推理は日常の中で

終点ーシュウテンー

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#16 回想:ハイジャック事件4(太宰視点)

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馬鹿弟子が爆弾を探しに行った。

変なことをやらかさないか師匠として心配だ…。

色んな意味で…。

まぁ大丈夫だとは思うが、俺たちは俺たちでやることをやろう。

事件に巻き込まれるなんて何年ぶりだ。

昔のことを思い出す、あの頃は色んな危なっかしいことばっかやってたなぁ。

こんなこと言ったら恭太に怒られそうだけど、あの頃はあの頃で楽しかった。

まぁ昔は昔今は今だ、あんな仕事より気楽な探偵の方が向いているように思える。

恭太には悪いがな。

さて、今回は珍しい事件だ。

どうやって止めようかと考えていると恭太が話しかけてきた。

「この感じ懐かしいね。まるで昔に戻ったみたいじゃないか。まだあの頃を覚えているかい?」

「当たり前だろ。2年前くらいの話じゃねぇか。あんなの忘れたくても忘れるわけねぇだろ。もう"警察"なんぞコリゴリだよ。」

「碧ちゃんは昔、幸太朗が警察だったってこと知っているのかい?」

「あいつには言ってねぇよ、詰め寄られるのがめんどくさいし言っても同じだからな。」

そう、このことはあいつは知らない。

恭太とは小学校からの付き合いなので、あいつは、友達が警察官なんだすごーい!

って感じで思ってるだろう。

まぁこれ終わったら言ってもいいか。

「冷たいね~。この前も、相談に来た碧ちゃんを忙しいの一言で突っぱねたらしいじゃないか。」

「電話だったけどな。お前からめんどくさい依頼が来たから、忙しかったのは忙しかったんだよ。」

「あの依頼はすまないと思ってるよ。でも、あの事件を幸太朗は見逃せないだろ?」

確かにあの依頼は俺の根幹に関わる。

捜査したくないかと言われると、何がなんでもやりたい案件だ。

「その話はまた今度な。あの依頼をよこしてくれたのは感謝してる。でも今はこの山だ、さぁちょっとばかし昔みたいに暴れてやろうかね~。なぁ恭太。」

そういうと恭太はちょっとムッとした表情になった。

「言いがかりはよしてくれ、警察時代暴れてたのは君だけじゃないか。僕はそれの後始末をしていただけさ。」

「お前もノリノリだったじゃねぇか。」

「そう見えたのなら眼科に行くことをオススメするよ。」

と言うとニヤリと笑った。

「じゃあバカ弟子が、必死で爆弾探してる間にこっちはこっちの仕事をしましょうかね。」

「そうだね。時間も限られてる事だし、ちゃっちゃと終わらせて北海道で一休みだ。」

俺たちがそう言葉を交わしていると、奥から犯人が帰ってきた。

さぁ探偵の基本、聞きこみ調査から始めるとしようか。

お仕事開始だ!
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