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48大会へ向け7対策
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『教官、
自分も新型機を
試してみたいのですが。
構わないですか?。』
『ああ。
君の好奇心は
私の反対でも
止められはせんだろう。
ネイの方は今日はいいのか?。』
『ええ、
今日はこのストラーダで
試してみたい事を
思い付きましたので。
こちらの一機だけ、
コクピットがトキツヅルと
同じ物になっている様です。』
トキツヅルのコクピットは
座席、マニュアル入力用の
コンソール、レバー
ペダル、4点シートベルト等
と言った、
"お馴染みの"物である。
『更に廉価版と言う事か。
出力的にも
カムイ用コクピットを
積んでいる物より
抑えてあるのだな。』
『そう思われます。
γsを搭載してい無い
でしょうから。
しかしスラスター形式から
補助システムは
搭載されているはずです。』
『マニュアル制御機に
搭乗するのは久しぶり
なんじゃないか?。
よもや感も鈍って
いるんじゃあるまいな。』
『そう思いますか?。
なんなら手合わせしても
構いませんが?。
マニュアル制御と言っても
基本動作と回避動作は
AIによる自動制御ですよ。
システムをオフにすれば
完全マニュアルも可能ですが
現実的にフルマニュアル制御で
動かす人間は居ないでしょう。』
『そう言いながら、
君はフルマニュアル制御で
動かしたりするつもり
なのだろう?。
全く、マニアックな人間だよ
君も。
手合わせの方は
今日は遠慮しよう。
奴等の面倒も見なければ
ならないしな。』
『そうですか。
ま、仕方無いですね。
時間も限られていますし。
それに、
キチンと自動制御を
使うつもりです。
彼らに面白い事を
教えたいので。』
『ほう、
何か悪だくみを
思い付いたのか。
使える作戦なら
私が文句を言う筋合いも
無いがな。』
『ではそろそろ
演習場に
向かいますか。』
『ああ。
こちらも準備
完了だ。』
二人は新たに搬入された
カムイ ストラーダと
ストラーダ甲に乗り込むと
第三演習場へ向かうのだった。
『どうだ?。
マニュアルの
操り心地は?。』
『懐かしいですね。
自分はカイエル
以来ですから。
悪くはないですね。
素直に動いてくれます。
問題はデュエルで、
カムイと対等に
渡りあえるか、ですが。』
そうこうしているうちに
第三演習場に到着する。
C組メンバーの
ウォーミングアップも
終了している様だ。
『先生も慧人さんも
遅いですぅ。
危うく待ち惚けを
食うところでしたよ。
ところで、
新型機、到着したんですね。
見た所、カムイと
結構違うみたいですが。』
ティタがウォーミングアップの
先頭指揮を執っていたのだろう。
なかなか到着しないミゥと慧人に
業を煮やしていた様だが、
新型機を目の当たりにして
納得の表情に切り替わって
いた。
『すまない。
これから
皆に伝えたい事も
ストラーダがあれば
教え易いと思ったのでな。
是非とも、
この機で演習
したかったんだ。』
『ストラーダって言うのか。
先生の機体と
慧人の機体でも
少し違いがある様だけど?。』
智が外観の微妙な違いに
気付き尋ねてくる。
『ストラーダは
カムイとトキツヅルの
"いい所取り"の機体なんだ。
先生の乗っている、
カムイ ストラーダは
カムイ寄りの性能特性、
一方、
俺の乗るストラーダ甲は
トキツヅル寄りの
性能特性となっているんだ。』
良い所取りなどと慧人は
言っているが、
勿論、方便で実際には
"外向け生産用"に
真のカムイを露呈
させない為の
偽装工作に近い物だ。
性能の面でも、
カムイには及んでいない。
『慧人君は
ずーっとそれに
乗る事にしたの?。』
千陽が慧人に質問する。
『いや、
そう言う訳では
ないんだが。
取り敢えず今日は
必要だったからだな。
皆に、 大会用
対アマツカゼ
トキツヅル攻略の
ヒントを授けよう。
それは…………。』
慧人からC組メンバーに
向けて、
ある二機種特有の
クセをヒントに
攻める方法が
伝授される。
『なるほどな~。
確かに其処を
上手く攻められれば
試合の主導権を
握れそうだな。
パイロットを守ろうとする
機能が仇になるとはな。
早速試してみよぜ。』
智は意地の悪そうな笑みで
既に勝ち誇っているかの様だ。
『僕にも出来るかな?。
もし、マスターすれば
こんな僕でも勝機が見えて
来そうだよ。
コツを掴んで
しまわないと。』
康太もこの作戦には
勝機を見つけられたそうで
かなり乗り気に
やる気を見せている。
『自立制御で
対戦させるから
順番に試してみてくれ。
権限を先生の機体に預けて
置きますので、
よろしくお願いします。
それと、夏
別の作戦を用意した。
説明するので
一度カムイから
降りて来てくれないか?。』
『分かりました。
今、降りますね。』
カムイを片膝を付く
乗降用姿勢にして
コクピットより
ステップワイヤーで
降りて来る夏。
『夏に伝授する
作戦は
……………………。』
『なるほど、
概ね理解しました。
私でも上手に
出来るでしょうか?。
弱気はダメですね。
出来る様になります。
きっと。』
『タイミングが
難しいかもしれないが
数をこなして、
体に叩き込んで
しまおう。
先生の機体を借りて
夏の練習相手になるから。
とにかく試してみよう。』
慧人はスーツの通信回線で
ミゥに機体の貸与を申し出て
乗り込むと、
特訓の為、皆の練習位置から
かなり距離を置いた場所へ
夏を誘導した。
ミゥは監督用の
観戦室に入って
しばらくのんびり
生徒達を見守りながら
コーヒーで一息入れるの
だった。
自分も新型機を
試してみたいのですが。
構わないですか?。』
『ああ。
君の好奇心は
私の反対でも
止められはせんだろう。
ネイの方は今日はいいのか?。』
『ええ、
今日はこのストラーダで
試してみたい事を
思い付きましたので。
こちらの一機だけ、
コクピットがトキツヅルと
同じ物になっている様です。』
トキツヅルのコクピットは
座席、マニュアル入力用の
コンソール、レバー
ペダル、4点シートベルト等
と言った、
"お馴染みの"物である。
『更に廉価版と言う事か。
出力的にも
カムイ用コクピットを
積んでいる物より
抑えてあるのだな。』
『そう思われます。
γsを搭載してい無い
でしょうから。
しかしスラスター形式から
補助システムは
搭載されているはずです。』
『マニュアル制御機に
搭乗するのは久しぶり
なんじゃないか?。
よもや感も鈍って
いるんじゃあるまいな。』
『そう思いますか?。
なんなら手合わせしても
構いませんが?。
マニュアル制御と言っても
基本動作と回避動作は
AIによる自動制御ですよ。
システムをオフにすれば
完全マニュアルも可能ですが
現実的にフルマニュアル制御で
動かす人間は居ないでしょう。』
『そう言いながら、
君はフルマニュアル制御で
動かしたりするつもり
なのだろう?。
全く、マニアックな人間だよ
君も。
手合わせの方は
今日は遠慮しよう。
奴等の面倒も見なければ
ならないしな。』
『そうですか。
ま、仕方無いですね。
時間も限られていますし。
それに、
キチンと自動制御を
使うつもりです。
彼らに面白い事を
教えたいので。』
『ほう、
何か悪だくみを
思い付いたのか。
使える作戦なら
私が文句を言う筋合いも
無いがな。』
『ではそろそろ
演習場に
向かいますか。』
『ああ。
こちらも準備
完了だ。』
二人は新たに搬入された
カムイ ストラーダと
ストラーダ甲に乗り込むと
第三演習場へ向かうのだった。
『どうだ?。
マニュアルの
操り心地は?。』
『懐かしいですね。
自分はカイエル
以来ですから。
悪くはないですね。
素直に動いてくれます。
問題はデュエルで、
カムイと対等に
渡りあえるか、ですが。』
そうこうしているうちに
第三演習場に到着する。
C組メンバーの
ウォーミングアップも
終了している様だ。
『先生も慧人さんも
遅いですぅ。
危うく待ち惚けを
食うところでしたよ。
ところで、
新型機、到着したんですね。
見た所、カムイと
結構違うみたいですが。』
ティタがウォーミングアップの
先頭指揮を執っていたのだろう。
なかなか到着しないミゥと慧人に
業を煮やしていた様だが、
新型機を目の当たりにして
納得の表情に切り替わって
いた。
『すまない。
これから
皆に伝えたい事も
ストラーダがあれば
教え易いと思ったのでな。
是非とも、
この機で演習
したかったんだ。』
『ストラーダって言うのか。
先生の機体と
慧人の機体でも
少し違いがある様だけど?。』
智が外観の微妙な違いに
気付き尋ねてくる。
『ストラーダは
カムイとトキツヅルの
"いい所取り"の機体なんだ。
先生の乗っている、
カムイ ストラーダは
カムイ寄りの性能特性、
一方、
俺の乗るストラーダ甲は
トキツヅル寄りの
性能特性となっているんだ。』
良い所取りなどと慧人は
言っているが、
勿論、方便で実際には
"外向け生産用"に
真のカムイを露呈
させない為の
偽装工作に近い物だ。
性能の面でも、
カムイには及んでいない。
『慧人君は
ずーっとそれに
乗る事にしたの?。』
千陽が慧人に質問する。
『いや、
そう言う訳では
ないんだが。
取り敢えず今日は
必要だったからだな。
皆に、 大会用
対アマツカゼ
トキツヅル攻略の
ヒントを授けよう。
それは…………。』
慧人からC組メンバーに
向けて、
ある二機種特有の
クセをヒントに
攻める方法が
伝授される。
『なるほどな~。
確かに其処を
上手く攻められれば
試合の主導権を
握れそうだな。
パイロットを守ろうとする
機能が仇になるとはな。
早速試してみよぜ。』
智は意地の悪そうな笑みで
既に勝ち誇っているかの様だ。
『僕にも出来るかな?。
もし、マスターすれば
こんな僕でも勝機が見えて
来そうだよ。
コツを掴んで
しまわないと。』
康太もこの作戦には
勝機を見つけられたそうで
かなり乗り気に
やる気を見せている。
『自立制御で
対戦させるから
順番に試してみてくれ。
権限を先生の機体に預けて
置きますので、
よろしくお願いします。
それと、夏
別の作戦を用意した。
説明するので
一度カムイから
降りて来てくれないか?。』
『分かりました。
今、降りますね。』
カムイを片膝を付く
乗降用姿勢にして
コクピットより
ステップワイヤーで
降りて来る夏。
『夏に伝授する
作戦は
……………………。』
『なるほど、
概ね理解しました。
私でも上手に
出来るでしょうか?。
弱気はダメですね。
出来る様になります。
きっと。』
『タイミングが
難しいかもしれないが
数をこなして、
体に叩き込んで
しまおう。
先生の機体を借りて
夏の練習相手になるから。
とにかく試してみよう。』
慧人はスーツの通信回線で
ミゥに機体の貸与を申し出て
乗り込むと、
特訓の為、皆の練習位置から
かなり距離を置いた場所へ
夏を誘導した。
ミゥは監督用の
観戦室に入って
しばらくのんびり
生徒達を見守りながら
コーヒーで一息入れるの
だった。
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