推理は日常の中で

終点ーシュウテンー

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#12 相談

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席に着くと皇さんが聞いてきた。

「それで僕に相談事ってなんだい?」

「はい、実は友達がストーカー行為に悩まされていて…その友達というのが、」

「私です。」

涼子が出てきた。

心做しか緊張しているようだ。

「ほう。ストーカーか…まだ実害が出てるわけじゃないんだよね?」

「はい。ちょっと後をつけられて、写真を撮られただけですね。それも気づいたのは1回だけなんですけど…」

「なるほど…写真か。警察としては、そういった民事系の事には首を突っ込めないんだけど、今回は碧ちゃんの頼みだ。僕自身が協力しよう。」

「ほんとですか!!」

最初は苦い顔をしていたから心配していたけれど、協力してくれるならこんなにありがたい話はない!

なんなら超心強い!!

「幸太朗には相談しなかったのかい?」

「もちろん相談しましたよ?今は忙しいって電話切られちゃいましたけど。」

「あらま…確かに今はちょっと僕から依頼を出してるからしょうがないけど、弟子の頼みくらい聞いてやれよ…」

皇さんがちょっと呆れていた。

確かに愛弟子の頼みくらいちょっと聞いてもいいんじゃないか?と心底思った。

あの人はほんとにもう……

「まぁいい、あいつはいつもあんなだからな。この前のハイジャック事件も似たようなものだった。あの時は碧ちゃんも一緒だったね。」

そういえばそんなこともあったな~。

あれだけ印象的な事件だったのに、最近テストとか多かったから頭から抜けてしまっていた…。

「「ハイジャック事件?」」

涼子と芽依が頭の上に疑問符を浮かべていた。

確かに話が壮大すぎるもんな~、そうもなるか。

「1週間ほど前にあった事件だよ。確かテレビでも報道されたんじゃないかな?あの事件は碧ちゃんも活躍したから詳しく聞けばいいよ~」

「碧後で詳しく!!」

そんな面白いこと聞いてない!

という風な感じで芽依が言ってきた。

「わ、わかったよ」

「さて、涼子さんのことだけど、当分帰りが遅くなる時は僕が送り迎えしてあげるよ。ご両親にも説明しよう。」

「皇さんが送り迎えしてくれるなら安心ですね!皇さんの安全性は私が保証する!」

「わかったわ。それでは皇さんよろしくお願いします!両親の説得はお力お借りします。」

涼子がなんだか嬉しそうに見えるのは気のせいかな?

「任せて。なら善は急げだ、早速ご両親に説明に行こうか。碧ちゃん達はどうする?良ければ送っていくけど。」

「いえ、私たちはちょっとこの後よるところもあるのでこの辺で失礼しますね。」

「そうか。なら気をつけて帰るんだよ~。あたりも暗くなってるからね。じゃあ芽依さん、碧ちゃんまたね。涼子さん行こうか。」

「「ありがとうございました!」」

これでちょっと一安心かな?

涼子のことは一旦皇さんに任せて、こっちはこっちで色々調べてみよう。
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