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32合宿9座禅?!
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三人が引きずられて来たのは、
今朝方、夏に古武術の
鍛錬を受けた場所、
石黒 龍が峰 神社だった。
『またココか~
古武術をもう一度やるんですか~?。』
智が尋ねる。
『いや、
本殿に入ろう。
ある方がお待ちかねだ。』
ミゥが意地の悪そうな笑みで
答える。
智の顔にはある事を覚る様な
訝しむ陰が。
『御免下さい。
神主殿、失礼致します。』
ミゥが本殿脇の通用口から
声をかけると、
『おっほっほ、
待ち兼ねておりましたぞ。
ささ、中へお入り下され。』
真っ白な髭を口と顎に蓄えた
神主と思しき老人が四人を
出迎えてくれた。
『げげっ!爺ちゃん。』
智の口から咄嗟(とっさ)に
放たれる。
『げげとは、何事ぞ!
神主様と呼ばんか、
この戯け(たわけ)者が!。』
『いでっ!』
智にゲンコを放ちながら、
神主、石黒 源之丞が
眼を見開き怒鳴りつける。
本殿隣りの16畳程の別室へ
通された四人は神主の
準備をする間しばらく待つ様にと
座布団へ座らされ、
ミゥの説教を受ける。
『君達には
ここで、座禅をしてもらう。
特に男子二人、
お前等は大分弛んで居る様だな。
昨日の夜、女子の入浴を覗こうと
しただろ。
入り口に仕掛けたロックスタンに
掛かった所をカメラが
撮らえていたぞ。
全くもってけしからん!。』
ロックスタンとは、
ティタが覗き防止に入り口に
仕掛けたワナで賊をスタンさせ
その姿をビデオに録画すると
言う優れ物だ。
『あんた達、
いやらしいわね。
そんなに、あたしの裸が
気になる訳?サイテーっ!。』
千陽が二人を吊るし上げる。
『バカやろぅ。
お前の裸なんて気にする訳
ねぇ~だろ。この自意識過剰。
自分の胸見てから
言えっつーんだ。』
智が千陽に逆ギレする。
(千陽の名誉の為に言っておくが、
智が言う程 微乳ではないC85
くらいはあるのだ。
他の女子が結構なボリュームなので
少々残念ではあるのだが。)
『なんですって!
じゃあ誰の裸が見たかったって
ゆーの?ねぇ誰?。』
『だ、だ誰だって良いじゃねーか、
そんな事、ホイホイ
発表出来るかっ!。』
(ミゥ先生のだ なんて言える
訳がねぇ。言ったら確実に
殺される。でもミゥ先生本人に
なら殺されてみても良いかも?!。)
途中から間抜けな面を晒しながら
要領を得ない反撃をする智に、
『ぼ、ぼ 僕は
何にもやってないから
無理矢理トモに連れて行かれた
だけだから。』
日和に入る康太。
それを受け暴露する智。
『お前、
日和りやがったな。
迩椰の裸が見たいとか
言ってたくせによぅ。』
『ば、ば馬鹿な事言うなよ。
迩椰ちゃんが
可愛いんだから
しょうがないじゃないか。
気になり過ぎて、気になり過ぎて
落ち落ち寝てもいられないんだよ。』
勝手に自爆に入る康太。
『あんた、もしかして
ロリコンなんじゃないの?
この変態。
脳みそ大丈夫?!。』
千陽が追い打ち攻撃をかける。
『お前達、
私の前で散々ギャーギャーと
騒ぎおって、良い度胸だな。
後でじっくりお灸を
据えてやるからな。
覚悟して待ってろよ。』
遂に噴火するミゥに
意気消沈るす三人。
するとそこへ神主が
戻って来た。
『待たせたの。
それではそろそろ始めますかな。
君達、あんまり騒がしいから
本殿使うの止めじゃ。
ここで執り行なおうかの。
うちでやっとるのは
座禅とは少し違うが
あの肩を叩く棒、
警策を使わんだけで
ほぼ同じじゃ。
警策で叩く代わりに
揺らいだ場合は、
眉間を突く(つつく)からの。
心する様に。』
神主の言葉に智が
冗談交じりに突っ込む。
『お寺じゃなくて
神社だからデコピンでも
されるんですかぁ?。』
智の舐めたセリフに
神主が静かな闘気を漂わせる。
『お主には、
特別、強烈な一撃を
お見舞いして
進ぜようかのぅ。ほっほっほ。』
神主の言葉に恐れを抱き、
智が直ぐに前言を撤回する。
『私が間違っておりました。』
思いっきり、ひれ伏していた。
『それでは、
心、静かにして
眼を閉じ 始めようか。』
場の空気が静まり返り
辺りを澄んだ時間が過ぎさる。
三分、智が揺らぐ。
無言で眉間を中指で
突かれる。
『うごっ!?。』
智がどよめく。
(思ったよりも衝撃だったな。
こいつは舐めていられん。
眼を閉じてるとこんな感じに
なるのか。)
それから、二分、三分……
此処其処で『ふごっ』
『くしっ』『ふぎゅっ』等の
声漏れが聞こえ、
ミゥも交えた四人の
精神修養が恙無く(つつがなく)
過ぎて行くのだった。
今朝方、夏に古武術の
鍛錬を受けた場所、
石黒 龍が峰 神社だった。
『またココか~
古武術をもう一度やるんですか~?。』
智が尋ねる。
『いや、
本殿に入ろう。
ある方がお待ちかねだ。』
ミゥが意地の悪そうな笑みで
答える。
智の顔にはある事を覚る様な
訝しむ陰が。
『御免下さい。
神主殿、失礼致します。』
ミゥが本殿脇の通用口から
声をかけると、
『おっほっほ、
待ち兼ねておりましたぞ。
ささ、中へお入り下され。』
真っ白な髭を口と顎に蓄えた
神主と思しき老人が四人を
出迎えてくれた。
『げげっ!爺ちゃん。』
智の口から咄嗟(とっさ)に
放たれる。
『げげとは、何事ぞ!
神主様と呼ばんか、
この戯け(たわけ)者が!。』
『いでっ!』
智にゲンコを放ちながら、
神主、石黒 源之丞が
眼を見開き怒鳴りつける。
本殿隣りの16畳程の別室へ
通された四人は神主の
準備をする間しばらく待つ様にと
座布団へ座らされ、
ミゥの説教を受ける。
『君達には
ここで、座禅をしてもらう。
特に男子二人、
お前等は大分弛んで居る様だな。
昨日の夜、女子の入浴を覗こうと
しただろ。
入り口に仕掛けたロックスタンに
掛かった所をカメラが
撮らえていたぞ。
全くもってけしからん!。』
ロックスタンとは、
ティタが覗き防止に入り口に
仕掛けたワナで賊をスタンさせ
その姿をビデオに録画すると
言う優れ物だ。
『あんた達、
いやらしいわね。
そんなに、あたしの裸が
気になる訳?サイテーっ!。』
千陽が二人を吊るし上げる。
『バカやろぅ。
お前の裸なんて気にする訳
ねぇ~だろ。この自意識過剰。
自分の胸見てから
言えっつーんだ。』
智が千陽に逆ギレする。
(千陽の名誉の為に言っておくが、
智が言う程 微乳ではないC85
くらいはあるのだ。
他の女子が結構なボリュームなので
少々残念ではあるのだが。)
『なんですって!
じゃあ誰の裸が見たかったって
ゆーの?ねぇ誰?。』
『だ、だ誰だって良いじゃねーか、
そんな事、ホイホイ
発表出来るかっ!。』
(ミゥ先生のだ なんて言える
訳がねぇ。言ったら確実に
殺される。でもミゥ先生本人に
なら殺されてみても良いかも?!。)
途中から間抜けな面を晒しながら
要領を得ない反撃をする智に、
『ぼ、ぼ 僕は
何にもやってないから
無理矢理トモに連れて行かれた
だけだから。』
日和に入る康太。
それを受け暴露する智。
『お前、
日和りやがったな。
迩椰の裸が見たいとか
言ってたくせによぅ。』
『ば、ば馬鹿な事言うなよ。
迩椰ちゃんが
可愛いんだから
しょうがないじゃないか。
気になり過ぎて、気になり過ぎて
落ち落ち寝てもいられないんだよ。』
勝手に自爆に入る康太。
『あんた、もしかして
ロリコンなんじゃないの?
この変態。
脳みそ大丈夫?!。』
千陽が追い打ち攻撃をかける。
『お前達、
私の前で散々ギャーギャーと
騒ぎおって、良い度胸だな。
後でじっくりお灸を
据えてやるからな。
覚悟して待ってろよ。』
遂に噴火するミゥに
意気消沈るす三人。
するとそこへ神主が
戻って来た。
『待たせたの。
それではそろそろ始めますかな。
君達、あんまり騒がしいから
本殿使うの止めじゃ。
ここで執り行なおうかの。
うちでやっとるのは
座禅とは少し違うが
あの肩を叩く棒、
警策を使わんだけで
ほぼ同じじゃ。
警策で叩く代わりに
揺らいだ場合は、
眉間を突く(つつく)からの。
心する様に。』
神主の言葉に智が
冗談交じりに突っ込む。
『お寺じゃなくて
神社だからデコピンでも
されるんですかぁ?。』
智の舐めたセリフに
神主が静かな闘気を漂わせる。
『お主には、
特別、強烈な一撃を
お見舞いして
進ぜようかのぅ。ほっほっほ。』
神主の言葉に恐れを抱き、
智が直ぐに前言を撤回する。
『私が間違っておりました。』
思いっきり、ひれ伏していた。
『それでは、
心、静かにして
眼を閉じ 始めようか。』
場の空気が静まり返り
辺りを澄んだ時間が過ぎさる。
三分、智が揺らぐ。
無言で眉間を中指で
突かれる。
『うごっ!?。』
智がどよめく。
(思ったよりも衝撃だったな。
こいつは舐めていられん。
眼を閉じてるとこんな感じに
なるのか。)
それから、二分、三分……
此処其処で『ふごっ』
『くしっ』『ふぎゅっ』等の
声漏れが聞こえ、
ミゥも交えた四人の
精神修養が恙無く(つつがなく)
過ぎて行くのだった。
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