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3. 今後の対応
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「ありがとう、ロッテ。教えてくれて。あなたの息子ではあるけれど、あなたとは別人よ。だから、そんなに悔やまないで。お父様とお母様は?」
「はい…。執務室におられるかと。」
「ありがとう。行くわ。」
私は握っていたロッテの手をもう一度ぎゅっと両手で握ると、ゆっくりと離して立ち上がる。と、ロッテも涙を手で拭いて、同じく立ち上がった。
ロッテも、私の後ろからついてきた。
コンコンコン
「お父様お母様、アリーシャです。入ってもよろしいですか?」
後ろにいたロッテが、執務室の前で素早く私の前に行き、扉を叩き、私が発言した。
「おお、入りなさい。」
「お父様お母様…。」
お母様は、ハンカチを手にして泣いていた。お父様も、顔色がかなり悪い。
小国であるから家族のようなものだ。宰相も共に席に座り、顔色悪く座っていた。
「おお、アリーシャよ。話は聞いたか。」
ちらりと後ろを見たお父様。扉を閉めていなかったので、ロッテが見えたのね。
ロッテには小声で、『大丈夫だからね。』と伝え、扉を閉めた。ロッテは、侍女である為、廊下で待ってもらっている。
別に皆家族のようなものだから、部屋に入れてもいいが、思わぬ言葉をロッテに投げかけられても困るので、あえて閉めた。
私は向き直り、席に座る。
「はい。お姉様が、レナードと居なくなったとか。」
そう言うと、お母様はまたハンカチを目に持って行き『ウッウッ…』と泣いている。
「そうだ。午後には、迎えが来てしまう。今、総出で捜索をさせている。」
あぁ、だからバタバタとうるさかったのね。でも、捜し出せるのかしら。
確実に見つかるのならいいけれど、時間だけ過ぎて大国を怒らせてもいけないわ。何ていったって、武力行使してしまう国だもの。
「お父様。見つかればよろしいのですが、難しくありませんか。お仕度には時間が掛かります。手紙にもあったのですよね、私にあとはよろしくと。私が、嫁ぎます。」
「なんと…!」
「ダメよ、そんな…」
「いや、しかし…!」
宰相は驚き、お母様は、ふるふると首を横に振っている。お父様も、否定の言葉を発してはいたが後が続かない。多分、心ではそれが一番確実だと思っていたのでしょう。ですが心優しいお父様。私に直接言うのは躊躇ったのでしょうね。
お姉様に大国へ嫁ぐ事を伝えるのも、いつまでも言い出せなかったらしいもの。
「お父様、そろそろ準備に取り掛からなくては出迎えの方達を待たせてしまいます。今まで、ここまで育てて下さりありがとうございました。お世話になりました。この国をこの地で守れないのは、急ですから不安しかありませんが、この方法しかないのです。ヴァイロン国や国民の為、嫁ぎます。」
そう言って、ゆっくりと頭を下げる。
もうお母様は、わんわん泣きじゃくってしまいました。
お父様も目に涙を浮かべて、『済まない…ありがとうアリーシャ。達者でな…』と声を掛けてくれた。
宰相も上を向いているわ。涙をこらえてくれているのね。
「まだ小さいけれどケルバットに、この国を託します。お姉様は、体調を崩した事にしましょう。私が代わりに嫁いでも、王族だから意味は対して違わないですわよね?」
「アリーシャ、そうだな。ありがとう…。」
そう伝え、私は部屋を辞した。ケルバットはまだ六歳。私の弟ではあるけれど、いつかこの国を継いでくれるでしょう。
でも、本当に不安だわ。お父様達にはああやって言ったけれど、マクスウェル大国はお姉様を望んでいたならどうしましょう?だって、お姉様は大層美人よ。
私は向こうの国へ着いた途端、斬られるかしら…。上手くいくといいのだけれど。
「はい…。執務室におられるかと。」
「ありがとう。行くわ。」
私は握っていたロッテの手をもう一度ぎゅっと両手で握ると、ゆっくりと離して立ち上がる。と、ロッテも涙を手で拭いて、同じく立ち上がった。
ロッテも、私の後ろからついてきた。
コンコンコン
「お父様お母様、アリーシャです。入ってもよろしいですか?」
後ろにいたロッテが、執務室の前で素早く私の前に行き、扉を叩き、私が発言した。
「おお、入りなさい。」
「お父様お母様…。」
お母様は、ハンカチを手にして泣いていた。お父様も、顔色がかなり悪い。
小国であるから家族のようなものだ。宰相も共に席に座り、顔色悪く座っていた。
「おお、アリーシャよ。話は聞いたか。」
ちらりと後ろを見たお父様。扉を閉めていなかったので、ロッテが見えたのね。
ロッテには小声で、『大丈夫だからね。』と伝え、扉を閉めた。ロッテは、侍女である為、廊下で待ってもらっている。
別に皆家族のようなものだから、部屋に入れてもいいが、思わぬ言葉をロッテに投げかけられても困るので、あえて閉めた。
私は向き直り、席に座る。
「はい。お姉様が、レナードと居なくなったとか。」
そう言うと、お母様はまたハンカチを目に持って行き『ウッウッ…』と泣いている。
「そうだ。午後には、迎えが来てしまう。今、総出で捜索をさせている。」
あぁ、だからバタバタとうるさかったのね。でも、捜し出せるのかしら。
確実に見つかるのならいいけれど、時間だけ過ぎて大国を怒らせてもいけないわ。何ていったって、武力行使してしまう国だもの。
「お父様。見つかればよろしいのですが、難しくありませんか。お仕度には時間が掛かります。手紙にもあったのですよね、私にあとはよろしくと。私が、嫁ぎます。」
「なんと…!」
「ダメよ、そんな…」
「いや、しかし…!」
宰相は驚き、お母様は、ふるふると首を横に振っている。お父様も、否定の言葉を発してはいたが後が続かない。多分、心ではそれが一番確実だと思っていたのでしょう。ですが心優しいお父様。私に直接言うのは躊躇ったのでしょうね。
お姉様に大国へ嫁ぐ事を伝えるのも、いつまでも言い出せなかったらしいもの。
「お父様、そろそろ準備に取り掛からなくては出迎えの方達を待たせてしまいます。今まで、ここまで育てて下さりありがとうございました。お世話になりました。この国をこの地で守れないのは、急ですから不安しかありませんが、この方法しかないのです。ヴァイロン国や国民の為、嫁ぎます。」
そう言って、ゆっくりと頭を下げる。
もうお母様は、わんわん泣きじゃくってしまいました。
お父様も目に涙を浮かべて、『済まない…ありがとうアリーシャ。達者でな…』と声を掛けてくれた。
宰相も上を向いているわ。涙をこらえてくれているのね。
「まだ小さいけれどケルバットに、この国を託します。お姉様は、体調を崩した事にしましょう。私が代わりに嫁いでも、王族だから意味は対して違わないですわよね?」
「アリーシャ、そうだな。ありがとう…。」
そう伝え、私は部屋を辞した。ケルバットはまだ六歳。私の弟ではあるけれど、いつかこの国を継いでくれるでしょう。
でも、本当に不安だわ。お父様達にはああやって言ったけれど、マクスウェル大国はお姉様を望んでいたならどうしましょう?だって、お姉様は大層美人よ。
私は向こうの国へ着いた途端、斬られるかしら…。上手くいくといいのだけれど。
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