リュウのケイトウ

きでひら弓

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31合宿8憧れのコクピット

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ティタ、迩椰、夏の
三人がシミュレーターに
乗り込み、スタンバイが
完了した事を外部コンソールより
慧人が確認し、
先ずは基本動作過程より
開始する様、三人に声をかける。
『三人とも準備は良い様だな。
先ずは基本動作過程をこなして
行こう。では始めてくれ。』
ティタと迩椰は旧OSの時に
既に、カムイのシミュレーターに
触れている為、難なく
スムーズにこなして行く。
その操作を見る外の三人の
ギャラリーからは
感嘆の声が漏れていた。
『スゲーとは思っていたけど、
ホントにスゲーよ。
こんなの超未来だよ。
何だよあの透過式の
モニターってよ。
俺も早く乗りたくなって来たぜ。』
智は目を爛々と輝かせ、
手元をウズウズさせている。
コクピット内の透過式コンソールは
本来、パイロットにしか見えない
仕組みだが、操縦の過程を確認
し易い様に外部モニターに
表示するようシステム視覚
効果をオンに設定しているのだ。
『凄いね。
僕こんなののメンテナンス
出来る様になるのかな?。
適正値もそうだけど、
そっちもガンバらなくちゃ。』
康太は驚きと共に更なる
懸念が増えた事をつぶやくが
しかし、顔にはやる気がみなぎって
いる様だ。
『ホントに凄い。
これがカムイを操るって
事なんだ…
私にも出来るように
なるのかな。う~ん、
動かして、み た いぃ~。』
千陽は羨望と不安が、
綯交ぜ(ないまぜ)になった
表情でモニターを見つめている。
ティタ、迩椰の操作と
比べ、夏の操作が今ひとつ
ぎこちない物になっている。
外部コンソールのヘッドセットを
介して、慧人が夏に
声をかける。
『夏、
思考制御に慣れるまでは、
身全体を使って動かす様にすると
楽だぞ。
あまりごちゃごちゃ考えず
素直に動いてみてくれ。』
『はい、
やってみます。』
夏は一度動きを止め
深呼吸をして仕切り直す。
集中すると言うよりは、
もっと楽に、自由に振る舞う様に。
『良い感じだ。
その調子で、進めて
しまおう。』
『了解です。』
体を動かす事は得意な夏にとって
慣れてしまえば、其れ程
難しい事ではなかった。
危なげなく基本動作過程を
こなして行く。

三人の基本動作過程が終了に
近づいた時、この場を離れいた
ミゥが戻って来た。
『シミュレーターは大分、
進んだ様だな。
乗れなかった三人に、
朗報だ。
お前達に精神修養をして下さる
人物に心当たりがついた。
よってこれから、
そちらに移動しよう。』
ミゥがモニターに釘付けの
三人に向かって告げる。
『精神修養?。
何処に行くんですか?。』
智が尋ねる。
ミゥが少し不敵な笑みを
作りながら答える。
『智、
君の良く知ってる場所だよ。
慧人君、引き続きこの場は
任せる。
昼には戻る。昼食は皆んなで
取ろう。』
『了解しました。
シミュレーターの方は
次に進めておきます。
では後程。』
慧人の返事と共に
四人はハンガーを後にする。
『わたしも、
こいつら二人と一緒なの~』
千陽がボヤく
『おまえなぁ~
それは俺のセリフだ。』
智が反撃する。
『二人共、
早く乗れる様になりたくないの~?。』
康太が溜め息を吐く。
『お前達、
あんまりごちゃごちゃうるさいと、
修行のメニューを増やすぞ。
キリキリ付いてこんか。』
ミゥに発破をかけられながら
ボヤく三人は引きずられる様に
とある場所に連行されるのだった。
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