リュウのケイトウ

きでひら弓

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24合宿1帰宅

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自転車で学園よりの帰り道
『慧人さんは、
適正値の計測、
メディカルスキャニング
したんですか?。』
ティタが慧人に尋ねる。
『俺は計測の必要は無いが
コンディションを整えて
おこうかと思い
スキャニングは受けておいた。』
『計測値はご覧に
なっていないんですか?。』
『いや、一応全てに
目を通しておいた。
クラス全員の分とミゥの分も
含めてな。』
『何か特筆する様な事は
ございましたか?。』
『お前等(たち)に関して言えば
今回も精進した良い結果が
出ていたと思う。
この調子でシミュレーター
教習を行って欲しい。
そう言えば、OS 入れ替え後の
シミュレーションをまだ知らない
はずだな。
別物になっているらしいから、
期待していて欲しい。』
(別物になっているらしいと言う
伝聞の様な言い方は
実際には慧人が入れ替え前の
OS での機動を自分で直に
味わっていないからでの
言い回しに他ならない。)
そこへ、大人しく話しに聞き入って
いた迩椰が割り込んで来た。
『迩椰ね、
ホントはもっと上手に
動かせるんだよ。
でも、あの子があんまり
ゆうことを(言う事を)聞いて
くれなかったから。
だから、次はもっと上手に
出来そうで嬉しいな。』
迩椰がニッコリ笑って
慧人の表情を瞳に映す。
『そうだな。次はきっと
上手に出来るだろう。
期待しているぞ。』
慧人は少し微笑み、
迩椰の頭を撫でてやりたい
衝動に駆られたが、
何分(なにぶん)自転車の
上だったので流石に
控えるしかなかった。
そんな心情を汲んでか、
迩椰は、
『えへへ』と
と更に崩した笑みで
慧人の歯痒さに応えるのだった。
『そんな中で
少し気になったのが
夏の事なんだが、
何か迷い、もしくは焦り
の様な物が有るように
感じられたんだが。
ティタはどう思う。』
ティタは思い起こすように、
少し考えを巡らせ、
『そうですね、
焦りは有るのかも知れません。
と言うのも、
自分の搭乗機を決めているのに
なかなか、思う様に
適正値が上がってくれない
ジレンマが有るのだと思います。』
『何故、夏は
他の二機種に流れなかった
んだと思う?。
カムイに固執する意味は
なんだ?。』
『適正値が3に近く
あと少しでカムイに手が届き
そうだという事もあるかと
思いますが…。』
『なんとなく、その考えは
解らんでも無いが。
あの、悪評価のカムイだぞ
動機が薄くはないか?。』
『私、夏から聞いたんですが
ミゥさんが操るカムイの
データ用の映像を見た事が
有るらしいんです。』
『朝霧家の令嬢なら
そんな機会も有ったかも
知れないな。
それで?。』
『映像の中には
ミゥさんが操るコクピット内の
映像も有ったようで、
あんな未来の乗り物を
自分も操縦してみたい。
自分ならもっと上手に
出来るかも知れない。と
思ったそうなんです。』
『なるほどな。
しかし、他の二機種も
十分(じゅうぶん)未来の乗り物
だと思うがな。
この世界のこの時代にしては。』
『それでも、
カムイのコクピットは
他の二機種より
物凄く遠い未来を感じさせ
たんでしょう。
心酔して憧れてしまう程に。』
『そう言った
事情が有ったんだな。
これは是非にでも
カムイに乗せてやりたくなった。
俺も少し力になるか。』
『C組に行き着いた生徒は
皆んな、そう言った思いを
大なり小なり持った者
ばかりです。
どうか、皆んなの事も。』
『心得た、
ティタも迩椰もよろしく
頼むぞ。』
『はい。まずは
今晩のお食事からですね。』
『迩椰もガンバるー。』
この学園では少し変わった
クラス編成を取っている。
自分の搭乗機を決め、
そのクラスを学園に申請して
クラスを決める。
A組はアマツカゼ
特性は軽量を活かした
軽やかな機動。
空中機動制御もなかなかの物だ
B組はトキツヅル
装甲を強化、
接近戦を得意とする。
空中機動制御もこなすが
アマツカゼには劣るだろう。
C組はカムイ
果たしてどんな性能を
有しているのか。
謎の多い機体である。
前評価は最悪。
しかし、カムイに憧れ
溢れ者の言葉を甘んじて
受けていた生徒達が
これからどう、
立ち回るのか
楽しみになって来た
三人だった。

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