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68大会10システムチェック
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昼食も終わりC組の面々が
第三ハンガーへぞろぞろと移動し
パイロットスーツへの着替えを終え
コクピットに乗り込み各種兵装の
最終チェックを始める。
迩椰機はB組との試合では
まだ披露されていない
ギミックの微調整、
慧人は今回6号機を
使用するにあたり
他のクラスメイト達も
この6号機には触れ無いようにとの
御達しがミゥより発せられ
ハンガー内でも1~5号機とは
少し離れたケイジに収容されている。
その場所で新型兵装の最終チェックを
行っていた。
『どうだ?。
問題無さそうか?。』
ミゥがハンガー内の
私室である第三管理室の
モニター越しより慧人に
声を掛けた。
『はい。
問題ありません。』
慧人はコクピット内の
バーチャルコンソールモニターを
確認、機器類の自己診断結果に
目を通し異常が無い事を
ミゥに告げた。
もちろん、今回初搭載の
新型兵装にも問題は無い。
『今回は間に合わせとして
ランチャーよりの発射形態を
取った訳だがその辺りはどうだ?。』
『そうですね、
間に合わせでランチャーに
仕込んだ訳ですが、
偽装するには丁度良い形態かも
しれません。
これなら気付かれずに
使用可能でしょう。
万が一気付かれても
誤魔化しが利きそうですね。』
『そうか。
後は、予定の性能が発揮出来るか
と言ったところだな。』
『シミュレーションでは
想定不可能な兵装ですからね。
一度きりのテストしか行えなかった
とは言え、想定された性能を
発揮した訳ですし、
万が一もエラーの心配は無いと
言っても過言ではないでしょう。』
慧人自らクリエイトした物だけに
そのシステム面、作用状況には
本人として太鼓判を押す他は
有り得ないだろう。
使用するのも慧人本人であるだけに
失敗は許されないと言うよりは
泥を被るのも自分、
そこは万全であると確信せねば
やっていられないと言うジレンマ
だったのかもしれない。
慧人のチェック作業が終了しようと
した頃、一番手の迩椰が試合会場へ
向かう為にハンガーの前面滑走路まで
カムイの移動を始めた。
『迩椰、
本領発揮、楽しみにしてる。
伸び伸び戦ってくれ。』
慧人より一言
コクピットのコンソール越しに
激励が飛ぶ。
『ありがと慧人。
パワー貰ったから負けない。
迩椰の事見てて。』
メインモニター脇のワイプ画面の
慧人の画像をサブスクリーンに
切り替え、その映像に対して
ニッコリ微笑む。
迩椰機のマニューバスラスターから
重力制御光素子が溢れていき
光量がオレンジからグリーン
ブルーへと変化し白く輝き出した頃
滑走路より機体が離床し
試合開始グリッドへと飛び去って
行ったのだった。
『慧人、
私はVIP観戦室へと移動する。
ハンガー内の事はよろしく頼む。』
『了解です。
皆の戦いぶり堪能して下さい。』
ミゥが慧人に試合観戦へ移動する
旨を伝え第三ハンガーを後にする。
慧人は自分の出番が来るまで、
コクピット内のメインモニターに
試合会場の観戦モニターに映る
映像を呼び出し、
他選手の戦いぶりを分析しようと
試合前の緊張を微塵も感じさせない
リラックスした面持ちで
暫し(しばし)佇むのであった。
第三ハンガーへぞろぞろと移動し
パイロットスーツへの着替えを終え
コクピットに乗り込み各種兵装の
最終チェックを始める。
迩椰機はB組との試合では
まだ披露されていない
ギミックの微調整、
慧人は今回6号機を
使用するにあたり
他のクラスメイト達も
この6号機には触れ無いようにとの
御達しがミゥより発せられ
ハンガー内でも1~5号機とは
少し離れたケイジに収容されている。
その場所で新型兵装の最終チェックを
行っていた。
『どうだ?。
問題無さそうか?。』
ミゥがハンガー内の
私室である第三管理室の
モニター越しより慧人に
声を掛けた。
『はい。
問題ありません。』
慧人はコクピット内の
バーチャルコンソールモニターを
確認、機器類の自己診断結果に
目を通し異常が無い事を
ミゥに告げた。
もちろん、今回初搭載の
新型兵装にも問題は無い。
『今回は間に合わせとして
ランチャーよりの発射形態を
取った訳だがその辺りはどうだ?。』
『そうですね、
間に合わせでランチャーに
仕込んだ訳ですが、
偽装するには丁度良い形態かも
しれません。
これなら気付かれずに
使用可能でしょう。
万が一気付かれても
誤魔化しが利きそうですね。』
『そうか。
後は、予定の性能が発揮出来るか
と言ったところだな。』
『シミュレーションでは
想定不可能な兵装ですからね。
一度きりのテストしか行えなかった
とは言え、想定された性能を
発揮した訳ですし、
万が一もエラーの心配は無いと
言っても過言ではないでしょう。』
慧人自らクリエイトした物だけに
そのシステム面、作用状況には
本人として太鼓判を押す他は
有り得ないだろう。
使用するのも慧人本人であるだけに
失敗は許されないと言うよりは
泥を被るのも自分、
そこは万全であると確信せねば
やっていられないと言うジレンマ
だったのかもしれない。
慧人のチェック作業が終了しようと
した頃、一番手の迩椰が試合会場へ
向かう為にハンガーの前面滑走路まで
カムイの移動を始めた。
『迩椰、
本領発揮、楽しみにしてる。
伸び伸び戦ってくれ。』
慧人より一言
コクピットのコンソール越しに
激励が飛ぶ。
『ありがと慧人。
パワー貰ったから負けない。
迩椰の事見てて。』
メインモニター脇のワイプ画面の
慧人の画像をサブスクリーンに
切り替え、その映像に対して
ニッコリ微笑む。
迩椰機のマニューバスラスターから
重力制御光素子が溢れていき
光量がオレンジからグリーン
ブルーへと変化し白く輝き出した頃
滑走路より機体が離床し
試合開始グリッドへと飛び去って
行ったのだった。
『慧人、
私はVIP観戦室へと移動する。
ハンガー内の事はよろしく頼む。』
『了解です。
皆の戦いぶり堪能して下さい。』
ミゥが慧人に試合観戦へ移動する
旨を伝え第三ハンガーを後にする。
慧人は自分の出番が来るまで、
コクピット内のメインモニターに
試合会場の観戦モニターに映る
映像を呼び出し、
他選手の戦いぶりを分析しようと
試合前の緊張を微塵も感じさせない
リラックスした面持ちで
暫し(しばし)佇むのであった。
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