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7. 軍隊に守られてこその平和
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このリュックセレ国には、軍隊がある。
オッレとアイナの父親が所属していた軍である。
それは主に国の東側に置かれていた。国の領土を広げようと東隣にある国々が戦争というか小競り合いをどの国からともなくここ何年もしていた。
リュックセレ国の国王であるバッティル国王陛下は、隣の国からいつ戦が仕掛けられるか分からない為に、前国王の代から国境の東部には軍隊をしいているのだ。
昔は国境とは言ってもただの何も無い広がっている荒野にどこがそれなのか判別出来なかった。
しかしバッティル国王の前の国王が、侵入されないようにと国境沿いに高い壁を造り、おいそれとは入って来られないようにした。等間隔に、砦のような見張り台を置いて。
その東部地区は、荒野が広がっており戦いとなっても大抵はその国境辺りで事が終わる為に国民のほとんどは、戦いが起こっている事など知らないのだ。
日々見張り、何かあれば命を懸けて戦い、それ以上戦火が広がらないように守ってくれている軍隊があるからこそ、リュックセレ国の平和が保たれていた。
対して、国の西側は海があり、昔はそこから異国へといろんな船が出ていた。しかし、今の国王陛下が東からではなく異国からも攻められては適わないと旅客船を入国禁止にしてしまう。そして、今は取り引きのある商船だけが厳しい審査を経て入港出来るようになっていた。
東側にも、艦隊を置いて目を光らせておけばいいのだが、そうすると軍が二分化されてしまう。その為、入国を厳しく制限したのだった。何かあってからではいけないからと軍隊も少しは港に置いてあるが西側からは特にその兆しも大きくは見えない為に、少しの隊だけ駐屯させ、あとはほぼ東側に待機させている。
港から微かに見える対岸に、フレンズブルグ国はあった。
昔は行き来する旅人も多く、港町はとても栄えていたのだが、今は商船が来るだけとなってしまい昔ほどは栄えていない。それでも、商人達が快適に過ごせるようにと宿屋も昔ほどではないが立派なものが五軒ほどあり、娯楽施設も二軒と、あとは酒場や飲食店が僅かにあるほどだ。
以前は宿屋だっただろう建物も、壊されずにまだ面影を残していた。まるでいつか再建される時がくるのを待っているようだった。
シェスティンは書物から学ぶ内、そのような歴史がある事は知っていたが実際に話を聞いた時にはとても胸が苦しくなった。
戦争は、ごく身近にあったのだと。
そして、シェスティンはその辺りの事もどうにか出来ないものかと考えた。
軍隊の家族が、万が一戦争で家族を亡くしてしまった時の事だ。
しかし、それを自分一人では上手く考えがまとまらないし、良い案も浮かばない。その為、頼りになるコーラとディックに相談しようと、シェスティンは思った。
オッレとアイナの父親が所属していた軍である。
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しかしバッティル国王の前の国王が、侵入されないようにと国境沿いに高い壁を造り、おいそれとは入って来られないようにした。等間隔に、砦のような見張り台を置いて。
その東部地区は、荒野が広がっており戦いとなっても大抵はその国境辺りで事が終わる為に国民のほとんどは、戦いが起こっている事など知らないのだ。
日々見張り、何かあれば命を懸けて戦い、それ以上戦火が広がらないように守ってくれている軍隊があるからこそ、リュックセレ国の平和が保たれていた。
対して、国の西側は海があり、昔はそこから異国へといろんな船が出ていた。しかし、今の国王陛下が東からではなく異国からも攻められては適わないと旅客船を入国禁止にしてしまう。そして、今は取り引きのある商船だけが厳しい審査を経て入港出来るようになっていた。
東側にも、艦隊を置いて目を光らせておけばいいのだが、そうすると軍が二分化されてしまう。その為、入国を厳しく制限したのだった。何かあってからではいけないからと軍隊も少しは港に置いてあるが西側からは特にその兆しも大きくは見えない為に、少しの隊だけ駐屯させ、あとはほぼ東側に待機させている。
港から微かに見える対岸に、フレンズブルグ国はあった。
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