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17.起床
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翌朝。
ケヴィンが目覚めると、エーファはベッドに横になりまだ寝ていて、ヘラはその傍で本を読んでいた。
「おはようございます、ケヴィン様。」
「あぁ、おはよう。
ヘラ、エーファはどうだった?」
「はい。
興味深く読まれていて夜更かしをされ、その後はゆっくり眠られております。」
「そうか。ヘラ、ありがとう。」
「いいえ。ケヴィン様が本を持って来て下さったおかげで、エーファ様と楽しく過ごせました。
ケヴィン様はこれからお仕事でございますか。」
「ああ。
普段であれば朝食を摂りに食堂へ行くんだけど、その前にエーファとヘラの分も持ってくるよ。」
「申し訳ありません。私が取りに行っていいのなら伺いますが…」
「悪くは無いが、騎士隊員専用の食堂だから男だらけなんだ。何かあるといけないし、待っていてくれ。
昼ごはんは届けてもらうから。」
「ありがとうございます。よろしくお願い致します。
ええと、私とエーファ様は本日のいつ頃帰ればよろしいのですか?」
「あぁ、一応ミヒャエル先生に昼に来てもらうようにするよ。それで許可が出たら帰ればいいから。
ああでも勝手に帰らないで。僕も一旦、抜けてくるからそれまで待っていて欲しい。」
「承知致しました。」
「寮の入り口のところに管理人が常駐している部屋があるから、そこに伝えるとバルヒェットの家まで遣いを出してくれるから。馬車を呼んでおけばいい。
ただ、まだ早いから管理人は居ないんだ。九時には来るからよろしく頼む。」
「はい。」
そう話していると、控えめに部屋の扉が叩かれる。ヘラが出ようとするとケヴィンが手で制し、扉へと向かい応対する。
「はい」
「ケヴィン、私だ。」
「え、フォルクハルト司令官?」
そう言って扉を開けると、フォルクハルトが朝食の載ったお盆を持っており、それを手渡してきた。
パンが二つずつと、卵スープ、体力勝負の騎士隊の食事であるからか肉のソテーに、彩りの綺麗な野菜サラダが載っている。
「エーファ嬢とヘラの分だ。…騎士隊の食堂から持ってきているから、朝から内容が重かったら申し訳ないと伝えてくれ。」
「わざわざ持って来て下さったんですか!?すみません!」
「いや、それもあるが、ケヴィンは起きているかと思ったんだ。
済まないが、ケヴィンの分は無いぞ。」
「それは全然いいですけど…ありがとうございます。
あ、中入りますか?」
「エーファ嬢は起きているのか?」
「いえ、まだ…」
部屋の入り口でそう話していると、エーファがベッドでモゾモゾと動き出した。
「ん…ヘラ?」
「おはようございます、エーファ様。」
それに気づいたケヴィンが、言い直す。
「あ、今起きたようです。」
「そうか。渡しておいてくれ。
身支度が出来ていないなら入るのは良くないだろう?
まぁでも、夜の内に何も無かったようで安心したよ。」
「はい、僕も安心しました。
すみません、ありがとうございます。」
フォルクハルトは去ったようで、ケヴィンは扉を閉めてエーファの方へと戻ってきた。
「エーファ、おはよう。体調はどうかな?」
「おはよう、ケヴィン兄さま。
ええ、特には大きく変わらないわ。」
「そうか。
フォルクハルト司令官が、朝食を持ってきてくれたよ。」
「まぁ!」
「ありがたいですね。」
ケヴィンはエーファとヘラの近くにある机にお盆を置くと、本を新しいのに替えようと声を掛け、持ってきた本を抱えて部屋を出て行った。
「司令官様は良く気が付かれる方なのですね。」
ヘラが、朝食をわざわざ持ってきてくれた事に触れた。まだ湯気が立っている卵スープは、そんなに時間が経っていない事を示している。
「そうね。配慮して下さる、とても素晴らしい方だわ。」
エーファはそのように返す。しかしその言葉の中身は朝食だけではなく、昨日の会話や仕草、態度からも節々から感じられての事。エーファがまだ寝ているならと配慮して部屋に入ってこない事も、好印象であった。
「ああいう方がご結婚相手ですと、よろしいですのに。」
「ええ!?や、やだわヘラ。フォルクハルト様に失礼よ?」
「そうでしょうか?立場が目下の私にも、真摯に謝って下さる事は並大抵では出来ません。
それに、お忘れですか?本来、エーファ様は出会いを見つけるために領地からお出になったのでは?」
と、冗談めかしていうヘラに、エーファは口ごもる。
「そ、そうだけど…」
「コリンナ様という出会いがあっただけでも今回の〝王都へ出向く〟という作戦は成功だと思いますが、それだけでは勿体ないとヘラは思いますよ。」
「…分かってるわ。」
エーファは、ヘラのその言葉で確かに当初は出会いを求めて王都に出掛けるのだと考えていたことを思い出した。フォルクハルトは騎士隊をまとめ上げ指示を出す長だということもあるのか頼り甲斐もあり、エーファの事も慮ってくれるとても素晴らしい人物だと思っている。昨日の夕方、ケヴィンのベッドからエーファ用のベッドへと短い距離ではあるが運んでくれた際も、体温が伝わってきてドキドキと胸が高鳴りそれを沈めるのに苦労したほど。
(でも、だからって昨日出会った方にそうすぐにそんな…)
そもそも、出会いはあったが、その後どうすればいいのかなんてエーファには分からない。約束を取り付けるとか、何か行動に移した方がいいのだろうとは思うが、今は体が痛いし思うように歩けない。それもあり、今エーファが出来る事などないのだと口を尖らした。
☆★
朝食も昼食も終え、ミヒャエルの診察も終わり無事に帰っていいと許可が出たエーファ。
少ししてケヴィンとフォルクハルトも部屋に来て、許可が出た事を知ると二人ともにっこりと笑みを浮かべた。
「あぁ、良かった。
エーファ、ごめんね不甲斐ない兄で…これからはもっと毅然とした態度で頑張るから。」
「フフ。
ケヴィン兄さま、そんなに気張らないで?
仕事中のケヴィン兄さま、充分毅然とされてましたよ?」
「順調に回復しているようで本当によかった。何かあればいつでも連絡してくれ。」
「!は、はい。フォルクハルト様も、いろいろとありがとうございました。」
(連絡してくれって…え?どういう意味?…体調が急変したら、とかそういう事かしら。)
エーファはソワソワとしたが、深い意味は無いだろうと感謝を述べた。
大きな荷物は特に無く、ヘラが少しの着替えを持って部屋を出る。エーファもそろそろ歩こうとしたが、階段があるからとケヴィンが抱えて行くと言った。
「大丈夫だよ、寮内だけでも歩かなければ身体に響かないよね?」
脇腹はまだかなり痛いが、昨日よりは背中や足の痛みが強いわけではないので、自分の足で歩こうと思ったが、階段まで歩いているとものすごく時間が掛かるとエーファは考え、申し訳ないとは思いながらも言葉に従った。
寮の建物から少しあるいた、騎士隊敷地内にある正門の前が少し広くなっており、そこに馬車が停められていた。
そしてそこに、コリンナとカールもいた。
ケヴィンが朝に、どうなるか分からないが帰れるかもしれないからと連絡を入れていたのだ。
「エーファ、良かった!」
コリンナがエーファに向かって手を振った。それに少し恥ずかしさを滲ませながらエーファも手を振り返す。
馬車の前で抱えていたエーファをそっと下ろしたケヴィンは、もう一度エーファに声を掛ける。
「家に帰ったら、ゆっくり休むんだよ。
何かあれば、ヘラに真っ先に言うんだよ?」
「ええ、分かってるわ。ケヴィン兄さま、ありがとう。」
「お大事に、エーファ嬢。」
「はい、フォルクハルト様ありがとうございました。」
「エーファ、本当にごめんなさいね。私が誘ったばっかりに…でも良かった!生きててくれて…」
目に涙を浮かべるコリンナに、エーファは肩を竦めて言葉を返す。
「大袈裟よ、コリンナ!…でも心配してくれてありがとう。
私こそ、ごめんなさい。」
「エーファが謝る事なんてなにもないわ!」
「そうだね、悪いのは妹のコリンナだよ。いや、一番悪いのはあのくそやろうか。」
「カール様も、ご迷惑お掛けしました。」
「いやいや、迷惑掛けたのは完全にこちら側だよ、エーファ嬢。
うちの妹と仲良くしてくれたのは嬉しいが、怪我をさせる事になって申し訳なかった。」
「いえ!コリンナ、嬢のせいではありませんから。
ね、コリンナ。もしよかったら、手紙書いてもいい?」
「本当!?もちろんよ!私もぜったいに書くわ!!」
これからの事を話していると、正門の外側から大きな声で話すやりとりが聞こえた。
「邪魔よ!早くどいてちょうだい!!」
「どちら様ですかな?…てあなたは!?」
なんとカサンドラ王女がどこかに出掛けていたようで正門に立っていた騎士を睨みつけ会話しているようだった。
ケヴィンが目覚めると、エーファはベッドに横になりまだ寝ていて、ヘラはその傍で本を読んでいた。
「おはようございます、ケヴィン様。」
「あぁ、おはよう。
ヘラ、エーファはどうだった?」
「はい。
興味深く読まれていて夜更かしをされ、その後はゆっくり眠られております。」
「そうか。ヘラ、ありがとう。」
「いいえ。ケヴィン様が本を持って来て下さったおかげで、エーファ様と楽しく過ごせました。
ケヴィン様はこれからお仕事でございますか。」
「ああ。
普段であれば朝食を摂りに食堂へ行くんだけど、その前にエーファとヘラの分も持ってくるよ。」
「申し訳ありません。私が取りに行っていいのなら伺いますが…」
「悪くは無いが、騎士隊員専用の食堂だから男だらけなんだ。何かあるといけないし、待っていてくれ。
昼ごはんは届けてもらうから。」
「ありがとうございます。よろしくお願い致します。
ええと、私とエーファ様は本日のいつ頃帰ればよろしいのですか?」
「あぁ、一応ミヒャエル先生に昼に来てもらうようにするよ。それで許可が出たら帰ればいいから。
ああでも勝手に帰らないで。僕も一旦、抜けてくるからそれまで待っていて欲しい。」
「承知致しました。」
「寮の入り口のところに管理人が常駐している部屋があるから、そこに伝えるとバルヒェットの家まで遣いを出してくれるから。馬車を呼んでおけばいい。
ただ、まだ早いから管理人は居ないんだ。九時には来るからよろしく頼む。」
「はい。」
そう話していると、控えめに部屋の扉が叩かれる。ヘラが出ようとするとケヴィンが手で制し、扉へと向かい応対する。
「はい」
「ケヴィン、私だ。」
「え、フォルクハルト司令官?」
そう言って扉を開けると、フォルクハルトが朝食の載ったお盆を持っており、それを手渡してきた。
パンが二つずつと、卵スープ、体力勝負の騎士隊の食事であるからか肉のソテーに、彩りの綺麗な野菜サラダが載っている。
「エーファ嬢とヘラの分だ。…騎士隊の食堂から持ってきているから、朝から内容が重かったら申し訳ないと伝えてくれ。」
「わざわざ持って来て下さったんですか!?すみません!」
「いや、それもあるが、ケヴィンは起きているかと思ったんだ。
済まないが、ケヴィンの分は無いぞ。」
「それは全然いいですけど…ありがとうございます。
あ、中入りますか?」
「エーファ嬢は起きているのか?」
「いえ、まだ…」
部屋の入り口でそう話していると、エーファがベッドでモゾモゾと動き出した。
「ん…ヘラ?」
「おはようございます、エーファ様。」
それに気づいたケヴィンが、言い直す。
「あ、今起きたようです。」
「そうか。渡しておいてくれ。
身支度が出来ていないなら入るのは良くないだろう?
まぁでも、夜の内に何も無かったようで安心したよ。」
「はい、僕も安心しました。
すみません、ありがとうございます。」
フォルクハルトは去ったようで、ケヴィンは扉を閉めてエーファの方へと戻ってきた。
「エーファ、おはよう。体調はどうかな?」
「おはよう、ケヴィン兄さま。
ええ、特には大きく変わらないわ。」
「そうか。
フォルクハルト司令官が、朝食を持ってきてくれたよ。」
「まぁ!」
「ありがたいですね。」
ケヴィンはエーファとヘラの近くにある机にお盆を置くと、本を新しいのに替えようと声を掛け、持ってきた本を抱えて部屋を出て行った。
「司令官様は良く気が付かれる方なのですね。」
ヘラが、朝食をわざわざ持ってきてくれた事に触れた。まだ湯気が立っている卵スープは、そんなに時間が経っていない事を示している。
「そうね。配慮して下さる、とても素晴らしい方だわ。」
エーファはそのように返す。しかしその言葉の中身は朝食だけではなく、昨日の会話や仕草、態度からも節々から感じられての事。エーファがまだ寝ているならと配慮して部屋に入ってこない事も、好印象であった。
「ああいう方がご結婚相手ですと、よろしいですのに。」
「ええ!?や、やだわヘラ。フォルクハルト様に失礼よ?」
「そうでしょうか?立場が目下の私にも、真摯に謝って下さる事は並大抵では出来ません。
それに、お忘れですか?本来、エーファ様は出会いを見つけるために領地からお出になったのでは?」
と、冗談めかしていうヘラに、エーファは口ごもる。
「そ、そうだけど…」
「コリンナ様という出会いがあっただけでも今回の〝王都へ出向く〟という作戦は成功だと思いますが、それだけでは勿体ないとヘラは思いますよ。」
「…分かってるわ。」
エーファは、ヘラのその言葉で確かに当初は出会いを求めて王都に出掛けるのだと考えていたことを思い出した。フォルクハルトは騎士隊をまとめ上げ指示を出す長だということもあるのか頼り甲斐もあり、エーファの事も慮ってくれるとても素晴らしい人物だと思っている。昨日の夕方、ケヴィンのベッドからエーファ用のベッドへと短い距離ではあるが運んでくれた際も、体温が伝わってきてドキドキと胸が高鳴りそれを沈めるのに苦労したほど。
(でも、だからって昨日出会った方にそうすぐにそんな…)
そもそも、出会いはあったが、その後どうすればいいのかなんてエーファには分からない。約束を取り付けるとか、何か行動に移した方がいいのだろうとは思うが、今は体が痛いし思うように歩けない。それもあり、今エーファが出来る事などないのだと口を尖らした。
☆★
朝食も昼食も終え、ミヒャエルの診察も終わり無事に帰っていいと許可が出たエーファ。
少ししてケヴィンとフォルクハルトも部屋に来て、許可が出た事を知ると二人ともにっこりと笑みを浮かべた。
「あぁ、良かった。
エーファ、ごめんね不甲斐ない兄で…これからはもっと毅然とした態度で頑張るから。」
「フフ。
ケヴィン兄さま、そんなに気張らないで?
仕事中のケヴィン兄さま、充分毅然とされてましたよ?」
「順調に回復しているようで本当によかった。何かあればいつでも連絡してくれ。」
「!は、はい。フォルクハルト様も、いろいろとありがとうございました。」
(連絡してくれって…え?どういう意味?…体調が急変したら、とかそういう事かしら。)
エーファはソワソワとしたが、深い意味は無いだろうと感謝を述べた。
大きな荷物は特に無く、ヘラが少しの着替えを持って部屋を出る。エーファもそろそろ歩こうとしたが、階段があるからとケヴィンが抱えて行くと言った。
「大丈夫だよ、寮内だけでも歩かなければ身体に響かないよね?」
脇腹はまだかなり痛いが、昨日よりは背中や足の痛みが強いわけではないので、自分の足で歩こうと思ったが、階段まで歩いているとものすごく時間が掛かるとエーファは考え、申し訳ないとは思いながらも言葉に従った。
寮の建物から少しあるいた、騎士隊敷地内にある正門の前が少し広くなっており、そこに馬車が停められていた。
そしてそこに、コリンナとカールもいた。
ケヴィンが朝に、どうなるか分からないが帰れるかもしれないからと連絡を入れていたのだ。
「エーファ、良かった!」
コリンナがエーファに向かって手を振った。それに少し恥ずかしさを滲ませながらエーファも手を振り返す。
馬車の前で抱えていたエーファをそっと下ろしたケヴィンは、もう一度エーファに声を掛ける。
「家に帰ったら、ゆっくり休むんだよ。
何かあれば、ヘラに真っ先に言うんだよ?」
「ええ、分かってるわ。ケヴィン兄さま、ありがとう。」
「お大事に、エーファ嬢。」
「はい、フォルクハルト様ありがとうございました。」
「エーファ、本当にごめんなさいね。私が誘ったばっかりに…でも良かった!生きててくれて…」
目に涙を浮かべるコリンナに、エーファは肩を竦めて言葉を返す。
「大袈裟よ、コリンナ!…でも心配してくれてありがとう。
私こそ、ごめんなさい。」
「エーファが謝る事なんてなにもないわ!」
「そうだね、悪いのは妹のコリンナだよ。いや、一番悪いのはあのくそやろうか。」
「カール様も、ご迷惑お掛けしました。」
「いやいや、迷惑掛けたのは完全にこちら側だよ、エーファ嬢。
うちの妹と仲良くしてくれたのは嬉しいが、怪我をさせる事になって申し訳なかった。」
「いえ!コリンナ、嬢のせいではありませんから。
ね、コリンナ。もしよかったら、手紙書いてもいい?」
「本当!?もちろんよ!私もぜったいに書くわ!!」
これからの事を話していると、正門の外側から大きな声で話すやりとりが聞こえた。
「邪魔よ!早くどいてちょうだい!!」
「どちら様ですかな?…てあなたは!?」
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