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第23話
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「最初の頃は良かったんだけどね。みんなギャンブルするようになって……」
レベッカはとても悲しそうな顔で話した。初めの時期は良かったけど数年後、幼馴染たちはギャンブルできる年齢になった。そしたらギャンブル場に入り浸るようになり賭け事に病み付きになってしまう。
本当にひどいもので、朝から夕方までギャンブルの魅力に取りつかれてしまった。財布の中身を全て使い果たして、本来の冒険者の仕事も忘れていた。頭と心はすっかりギャンブルに夢中で壊れる寸前だったので、レベッカはギャンブルは禁止すべきだと主張した。けれど誰も言う事を聞かなくて激しい意見の言い合いをするようになる。
「大変だったね」
「そうなんだ」
「まさか勇者パーティーがギャンブル中毒者なんて……」
「俺もギャンブルはたまにするけど……」
レオンが心の内を理解するような顔で優しく声をかける。アメリアの声はあくまでも冷静さを保っていた。マリンは憧れの対象だった勇者パーティーが、ギャンブル依存症とわかって大きなショックを受けている様子。リアムは肩身が狭い感じで自分も時々ギャンブルをすると口を開きます。
「でもギャンブルだけじゃないんだよね……」
誰もが同情するような複雑な気持ちになっていると、レベッカは勇者パーティーの恐ろしい真実を告白しはじめる。何とギャンブルだけではないと言うのだ。
「……な、何があったの?」
「ギャンブルの他にもあるの……?」
レオンが本気で心配している表情で声をかける。アメリアも戸惑うような視線を投げた。勇者パーティーが人間失格なほどの、救いようのないギャンブル狂であった事を知った。だがそれ以外にも何かあるのかと恐る恐るという感じで尋ねた。
「性的に乱れてるんだよね……」
「えぇー?」
「は?」
「ん……?」
「な、なんだって?」
レベッカが言いづらそうに、もじもじしながら小さい声で言った。その瞬間、真剣に受け止めなければならないと思っていた彼らは間抜けな声を響かせる。
「……レベッカそれはどういう事かな?」
レオンが言葉の意味を図りかねて代表して質問する。性的な問題をそれほど重要に考えているのかな?と言う思いも少なからず彼にはあった。
「リーダーのアルスが腹黒い助平野郎で、メンバーの女性全員が彼の愛人だったの」
「そんな事があり得るのか?信じられないな……」
「本当なの……!?」
アルスという青年がパーティーメンバーの幼馴染の女性と全て、愛人関係を結んでいるとレベッカが話す。誰にも言えなかった事情を打ち明けると、レオンとアメリアはまったく無意識のうちに言葉を口にした。
頭がおかしいとんでもない友達たちと一緒にいたんだねという気持ちで、リアムとマリンは気の毒そうにレベッカを見つめている。一同は話を聞くにつれレベッカがあまりにも不憫に思えた。
レベッカはとても悲しそうな顔で話した。初めの時期は良かったけど数年後、幼馴染たちはギャンブルできる年齢になった。そしたらギャンブル場に入り浸るようになり賭け事に病み付きになってしまう。
本当にひどいもので、朝から夕方までギャンブルの魅力に取りつかれてしまった。財布の中身を全て使い果たして、本来の冒険者の仕事も忘れていた。頭と心はすっかりギャンブルに夢中で壊れる寸前だったので、レベッカはギャンブルは禁止すべきだと主張した。けれど誰も言う事を聞かなくて激しい意見の言い合いをするようになる。
「大変だったね」
「そうなんだ」
「まさか勇者パーティーがギャンブル中毒者なんて……」
「俺もギャンブルはたまにするけど……」
レオンが心の内を理解するような顔で優しく声をかける。アメリアの声はあくまでも冷静さを保っていた。マリンは憧れの対象だった勇者パーティーが、ギャンブル依存症とわかって大きなショックを受けている様子。リアムは肩身が狭い感じで自分も時々ギャンブルをすると口を開きます。
「でもギャンブルだけじゃないんだよね……」
誰もが同情するような複雑な気持ちになっていると、レベッカは勇者パーティーの恐ろしい真実を告白しはじめる。何とギャンブルだけではないと言うのだ。
「……な、何があったの?」
「ギャンブルの他にもあるの……?」
レオンが本気で心配している表情で声をかける。アメリアも戸惑うような視線を投げた。勇者パーティーが人間失格なほどの、救いようのないギャンブル狂であった事を知った。だがそれ以外にも何かあるのかと恐る恐るという感じで尋ねた。
「性的に乱れてるんだよね……」
「えぇー?」
「は?」
「ん……?」
「な、なんだって?」
レベッカが言いづらそうに、もじもじしながら小さい声で言った。その瞬間、真剣に受け止めなければならないと思っていた彼らは間抜けな声を響かせる。
「……レベッカそれはどういう事かな?」
レオンが言葉の意味を図りかねて代表して質問する。性的な問題をそれほど重要に考えているのかな?と言う思いも少なからず彼にはあった。
「リーダーのアルスが腹黒い助平野郎で、メンバーの女性全員が彼の愛人だったの」
「そんな事があり得るのか?信じられないな……」
「本当なの……!?」
アルスという青年がパーティーメンバーの幼馴染の女性と全て、愛人関係を結んでいるとレベッカが話す。誰にも言えなかった事情を打ち明けると、レオンとアメリアはまったく無意識のうちに言葉を口にした。
頭がおかしいとんでもない友達たちと一緒にいたんだねという気持ちで、リアムとマリンは気の毒そうにレベッカを見つめている。一同は話を聞くにつれレベッカがあまりにも不憫に思えた。
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