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高校一年生、桜川高等学校合唱部
9話「夏祭りと親友」
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港先生は、厳しい。
合唱コンクールが近づくからか?
ピリピリしてる。
曲は、時の旅人。
何回も歌えば歌うほど、
難しく感じ、喉はガラガラ。
港先生が見てない内に
オレンジ味ののど飴を舐める。
歌乃がじっと見てくるので、
歌乃にものど飴を渡したら
ありがとう、と口をパクパクしてる。
可愛い。
部活が終わると、
歌乃が肩を叩く。
「ルア。麻布十番納涼まつり、
一緒に行かない?」
歌乃は首をちょこんとする。
「今度は夏祭りかー。
祭りが多いねぇ。春祭りは、古道浅草神社だったやよね。浅草から、十番だから、電車かな?」
ここは浅草。麻布十番か。
「…あれ?浅草にも、あるよね、夏祭り。
何で麻生十番?」
首をかしげる。
「私、麻生十番が地元だから。麻生十番のビューティフラワーに住んでたの。」
「ビューティフラワーって億ションじゃん…」
「だから、懐かしいから行きたくて。」
あ、少し分かる。
私も浅草じゃないとこに住んでた。
「…いいよ!今日だよね、行こ!」
夜
春祭りの時の、着物を着て、
電車に乗る。
集合場所のコンビニには、
既に歌乃は来ていた。
「あ、ごめん、待った?」
「んーん。今集合時間ちょうど。」
…何かズレている。
「じゃ、夜ご飯にしよ」
コロッケを、屋台で買う。
サクサクの衣に黄色でゴロゴロな芋。
暖かくて美味しい!
歌乃も美味しそうに食べる。
大好きな鈴カステラを、買う。
「ルア、春祭りでも買ってたよね。
鈴カステラは最強ですよ!とか言って。」
歌乃が腰に手を置く。
お団子髪の彼女は綺麗だ、
「…何か歌いたくなっちゃった」
ルアは言う。
喉がムズムズして、歌いたくなる。
「…じゃ、来て」
夜の公園に歌乃が私を引っ張る。
小さなベンチ。
公園には誰もいない。
「じゃ、歌おう」
歌乃がニコニコする。
虹。
素敵な曲だ。歌乃の歌声も綺麗。
歌い終わると歌乃は言う。
「私、夢がある。
ミュージカルスターとして、
人生を生きたい。
トップになるには、劇団宇宙のトップに
ならないといけない」
歌乃は、空を見上げる。
「私も、歌乃とほぼ同じ。
ただ一つ違うのはわたしがトップは目指してない
と言うこと。
私、応援する」
ありがとうと歌乃は笑う。
二人は親友になっていた。
合唱コンクールが近づくからか?
ピリピリしてる。
曲は、時の旅人。
何回も歌えば歌うほど、
難しく感じ、喉はガラガラ。
港先生が見てない内に
オレンジ味ののど飴を舐める。
歌乃がじっと見てくるので、
歌乃にものど飴を渡したら
ありがとう、と口をパクパクしてる。
可愛い。
部活が終わると、
歌乃が肩を叩く。
「ルア。麻布十番納涼まつり、
一緒に行かない?」
歌乃は首をちょこんとする。
「今度は夏祭りかー。
祭りが多いねぇ。春祭りは、古道浅草神社だったやよね。浅草から、十番だから、電車かな?」
ここは浅草。麻布十番か。
「…あれ?浅草にも、あるよね、夏祭り。
何で麻生十番?」
首をかしげる。
「私、麻生十番が地元だから。麻生十番のビューティフラワーに住んでたの。」
「ビューティフラワーって億ションじゃん…」
「だから、懐かしいから行きたくて。」
あ、少し分かる。
私も浅草じゃないとこに住んでた。
「…いいよ!今日だよね、行こ!」
夜
春祭りの時の、着物を着て、
電車に乗る。
集合場所のコンビニには、
既に歌乃は来ていた。
「あ、ごめん、待った?」
「んーん。今集合時間ちょうど。」
…何かズレている。
「じゃ、夜ご飯にしよ」
コロッケを、屋台で買う。
サクサクの衣に黄色でゴロゴロな芋。
暖かくて美味しい!
歌乃も美味しそうに食べる。
大好きな鈴カステラを、買う。
「ルア、春祭りでも買ってたよね。
鈴カステラは最強ですよ!とか言って。」
歌乃が腰に手を置く。
お団子髪の彼女は綺麗だ、
「…何か歌いたくなっちゃった」
ルアは言う。
喉がムズムズして、歌いたくなる。
「…じゃ、来て」
夜の公園に歌乃が私を引っ張る。
小さなベンチ。
公園には誰もいない。
「じゃ、歌おう」
歌乃がニコニコする。
虹。
素敵な曲だ。歌乃の歌声も綺麗。
歌い終わると歌乃は言う。
「私、夢がある。
ミュージカルスターとして、
人生を生きたい。
トップになるには、劇団宇宙のトップに
ならないといけない」
歌乃は、空を見上げる。
「私も、歌乃とほぼ同じ。
ただ一つ違うのはわたしがトップは目指してない
と言うこと。
私、応援する」
ありがとうと歌乃は笑う。
二人は親友になっていた。
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