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要さんの同僚。
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要「・・・美味いっ。」
美都「でしょ?カスタードもあるんだけど・・・。」
要「待って待って、お茶淹れてくるから。」
そう言って要さんは、奥に行ってしまった。
美都「・・・制服姿・・・かっこいい。」
初めて見た要さんの制服姿。
よく似合ってて・・・いつもよりかっこよく見えた。
美都「いつもかっこいいのに、さらにかっこよくなるとか・・・嫌がらせ?」
そんなことを思ってると、笑い声が聞こえてきた。
山下「くっ・・・ははっ・・・。」
美都「!?・・・聞いてました?」
山下「ばっちり。」
笑いながら近づいてきたその人は私が持ってきた籠を覗き込んだ。
山下「うわ・・・すっげ・・・。」
美都「食べます?」
山下「いいの?佐々木に持ってきたんでしょ?」
美都「まぁ・・・でも1人で食べきれる量じゃないと思うんで・・・。」
山下「じゃあお言葉に甘えて・・・。」
アップルパイを1つ手に取り、口に放り込んだ。
山下「・・・うまっ!え!?これ、手作り!?」
美都「はい。さっき焼いたんで。」
山下「こりゃすごいな・・・。あ、俺は山下。」
美都「青柳です。よろしくお願いします。」
自己紹介をしてると、要さんが戻ってきた。
要「美都、お待たせ・・・って、山下?何してんだ?」
山下「何って・・・お菓子もらってた。」
要「美都のお菓子、美味いだろ。」
山下「あぁ。めっちゃ美味い。」
私の目の前で繰り広げられる『褒め合い合戦』。
段々恥ずかしくなってくる。
美都「あの・・・その辺にしといてもらえませんか・・・?恥ずかしくて・・・死んじゃう・・・。」
熱をもった顔を両手で隠した。
山下「ーーーっ。」
要「あぁ、ごめん。・・・ほら、お茶淹れてきたから。」
要さんからお茶を受け取り、私は口に含んだ。
美都「あ、私ちょっと行きたいところがあるんで帰りますね。籠、今度取りに来るんでここで預かっててください。」
要「いいけど・・・どこいくの?」
美都「コンタクトレンズ屋さん。」
要「あぁ。気を付けてな。」
美都「じゃあ、また。山下さんも、さよなら。」
山下「あ・・・あぁ。」
私は交番を出てコンタクトレンズ屋さんに向かって歩き始めた。
美都「黒目のコンタクトがあるって聞いたことあるんだよねー。それをつけてたら光を失ってもばれないかも。」
そう思いながら私は道を歩いた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
コンタクトレンズ屋さんで・・
店員「・・・黒目が強調されるようなコンタクトレンズはございますが・・・医師の許可が必要ですね。」
美都「許可ですか?」
店員「お客様は目に疾患があるとおっしゃっていたので・・・念の為・・・。」
美都「あー・・・なるほど。わかりました。医師に聞いてみます。」
店員「またのご来店、お待ちしております。」
コンタクトレンズ屋さんを出た後、そのまま病院に向かってもよかったけど、もう夕方だ。
帰りが遅くなると大変だから、私は家に帰ることにした。
美都「あ、一応交番に寄ってみようかな。」
アップルパイの籠が空っぽになってたら持って帰れるし・・・。
そう思い、私は交番に向かって足を進めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美都「・・・すみませーん。」
交番の中は誰もいなく、私は中に入って声をかけた。
美都「・・・誰もいないのかな。・・・すみませーんっ。」
山下「はーい。」
奥から出てきたのはさっきご挨拶した山下さんだった。
山下「あぁ、青柳さん・・・だっけ。どうしたの?」
美都「さっきの籠が空だったらもらって帰ろうと思ったんですけど・・・あの、要さんは?」
山下「要って・・・佐々木?あいつならパトロールに出たけど・・・。」
美都「そうなんですか・・・。」
もう一回制服姿の要さんが見たかったけど、残念だ。
山下「ふーん・・・。ちょっと待ってな?籠、見てくるから。」
美都「ありがとうございますっ。」
そう言って奥に消えていった山下さん。
ほどなくして籠を持って出てきた。
山下「あったよ。空っぽで。」
美都「・・・全部食べちゃったんですかね。」
山下「俺はあの1個しかもらってないけどな。」
美都「えぇ!?もー・・・。」
ほんとに空っぽかどうかを確かめるために、私は籠の蓋を開けた。
そのとき、ちょうど要さんが帰ってきて・・・
ガラガラ・・・
要「あー・・寒かった・・・あれ?美都?」
美都「要さんっ。」
要「やっぱり寄ったのか。」
美都「?」
要「・・・美都ならコンタクトレンズ屋の帰りに寄るんじゃないかと思ってさ。アップルパイを別の入れ物に移しといた。」
私のことを私以上に理解してそうだ・・・。
美都「・・・へへっ。ありがとう。」
要「どういたしまして。・・・で?このまま帰るの?」
美都「うん。もうすぐ暗くなるし。」
要「わかった。気をつけてな。」
美都「はいっ。」
美都「でしょ?カスタードもあるんだけど・・・。」
要「待って待って、お茶淹れてくるから。」
そう言って要さんは、奥に行ってしまった。
美都「・・・制服姿・・・かっこいい。」
初めて見た要さんの制服姿。
よく似合ってて・・・いつもよりかっこよく見えた。
美都「いつもかっこいいのに、さらにかっこよくなるとか・・・嫌がらせ?」
そんなことを思ってると、笑い声が聞こえてきた。
山下「くっ・・・ははっ・・・。」
美都「!?・・・聞いてました?」
山下「ばっちり。」
笑いながら近づいてきたその人は私が持ってきた籠を覗き込んだ。
山下「うわ・・・すっげ・・・。」
美都「食べます?」
山下「いいの?佐々木に持ってきたんでしょ?」
美都「まぁ・・・でも1人で食べきれる量じゃないと思うんで・・・。」
山下「じゃあお言葉に甘えて・・・。」
アップルパイを1つ手に取り、口に放り込んだ。
山下「・・・うまっ!え!?これ、手作り!?」
美都「はい。さっき焼いたんで。」
山下「こりゃすごいな・・・。あ、俺は山下。」
美都「青柳です。よろしくお願いします。」
自己紹介をしてると、要さんが戻ってきた。
要「美都、お待たせ・・・って、山下?何してんだ?」
山下「何って・・・お菓子もらってた。」
要「美都のお菓子、美味いだろ。」
山下「あぁ。めっちゃ美味い。」
私の目の前で繰り広げられる『褒め合い合戦』。
段々恥ずかしくなってくる。
美都「あの・・・その辺にしといてもらえませんか・・・?恥ずかしくて・・・死んじゃう・・・。」
熱をもった顔を両手で隠した。
山下「ーーーっ。」
要「あぁ、ごめん。・・・ほら、お茶淹れてきたから。」
要さんからお茶を受け取り、私は口に含んだ。
美都「あ、私ちょっと行きたいところがあるんで帰りますね。籠、今度取りに来るんでここで預かっててください。」
要「いいけど・・・どこいくの?」
美都「コンタクトレンズ屋さん。」
要「あぁ。気を付けてな。」
美都「じゃあ、また。山下さんも、さよなら。」
山下「あ・・・あぁ。」
私は交番を出てコンタクトレンズ屋さんに向かって歩き始めた。
美都「黒目のコンタクトがあるって聞いたことあるんだよねー。それをつけてたら光を失ってもばれないかも。」
そう思いながら私は道を歩いた。
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コンタクトレンズ屋さんで・・
店員「・・・黒目が強調されるようなコンタクトレンズはございますが・・・医師の許可が必要ですね。」
美都「許可ですか?」
店員「お客様は目に疾患があるとおっしゃっていたので・・・念の為・・・。」
美都「あー・・・なるほど。わかりました。医師に聞いてみます。」
店員「またのご来店、お待ちしております。」
コンタクトレンズ屋さんを出た後、そのまま病院に向かってもよかったけど、もう夕方だ。
帰りが遅くなると大変だから、私は家に帰ることにした。
美都「あ、一応交番に寄ってみようかな。」
アップルパイの籠が空っぽになってたら持って帰れるし・・・。
そう思い、私は交番に向かって足を進めた。
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美都「・・・すみませーん。」
交番の中は誰もいなく、私は中に入って声をかけた。
美都「・・・誰もいないのかな。・・・すみませーんっ。」
山下「はーい。」
奥から出てきたのはさっきご挨拶した山下さんだった。
山下「あぁ、青柳さん・・・だっけ。どうしたの?」
美都「さっきの籠が空だったらもらって帰ろうと思ったんですけど・・・あの、要さんは?」
山下「要って・・・佐々木?あいつならパトロールに出たけど・・・。」
美都「そうなんですか・・・。」
もう一回制服姿の要さんが見たかったけど、残念だ。
山下「ふーん・・・。ちょっと待ってな?籠、見てくるから。」
美都「ありがとうございますっ。」
そう言って奥に消えていった山下さん。
ほどなくして籠を持って出てきた。
山下「あったよ。空っぽで。」
美都「・・・全部食べちゃったんですかね。」
山下「俺はあの1個しかもらってないけどな。」
美都「えぇ!?もー・・・。」
ほんとに空っぽかどうかを確かめるために、私は籠の蓋を開けた。
そのとき、ちょうど要さんが帰ってきて・・・
ガラガラ・・・
要「あー・・寒かった・・・あれ?美都?」
美都「要さんっ。」
要「やっぱり寄ったのか。」
美都「?」
要「・・・美都ならコンタクトレンズ屋の帰りに寄るんじゃないかと思ってさ。アップルパイを別の入れ物に移しといた。」
私のことを私以上に理解してそうだ・・・。
美都「・・・へへっ。ありがとう。」
要「どういたしまして。・・・で?このまま帰るの?」
美都「うん。もうすぐ暗くなるし。」
要「わかった。気をつけてな。」
美都「はいっ。」
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