13 / 16
#13 回想:ハイジャック事件1
しおりを挟む
「それで?ハイジャック事件ってなに?」
逃がさないとばかりに芽依が聞いてきた。
まぁ誰でも気になるか~、記憶にもしっかり残ってる印象的な事件だったし。
私活躍できたし!
「覚えてたのね。ふーむ…どこから話したものか。あれはね……」
回想
あれは、珍しく太宰先生が旅行に誘ってくれた時の事です。
「おーい、碧~。早くしろ先行っちまうぞ~。」
「ちょっと待ってくださいよー!すぐ行きますからー!」
「お前はホントのろまだなぁ。」
「なんですって?ちょっと聞き捨てなりませんね。私がのろまならあなたはズボラです!自分の部屋くらい自分で片付けてください!!」
「な、なんだとー!弟子にしてやってるんだからそれくらいやれよ!」
などと口喧嘩していると後ろから声がかかりました。
「ほんとに君たちは仲がいいねぇ。」
皇さんがニコニコしながらこっちに近づいていた。
ちょっと笑顔が怖いのはなぜ…?
「仲はいいです!なんてたって相棒ですから!!」
私は自信満々に胸を張って言った。
「相棒なんて大したもんじゃねぇ。ただの助手兼弟子だ。」
「もぉー!なんでそんな意地悪なこと言うんですか!」
「意地悪もクソもないだろ!そのままじゃねぇか。」
また口喧嘩していると、ちょっと皇さんの笑顔が黒みを増しました。
「2人とも落ち着きなよ。もう搭乗時間みたいだよ。いつまでも喧嘩してるなら置いてくからね?」
この言葉に私と太宰先生は顔を見合わせた。
先生の顔を見ると顔が引きつっていました。
やはり先生もあの雰囲気は怖かったんでしょう。
私は怖かったです。
改めて皇さんは怒らせてはいけないと感じました。
「あ、恭太待ってくれー!もう喧嘩しないから!ほら碧も急ぐぞ!」
「は、はい!皇さーん、まってー!」
皇さんに追いついて、なんとか飛行機に乗ることが出来ました。
機内にて
「やっぱりエコノミークラスは狭いですね~」
そうつぶやくと隣から
「お?それは嫌みか?碧、嫌だったらこのまま東京に置いていってもいいんだぞ?」
ドスの効いた声でそう言われました。
嫌だ!
私も旅行行きたい!!
せっかく北海道に行くんだから!
「い、いや~エコノミーでも快適に過ごせますね~!」
「それでいいんだよ、それで。さぁ久々の休暇だ、存分に楽しむぞー!」
「そうだね。僕も事件のことは忘れてゆっくり羽を伸ばすとしよう。」
刑事さんも大変だ…いつもお疲れ様です!と心の中で手を合わせておこう。
などと過ごしているとCAからアナウンスが入った。
「当機はただいまより、離陸姿勢に入ります。皆様シートベルトを着用の上、お席をお立ちにならないようにお願い致します。詳細は手前のポケットにパンフレットが入っておりますのでご参照ください。」
「あ、そろそろ出発するみたいですよ!」
ピコーンッ
シートベルト着用のランプが灯った。
「お待たせ致しました。当機はただいまより、離陸致します。」
そうして私たちの旅行は幕を開けた。
この後になにが待っているとも知らずに…
逃がさないとばかりに芽依が聞いてきた。
まぁ誰でも気になるか~、記憶にもしっかり残ってる印象的な事件だったし。
私活躍できたし!
「覚えてたのね。ふーむ…どこから話したものか。あれはね……」
回想
あれは、珍しく太宰先生が旅行に誘ってくれた時の事です。
「おーい、碧~。早くしろ先行っちまうぞ~。」
「ちょっと待ってくださいよー!すぐ行きますからー!」
「お前はホントのろまだなぁ。」
「なんですって?ちょっと聞き捨てなりませんね。私がのろまならあなたはズボラです!自分の部屋くらい自分で片付けてください!!」
「な、なんだとー!弟子にしてやってるんだからそれくらいやれよ!」
などと口喧嘩していると後ろから声がかかりました。
「ほんとに君たちは仲がいいねぇ。」
皇さんがニコニコしながらこっちに近づいていた。
ちょっと笑顔が怖いのはなぜ…?
「仲はいいです!なんてたって相棒ですから!!」
私は自信満々に胸を張って言った。
「相棒なんて大したもんじゃねぇ。ただの助手兼弟子だ。」
「もぉー!なんでそんな意地悪なこと言うんですか!」
「意地悪もクソもないだろ!そのままじゃねぇか。」
また口喧嘩していると、ちょっと皇さんの笑顔が黒みを増しました。
「2人とも落ち着きなよ。もう搭乗時間みたいだよ。いつまでも喧嘩してるなら置いてくからね?」
この言葉に私と太宰先生は顔を見合わせた。
先生の顔を見ると顔が引きつっていました。
やはり先生もあの雰囲気は怖かったんでしょう。
私は怖かったです。
改めて皇さんは怒らせてはいけないと感じました。
「あ、恭太待ってくれー!もう喧嘩しないから!ほら碧も急ぐぞ!」
「は、はい!皇さーん、まってー!」
皇さんに追いついて、なんとか飛行機に乗ることが出来ました。
機内にて
「やっぱりエコノミークラスは狭いですね~」
そうつぶやくと隣から
「お?それは嫌みか?碧、嫌だったらこのまま東京に置いていってもいいんだぞ?」
ドスの効いた声でそう言われました。
嫌だ!
私も旅行行きたい!!
せっかく北海道に行くんだから!
「い、いや~エコノミーでも快適に過ごせますね~!」
「それでいいんだよ、それで。さぁ久々の休暇だ、存分に楽しむぞー!」
「そうだね。僕も事件のことは忘れてゆっくり羽を伸ばすとしよう。」
刑事さんも大変だ…いつもお疲れ様です!と心の中で手を合わせておこう。
などと過ごしているとCAからアナウンスが入った。
「当機はただいまより、離陸姿勢に入ります。皆様シートベルトを着用の上、お席をお立ちにならないようにお願い致します。詳細は手前のポケットにパンフレットが入っておりますのでご参照ください。」
「あ、そろそろ出発するみたいですよ!」
ピコーンッ
シートベルト着用のランプが灯った。
「お待たせ致しました。当機はただいまより、離陸致します。」
そうして私たちの旅行は幕を開けた。
この後になにが待っているとも知らずに…
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる