推理は日常の中で

終点ーシュウテンー

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#9特徴

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「なんですか!そのとてつもなくわかりやすい犯人像は!」

反射で私はそう叫んでいた。

だって、想像したら犯人ってこんな感じだよね~ってセットが、そっくりそのままなんだから。まさか、このご時世にそんな格好でいるやつがいるとは・・・。

そんなの、通報してくれっていってるものじゃん。

隣を見ると、芽依も呆れていた。

「まさか、本当にそんな格好で外歩いてる人がいるなんて・・・。」

芽依も私と一緒のことを思っていたらしい。

逆に,この情報を聞いてそう思わない人の方がおかしいが。

「俺も最初は耳を疑ったがどうやら本当らしい。その証拠に、近隣の方からの通報は全部似通っている。」

もらった情報に、私はなんだかあほらしくなった。

でも、この情報を活用すればなんだかすぐに発見できそうだ。

さっさと探してしまおう!そして涼子を安心させてあげなくては!!

「まぁ二人の言いたいことは分かるが、これが現実だ。俺が出せる情報はこんなものだが役に立てそうか?」

これだけわかりやすい特徴が分かれば十分すぎる情報だ。

聞きにいってよかった~。

「はい、これ以上にないくらいわかりやすい情報でした!ありがとうございました!」

その後に続けて「・・・いつもの授業より数倍わかりやすい説明でした。」と付け加えると、その言葉を神崎先生は聞き逃さなかった。

「ん?如月。今、聞き捨てならない言葉が聞こえた気がするが気のせいかな?」

私はドキリとした。背中に嫌な汗がつたる。

「な、なんのことかな~?いつもの授業よりわかりやすいとか言ってないですよ!ほんとに!」

と言い訳すると、芽依からは大きなため息が聞こえて、神崎先生はとびきりの笑顔で立っていた。

「碧、自白しちゃってるから・・・。」

「よし!如月、いい根性してるな!その言葉挑戦と受け取った。都合の良いことに明日は俺の授業があるな。ってな訳で、明日の授業はちょっとしたテストをやるとしよう。如月はやる気満々みたいだから、ちょっと難易度を上げようか!もちろん、6割とれなかったら追加課題をやってもらうからな。」

と、まれに見る超いい笑顔でそう断言した。私はしでかしてしまったことを思い返して、とてつもなく後悔した。
「はぁ・・・。クラスの子達にも連絡しとかなきゃ。」

芽依は冷静のそうつぶやいた。

「あの~芽依さん・・・。よければ勉強を」

「勉強なら自分でやりなよ~。今回は自業自得だから助けてやんない。」

私が言い切る前に釘を刺されてしまった。

私は素直に「はい・・・。」と返事する他無かった。

「勉強がんばれよ~。俺は、これから問題つくらないといけないからこの辺で失礼するぞ~。じゃあまた明日な~。」

と言って教室から出て行った。

「「ありがとうございました!さようなら~。」」

今日だけでも、結構な情報が手に入ったからよしとしよう。

帰って勉強しよ・・・。
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