようね…」
アユミ「タクミ君ばっかり気持ちよくなってっちゃダメだよ…
私たちもいっぱい気持ちよくしてね…」
タクミ「…う~ん…」
アカリ「…ウフフ(笑)…」
アユミ「…フフフ(笑)…」
口ではそんなことを言ってるが、2人はタクミのものをしごきながらその乳首もずっといじってくる。
早速快感の攻撃を受けてタクミは身体をもぞもぞ震わせる。
その様子を見て2人はタクミから離れる。アカリが横になるとタクミはその股間へ行って、手探りで彼女の股間を弄った。
あそこを探ろうとする指が敏感な突起に触れるとアカリの身体が大きく反応する。
アカリ「…んんん、やさしく触って…」
タクミが舌を伸ばしてクリを舐めると、アカリはさらに大きく身体を震わせた。
タクミはそのまま舌でアカリの溝をなぞると膣穴からはもうはしたない汁が溢れている。
タクミは穴の中まで舌を伸ばして味わうと、すぐに舌を這わせたまたクリを舐めた。もう愛液がダラダラと滴っている。
アカリ「…ううっ、ううっ、あああ、ダメ…」
アユミはアカリのあそこを舐めるタクミに後ろから覆いかぶさって、背中から手を回して乳首を責めながらタクミの背中や首筋を舐めた。
アカリの愛液の味とアユミの責めのせいでタクミはもう我慢できない。
タクミ「…アカリさん、もう挿入れるね…」
アカリ「…お願い、いっぱい挿入れて、いっぱい突いて…」
タクミが身体を起こそうとしてアユミは離れるが、タクミがアカリに挿入れようとしてもずっとその乳首を責めるのだけは止めない。
タクミは乳首からやってくる快感を改めて送り込むように、アカリの膣中へ自分のものをグイッと押し込んだ。
アカリ「…あん、あん、んんん…」
タクミ「…ううう…」
タクミのものを挿入れると、アカリのグチョグチョした膣中が一気に咥えてきて飲み込まれるように奥へと進んでいく。
亀頭の先が奥へたどり着くとアカリは手を伸ばしてタクミに抱きついてきた。
膣中でも外でもギューと締めつけられながらタクミは激しく腰を動かす。
アカリ「…ああ、ああ、うううううう…」
タクミ「…ア、アカリさん…」
アカリは唇を嚙み締めて何とか声を出さないようにするが、逆に我慢の声がうめき声のように響いてしまう。
タクミは一度動きを止めようとするが、抱きついたアカリがぐいぐいと腰を押しつけて動きを止めさせない。
膣中も入り口から奥までギュンギュンに締めつけ、タクミの精力を全て飲み干そうとしているようだ。
タクミ「…あああ、ダ、ダメだよ…」
アカリ「…あ~ん、あ~ん、ダメ、もっと…」
アカリが全身の全てでタクミを求めるのに、タクミももうこらえ切れず腰が勝手に動いてしまう。
いつの間にかアカリはタクミから手を離しているが、今度はタクミがアカリを押さえて彼女の奥へと自分のものを何度も出し入れする。
毛布の中にグチョグチョという淫音が響いた。
アカリ「…うう、うう、ああんっ、キテ!お願い、いっぱいキテ!…」
タクミ「…オレももうダメだ、射精ク!…」
タクミがアカリの奥へ自分のものを押しつけた瞬間、大量の精子が彼女の膣中に放出された。ドクドクという感触がいつまでも止まらない。
アカリもその間ずっと身体をビクビクさせた。長い射精が終わってタクミが自分のものを抜いても、アカリはまだ息が激しく動けない。
タクミとアカリが毛布をめくって息をついているところにアイとツグミが来て2人の身体を拭いた。
その横でアユミが毛布から顔だけ出す。
アユミ「まだ全然元気だよね、待ってるから…」
アイ「り(了解)、すぐ拭いちゃうから…」
タクミは息を整えながらアユミとアイのやり取りに苦笑いする。
だがアユミはそんなことは気にせずにアイが拭いたばかりのおちんちんに手を伸ばしてにぎにぎしてくる。
タクミの意に反して、股間は少しずつ大きくなってきた。
アユミ「すごいねー、もう元気になってる(笑)…」
アイ「こっちはいつも自己主張してるんだけど…」
アユミ「…フフフ(笑)…」
タクミ「いや~、もうちょっと休ませて…」
タクミは身体を拭いてもらって毛布の中に潜り込む。アユミは待ってましたとばかりにタクミに抱きついてキスをした。
冷たくなった身体に熱くなっているアユミの身体は心地よく、そのちょうどいい肉づきのフワフワ感が股間を一層刺激する。
アユミもその変化に気づいて、手を伸ばしてタクミのものを握る。
お互いの舌を絡めて、アユミのスベスベの肌を撫でるともう股間はギンギンになった。
アユミ「…あ~ん、うれしい…こんなに元気になってくれて…」
タクミ「…アユミさんはあそこ、舐めなくてもいい?…」
アユミ「…ううん、いっぱい舐めて欲しいな…」
アユミの言葉を聞いて、タクミはアカリの時と同じようにアユミの股間のところへ行く。
アユミは毛布の中で大きく脚を広げてタクミが触りやすいようにする。
タクミが探ると、ずっとおあずけを食っていたせいか、アユミのあそこはびしょびしょになるほど濡れていた。
タクミは穴の周りを指で撫でながらアユミのクリトリスへと舌を伸ばす。
アユミ「…うう、うう、ダメ、やっぱ我慢できない…」
タクミ「…アユミさんの膣中に指、入れるよ…」
アユミ「…いいよ、でも、やさしくしてね…」
タクミはクリを舐めながらアユミの膣中へ人差し指を入れていく。
膣中は汁でいっぱいになっていて、ヌルヌルの粘膜が指に絡みついてくる。指を前後に動かすだけで、アユミは身体を震わせた。
アユミ「…うん、うん、あー、あ~ん…」
タクミ「…ダメ、もう少しだけ、声我慢して…」
アユミが大きな声を出したので、タクミは膣中から指を抜く。だが、タクミももう我慢の限界に達している。
タクミ「アユミさん、もう挿入れるね…」
タクミはそう言うと身体を起してアユミの愛液で自分のものを濡らし、膣穴へとあてがう。
先っちょが穴の濡れているのを感じると、タクミはその中に一気に進めていった。
アユミ「…ううっ、ううっ、ああっ、ああああ…」
タクミ「…やっぱり気持ちいい…」
タクミはアユミの奥へと自分のものを進めると、今度は上から彼女のおっぱいを同時に揉みしだく。
アカリの引き締まった身体とはまた違う、アユミの身体の柔らかさとフワフワ感でタクミのものは膣中でさらに硬さを増す。
そのおちんちんを奥に押しつけながら、タクミは身体を倒して勃起してきたアユミの乳首を舐める。
すると今度はアユミの膣中がキュンキュンと締まってきた。
アユミ「…あ~ん、もっと、もっと舐めて…ああ…」
タクミ「…ダメだよ、そんなに締めたら…」
アユミのフワフワのおっぱいをひとしきり揉みしだくと、タクミは本格的に腰を動かす。
タクミのものがアユミの奥を突く度に、膣中がギューと締まって亀頭も茎も刺激してくる。
その刺激を味わいたくて、タクミはさらに激しく腰を振った。
アユミ「…あっ、あっ、あ~ん、ダメ、もうダメだよ…」
タクミ「…すごい、ギュンギュンに締まってくる…」
アユミ「…あ~ん、もうイっちゃうよー!…」
タクミ「…あー、オレもまた射精ク!…」
アユミの膣中がギューと強く締まって、タクミはそこに射精した。
ビュービューという感覚がずっと続いて、タクミは腰を動かさずにアユミの身体を支える。アユミはのけ反るような格好で身体を痙攣させた。
タクミはしばらくアユミの身体を支えてからゆっくりと自分のものを抜いた。
そして毛布をめくってアユミが息をしやすいようにする。今度はモアとルカがそばにくる。
ルカ「…アユミちゃん、大丈夫…」
アユミ「…大丈夫…ありがとう…気持ちよかったよ…」
モア「今度は一回が濃いからねー…」
タクミとアユミが身体を拭いてもらいながら小屋の中を見渡すと、そばでアカリらしき人が毛布を被って眠っている以外、他の女の子たちはいない。
アユミ「アイたちはどこか行ったの?」
ルカ「アイはソラとかといっしょに焚き木拾いに行ったよ。」
モア「ナオは焚き木を拾いながら夕飯に何を作るか考えるって…」
アユミ「そう(笑)…」
ルカ「2人もちょっと横になってたらいいよ…」
タクミ「ありがとう…そうするよ…」
タクミとアユミが小一時間ほど眠って目覚めると、アイたちがちょうど帰ってきた。
ソラ「あー、ちょっと一服。」
ルカ「お疲れー。紅茶でいいかな?…」
アイ「ありがとう…お願いしていい…」
ルカ「もちろんだよ…」
ちょうどアカリも起き出し、3人とも着替えて全員揃って思い思いの飲み物で喉を潤す。
すると、誰かがドアを叩く音がした。
ルカ「ハーイ!」
ソラ「誰だろう?」
ナオ「ニコさんかもしれない…」
アイとルカがドアを開けると、そこにギリアとミギアが立っていた。
ミギアは大ぶりの鳥の丸焼きが二羽も乗っている木の板を持っている。
ギリア「突然にやって来て申し訳ない。今日は猟が上手くいき、鳥がたくさん捕れたのでこれまでの礼として持ってきた。」
ミギア「ただ焼いただけですが、どうか受け取ってください…」
ルカ「ギリアさん、ミギアさん…」
ミギアはにっこりして鳥を差し出すが、そのあまりの立派さにアイとルカは顔を見合わせた。
いつの間にか他のみんなも小屋の入り口に集まってきた。
アイ「こんなたくさん頂いたら…」
ギリア「いや、今日は本当に大猟で自分たちの分もあるのだ。それに怪我のことも合わせて、何か礼をしたい…どうか受け取ってほしい…」
ミギアはギリアの言葉に何度もうなずく。
ミギア「ニコに聞いて、鳥の血抜きもしっかりしています。お口にも合うと思いますが…」
アイとルカは目を合わせてうなずくとミギアから鳥の丸焼きを受け取った。
アイ「本当にありがとうございます。」
ルカ「こんなおっきな鳥、二羽も頂いて…」
ミギア「皆様はたくさんおられるので、もしかしたら少ないぐらいかもしれませんが…」
アカリ「そんな…」
ギリアとミギアは改めてアイたちに頭を下げる。
ギリア「お礼というにはとても十分な量ではないが、少しでも返せてよかった…」
アユミ「全然、そんなことないです。」
アイ「こんなに頂いて、すいません。」
ミギア「そんなことはありません。この度は本当にありがとうございました。」
ギリアとミギアは何度も頭を下げて帰っていった。
2人が持ってきた鳥の丸焼きはまだ十分に温かい。本当に焼きたてのようだ。
ナオ「夕食はこれだけど…」
ソラ「これって、どうやって食べるの?」
ルカ「ただ焼いただけって、ミギアさんは言ってたけど…」
アイたちは全員がそれぞれ顔を見合わせる。
タクミは以前にしたことがあるのか、手真似で丸焼きの鳥を切り分けるようなしぐさをした。
タクミ「ナイフでバラバラにしたらいいと思う…羽と脚のところを外して、真ん中から割ればいいんじゃないかな…」
ツグミ「そう言えば子供の頃クリスマスで鶏の丸焼きが出て、お母さんが切り分けてくれた…
タクミ君が言うみたいに羽と脚を切って、それから背中から切ってたと思うけど…」
アカリ「私も思い出した…羽と脚は関節を外すようにするんだって…」
アユミ「じゃあ、とにかく一羽をやってみよう。」
アユミは一羽の鳥をまな板の真ん中に置く。全員が鳥を切る様子を覗き込む。
鳥がだんだんと切り分けられて、焼けたいい匂いが辺りに漂うと、何人かのお腹が鳴った。
モア「これって味付けは?…」
ナオ「昨日といっしょでいいんじゃない…お醬油もあるし、お酢もあるし…」
ソラ「辛子を付けてもいいし…」
アイ「そういうこと…」
ルカ「じゃあ私は野菜切るね…」
ナオ「パンに挟んでもいいんじゃない?」
アイ「みんなで手伝おう…」
アカリ「オーケー。」
鳥の丸焼きがやってきて、みんな大騒ぎで夕食の用意が始まった。
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また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします
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