27 / 188
27合宿4悪夢
しおりを挟む
深い、
底の見えない
漆黒の闇
自分の体が
何処に有るのか
何を観ているのか
ただ、心を圧迫する何か
靄(もや)のような
はっきりしない何かが
自分の身体を
覆って行く
身動きが取れない
そこに追撃ちをかけるように
黒く燻った塊が
次第に目の前まで迫る
黒い塊に呑まれそうになる
声が出せない
『大丈夫だよ。』
ふっと、身体に力が戻り
瞬時に上体を起こす慧人。
呼吸が乱れている。
数秒、現実感が戻って来る。
嫌な汗が背筋と掌に
ぐっしょりと
まとわりついていた。
(あのイメージは……。)
今、見た物は
悪夢、それとも……。
腰の辺りに違和感を感じ
布団をめくる。
(迩椰!
潜り込んで いたのか)
『けーとぉ
あの、お花 取ってぇ』
何か楽し気な夢でも
見ているのだろう。
穏やかな寝顔をしている。
少し癖のあるふんわりとした
迩椰の髪を
慧人は優しく撫でる。
(お前には
あんな悪夢は見せたくないな。
お前達にはもう、
絶望は味わって欲しく無いものだ。)
慧人は静かにゆっくりと
ベッドを降りると
迩椰に優しく布団を
かけ直し自分の部屋を
後にするのだった。
底の見えない
漆黒の闇
自分の体が
何処に有るのか
何を観ているのか
ただ、心を圧迫する何か
靄(もや)のような
はっきりしない何かが
自分の身体を
覆って行く
身動きが取れない
そこに追撃ちをかけるように
黒く燻った塊が
次第に目の前まで迫る
黒い塊に呑まれそうになる
声が出せない
『大丈夫だよ。』
ふっと、身体に力が戻り
瞬時に上体を起こす慧人。
呼吸が乱れている。
数秒、現実感が戻って来る。
嫌な汗が背筋と掌に
ぐっしょりと
まとわりついていた。
(あのイメージは……。)
今、見た物は
悪夢、それとも……。
腰の辺りに違和感を感じ
布団をめくる。
(迩椰!
潜り込んで いたのか)
『けーとぉ
あの、お花 取ってぇ』
何か楽し気な夢でも
見ているのだろう。
穏やかな寝顔をしている。
少し癖のあるふんわりとした
迩椰の髪を
慧人は優しく撫でる。
(お前には
あんな悪夢は見せたくないな。
お前達にはもう、
絶望は味わって欲しく無いものだ。)
慧人は静かにゆっくりと
ベッドを降りると
迩椰に優しく布団を
かけ直し自分の部屋を
後にするのだった。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
