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リュウのケイトウ レガシィ 22 レイラ
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レイラは格納庫への歩みの中で考える。
なぜ自分は人の死に直面しても
悲しく感じないのか。
勿論、少しも感じない訳ではなく
人並みに悲しい。
しかしそれが一瞬の事なのだ。
直ぐに物語でも読んだかの様に
いや、それよりも早く実感、
現実感と言うべきか
が、薄れてしまうのだ。
そんな自分を卑下しそうにもなるが
そのおかげで直ぐに前向きになれるとも
考えている。
今、父と死別しても
(実際はまだ死んでいない)
既にその感情は薄れ
前向きに考え
行動に反映させている事を
良い事なのだと自分に
もう一度言い聞かせる。
◇ ◇
その時、救護室では
息を引き取った様に見せかけた
まだ生きていたガセア王と
侍従のヒルデが
最後の昔話をしていた。
『ヒルデよ
レイラを立派に育ててくれて
有難う。
お前には何時も感謝している。
最後に礼を言わせてくれ。』
『勿体無いお言葉です。
私もレイラ様には
感謝しているのです。
本当の娘の様に接して参りましたが
あの前向きな明るさには
何度も助けられました。』
『そうか。
最後まで本人には実の娘で無い事を
告げられなかった。
が、それで良かったのかもしれない。
友人のエルフの族長より預かった
娘だったがどうやらエルフの
娘でも無いらしい。
エルフの村が竜の襲撃で
全滅してしまった時
預かったのだが
くれぐれもよろしく頼むと
託されたものでな。
私の近くに置いては
上の娘、二人の様に甘やかしてしまい
弱い人間になってしまうと思い
強く一人でも生きて行ける
ようにとお前に任せたのだ。
本当に良くやってくれた。
お前に任せて正解だったな。
連隊長になるまでに成長して。
私は誇らしいよ。
本当に有難う…。』
そこまで語ると
ガセア王は静かに瞼を閉じた。
今度は長い眠りになりそうだ。
『ゆっくり、お休み下さい
陛下。』
◇ ◇
考え事をしながら歩くレイラへ
慧人が不意に声を掛けた。
『レイラ、
頼まれていた君の機体、
改修が全て終了した。
それで、ここを発つ前に
新しいコクピットに慣れて
もらいたい。
少しシミュレーションを
してもらいたいんだ。』
レイラは慧人の方へ
振り返ったが
キョトンとしている。
『この部屋だ。』
ネイ シーティス スプレマシーの
ルームへ知らない者でも
入り易いように
ダミーの扉を投影している。
開閉時は質量感も存在する。
言うなれば亜空間へ通じる
何処でもトビラーと
言ったところか。
『レイラこの台の上に
立って居てくれ。』
『こうですか?。』
『ああ、それで良い。
ネイ始めてくれ。』
慧人が声を掛けると
部屋の奥より
メイドさんが現れた。
『なんだその猫耳メイドの
フギュエイド ボディーは。』
慧人は思わずレイラそっちのけで
ネイに突っ込みを入れてしまう。
『エル様が作業用の予備にと
準備して下さった物ですが…。』
ネイが少し縮こまり気味に
答える。
『すまん、つい突っ込んでしまった。
エルの仕業なのは分かっていたのに。』
ネイは気をとりなおし
顔を上げると
スカートの裾を摘み
チャーミングにお辞儀をした。
(いや、そこまでは要らんのに…。)
今度は声に出さぬ様、気を付けて
心の突っ込みを入れる慧人。
『あの、こんな事をしている
時間は無いのでは?。』
レイラの冷めた一言で
一瞬にしてマヌケ空間より
帰還する慧人。
『時間の心配なら無用だ。
その事については後で説明するとして
ネイ、レイラの適性値計測。』
『かしこまりました。』
メイド服のボディーに合わせ
何時ものイエス マスターでは無く
かしこまりましたとお辞儀する
律儀?!な性格のネイだった。
『…………計測値は?。』
『4.2 でございます。』
『4.2!!素晴らしい数値だな。』
『レイラ様は体内に
龍真瑰を一つ宿しておいでです。』
『なんとっ!………。』
慧人が言葉を失った。
『あのぅ。
凄い事なんですの?。』
レイラが膝小僧に手を当て
前屈みに尋ねて来る。
『素晴らしい事です。
が、貴女はこれから
自分でも驚く知識を多く
身に付けなければなりません。
貴女の秘密に関する事も。
ネイ、
ネイ リンクで
あらましを伝えてくれ。』
『かしこまりましたマスター。』
ネイが慧人の言葉に頷き
右腕を高く上げると指を鳴らした。
するとレイラの乗った台の
天板から赤い光が発せられた。
数秒後レイラは自分が人で無い事、
新システムの操縦方
この空間の時間が加速している事
など自分の知りたかった事から
直ぐに必要の無い事まで
ありとあらゆる事象を
龍真瑰へ書き込まれたのだ。
『全て分かりました。』
レイラは付き物が落ちたような
スッキリした面持ちになっていた。
そしてしっかりと慧人の
瞳を覗き込む。
そう、一番知りたかったのは
慧人の事だったのかも知れない。
慧人も視線を合わせたまま
外せないでいる。
『っうんっ!。
レイラ様、新システム用
パイロットスーツへお着替え致します。』
視線を合わせる二人を遮るよう
タンを切るような咳払いをして
慧人の命令を待たず
レイラの着替えを開始した。
台の周りにバーチャルカーテンが
敷かれる。
『こ、これを着るの?!。』
『そーです。』
レイラの恥ずかしそうな
質問に冷静に棒読みで答えるネイ。
『大丈夫、きっと可愛いです。』
又しても棒読みである。
『…………どう?。
恥ずかしくない?!。』
『うん、可愛い。』
慧人には二人の会話が筒抜けだ。
しかし、何時もの仏頂面の慧人の
表情から感情を読み取る事は出来ない。
着替えが終わると
カーテンが開く。
そこには
ネイにより無理矢理ポーズを取らされ
ライトアップされた
レイラの姿が有った。
しかも台がゆっくり回転している。
目の前の光景にしばし
フリーズする慧人。
『あの、変じゃないでしょうか?。』
頬を染め質問するレイラ。
『いえ、良く似合ってます。』
デジャビュを感じながら
強引に笑顔を作り答える慧人。
『直ぐシミュレーション始めまーす。』
二人が良い雰囲気を作らぬように
事を急がせるネイ。
レイラが立つ足の部分をステップに
50cm四方がせり上がり
1mの高さまで上がると
球状にバーチャル ゲル化シルが
レイラを包み込む。
外からは勿論その様子は
丸見えである。
球状の中で少し前屈みに
浮かぶような姿勢のレイラの
目の前に透過視型
バーチャル モニターが
いくつも浮かび上がり
シミュレーションの支度が整う。
『あのぅ~
慧人は手伝って下さらないの?。』
レイラが熱のこもった視線を
振り向きざまに慧人へ送る。
慧人はそのレイラの表情を見た時
しまったと気付くのであった。
レイラに試薬の副作用が
ハッキリと現れている事を。
媚薬効果が含まれる
旧調剤の物がまだ残っていたのだ。
『ねぇ慧~人~っ!。
ここへ来て手取り足とり
教えて下さらないと。
はやくぅ~~。』
このままでは先に進めないと
思った慧人は
シミュレーターへ
上がろうとする。
『私が教えて差し上げますっ!。』
それを割ってネイが先に
シミュレーターのコクピット内へ。
すると中の様子が分からないように
視界を遮るシールドが球状に
張られる。
『こっちです。』
『いや~~ん そんなところ ダメぇ~。』
『違いますココです。』
『もぅ………ダメなのにぃ~。』
音声はダダ漏れだった。
(いったい 何をやっているんだ。)
慧人が中の様子が分かるように
一部シールドを解除する。
『あ"。』
そこにはツイスターゲーム並みに
こんがらがりながらも
敵の攻撃を華麗に躱しながら
次々に目標を撃ち落とす
レイラの艶姿があった。
なぜ自分は人の死に直面しても
悲しく感じないのか。
勿論、少しも感じない訳ではなく
人並みに悲しい。
しかしそれが一瞬の事なのだ。
直ぐに物語でも読んだかの様に
いや、それよりも早く実感、
現実感と言うべきか
が、薄れてしまうのだ。
そんな自分を卑下しそうにもなるが
そのおかげで直ぐに前向きになれるとも
考えている。
今、父と死別しても
(実際はまだ死んでいない)
既にその感情は薄れ
前向きに考え
行動に反映させている事を
良い事なのだと自分に
もう一度言い聞かせる。
◇ ◇
その時、救護室では
息を引き取った様に見せかけた
まだ生きていたガセア王と
侍従のヒルデが
最後の昔話をしていた。
『ヒルデよ
レイラを立派に育ててくれて
有難う。
お前には何時も感謝している。
最後に礼を言わせてくれ。』
『勿体無いお言葉です。
私もレイラ様には
感謝しているのです。
本当の娘の様に接して参りましたが
あの前向きな明るさには
何度も助けられました。』
『そうか。
最後まで本人には実の娘で無い事を
告げられなかった。
が、それで良かったのかもしれない。
友人のエルフの族長より預かった
娘だったがどうやらエルフの
娘でも無いらしい。
エルフの村が竜の襲撃で
全滅してしまった時
預かったのだが
くれぐれもよろしく頼むと
託されたものでな。
私の近くに置いては
上の娘、二人の様に甘やかしてしまい
弱い人間になってしまうと思い
強く一人でも生きて行ける
ようにとお前に任せたのだ。
本当に良くやってくれた。
お前に任せて正解だったな。
連隊長になるまでに成長して。
私は誇らしいよ。
本当に有難う…。』
そこまで語ると
ガセア王は静かに瞼を閉じた。
今度は長い眠りになりそうだ。
『ゆっくり、お休み下さい
陛下。』
◇ ◇
考え事をしながら歩くレイラへ
慧人が不意に声を掛けた。
『レイラ、
頼まれていた君の機体、
改修が全て終了した。
それで、ここを発つ前に
新しいコクピットに慣れて
もらいたい。
少しシミュレーションを
してもらいたいんだ。』
レイラは慧人の方へ
振り返ったが
キョトンとしている。
『この部屋だ。』
ネイ シーティス スプレマシーの
ルームへ知らない者でも
入り易いように
ダミーの扉を投影している。
開閉時は質量感も存在する。
言うなれば亜空間へ通じる
何処でもトビラーと
言ったところか。
『レイラこの台の上に
立って居てくれ。』
『こうですか?。』
『ああ、それで良い。
ネイ始めてくれ。』
慧人が声を掛けると
部屋の奥より
メイドさんが現れた。
『なんだその猫耳メイドの
フギュエイド ボディーは。』
慧人は思わずレイラそっちのけで
ネイに突っ込みを入れてしまう。
『エル様が作業用の予備にと
準備して下さった物ですが…。』
ネイが少し縮こまり気味に
答える。
『すまん、つい突っ込んでしまった。
エルの仕業なのは分かっていたのに。』
ネイは気をとりなおし
顔を上げると
スカートの裾を摘み
チャーミングにお辞儀をした。
(いや、そこまでは要らんのに…。)
今度は声に出さぬ様、気を付けて
心の突っ込みを入れる慧人。
『あの、こんな事をしている
時間は無いのでは?。』
レイラの冷めた一言で
一瞬にしてマヌケ空間より
帰還する慧人。
『時間の心配なら無用だ。
その事については後で説明するとして
ネイ、レイラの適性値計測。』
『かしこまりました。』
メイド服のボディーに合わせ
何時ものイエス マスターでは無く
かしこまりましたとお辞儀する
律儀?!な性格のネイだった。
『…………計測値は?。』
『4.2 でございます。』
『4.2!!素晴らしい数値だな。』
『レイラ様は体内に
龍真瑰を一つ宿しておいでです。』
『なんとっ!………。』
慧人が言葉を失った。
『あのぅ。
凄い事なんですの?。』
レイラが膝小僧に手を当て
前屈みに尋ねて来る。
『素晴らしい事です。
が、貴女はこれから
自分でも驚く知識を多く
身に付けなければなりません。
貴女の秘密に関する事も。
ネイ、
ネイ リンクで
あらましを伝えてくれ。』
『かしこまりましたマスター。』
ネイが慧人の言葉に頷き
右腕を高く上げると指を鳴らした。
するとレイラの乗った台の
天板から赤い光が発せられた。
数秒後レイラは自分が人で無い事、
新システムの操縦方
この空間の時間が加速している事
など自分の知りたかった事から
直ぐに必要の無い事まで
ありとあらゆる事象を
龍真瑰へ書き込まれたのだ。
『全て分かりました。』
レイラは付き物が落ちたような
スッキリした面持ちになっていた。
そしてしっかりと慧人の
瞳を覗き込む。
そう、一番知りたかったのは
慧人の事だったのかも知れない。
慧人も視線を合わせたまま
外せないでいる。
『っうんっ!。
レイラ様、新システム用
パイロットスーツへお着替え致します。』
視線を合わせる二人を遮るよう
タンを切るような咳払いをして
慧人の命令を待たず
レイラの着替えを開始した。
台の周りにバーチャルカーテンが
敷かれる。
『こ、これを着るの?!。』
『そーです。』
レイラの恥ずかしそうな
質問に冷静に棒読みで答えるネイ。
『大丈夫、きっと可愛いです。』
又しても棒読みである。
『…………どう?。
恥ずかしくない?!。』
『うん、可愛い。』
慧人には二人の会話が筒抜けだ。
しかし、何時もの仏頂面の慧人の
表情から感情を読み取る事は出来ない。
着替えが終わると
カーテンが開く。
そこには
ネイにより無理矢理ポーズを取らされ
ライトアップされた
レイラの姿が有った。
しかも台がゆっくり回転している。
目の前の光景にしばし
フリーズする慧人。
『あの、変じゃないでしょうか?。』
頬を染め質問するレイラ。
『いえ、良く似合ってます。』
デジャビュを感じながら
強引に笑顔を作り答える慧人。
『直ぐシミュレーション始めまーす。』
二人が良い雰囲気を作らぬように
事を急がせるネイ。
レイラが立つ足の部分をステップに
50cm四方がせり上がり
1mの高さまで上がると
球状にバーチャル ゲル化シルが
レイラを包み込む。
外からは勿論その様子は
丸見えである。
球状の中で少し前屈みに
浮かぶような姿勢のレイラの
目の前に透過視型
バーチャル モニターが
いくつも浮かび上がり
シミュレーションの支度が整う。
『あのぅ~
慧人は手伝って下さらないの?。』
レイラが熱のこもった視線を
振り向きざまに慧人へ送る。
慧人はそのレイラの表情を見た時
しまったと気付くのであった。
レイラに試薬の副作用が
ハッキリと現れている事を。
媚薬効果が含まれる
旧調剤の物がまだ残っていたのだ。
『ねぇ慧~人~っ!。
ここへ来て手取り足とり
教えて下さらないと。
はやくぅ~~。』
このままでは先に進めないと
思った慧人は
シミュレーターへ
上がろうとする。
『私が教えて差し上げますっ!。』
それを割ってネイが先に
シミュレーターのコクピット内へ。
すると中の様子が分からないように
視界を遮るシールドが球状に
張られる。
『こっちです。』
『いや~~ん そんなところ ダメぇ~。』
『違いますココです。』
『もぅ………ダメなのにぃ~。』
音声はダダ漏れだった。
(いったい 何をやっているんだ。)
慧人が中の様子が分かるように
一部シールドを解除する。
『あ"。』
そこにはツイスターゲーム並みに
こんがらがりながらも
敵の攻撃を華麗に躱しながら
次々に目標を撃ち落とす
レイラの艶姿があった。
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