inexperienced idol

ぱっりん

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1章 アイドルは大変

1「小1」

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私は、草木リィノ。
外国人っぽいのは、お母さんが韓国人で、
少しでも名前に外国風をと、リィノになった。
...リノ、でいいのに。
つまり、私は、ハーフだ。
その証拠に、顔はお母さん寄りになる。
鏡に、私が、写る。
私は、リィノ。草木リィノ。
黒髪をとかし、スキンケアをする。
私は、アイドル、草木リィノだ。


それは、小1のころ。
町中を、自信家の友達、美貴子と歩いてた。
そしたら、急にスーツを着た女の人に話しかけられた。
「ねえ、あなた、事務所に入らない?」
私は、美貴子のことだとおもったし、美貴子は自信家なので、もちろん!と返した。だけど、女の人は
「あなたじゃなくて、あなた。」と私を指さす。
「私、アイドルとモデルの事務所、proidle&modelの、者なの!
あなた、アイドルもモデルも両方いけるとおもうわ!!
名刺渡すからお母さんとお父さんに見せてね。」
と、佐々木梨香と書いてある名刺と、事情がかいてある手紙を渡された。
佐々木梨香が去っていった後、
美貴子はぶるぶる震えた。私は八つ当たりをされた。
それ以来、美貴子とは会ってない。
お父さんとお母さんに見せると、泣きながら、スゴいわ!と言われた。
「モデルとアイドルどっちがやりたい?」
お父さんとお母さんがいう。
私、どっちも好きじゃない。建築家になりたい。
「お父さんお母さん、私はどっちも...」
「どっちもやりたいのね?」
お母さんがすかさずいう。
「違う、違う...」
「取りあえず、連絡しておくわ!
今度この事務所言ってみましょ!」
お父さんは、頷き、お母さんはのりき。
私の意見なんて、ガン無視。
私、モデルもアイドルも、やりたくない...!!
お母さんは電話したあと、笑顔で
「リィノが、森咲詩ちゃんみたいな、有名モデルか、ラウンみたいな、アイドルになるかもなのね」
とお母さんは言う。森咲詩は、テレビでも活躍中のスタイル抜群の16歳モデル。
ラウン.,.ってなに?
お母さんにいうと、見せてくれた。
ラウンは、韓国アイドル。
六人が、全員可愛く、踊り歌もうまい。
す、素敵...
「ラウンもこのproidle&modelの人だったわね。」とお母さんがいう。
えっ...

少し乗り気になった。
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