推理は日常の中で

終点ーシュウテンー

文字の大きさ
5 / 16

#5 調査依頼

しおりを挟む
「突き止めるってことは、そのストーカーをとっ捕まえればいいってこと?」

純粋に浮かんだ疑問を涼子にぶつけてみる。

すると涼子は苦笑いしながら

「まぁそういうことでいっかな?」

と言った。

「そういえば、碧ちゃんは芽依ちゃんからどこまで聞いてるの?」

「涼子がストーカー被害にあってるってことくらいしか聞いてないかな?ちょうど聞こうとした時に涼子がこの部室に来たから。」

すると涼子は「そうなの。」と言って詳しい話を話し始めた。

「碧ちゃんは私が陸上部で活動してるってことは知ってる?」

「知ってる!」

そのことは、涼子が来る前に芽依と話していたことだ。

いくら学校の情報に疎くても、有名人の噂くらいは耳に入っている。

「なら詳しく話していくわね。」

という言葉を皮切りにして私と芽依に緊張感が走った。

「最近部活が大会前ってことで、割と遅くまでやってるのよ。
あぁ私電車通学だから、駅から学校までそんなに遠くないから歩いてここまで来てるの。
でその帰り道での出来事なんだけど、その日は朝から曇り空が続いていて、日暮れの時間も相まって余計に不気味に感じたことを覚えているわ。
歩いて駅まで向かっている途中で急に背後からシャッター音らしき音が聞こえたの。
それが大体一週間暗い前の話ね。
それ以降はシャッター音みたいな音は聞こえないんだけど、たまに変な視線を感じることがあるし、1回気になり出しちゃうと不安で不安で仕方ないのよ。
それで、芽依ちゃんに相談したらこの部のことと碧ちゃんのことを教えてもらったってわけ。」

涼子が事件の一部始終を話し終えた。

この話を聞けば聞くほど気味が悪い。

ストーカーに盗撮って、どこの犯罪者なのやら。

そいつの被害で困っている涼子のことを考えれば、必ずそいつを引っ張り出して写真全消去した後警察に突き出してやる!!

「任せて涼子!そいつ絶対法廷の下に引っ張り出してやるから!!」

私は決意を込めて叫んだ。

「法廷までは行かなくても良いけど頼りにしてるわね?よろしく碧ちゃん!」

「碧が本気になってくれてよかったよかった~」

涼子は若干引き気味な感じがするけど、芽依はいつも通りの緩い雰囲気だ。

「じゃあ明日から調査開始だー!絶対に突き止めてやるぞー!」

「「おぉーーーー!」」

二人は私のかけ声とともに大きな声で返事をした。

「あ、私も帰り道そっちだから今日は一緒に帰ろうね?いいよね?」

私は涼子ともっと話したくてちょっと提案をしてみた。

「もちろんいいわよ!いろいろお話ししましょ~。」

帰り道、私たちの後ろに怪しげな陰があった。

「っち。今日は友達と帰ってるのかよ。まぁいい、今日はやめておこう。機会などいくらでもあるしな。」

といってその陰は消えていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。

たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】 『み、見えるの?』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』  ◆◆◆  仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。  劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。  ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。  後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。  尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。    また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。  尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……    霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。  3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。  愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー! ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...