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2-7ある想いの休日
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慧人はたまに夢に見る。
この世界が突然崩壊して
無くなってしまう。
もしくは、
自分の存在が
一瞬にして無かった事に
されてしまう。
世界は自分が思っているよりも
ずっと理不尽に出来ているのでは
ないか?。
例えば、学生やある国を担うような
人ではなく
一介のサラリーマンだったとして
やはり世の中は
理不尽が平気でまかり通る事が
しばしば起こってしまうのではないか と。
その時、自分は世の中から
抹殺される。
もしくは、世の中は
自分が無くなる事を
強いて来るのではないか?。
そんな脅迫的な事を考えてしまうと
今、いる自分の生活の
周りの人間をもっと
慈しんで居たい
そんな衝動に駆られるのだった。
今こうしていられる事。
これは、必然ではなく
何かの細い糸が
やっと紡ぎ出した
偶然。
そんな危うい上に
成り立っているのではないか?。
だから、
やれる時やって置かないと
後で後悔する。
自分の事より
一緒に居てくれる存在を
大事にしたい。
其れこそが
最も大事にすべき偶然の
中から生まれた
大切な事実。
休みの日には
好きな事をさせてやりたい。
自分に出来る事を
叶えられるだけしてあげたい。
ティタ、迩椰に
慧人は尋ねる。
自分にして欲しい事は何か?。
二人は慧人に希う。
一緒に居て、
楽しく過ごして欲しい と。
ただそれだけを。
慧人は
柔らかく笑う。
其れだけで良いのか?と。
ティタと迩椰は
やっぱり
柔らかく笑う。
其れだけで良いんです と。
と言う訳で
休みの日には
何時もの公園に
お弁当を作って
持って行き
家族とのんびり過ごす。
これは、慧人にも
ティタにも
迩椰にも
掛けがえの無い時間。
そして、
今回から新しい家族も
増えた。
レピとハピ。
なぜか出掛けるとなると
お馴染みのメンバーも
追いて来る。
C組のメンバー全員が
揃ってしまう。
お昼になれば
ティタの手作り弁当を
広げる。
8月だと言うのに
カラッとした冷たい風が
気持ち良く吹き抜ける木陰。
古民家の縁側も捨てがたいが
草原の木陰に
レジャーシートを広げる
この場所もお気に入りだ。
草薫る風に包まれ
笑いながら
お弁当のおかずをつつく。
迩椰の特製
巨大ライスボールも健在。
慧人が口いっぱいに
おにぎりを頬張る。
その様子を
楽しげに迩椰が見つめる。
ティタは唐揚げを
慧人にあーんする。
慧人は其れをついばむ。
其れを見ていた
夏、千陽、千輝は
私もと こぞって
慧人におかずを
あーんしたがる。
ミゥも其れを見て
遅れて参戦。
ごちゃごちゃしてるうちに
四人の箸のおかずは
智と康太がついばんで
食べてしまう。
千陽が怒って二人を
追い回す。
残った全員で
大爆笑。
ご飯を食べ終えると
迩椰は眠くなって
慧人の膝枕で
スヤスヤと夢心地。
レピとハピも一緒に
丸くなって寝てしまう。
その隙にティタは
慧人にしな垂れかかり
寄り添う。
夏も慧人の背中に寄りかかる。
いつの間にか
慧人を中心に
面白い円状の
集まりが出来ていた。
慧人は
迩椰の頭を優しく撫でる。
レピとハピの
頭も優しく撫でてやる。
慧人の最も愛すべき時間。
こんな時が
ずーっと続けば良いのにと
想う。
木陰から射す
木漏れ日を見上げる。
この幸せを絶対に護ると
心に誓う。
その意思を
ここには居ない
ネイにも届ける。
俺はここの皆、
周りに居る皆を
絶対に護る。
その為に
ネイよ
どうか力を貸してくれ。
そしてまだ覚醒に至らぬ
相棒よ
聞こえているか。
お前の力も必要だ。
どうか力を貸してくれ。
この世の理不尽を
打ち砕くために。
この世界が突然崩壊して
無くなってしまう。
もしくは、
自分の存在が
一瞬にして無かった事に
されてしまう。
世界は自分が思っているよりも
ずっと理不尽に出来ているのでは
ないか?。
例えば、学生やある国を担うような
人ではなく
一介のサラリーマンだったとして
やはり世の中は
理不尽が平気でまかり通る事が
しばしば起こってしまうのではないか と。
その時、自分は世の中から
抹殺される。
もしくは、世の中は
自分が無くなる事を
強いて来るのではないか?。
そんな脅迫的な事を考えてしまうと
今、いる自分の生活の
周りの人間をもっと
慈しんで居たい
そんな衝動に駆られるのだった。
今こうしていられる事。
これは、必然ではなく
何かの細い糸が
やっと紡ぎ出した
偶然。
そんな危うい上に
成り立っているのではないか?。
だから、
やれる時やって置かないと
後で後悔する。
自分の事より
一緒に居てくれる存在を
大事にしたい。
其れこそが
最も大事にすべき偶然の
中から生まれた
大切な事実。
休みの日には
好きな事をさせてやりたい。
自分に出来る事を
叶えられるだけしてあげたい。
ティタ、迩椰に
慧人は尋ねる。
自分にして欲しい事は何か?。
二人は慧人に希う。
一緒に居て、
楽しく過ごして欲しい と。
ただそれだけを。
慧人は
柔らかく笑う。
其れだけで良いのか?と。
ティタと迩椰は
やっぱり
柔らかく笑う。
其れだけで良いんです と。
と言う訳で
休みの日には
何時もの公園に
お弁当を作って
持って行き
家族とのんびり過ごす。
これは、慧人にも
ティタにも
迩椰にも
掛けがえの無い時間。
そして、
今回から新しい家族も
増えた。
レピとハピ。
なぜか出掛けるとなると
お馴染みのメンバーも
追いて来る。
C組のメンバー全員が
揃ってしまう。
お昼になれば
ティタの手作り弁当を
広げる。
8月だと言うのに
カラッとした冷たい風が
気持ち良く吹き抜ける木陰。
古民家の縁側も捨てがたいが
草原の木陰に
レジャーシートを広げる
この場所もお気に入りだ。
草薫る風に包まれ
笑いながら
お弁当のおかずをつつく。
迩椰の特製
巨大ライスボールも健在。
慧人が口いっぱいに
おにぎりを頬張る。
その様子を
楽しげに迩椰が見つめる。
ティタは唐揚げを
慧人にあーんする。
慧人は其れをついばむ。
其れを見ていた
夏、千陽、千輝は
私もと こぞって
慧人におかずを
あーんしたがる。
ミゥも其れを見て
遅れて参戦。
ごちゃごちゃしてるうちに
四人の箸のおかずは
智と康太がついばんで
食べてしまう。
千陽が怒って二人を
追い回す。
残った全員で
大爆笑。
ご飯を食べ終えると
迩椰は眠くなって
慧人の膝枕で
スヤスヤと夢心地。
レピとハピも一緒に
丸くなって寝てしまう。
その隙にティタは
慧人にしな垂れかかり
寄り添う。
夏も慧人の背中に寄りかかる。
いつの間にか
慧人を中心に
面白い円状の
集まりが出来ていた。
慧人は
迩椰の頭を優しく撫でる。
レピとハピの
頭も優しく撫でてやる。
慧人の最も愛すべき時間。
こんな時が
ずーっと続けば良いのにと
想う。
木陰から射す
木漏れ日を見上げる。
この幸せを絶対に護ると
心に誓う。
その意思を
ここには居ない
ネイにも届ける。
俺はここの皆、
周りに居る皆を
絶対に護る。
その為に
ネイよ
どうか力を貸してくれ。
そしてまだ覚醒に至らぬ
相棒よ
聞こえているか。
お前の力も必要だ。
どうか力を貸してくれ。
この世の理不尽を
打ち砕くために。
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