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38合宿15ガールズトーク
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慧人の住む家にC組一行が
帰って来て、
食事を済ませ、
入浴も終えると、
就寝前にティタから夏へ、
一緒の部屋で今晩は休まないかと
誘う言葉が掛けられた。
『千陽、今晩は
一旦用事で自分の家に
帰るって言うし、
夏に一人であの部屋使って貰っても
良いけど、折角だから
私と迩椰の部屋に来ない?
その、こうして夏と
一緒にお泊り会みたいな事
した事ないし、
ちょっとお喋りしたいな、
なんて。どうかしら?。』
夏、は少しはにかんだ様に、
『うん、
良いよ。
私もお泊り会ってなんだか
してみたかったんだよね。』
『だったら、
自分の枕だけ持って来て。
ベッド大きいから、
三人でも余裕で寝られるから。』
『分かった、
着替えたらティタの部屋に
行くね。少し待っててね。』
『ええ、待ってるわ。』
夏は自分の部屋へ一旦戻ると、
パジャマに着替えて、
ティタの部屋へ向かう。
ドアをノックすると
ティタから『どうぞ。』と
返事があり、
『お邪魔します。』と
静かにドアを後ろ手で
閉じるのだった。
『待たせちゃったかな?。』
夏が少し済まなさそうに
ティタに聞く。
『ううん、
大丈夫。
こう言うのって、
待ってる時間も楽しいの。』
ティタが笑顔で答える。
すると夏は、
『なんだか、
デートの待ち合わせ
みたいな事言ってる。』
夏の言葉に、
二人は顔を見合わせ
『うふふふ。』とティタ
『あははは。』と夏
吹き出してしまう。
『迩椰ちゃん、
もう、寝ちゃったんだね。』
『迩椰は、何時も
寝付きいいのよ。
今日は特に練習も頑張ったから。』
『そうだね。
迩椰ちゃんだけ
パターン4までやっちゃったん
だよね。凄いよね。』
『迩椰は運動神経
良いからあれだけ動けるのよ。』
『凄いと言えば、
お兄ちゃ…
慧人君の動き。
凄かったなー。
思い出してもドキドキ
しちゃう。』
『ねぇ、夏。』
『うん?。なに?。』
『慧人さんと
何時知り合ったの?。
昔、会った事あるんだよね?。』
『私がまだ小さかった頃。
神社に遊びに行った時に
知り合ったんだぁ。』
『ふ~ん、
小さい頃。
神社に良く遊びに
行ってたの?。』
『遊びにって言うか
いじめっ子から逃げて、
神社に来てたんだ。
神社には、龍人様がいるから
神社で悪い事するとバチが
当たるって、
だから、いじめっ子も
神社までは追って来なかったの。』
『そうだったんだ。
その時、慧人さんと
知り合ったのね。』
『うん。
最初会った時少し怖い人かと
思ったんだけど、
何で泣いてるのかって、
聞いてくれて、
いじめっ子に虐められてるって
言ったら、
強くなれば虐められないって、
それで古武術を教えてくれて。』
『それで、
夏は古武術を習う事に
なったのね。』
(女の子に古武術を教えて
強くしようなんて、
慧人さんらしい。うふふ。)
『うん。
背も高かったから
私より幾つも年上かと思って
お兄ちゃんって呼んでたんだ。』
『それで
お兄ちゃんなのね。』
『でもね、
ある日、いじめっ子が
神社まで追いかけて来て、
しかも近所の仲間まで
引き連れて。4人も。
そうしたら、
お兄ちゃんが
『『女を泣かせる様な事を
する輩は家族全部に
バチが及ぶぞ。
いいか?
これが、お前達に
降りかかるバチだ。』』
って言って、
境内の脇の大きい岩を
掌底打ちで2つに
割っちゃったんだよ。
いじめっ子達は
ぎゃーとか
もうしませんとか
言いながら
逃げていっちゃった。
凄かったなぁ~。』
『うふふ。
そんな事が有ったんだね。
慧人さんたら。』
『その後、
私が神社の岩
割っちゃって大丈夫かな?。
って聞いたら。
『『龍人様も
女の子を助ける為なら
文句を言ったりするはずないさ。
神様なんだから、
それ位寛大でないと
皆から敬われないだろう。』』
なんて言って
全然平気な顔してる
んだもん。
なんだか可笑しくなって
来ちゃって。
あはは。』
『うふふふ。
慧人さんらしい。
ねぇ、 夏、
その時から
慧人さんの事
好きになっちゃった
の?。』
『えっ!。
う~~ん…
そーなのかも…
しれない…。
その後、
お兄ちゃんが
神社に来なくなって
私はまた会いたくて
神社に来てみても
お兄ちゃんが居なくて
でも、どうしても
会いたかったから
武道を続けてたら
どっかで会えるかもしれないと
思って父の勧めもあって
武道を続ける事にしたんだ。』
『それで
武道を…
この学園に来たのって
もしかして…?。』
『隣の女学館に
居たんだけど
ミゥ先生に勧められて。
武道を活かせる場があるよって。
きっと良い事があるから。
なんて、
これじゃ怪しい勧誘
みたいだね。』
『うふふふ。
そうね。
でも、"当たりの勧誘"
で良かっわね。』
『あははは。
そーだね。
お兄ちゃんにまた
会えたし、
ミゥ先生に誘って貰って
本当に良かった。
ねぇ、ティタ。
ティタも小さい頃から、
お兄ちゃんと一緒に
居たんでしょ?。
その頃からティタも
お兄ちゃんの事、好きだったの?。』
『私は、……
………そうね。
でも、好きって言葉じゃ
言い表せないかもしれない。
大切な人 かな。
慧人さんからは、
沢山の物を貰ったから。
だから、
少しづつでも
返したいなって思うの。』
『そっか。
大切な人 か。
良いな。
私も、
そうなりたいのかも
しれない。
でも、まだそこまで
行けてない。 多分。
お兄ちゃんに
そう思って貰える様に
なりたい。
ティタ。
これからもよろしくね。』
『そうね。
わたし達、
きっとこれから
長い付き合いになると
思うわ。
私からもよろしくね。』
『迩椰も、一緒だよ。
ずーっと一緒。
約束。』
『迩椰。
そうね。
約束。』
『迩椰ちゃん。
約束だね。』
帰って来て、
食事を済ませ、
入浴も終えると、
就寝前にティタから夏へ、
一緒の部屋で今晩は休まないかと
誘う言葉が掛けられた。
『千陽、今晩は
一旦用事で自分の家に
帰るって言うし、
夏に一人であの部屋使って貰っても
良いけど、折角だから
私と迩椰の部屋に来ない?
その、こうして夏と
一緒にお泊り会みたいな事
した事ないし、
ちょっとお喋りしたいな、
なんて。どうかしら?。』
夏、は少しはにかんだ様に、
『うん、
良いよ。
私もお泊り会ってなんだか
してみたかったんだよね。』
『だったら、
自分の枕だけ持って来て。
ベッド大きいから、
三人でも余裕で寝られるから。』
『分かった、
着替えたらティタの部屋に
行くね。少し待っててね。』
『ええ、待ってるわ。』
夏は自分の部屋へ一旦戻ると、
パジャマに着替えて、
ティタの部屋へ向かう。
ドアをノックすると
ティタから『どうぞ。』と
返事があり、
『お邪魔します。』と
静かにドアを後ろ手で
閉じるのだった。
『待たせちゃったかな?。』
夏が少し済まなさそうに
ティタに聞く。
『ううん、
大丈夫。
こう言うのって、
待ってる時間も楽しいの。』
ティタが笑顔で答える。
すると夏は、
『なんだか、
デートの待ち合わせ
みたいな事言ってる。』
夏の言葉に、
二人は顔を見合わせ
『うふふふ。』とティタ
『あははは。』と夏
吹き出してしまう。
『迩椰ちゃん、
もう、寝ちゃったんだね。』
『迩椰は、何時も
寝付きいいのよ。
今日は特に練習も頑張ったから。』
『そうだね。
迩椰ちゃんだけ
パターン4までやっちゃったん
だよね。凄いよね。』
『迩椰は運動神経
良いからあれだけ動けるのよ。』
『凄いと言えば、
お兄ちゃ…
慧人君の動き。
凄かったなー。
思い出してもドキドキ
しちゃう。』
『ねぇ、夏。』
『うん?。なに?。』
『慧人さんと
何時知り合ったの?。
昔、会った事あるんだよね?。』
『私がまだ小さかった頃。
神社に遊びに行った時に
知り合ったんだぁ。』
『ふ~ん、
小さい頃。
神社に良く遊びに
行ってたの?。』
『遊びにって言うか
いじめっ子から逃げて、
神社に来てたんだ。
神社には、龍人様がいるから
神社で悪い事するとバチが
当たるって、
だから、いじめっ子も
神社までは追って来なかったの。』
『そうだったんだ。
その時、慧人さんと
知り合ったのね。』
『うん。
最初会った時少し怖い人かと
思ったんだけど、
何で泣いてるのかって、
聞いてくれて、
いじめっ子に虐められてるって
言ったら、
強くなれば虐められないって、
それで古武術を教えてくれて。』
『それで、
夏は古武術を習う事に
なったのね。』
(女の子に古武術を教えて
強くしようなんて、
慧人さんらしい。うふふ。)
『うん。
背も高かったから
私より幾つも年上かと思って
お兄ちゃんって呼んでたんだ。』
『それで
お兄ちゃんなのね。』
『でもね、
ある日、いじめっ子が
神社まで追いかけて来て、
しかも近所の仲間まで
引き連れて。4人も。
そうしたら、
お兄ちゃんが
『『女を泣かせる様な事を
する輩は家族全部に
バチが及ぶぞ。
いいか?
これが、お前達に
降りかかるバチだ。』』
って言って、
境内の脇の大きい岩を
掌底打ちで2つに
割っちゃったんだよ。
いじめっ子達は
ぎゃーとか
もうしませんとか
言いながら
逃げていっちゃった。
凄かったなぁ~。』
『うふふ。
そんな事が有ったんだね。
慧人さんたら。』
『その後、
私が神社の岩
割っちゃって大丈夫かな?。
って聞いたら。
『『龍人様も
女の子を助ける為なら
文句を言ったりするはずないさ。
神様なんだから、
それ位寛大でないと
皆から敬われないだろう。』』
なんて言って
全然平気な顔してる
んだもん。
なんだか可笑しくなって
来ちゃって。
あはは。』
『うふふふ。
慧人さんらしい。
ねぇ、 夏、
その時から
慧人さんの事
好きになっちゃった
の?。』
『えっ!。
う~~ん…
そーなのかも…
しれない…。
その後、
お兄ちゃんが
神社に来なくなって
私はまた会いたくて
神社に来てみても
お兄ちゃんが居なくて
でも、どうしても
会いたかったから
武道を続けてたら
どっかで会えるかもしれないと
思って父の勧めもあって
武道を続ける事にしたんだ。』
『それで
武道を…
この学園に来たのって
もしかして…?。』
『隣の女学館に
居たんだけど
ミゥ先生に勧められて。
武道を活かせる場があるよって。
きっと良い事があるから。
なんて、
これじゃ怪しい勧誘
みたいだね。』
『うふふふ。
そうね。
でも、"当たりの勧誘"
で良かっわね。』
『あははは。
そーだね。
お兄ちゃんにまた
会えたし、
ミゥ先生に誘って貰って
本当に良かった。
ねぇ、ティタ。
ティタも小さい頃から、
お兄ちゃんと一緒に
居たんでしょ?。
その頃からティタも
お兄ちゃんの事、好きだったの?。』
『私は、……
………そうね。
でも、好きって言葉じゃ
言い表せないかもしれない。
大切な人 かな。
慧人さんからは、
沢山の物を貰ったから。
だから、
少しづつでも
返したいなって思うの。』
『そっか。
大切な人 か。
良いな。
私も、
そうなりたいのかも
しれない。
でも、まだそこまで
行けてない。 多分。
お兄ちゃんに
そう思って貰える様に
なりたい。
ティタ。
これからもよろしくね。』
『そうね。
わたし達、
きっとこれから
長い付き合いになると
思うわ。
私からもよろしくね。』
『迩椰も、一緒だよ。
ずーっと一緒。
約束。』
『迩椰。
そうね。
約束。』
『迩椰ちゃん。
約束だね。』
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