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マーニ大陸にて
ソール大陸へ
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「なぁ、一ついいか。”ゼロ”はすべてのスキルを無効化するはずだよな。なんで勢いを落とすだけだったんだ?」
「”ゼロ”を弱めるのは無源石くらいしか思いつきませんね」
フレイの疑問に、リヒトが答えた。
フレイはぶほっと噴いていた。その顔には嘲笑を浮かべ、オネットを指差している。
「オネットが手を出さない方が”ゼロ”の能力を発揮できたのかよ。やらかしてくれるな天然野郎」
オネットは左手首の無源石のブレスレットを不服そうに見つめた。
「不幸な事故だ」
「事故でも何でもやらかした事には変わりねぇなざまぁねぇぜ!」
フレイは腹を抱えて笑っている。
マリアは微笑んだ。
「結果オーライよ。みんなが無事で良かったわ」
「……俺は無事じゃない」
オネットは右腕をさすっていた。
「疲れたから休む。フレイはうるさいから海に捨てておいてくれ」
「おい、スーパーヒーローへの仕打ちがそれか!? 大活躍したのに」
二人で船内に入った。
マリアも後を追う。
「いろいろお話したいわ。みんなも来て!」
全員が船内に入る。
船内は操作室を含めて、いくつか部屋があった。
そのうちの一つにオネットは入り、鍵を掛けてしまう。
「開けろよ、マリアちゃんが話したがってるぜ」
「少し休ませろ」
フレイがドアを叩いて呼びかけるが、オネットはぶっきらぼうな返事をするだけだった。
マリアは腕を組んで考え込んだ。
「無源石の事がショックだったのかしら」
「……ショックなんてもんじゃないな。こりゃ、かなり参っている」
フレイはドアを叩くのをやめて、ため息を吐いた。
「あいつにしては失態が多かったしな」
「そんなに失敗していたかしら?」
「マルドゥクはともかく、ルドに完全に遅れをとっていたぜ。友達を人質にとられたとはいえ、冷静さに欠けていた。俺がいなかったら本気でヤバかったぜ」
フレイの言葉に、ジャックが顔を赤くしてワナワナと震えた。
「俺様を守ろうと必死だったんだ。オネットを悪く言うんじゃねぇ!」
「言っちゃわりぃが、てめぇを生かせば価値が生まれる人質だと思わせれば良かったんだ。その場で助ける必要はなかったぜ」
「ふざけんな! わけがわかんねぇ」
ジャックはフレイの胸ぐらを掴む。
ミカエルが仲裁に入り、二人を離す。
「ジャック、言いたい事は分かるがフレイは間違っていない。オネットは一人ではどうしようもなかったのだろう。二人とも殺されていた可能性が高かった。一旦退いて誰かに助けを求めるべきだった」
「分かるけどよ、悪いとしたら俺様なのに、なんであいつが責められるんだ。納得がいかねぇ!」
ジャックはその場に両膝をついて、顔を下に向けて、何度も床を叩く。
「どいつもこいつも、あいつがどんなに仲間想いで傷つきやすいか分かっちゃいねぇんだ!」
「……俺は分かる。昔からの付き合いがあるし、あいつには何度か命を助けられているからな。そのかわり、あいつが泣きそうな時にはそばにいてやったもんだ」
フレイはいつになく真剣な表情をしていた。
ジャックは鼻水をすすりながら、顔をあげた。
フレイはジャックの顔を覗き込んで、笑顔を浮かべる。
「オネットに元気でいてもらいたいのは一緒だぜ。大切な友達だからな」
「そうね、みんなで元気になりましょう!」
マリアがぽんっと音を立てて両手を合わせた。
「みんなが助かってよかったわ」
「まあ、一人喜びを分かち合えない奴がいるのが残念だけどな!」
フレイがドアにもたれ掛かろうとすると、急にドアが開いてフレイを打った。
「悪い、わざとだ」
「オネットてめぇぇええ」
フレイは頭を押さえながら悶絶している。
オネットは冷笑を浮かべてフレイの胸ぐらを掴む。
「誰が冷静さに欠けた泣き虫人形風情だ」
「そこまで言ってねぇ! でも、泣きそうだった時があるのは本当だろ?」
フレイの弁明を、オネットは微笑みながら聞いていた。
天使のような微笑みを浮かべながら、フレイを前後に勢いよく揺さぶり始めた。
「ああ、そうだな。正直なところ怖かった。何もかも失うと思っていた。だが、おまえに前座扱いされたのは心外だったな」
「ややややめろクソ野郎ぅぅう!」
フレイの首は何度も揺さぶられ、目に見えて顔色が悪くなっている。オネットが突然手を離すと、フレイは目を回して倒れた。
頭を打ち付けて再び悶絶する。
その様子を見ながら、オネットは真面目な表情になる。
「ところで、マルドゥクを倒す計画は練れたか?」
「いや、ちょっと待て。オネット、その服はどうした?」
「部屋にあったから着替えた。動きやすくていい」
ミカエルが震えながら指差すと、オネットはしれっと答えていた。
腹にデカデカとイチゴが描かれた半袖のシャツに、短パンという格好だ。一国の王子の服装としてはあまりにひどい。
ジャックが親指を立てる。
「イカしてるぜ」
「どこがだ!」
ミカエルがジャックにツッコミを入れるのを、オネットは首を傾げて不思議そうに見ていた。
「さっきまでの服よりはずっといいと思うが」
この時、スターとリヒトは決意した。
「オネット様には美的感覚を養ってもらわねば」
「聞こえている。儀式や潜伏を考えなければどうでもいいだろう。話は変わるがリヒト、無源石のブレスレットは自力では外せないが、他の人にはずしてもらうのはどうだ?」
「それは……可能でありますが……儂は反対です」
オネットは眉をひそめた。
「理由を教えてほしい」
「無源石が外れれば、”マリオネット”が復活します。あなたはまた死地に向かうでしょう。儂はもう我慢なりません」
リヒトの声は震えていた。
スターが言葉を添える。
「儂も反対じゃ。オネット殿に頼りすぎてはイカン」
「僕も外さなくていいと思う。オネットがマルドゥクやルドを倒せるとは思えない」
「ルドもか?」
オネットは露骨に不満そうであった。
ミカエルは動じない。
「おまえが意識しているかは分からないが、おまえは王子である事より暗殺者である事に誇りを持っているように見える。たぶん、ルドの影響は大きいんじゃないのか? どんな形であれ、育ての親でもあったんじゃないのか?」
「……否定はしない。暗殺の任務を与えられた時にルドが教えてくれた事は役に立ったし、ルドが何も言わなかったら俺はマルドゥクに殺されていた」
「そうだろう。命の恩人にどこまでも尽くそうとするおまえが、ルドを倒せるとは思えない」
オネットは天井に向かってため息を吐いた。
「鋭いところをついてくる。さすが騎士団長と言うべきか。だが、一点間違っている」
「どこが?」
「俺はルドを倒せる。殺すとかそういう意味ではない」
オネットはミカエルをまっすぐに見据える。
「たしかに育ての親だし、恩もある。人格が破綻しているバカだが、それがルドだとは思う」
「おまえサラッとひどい事を言ったぞ」
「気にするな。ルドを止めるべきなのは変わりない。あいつは、あのままではいつか自分の身を滅ぼす。ルドを倒すのは、最も近くにいた俺であるべきだ」
オネットは左手を差し出す。
「無源石を外してほしい。倒すには”マリオネット”が必要だ」
「……分かった」
ミカエルがオネットの手首に手を伸ばす。
リヒトが騒いでいるが、ジャックが羽交い締めにしていた。
スターはオネットの意思を受け入れて、ブレスレットが外される様子を見つめる。
無源石のブレスレットは、ミカエルの両手に溶けこむように消えていった。
ミカエルの心臓の鼓動が大きく脈打ったが、ミカエルは気にしていなかった。
船は進む。
マリアたちの故郷ソール大陸へ。
「”ゼロ”を弱めるのは無源石くらいしか思いつきませんね」
フレイの疑問に、リヒトが答えた。
フレイはぶほっと噴いていた。その顔には嘲笑を浮かべ、オネットを指差している。
「オネットが手を出さない方が”ゼロ”の能力を発揮できたのかよ。やらかしてくれるな天然野郎」
オネットは左手首の無源石のブレスレットを不服そうに見つめた。
「不幸な事故だ」
「事故でも何でもやらかした事には変わりねぇなざまぁねぇぜ!」
フレイは腹を抱えて笑っている。
マリアは微笑んだ。
「結果オーライよ。みんなが無事で良かったわ」
「……俺は無事じゃない」
オネットは右腕をさすっていた。
「疲れたから休む。フレイはうるさいから海に捨てておいてくれ」
「おい、スーパーヒーローへの仕打ちがそれか!? 大活躍したのに」
二人で船内に入った。
マリアも後を追う。
「いろいろお話したいわ。みんなも来て!」
全員が船内に入る。
船内は操作室を含めて、いくつか部屋があった。
そのうちの一つにオネットは入り、鍵を掛けてしまう。
「開けろよ、マリアちゃんが話したがってるぜ」
「少し休ませろ」
フレイがドアを叩いて呼びかけるが、オネットはぶっきらぼうな返事をするだけだった。
マリアは腕を組んで考え込んだ。
「無源石の事がショックだったのかしら」
「……ショックなんてもんじゃないな。こりゃ、かなり参っている」
フレイはドアを叩くのをやめて、ため息を吐いた。
「あいつにしては失態が多かったしな」
「そんなに失敗していたかしら?」
「マルドゥクはともかく、ルドに完全に遅れをとっていたぜ。友達を人質にとられたとはいえ、冷静さに欠けていた。俺がいなかったら本気でヤバかったぜ」
フレイの言葉に、ジャックが顔を赤くしてワナワナと震えた。
「俺様を守ろうと必死だったんだ。オネットを悪く言うんじゃねぇ!」
「言っちゃわりぃが、てめぇを生かせば価値が生まれる人質だと思わせれば良かったんだ。その場で助ける必要はなかったぜ」
「ふざけんな! わけがわかんねぇ」
ジャックはフレイの胸ぐらを掴む。
ミカエルが仲裁に入り、二人を離す。
「ジャック、言いたい事は分かるがフレイは間違っていない。オネットは一人ではどうしようもなかったのだろう。二人とも殺されていた可能性が高かった。一旦退いて誰かに助けを求めるべきだった」
「分かるけどよ、悪いとしたら俺様なのに、なんであいつが責められるんだ。納得がいかねぇ!」
ジャックはその場に両膝をついて、顔を下に向けて、何度も床を叩く。
「どいつもこいつも、あいつがどんなに仲間想いで傷つきやすいか分かっちゃいねぇんだ!」
「……俺は分かる。昔からの付き合いがあるし、あいつには何度か命を助けられているからな。そのかわり、あいつが泣きそうな時にはそばにいてやったもんだ」
フレイはいつになく真剣な表情をしていた。
ジャックは鼻水をすすりながら、顔をあげた。
フレイはジャックの顔を覗き込んで、笑顔を浮かべる。
「オネットに元気でいてもらいたいのは一緒だぜ。大切な友達だからな」
「そうね、みんなで元気になりましょう!」
マリアがぽんっと音を立てて両手を合わせた。
「みんなが助かってよかったわ」
「まあ、一人喜びを分かち合えない奴がいるのが残念だけどな!」
フレイがドアにもたれ掛かろうとすると、急にドアが開いてフレイを打った。
「悪い、わざとだ」
「オネットてめぇぇええ」
フレイは頭を押さえながら悶絶している。
オネットは冷笑を浮かべてフレイの胸ぐらを掴む。
「誰が冷静さに欠けた泣き虫人形風情だ」
「そこまで言ってねぇ! でも、泣きそうだった時があるのは本当だろ?」
フレイの弁明を、オネットは微笑みながら聞いていた。
天使のような微笑みを浮かべながら、フレイを前後に勢いよく揺さぶり始めた。
「ああ、そうだな。正直なところ怖かった。何もかも失うと思っていた。だが、おまえに前座扱いされたのは心外だったな」
「ややややめろクソ野郎ぅぅう!」
フレイの首は何度も揺さぶられ、目に見えて顔色が悪くなっている。オネットが突然手を離すと、フレイは目を回して倒れた。
頭を打ち付けて再び悶絶する。
その様子を見ながら、オネットは真面目な表情になる。
「ところで、マルドゥクを倒す計画は練れたか?」
「いや、ちょっと待て。オネット、その服はどうした?」
「部屋にあったから着替えた。動きやすくていい」
ミカエルが震えながら指差すと、オネットはしれっと答えていた。
腹にデカデカとイチゴが描かれた半袖のシャツに、短パンという格好だ。一国の王子の服装としてはあまりにひどい。
ジャックが親指を立てる。
「イカしてるぜ」
「どこがだ!」
ミカエルがジャックにツッコミを入れるのを、オネットは首を傾げて不思議そうに見ていた。
「さっきまでの服よりはずっといいと思うが」
この時、スターとリヒトは決意した。
「オネット様には美的感覚を養ってもらわねば」
「聞こえている。儀式や潜伏を考えなければどうでもいいだろう。話は変わるがリヒト、無源石のブレスレットは自力では外せないが、他の人にはずしてもらうのはどうだ?」
「それは……可能でありますが……儂は反対です」
オネットは眉をひそめた。
「理由を教えてほしい」
「無源石が外れれば、”マリオネット”が復活します。あなたはまた死地に向かうでしょう。儂はもう我慢なりません」
リヒトの声は震えていた。
スターが言葉を添える。
「儂も反対じゃ。オネット殿に頼りすぎてはイカン」
「僕も外さなくていいと思う。オネットがマルドゥクやルドを倒せるとは思えない」
「ルドもか?」
オネットは露骨に不満そうであった。
ミカエルは動じない。
「おまえが意識しているかは分からないが、おまえは王子である事より暗殺者である事に誇りを持っているように見える。たぶん、ルドの影響は大きいんじゃないのか? どんな形であれ、育ての親でもあったんじゃないのか?」
「……否定はしない。暗殺の任務を与えられた時にルドが教えてくれた事は役に立ったし、ルドが何も言わなかったら俺はマルドゥクに殺されていた」
「そうだろう。命の恩人にどこまでも尽くそうとするおまえが、ルドを倒せるとは思えない」
オネットは天井に向かってため息を吐いた。
「鋭いところをついてくる。さすが騎士団長と言うべきか。だが、一点間違っている」
「どこが?」
「俺はルドを倒せる。殺すとかそういう意味ではない」
オネットはミカエルをまっすぐに見据える。
「たしかに育ての親だし、恩もある。人格が破綻しているバカだが、それがルドだとは思う」
「おまえサラッとひどい事を言ったぞ」
「気にするな。ルドを止めるべきなのは変わりない。あいつは、あのままではいつか自分の身を滅ぼす。ルドを倒すのは、最も近くにいた俺であるべきだ」
オネットは左手を差し出す。
「無源石を外してほしい。倒すには”マリオネット”が必要だ」
「……分かった」
ミカエルがオネットの手首に手を伸ばす。
リヒトが騒いでいるが、ジャックが羽交い締めにしていた。
スターはオネットの意思を受け入れて、ブレスレットが外される様子を見つめる。
無源石のブレスレットは、ミカエルの両手に溶けこむように消えていった。
ミカエルの心臓の鼓動が大きく脈打ったが、ミカエルは気にしていなかった。
船は進む。
マリアたちの故郷ソール大陸へ。
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