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第4話
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彼は人妻だという幼馴染の手を握り温かい眼差しで見つめて耳元でささやいている。
「フローレンス落ち着いて。僕はどこにもいかないから」
「マックス…愛してる……」
なにこれ?シャーロットはわけが分からない。ショックを受けてめまいがしてきた。
ほとんど毎日のように自分に言い寄ってきたのにこれはどういうことだという気持ちだった。
シャーロットは直感的に感じる。
二人は禁断の恋愛という不倫をしているのだと……。
「シャーロットごめんね。彼女はこのところ精神的に不安定なんだ」
「マックス私にもちゃんと説明して! それに彼女のお腹…妊娠してるんじゃないの?」
「シャーロット詳しく教えるから興奮しないでくれ」
「まさかマックスの子供なの?」
「…うん、そうだよ」
彼は話し始めました。
「実は僕達不倫してたんだ……」
「う、うん…そんな感じはしてたよ」
そんなの一瞬で分かったわ!浮気相手とは別れたんじゃないの?と思っていたが私は落ち着いて聞いていた。
「先日、僕達の不倫がフローレンスの旦那さんにバレた」
それはいつかはバレるよね?
「首筋のキスマークを旦那さんに言われたそうなんだ」
何を言っているんだ? そりゃ見えるところにそんなのついてたらバレるに決まってるじゃん。馬鹿なのかな?
「私は旦那に殴られて離婚をすると言われて家を追い出されて捨てられたんです……」
大泣きしながら言うフローレンス。
旦那さんが怒るのも当たり前のことだ。なるべくしてなったことでそれはしょうがないよね?何言ってるんだこの人は?頭は平気か?
「大丈夫だよ。僕が守るから……」
「マックス…もうあなただけなの…私を一生守って支えてね」
「ああ、当然さ。お腹の子供も僕が守るよ」
「あ! 今お腹の子が動いた!」
「本当? よしよし、僕に似て元気に育つんだぞ~」
そう言いフローレンスのお腹を優しく撫でる彼。
イチャイチャして完全に二人だけの世界に入っている。不倫の持つ魔力に感心しますね。
私はいる必要ないんじゃないのか?
「フローレンス落ち着いて。僕はどこにもいかないから」
「マックス…愛してる……」
なにこれ?シャーロットはわけが分からない。ショックを受けてめまいがしてきた。
ほとんど毎日のように自分に言い寄ってきたのにこれはどういうことだという気持ちだった。
シャーロットは直感的に感じる。
二人は禁断の恋愛という不倫をしているのだと……。
「シャーロットごめんね。彼女はこのところ精神的に不安定なんだ」
「マックス私にもちゃんと説明して! それに彼女のお腹…妊娠してるんじゃないの?」
「シャーロット詳しく教えるから興奮しないでくれ」
「まさかマックスの子供なの?」
「…うん、そうだよ」
彼は話し始めました。
「実は僕達不倫してたんだ……」
「う、うん…そんな感じはしてたよ」
そんなの一瞬で分かったわ!浮気相手とは別れたんじゃないの?と思っていたが私は落ち着いて聞いていた。
「先日、僕達の不倫がフローレンスの旦那さんにバレた」
それはいつかはバレるよね?
「首筋のキスマークを旦那さんに言われたそうなんだ」
何を言っているんだ? そりゃ見えるところにそんなのついてたらバレるに決まってるじゃん。馬鹿なのかな?
「私は旦那に殴られて離婚をすると言われて家を追い出されて捨てられたんです……」
大泣きしながら言うフローレンス。
旦那さんが怒るのも当たり前のことだ。なるべくしてなったことでそれはしょうがないよね?何言ってるんだこの人は?頭は平気か?
「大丈夫だよ。僕が守るから……」
「マックス…もうあなただけなの…私を一生守って支えてね」
「ああ、当然さ。お腹の子供も僕が守るよ」
「あ! 今お腹の子が動いた!」
「本当? よしよし、僕に似て元気に育つんだぞ~」
そう言いフローレンスのお腹を優しく撫でる彼。
イチャイチャして完全に二人だけの世界に入っている。不倫の持つ魔力に感心しますね。
私はいる必要ないんじゃないのか?
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