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16. 束の間
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次の日。
朝食を摂り、庭で朝の水やりをやろうとそちらに向かおうとすると、ロニーが声を掛けて来た。
「奥様。アンセルム様がもう少ししたら到着されますから、お仕度をなさって下さい。」
「え?ロニー、早いわね。今日は、先触れがあったの?」
「いいえ。昨日王宮に行かれる際、王宮で朝食を摂ったらこちらへ向かうと言われておりましたから。ささ、お早く。」
(確かに、今日また来ると言われていたけれど、仕事が終わった夕方かと思っていたわ。昨日まで討伐をしに遠くまで行かれていたみたいだから、お休みなのかしら。)
と考えていると、先ほどから姿が見えないと思っていたへレーナも邸から現れ、
「お風呂の準備が出来ましたよ。」
と言われ、誘われるがまま入る事にした。
☆★
「え?これを着るの…?」
「はい。せっかくですからね。」
いつもの落ち着いた緩いワンピースではなく、少しお出かけにでも着るような華やかなフンワリと広がるワンピースを着るように言われ、髪もいつもはまっすぐに伸ばしただけなのにへレーナが『髪を緩く纏めますね』と言われ、上部だけ少し纏め、あとはそのまま伸ばしてくれる。
(なんだか、どこかにお出かけに行くみたいよ。)
気恥ずかしくなる位、いつもよりおめかしされた私は、『やっぱりいつものに…』と言おうとしたのに、開け放たれた窓から、馬が駆けてくる音が聞こえて来てしまった。
「さぁ、下へ行きましょうか。」
へレーナに言われてしまい、
「これで本当に?なんだか…」
「まぁ!安心して下さい!よくお似合いですから。さぁ!」
そう言って、へレーナは早くお出迎えをと促したので仕方なくこれで出向かえる事となった。
階下へ下りていくと、ちょうど玄関ホールにアンセルム様が入って来ていて、ロニーと話していた。
アンセルム様が私に気づき、ロニーとの話を止めると、ハッとしたような顔をして口に手を押さえなんだかボソリと呟いたような気がした。
(やっぱり…どこにも出掛けないのにどんな格好をしているんだと呆れているのかしら…でも、仕方ないわ!)
こうなったら、今から部屋へ戻るのもどうかと思い、何事もないように挨拶をしようと声を掛けた。
「アンセルム様、お帰りなさいませ。」
とフンワリ笑い掛けてみると、何故か固まったまま、一言も言葉が返ってこないのよ。
(あぁ、言葉も出ないほど呆れているのかしら。)
そう思って、困ったように笑って後ろから付いてきていたへレーナを見ると、何故かクスクスと笑っていた。そしてまた『大丈夫ですよ。』と私に声を掛けると、呆けているアンセルム様へと大きな声でへレーナは声を掛けた。
「ほらほら!坊ちゃま!スティナ様がお帰りと言っておりますよ。ちゃんと聞こえておりますか?」
そう言うと、固まっていたのが溶けたようで、目を瞬いたあと、やっと反応してくれた。
「あぁ…た、ただいま…。君、どうした?その格好…」
アンセルム様がそう言うと素早く、横にいたロニーが何か耳打ちすると、アンセルム様は咳払いをしてからまた言葉を発したわ。
「す、スティナ嬢…その、なんだ…とても素敵だ。何処か、一緒に出掛けたくなるな。」
「もう奥様なのですからね、その呼び方は止めて下さい。そうですな、では以前とは変わった領地を、お二人で現地を見に行くのはどうですかな?」
「は!?」
ロニーがそう言うと、アンセルム様はロニーの方を向いて焦ったようにまた何か言っているわ。
私がそれをどうしたのかしらと見ていると、へレーナがいつの間にか私の隣に来ていて、
「フフフフ。成功しましたわね!スティナ様の魅力を見せつけられて、アンセルム様は恥ずかしがっておいでですね。」
と私にだけ聞こえるような声で言った。
「まさか…」
「その証拠に、普段のような完璧な表情が崩れておりますでしょう?」
言われてみれば、アンセルム様は顔が赤く、仕草もなんだかいつもより慌ただしい。
「さぁさ、せっかく帰って来られたのですからね。まずは、談話室で休憩なさってから領地を見回ってきて下さいね!」
またへレーナは大きな声で言って、私の背中を優しく押して歩みを進めてくれた。
☆★
談話室のソファに座り、紅茶を出してもらう。でも今日は、この香りは…と私は思った。
口をつけたアンセルム様は、首を傾げた。
「ん?これはいつもの紅茶とは違うな。」
「あぁ、坊ちゃまは緊張なさっておいでですので、リラックス効果のあるカモミールティーにしてみました。庭に自生しておりましてね、私どもも飲んでおりますから安心して下さいませ。」
「いや、それは安心だ…というか、坊ちゃまはそろそろ止めてくれと言ったじゃないか。」
「そうでしたかね。幼い頃より存じてますからねぇ。そのうち呼ばせてもらいますね、坊ちゃま。」
「ほらまた…!」
坊ちゃまと言う言葉が、なんだかアンセルム様に似合っていなくてクスリと笑ってしまったわ。すると、アンセルム様が私を見ていたので、慌て居住まいを正した。
「あ、すみません!仲がお宜しいなと思いましたので…。」
「まぁ、母親みたいなもんだからな。でもさすがに、俺もいい歳なんだがな…。」
と、アンセルム様は苦笑いしている。
なんだか、結婚式の日よりも話し易い雰囲気だわ。あの日は、威圧感たっぷりだったもの。
少しは、夫婦としてやっていこうと思ってくれたのかしら?邸に帰らないと言われたから、ずっと会わないかと思ったけれど、こうやってお話をさせて下さるのだもの。
そういえば、ご一緒して良かったのかしら?一人でゆっくりしたかったとか…?
いろいろと考えていると、アンセルム様がまた声を掛けてきた。
「君…いや、ええと…夫婦なのだからす、スティナと呼んでいいだろうか。」
アンセルム様の方を見ると、こちらをジッと見つめてくれている。やだわ…なんだか、恥ずかしくなってくる。
でもなんだか、やっとこうして私の方をしっかりと見て話してくれて、嬉しく思っている自分がいるの。
そういえば昨日も、私をちゃんと見て話してくれたわね。
結婚式の日は私を見てもくれなかったから、これから夫婦となるのに随分と淋しく思ったのよ。
これから夫婦としてやっていこうと、向き合ってくれたのかしらね。
「はい。私も、アンセルム様とお呼びしていましたが宜しいですか?」
「あぁ。構わない。」
そう言って私に向かって微笑んでくれたアンセルム様。なんだか本当に別人のようだわ。
「改めて、討伐お疲れ様でした。今日はお休みなのですか?」
「あぁ。国境の森にわんさかいた悪獣をとりあえず一掃出来たからな。今日は休みなんだ。昨日、国王陛下に報告も終えたから、やっと一日ゆっくり出来る。」
「そうでしたか。…貴重なお休みに、来て下さって、ありがとうございます。」
「?どういう意味だ?」
「あ、いえ。領地がどのように変わったかの確認だとは分かっています。でも、私、アンセルム様に結婚式の日に『邸には帰らない』と言われましたから、こうやって来て下さって嬉しいのです。」
「そう…か…。いや、あの時は済まない。き、緊張していたから、という言い訳にもならんだろうが…。これからは、お互いを知って行くべきだと思ったんだ。」
途中、口元に手を充てていらっしゃるけど、どうしたのかしら?と私は思った。
きっとアンセルム様の癖かもしれないわね。とも思う。先ほどもやっていらしたし。
ん?そういえば…懐かしいあの夢でも出てきた、あの時の男の子も、そんな事やっていたような…?
気のせいね!
朝食を摂り、庭で朝の水やりをやろうとそちらに向かおうとすると、ロニーが声を掛けて来た。
「奥様。アンセルム様がもう少ししたら到着されますから、お仕度をなさって下さい。」
「え?ロニー、早いわね。今日は、先触れがあったの?」
「いいえ。昨日王宮に行かれる際、王宮で朝食を摂ったらこちらへ向かうと言われておりましたから。ささ、お早く。」
(確かに、今日また来ると言われていたけれど、仕事が終わった夕方かと思っていたわ。昨日まで討伐をしに遠くまで行かれていたみたいだから、お休みなのかしら。)
と考えていると、先ほどから姿が見えないと思っていたへレーナも邸から現れ、
「お風呂の準備が出来ましたよ。」
と言われ、誘われるがまま入る事にした。
☆★
「え?これを着るの…?」
「はい。せっかくですからね。」
いつもの落ち着いた緩いワンピースではなく、少しお出かけにでも着るような華やかなフンワリと広がるワンピースを着るように言われ、髪もいつもはまっすぐに伸ばしただけなのにへレーナが『髪を緩く纏めますね』と言われ、上部だけ少し纏め、あとはそのまま伸ばしてくれる。
(なんだか、どこかにお出かけに行くみたいよ。)
気恥ずかしくなる位、いつもよりおめかしされた私は、『やっぱりいつものに…』と言おうとしたのに、開け放たれた窓から、馬が駆けてくる音が聞こえて来てしまった。
「さぁ、下へ行きましょうか。」
へレーナに言われてしまい、
「これで本当に?なんだか…」
「まぁ!安心して下さい!よくお似合いですから。さぁ!」
そう言って、へレーナは早くお出迎えをと促したので仕方なくこれで出向かえる事となった。
階下へ下りていくと、ちょうど玄関ホールにアンセルム様が入って来ていて、ロニーと話していた。
アンセルム様が私に気づき、ロニーとの話を止めると、ハッとしたような顔をして口に手を押さえなんだかボソリと呟いたような気がした。
(やっぱり…どこにも出掛けないのにどんな格好をしているんだと呆れているのかしら…でも、仕方ないわ!)
こうなったら、今から部屋へ戻るのもどうかと思い、何事もないように挨拶をしようと声を掛けた。
「アンセルム様、お帰りなさいませ。」
とフンワリ笑い掛けてみると、何故か固まったまま、一言も言葉が返ってこないのよ。
(あぁ、言葉も出ないほど呆れているのかしら。)
そう思って、困ったように笑って後ろから付いてきていたへレーナを見ると、何故かクスクスと笑っていた。そしてまた『大丈夫ですよ。』と私に声を掛けると、呆けているアンセルム様へと大きな声でへレーナは声を掛けた。
「ほらほら!坊ちゃま!スティナ様がお帰りと言っておりますよ。ちゃんと聞こえておりますか?」
そう言うと、固まっていたのが溶けたようで、目を瞬いたあと、やっと反応してくれた。
「あぁ…た、ただいま…。君、どうした?その格好…」
アンセルム様がそう言うと素早く、横にいたロニーが何か耳打ちすると、アンセルム様は咳払いをしてからまた言葉を発したわ。
「す、スティナ嬢…その、なんだ…とても素敵だ。何処か、一緒に出掛けたくなるな。」
「もう奥様なのですからね、その呼び方は止めて下さい。そうですな、では以前とは変わった領地を、お二人で現地を見に行くのはどうですかな?」
「は!?」
ロニーがそう言うと、アンセルム様はロニーの方を向いて焦ったようにまた何か言っているわ。
私がそれをどうしたのかしらと見ていると、へレーナがいつの間にか私の隣に来ていて、
「フフフフ。成功しましたわね!スティナ様の魅力を見せつけられて、アンセルム様は恥ずかしがっておいでですね。」
と私にだけ聞こえるような声で言った。
「まさか…」
「その証拠に、普段のような完璧な表情が崩れておりますでしょう?」
言われてみれば、アンセルム様は顔が赤く、仕草もなんだかいつもより慌ただしい。
「さぁさ、せっかく帰って来られたのですからね。まずは、談話室で休憩なさってから領地を見回ってきて下さいね!」
またへレーナは大きな声で言って、私の背中を優しく押して歩みを進めてくれた。
☆★
談話室のソファに座り、紅茶を出してもらう。でも今日は、この香りは…と私は思った。
口をつけたアンセルム様は、首を傾げた。
「ん?これはいつもの紅茶とは違うな。」
「あぁ、坊ちゃまは緊張なさっておいでですので、リラックス効果のあるカモミールティーにしてみました。庭に自生しておりましてね、私どもも飲んでおりますから安心して下さいませ。」
「いや、それは安心だ…というか、坊ちゃまはそろそろ止めてくれと言ったじゃないか。」
「そうでしたかね。幼い頃より存じてますからねぇ。そのうち呼ばせてもらいますね、坊ちゃま。」
「ほらまた…!」
坊ちゃまと言う言葉が、なんだかアンセルム様に似合っていなくてクスリと笑ってしまったわ。すると、アンセルム様が私を見ていたので、慌て居住まいを正した。
「あ、すみません!仲がお宜しいなと思いましたので…。」
「まぁ、母親みたいなもんだからな。でもさすがに、俺もいい歳なんだがな…。」
と、アンセルム様は苦笑いしている。
なんだか、結婚式の日よりも話し易い雰囲気だわ。あの日は、威圧感たっぷりだったもの。
少しは、夫婦としてやっていこうと思ってくれたのかしら?邸に帰らないと言われたから、ずっと会わないかと思ったけれど、こうやってお話をさせて下さるのだもの。
そういえば、ご一緒して良かったのかしら?一人でゆっくりしたかったとか…?
いろいろと考えていると、アンセルム様がまた声を掛けてきた。
「君…いや、ええと…夫婦なのだからす、スティナと呼んでいいだろうか。」
アンセルム様の方を見ると、こちらをジッと見つめてくれている。やだわ…なんだか、恥ずかしくなってくる。
でもなんだか、やっとこうして私の方をしっかりと見て話してくれて、嬉しく思っている自分がいるの。
そういえば昨日も、私をちゃんと見て話してくれたわね。
結婚式の日は私を見てもくれなかったから、これから夫婦となるのに随分と淋しく思ったのよ。
これから夫婦としてやっていこうと、向き合ってくれたのかしらね。
「はい。私も、アンセルム様とお呼びしていましたが宜しいですか?」
「あぁ。構わない。」
そう言って私に向かって微笑んでくれたアンセルム様。なんだか本当に別人のようだわ。
「改めて、討伐お疲れ様でした。今日はお休みなのですか?」
「あぁ。国境の森にわんさかいた悪獣をとりあえず一掃出来たからな。今日は休みなんだ。昨日、国王陛下に報告も終えたから、やっと一日ゆっくり出来る。」
「そうでしたか。…貴重なお休みに、来て下さって、ありがとうございます。」
「?どういう意味だ?」
「あ、いえ。領地がどのように変わったかの確認だとは分かっています。でも、私、アンセルム様に結婚式の日に『邸には帰らない』と言われましたから、こうやって来て下さって嬉しいのです。」
「そう…か…。いや、あの時は済まない。き、緊張していたから、という言い訳にもならんだろうが…。これからは、お互いを知って行くべきだと思ったんだ。」
途中、口元に手を充てていらっしゃるけど、どうしたのかしら?と私は思った。
きっとアンセルム様の癖かもしれないわね。とも思う。先ほどもやっていらしたし。
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