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デート。
褒められてむずがゆくなった私は、コーヒーカップに口をつけた。
秋也「だから、何回か出かけようよ。お互い、答えを出すのはそれからでもよくない?」
千冬「・・・わかりました。・・・で、今日のお仕事は・・」
秋也「そうだな、八重樫さんの子供の頃の話が聞きたい。」
千冬「私の子供の頃?」
秋也「今日のおためしは2時間。有意義に見合いの続きをしよう。」
コーヒーを飲みながら、私は自分自身の小さかったころの話をした。
学生時代にしてた部活とか、習い事、ハマった食べ物を話し、笹倉さんにも聞いた。
彼は学生時代は勉強ばかりしていたらしく、ストレスを発散するために甘いものを食べて好きになったことを話してくれた。
秋也「今でも仕事に疲れたらケーキとか食べたくなるんだよなー・・・。」
千冬「そうなんですか?」
秋也「でも、男が買いに行くのもちょっと・・・。だからいつも買えないんだけど(笑)。」
千冬「なら、私が作りましょうか?」
秋也「え?」
私は自分の腕時計を確認した。
千冬「まだ1時間あるので・・・。」
ダイニングのほうを見ると、板チョコがあるのが見えた。
千冬「バターと砂糖、小麦粉ってありますか?」
秋也「ある。」
千冬「キッチン、お借りしても?」
秋也「いいけど・・・。」
私はキッチンに入り、冷蔵庫からバターを取り出した。
計りが無いから目分量になってしまうけど、大体の分量はわかる。
レンジでチョコを溶かし、材料を混ぜ込んでオーブンにかけた。
ものの20分ほどでガトーショコラの完成だ。
千冬「濃厚ガトーショコラです。どうぞ。」
秋也「すげぇ・・・。」
一口サイズに切って、差し出した。
笹倉さんは一つ手に取って口に放り込んだ。
秋也「!!・・・甘っ!うまっ!」
千冬「よかったです。2~3日はもつので、お仕事の合間に食べてください。」
笹倉さんがつまんでる間に、使った道具を洗っていく。
水を出しながら洗ってると、キッチンの向こうから笹倉さんが話しかけてきた。
秋也「今日はここで終わり?」
千冬「はい。このまま直帰です。・・・今日、休みだったんですよ。」
秋也「えっ!?・・・ごめん。」
千冬「いえ、明日、代わりに休みにしてもらったんで大丈夫です。」
洗い終わった道具を拭き、もとあった場所になおしていく。
秋也「・・・晩御飯、どう?」
千冬「?・・・作っておきますか?」
秋也「そうじゃなくて・・・仕事が終わったあと、デートしよう。」
千冬「・・・・わかりました。」
『何回か出かけてからお互いに答えを出す』
その案に乗ってしまってる私は、晩御飯のお誘いを承諾した。
千冬「一度帰っていいですか?仕事用の格好ですし。」
秋也「送ってくよ。」
千冬「えー・・・。」
秋也「あからさまに嫌そうな顔だな・・・。」
千冬「まぁ・・・。あの・・・・」
秋也「うん?」
千冬「初めて笹倉さんに会った時から随分と口調が違うような・・・・。」
優しい話し方が記憶にある笹倉さん。
今、私の目の前にいる笹倉さんは、だいぶ砕けた感じな話し方だ。
秋也「あぁ、こっちが地。八重樫さんも敬語じゃなくていいよ。」
千冬「・・・・どうも。」
『おためし』の2時間が過ぎ、結局私は家まで車で送ってもらった。
マンションのお客用駐車場で待っててもらう。
秋也「マンションで一人暮らし?」
千冬「そうですよ。すぐに着替えてきますね。」
秋也「ごゆっくり。」
私は車から降りてマンションの中に入った。
エレベーターで5階に上がる。
千冬「デートなんてもう何年もしてないんだけど・・・何を着たらいいんだろう・・。」
クローゼットを開けて服を引っ張り出す。
千冬「とりあえずスカートと・・・上は長袖と・・・トレンチコートかな。」
急ぎ気味にふわふわなシフォンのスカートを穿いて、かばんを手に取った。
千冬「急がなきゃ・・・。」
鍵をかけて、私は笹倉さんが待ってる駐車場に急いだ。
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秋也「だから、何回か出かけようよ。お互い、答えを出すのはそれからでもよくない?」
千冬「・・・わかりました。・・・で、今日のお仕事は・・」
秋也「そうだな、八重樫さんの子供の頃の話が聞きたい。」
千冬「私の子供の頃?」
秋也「今日のおためしは2時間。有意義に見合いの続きをしよう。」
コーヒーを飲みながら、私は自分自身の小さかったころの話をした。
学生時代にしてた部活とか、習い事、ハマった食べ物を話し、笹倉さんにも聞いた。
彼は学生時代は勉強ばかりしていたらしく、ストレスを発散するために甘いものを食べて好きになったことを話してくれた。
秋也「今でも仕事に疲れたらケーキとか食べたくなるんだよなー・・・。」
千冬「そうなんですか?」
秋也「でも、男が買いに行くのもちょっと・・・。だからいつも買えないんだけど(笑)。」
千冬「なら、私が作りましょうか?」
秋也「え?」
私は自分の腕時計を確認した。
千冬「まだ1時間あるので・・・。」
ダイニングのほうを見ると、板チョコがあるのが見えた。
千冬「バターと砂糖、小麦粉ってありますか?」
秋也「ある。」
千冬「キッチン、お借りしても?」
秋也「いいけど・・・。」
私はキッチンに入り、冷蔵庫からバターを取り出した。
計りが無いから目分量になってしまうけど、大体の分量はわかる。
レンジでチョコを溶かし、材料を混ぜ込んでオーブンにかけた。
ものの20分ほどでガトーショコラの完成だ。
千冬「濃厚ガトーショコラです。どうぞ。」
秋也「すげぇ・・・。」
一口サイズに切って、差し出した。
笹倉さんは一つ手に取って口に放り込んだ。
秋也「!!・・・甘っ!うまっ!」
千冬「よかったです。2~3日はもつので、お仕事の合間に食べてください。」
笹倉さんがつまんでる間に、使った道具を洗っていく。
水を出しながら洗ってると、キッチンの向こうから笹倉さんが話しかけてきた。
秋也「今日はここで終わり?」
千冬「はい。このまま直帰です。・・・今日、休みだったんですよ。」
秋也「えっ!?・・・ごめん。」
千冬「いえ、明日、代わりに休みにしてもらったんで大丈夫です。」
洗い終わった道具を拭き、もとあった場所になおしていく。
秋也「・・・晩御飯、どう?」
千冬「?・・・作っておきますか?」
秋也「そうじゃなくて・・・仕事が終わったあと、デートしよう。」
千冬「・・・・わかりました。」
『何回か出かけてからお互いに答えを出す』
その案に乗ってしまってる私は、晩御飯のお誘いを承諾した。
千冬「一度帰っていいですか?仕事用の格好ですし。」
秋也「送ってくよ。」
千冬「えー・・・。」
秋也「あからさまに嫌そうな顔だな・・・。」
千冬「まぁ・・・。あの・・・・」
秋也「うん?」
千冬「初めて笹倉さんに会った時から随分と口調が違うような・・・・。」
優しい話し方が記憶にある笹倉さん。
今、私の目の前にいる笹倉さんは、だいぶ砕けた感じな話し方だ。
秋也「あぁ、こっちが地。八重樫さんも敬語じゃなくていいよ。」
千冬「・・・・どうも。」
『おためし』の2時間が過ぎ、結局私は家まで車で送ってもらった。
マンションのお客用駐車場で待っててもらう。
秋也「マンションで一人暮らし?」
千冬「そうですよ。すぐに着替えてきますね。」
秋也「ごゆっくり。」
私は車から降りてマンションの中に入った。
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千冬「デートなんてもう何年もしてないんだけど・・・何を着たらいいんだろう・・。」
クローゼットを開けて服を引っ張り出す。
千冬「とりあえずスカートと・・・上は長袖と・・・トレンチコートかな。」
急ぎ気味にふわふわなシフォンのスカートを穿いて、かばんを手に取った。
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鍵をかけて、私は笹倉さんが待ってる駐車場に急いだ。
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