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買い物。
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鈴「私、お母さんと同じ病気・・・?」
昔話を終えた俺に、鈴が聞いてきた。
翔平「たぶん・・・ね。詳しく検査しないとわからないけど・・・。」
鈴「検査・・・。」
翔平「すぐに終わるよ。治療法も見つかってる。だから大丈夫。」
鈴「私、ここにいていいんでしょうか・・・。」
布団に入ってる鈴が、目線を下げながら聞いてきた。
翔平「鈴は、間違いなく俺たちの家族なんだよ。ちょっと一緒に暮らし始めるのが遅かっただけ。」
鈴「・・・ありがとう・・ございます。」
翔平「明日、熱が下がってたら買い物にでも行こうか。鈴の服もいるだろ?」
鈴「服・・・!」
鈴の大きな目がいっそう大きくなった。
翔平「服、好きなのか?」
鈴「一応・・・女の子なので・・・。」
布団の中に潜っていってしまった鈴。
服が好きなことは間違いなさそうだ。
翔平「明日、熱下がってたらショッピングな。ほら、もう寝ろ。」
鈴「・・・ありがとう、翔平お兄ちゃん。」
そう言って鈴は目を閉じた。
すぐに聞こえ始める寝息。
安心してるのかしてないのかよくわからない。
翔平「あー・・・かわいい。」
寝入った鈴の前髪をそっと撫で上げた。
鈴にとってはここ2・3日の新しい家族だろうけど、俺らにとってはもう10年待った妹だ。
若いころのかあさんにそっくりな鈴。
くりくりの目。
小さい顔。
背は低いけどそれもかわいい。
想像通りの容姿に俺ら3人はメロメロだ。
翔平「はやく懐いてくれよ・・・?」
そう言って俺も眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝・・・
目が覚めた私、鈴はいい匂いが目覚ましになってしまった。
鈴「いい匂い・・・。」
翔平「起きた?おはよ、鈴。」
鈴「!・・・おはよう・・ございます・・。」
リビングに敷かれた布団から体を起こすと、翔平お兄ちゃんが私の横に座った。
翔平「熱は?」
そういって私のおでこに手のひらをあててきた。
鈴「もう・・元気です・・。」
翔平「みたいだな。熱もない。・・・なら?」
鈴「?・・・お買い物?」
翔平「当たり。さっさと食べよう。」
そう言ってダイニングのテーブルに朝ご飯を並べだした。
鈴「すごい・・・。」
オムレツにサラダ、スープにパン。
豪華な食事内容に私は驚いていた。
翔平「食べれる分だけでいいよ?ご飯は逃げないからな?」
鈴「ありがとうございます・・・。」
私は席に座り、ご飯を食べ始める。
鈴「いただきます・・・。」
口に入れたご飯はどれもおいしくて、私はパクパクと食べ進める。
全て完食したいところだったけど、普段からあまり食べない食生活な私は、半分も食べ切ることができなかった。
鈴「ごちそうさまでした。」
翔平「え?・・もう?半分も食べてないけど?」
鈴「もー・・入んない・・。」
本気でギブな表情をしてたんだと思う。
お兄ちゃんは笑いだした。
翔平「あははっ。オッケー、食べたいものがあったら言うんだよ?」
鈴「はい。」
私は服を着替えに自分の部屋に行った。
まだ荷物を出せれてないままだ。
段ボールから出して服を着替える。
鈴「私、あんまり服を持ってないんだよね・・・。」
施設ではほぼおさがりの服。
汚い・・・っていうことはないけど、自分の好みの服はなかなか手に入らない。
とりあえず一番お気に入りのデニムに長袖Tシャツ、パーカーを羽織った。
翔平「準備できたー?」
着替え終わったのと同時に翔平お兄ちゃんに呼ばれた。
鈴「はいっ。」
私は全財産が入った財布を鞄に入れて階下に向かった。
昔話を終えた俺に、鈴が聞いてきた。
翔平「たぶん・・・ね。詳しく検査しないとわからないけど・・・。」
鈴「検査・・・。」
翔平「すぐに終わるよ。治療法も見つかってる。だから大丈夫。」
鈴「私、ここにいていいんでしょうか・・・。」
布団に入ってる鈴が、目線を下げながら聞いてきた。
翔平「鈴は、間違いなく俺たちの家族なんだよ。ちょっと一緒に暮らし始めるのが遅かっただけ。」
鈴「・・・ありがとう・・ございます。」
翔平「明日、熱が下がってたら買い物にでも行こうか。鈴の服もいるだろ?」
鈴「服・・・!」
鈴の大きな目がいっそう大きくなった。
翔平「服、好きなのか?」
鈴「一応・・・女の子なので・・・。」
布団の中に潜っていってしまった鈴。
服が好きなことは間違いなさそうだ。
翔平「明日、熱下がってたらショッピングな。ほら、もう寝ろ。」
鈴「・・・ありがとう、翔平お兄ちゃん。」
そう言って鈴は目を閉じた。
すぐに聞こえ始める寝息。
安心してるのかしてないのかよくわからない。
翔平「あー・・・かわいい。」
寝入った鈴の前髪をそっと撫で上げた。
鈴にとってはここ2・3日の新しい家族だろうけど、俺らにとってはもう10年待った妹だ。
若いころのかあさんにそっくりな鈴。
くりくりの目。
小さい顔。
背は低いけどそれもかわいい。
想像通りの容姿に俺ら3人はメロメロだ。
翔平「はやく懐いてくれよ・・・?」
そう言って俺も眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝・・・
目が覚めた私、鈴はいい匂いが目覚ましになってしまった。
鈴「いい匂い・・・。」
翔平「起きた?おはよ、鈴。」
鈴「!・・・おはよう・・ございます・・。」
リビングに敷かれた布団から体を起こすと、翔平お兄ちゃんが私の横に座った。
翔平「熱は?」
そういって私のおでこに手のひらをあててきた。
鈴「もう・・元気です・・。」
翔平「みたいだな。熱もない。・・・なら?」
鈴「?・・・お買い物?」
翔平「当たり。さっさと食べよう。」
そう言ってダイニングのテーブルに朝ご飯を並べだした。
鈴「すごい・・・。」
オムレツにサラダ、スープにパン。
豪華な食事内容に私は驚いていた。
翔平「食べれる分だけでいいよ?ご飯は逃げないからな?」
鈴「ありがとうございます・・・。」
私は席に座り、ご飯を食べ始める。
鈴「いただきます・・・。」
口に入れたご飯はどれもおいしくて、私はパクパクと食べ進める。
全て完食したいところだったけど、普段からあまり食べない食生活な私は、半分も食べ切ることができなかった。
鈴「ごちそうさまでした。」
翔平「え?・・もう?半分も食べてないけど?」
鈴「もー・・入んない・・。」
本気でギブな表情をしてたんだと思う。
お兄ちゃんは笑いだした。
翔平「あははっ。オッケー、食べたいものがあったら言うんだよ?」
鈴「はい。」
私は服を着替えに自分の部屋に行った。
まだ荷物を出せれてないままだ。
段ボールから出して服を着替える。
鈴「私、あんまり服を持ってないんだよね・・・。」
施設ではほぼおさがりの服。
汚い・・・っていうことはないけど、自分の好みの服はなかなか手に入らない。
とりあえず一番お気に入りのデニムに長袖Tシャツ、パーカーを羽織った。
翔平「準備できたー?」
着替え終わったのと同時に翔平お兄ちゃんに呼ばれた。
鈴「はいっ。」
私は全財産が入った財布を鞄に入れて階下に向かった。
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