リュウのケイトウ

きでひら弓

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2エバンス28ネイル カムイ

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その頃
学園側、SS防衛戦では
ミゥを基に(はじめに)生徒達が
暴走MLT(多脚型戦車)の市街地への
浸入を食い止める為に
鬼神の働きを現していたのだった。

『新道の小隊と石黒の小隊を
第三区画へ回してくれ。
あちらのSSの数が異常だ。
一機たりとも、街に入れる訳には
いかん。

私も空きのストラーダで出る。

第三ハンガー石田主任へ。

すまない、私用にストラーダは
余っていないか?。

そうか、
ん?分かった直ぐハンガーへ向かう。

すみません、私も出ますので
以後指揮お願いします。』

『ミゥ先生、お気をつけて。』

『はい、行って来ます。』

ミゥが第三ハンガーへ
連絡を入れるとハンガー主任の
石田より伝えたい事があるとの事。

ミゥは指揮を安達教官へ
委任すると第三ハンガーへ
向かった。

『主任、なんです?。』

『教官、此方へ。』

石田主任に第六ケイジへ
案内されティタと迩椰が
使用していたはずの
カムイが戻って来ているのを
確認する。

『其れで、メッセージデータが
添付されていたのですか?。』

『そうです。
無人で帰投シークエンスに
設定されていました。

メッセージデータはこれです。』

『そうですか。』

第六ケイジ脇のコントロールコンソールには
マザー キャッスルでのあらましが
記載されたメッセージデータが
映し出されていた。

『なるほど。
そう言う事だったのか。

主任、あのデカブツの心配は
もう要らないようですね。』

『そのようです。

それと、カムイが改修を受けている
様でして。

改修と言うより別物に近いですね。

見て下さい、この性能特性値。』

『これは…。

素養のある者以外には
乗りこなせない程の性能差。

データ量のハレーションを
起こしかねないな。

これはもうカムイを超えてしまっている。

ネイ シリーズと言っても
過言ではない。

ネイル カムイとでも仮に
名付けておくか。

主任、私はこれを
使ってみます。

構いませんか。』

他に操り手も居ないカムイの事を
わざわざ主任の了解を得る辺り
律儀な性格が出てしまうミゥ。

『勿論です。

せっかく性能アップして
戻って来ているのに
使いこなせる者も
教官以外にはおらんでしょう。

存分に使ってやって下さい。

見たところ
装備も直ぐに出られるように
整っていますので。』

『了解です。』

(マザー、
いや、いなほ様
粋な計らいありがとうございます。

これなら単騎でも
十分な働きができます。

慧人、
次のデュエルがあれば
君がネイに乗っても
私も互角に渡り合える。

コクピットに入って
意識接続した今なら解る。

この機体の性能、
そして周辺の状況。

正に手に取るようだ。

ん、?。

これは……     ネイ リンク。)

ミゥはアシストAIより
新システムの起動を促す
メッセージにより
ネイ リンクが実装されている事を
知る。

(ネイが積まれている。

ネイ、ネイリンク起動。)

(イエス、マスター。

ネイ リンク起動します。)

(これは………。

全て把握した。)

『主任 出ます。』

『ミゥ教官、ご武運を。』

大量のMLTの押し寄せる
最前線を目指しミゥは出撃する。

しかし、この新生カムイ
ネイル カムイであれば
この程度の敵量は
数ではないと
今のミゥは思ってしまう程
意識が高揚するのを覚えるのであった。
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