推理は日常の中で

終点ーシュウテンー

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#8情報収集2(教室)

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私たちは神崎先生の指示通り教室で待っていた。

「こうちゃん先生遅いな~。まだかな~。」

あれから大体30分ほど時間が経過している。

流石に待たせすぎでは?という感情が湧き出てくる。

「もしかしなくても怒られてるんじゃないの?」

確かにあのとき職員室から感じた雰囲気からするとそれも十分にあり得るかもしれない。

だがこうちゃん先生が怒られる理由が見当もつかない・・・。

なんで怒られることになったんだ?などと考えていると、急に後ろから声が聞こえた。

「鳴瀨、その通りだ。」

「うわ、びっくりしたー!もう遅いですよ!あと驚かせないでください、こうちゃん先生!」

もう本当にびっくりした。

自慢じゃないが、私はホラーとかびっくりさせられる系がめちゃくちゃ苦手だ。

本当に心臓が止まるかと思った。

「お説教はもう終わったんですか~?」

のほほんとしたいつも通りの感じで、芽依が神崎先生に尋ねる。

「あぁ・・・。やっと解放された。教頭と生徒指導の先生に『生徒との距離が近すぎるんじゃないですか?』などとクドクドクドクド・・・。どっかの誰かさんのせいでな。」

っと言いながらジト目をこちらに向けてきた。

「・・・すみませんでした神崎先生。」

「うむ、よろしい。次からは気をつけてくれよ。」

といって神崎先生は笑った。

「それで聞きたいことってのはなんだ?」

「あ、そうだった。芽依なんだっけ?」

と芽依に助けを求めたら、神崎先生よりも大きなため息をつかれた。

・・・解せぬ。

「学校周りに最近不審者が出ていないか聞きに来たんでしょう?」

あ、そうだった!!ここに来た目的を私は思い出した。

確かにこの内容なら呆れさせてしまっても仕方ないように思える・・・。

なんて考えてると芽依に

「もう、部長なんだからしっかりしてよ?」

と言われてしまった。これは素直に謝っておいた方がいいか。

「はい、すみません・・・」

私が深く反省していると、神崎先生がこんなことを語り始めた。

「不審者情報か~。本当は明日の朝のHRで話すはずだったんだが、ついさっき、近隣の方から不審者らしき人物を見たって情報が入って職員会議していたところだ。」

なんてタイミングの良いことだろう。

ここまでタイミングが良いとは。

私の日頃の行いがや勝ったからに違いない!

「それ!もっと詳しい情報って分かりますか?」

「詳しい情報か~。ついさっき情報が入ってきたばかりだから分かっているのは、出現場所と不審者の服装だけだな。」

さっき入った情報なのにそこまで分かるとか、どんだけ近隣の方のおばちゃん情報網は広いんだ・・・。

少し驚いてしまった。

「それで出現場所と服装ってなんですか?」

と芽依が矢継ぎ早に質問していた。

「確か出現場所は、ここ新山町から隣町の成神町にかけて、服装は黒のコートに紺のセーター、ジーパンにマスク、サングラスをして帽子を被っているらしい。」

という情報がもたらされたのだった。
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