蜜餐〜一途な狼騎士は塩対応の妖精娼婦を堪能する〜

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5 poissonー魚料理ー

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 冷や汗をかきながら叫びそうになるのを何とか堪えていると、背中に柔らかいものが押し当てられる。それが男の唇だと気づき、全身に鳥肌が立った。
 執拗なほど丁寧に、男の唇がエレノアの背中を愛撫する。

(やめて! 羽の付け根はだめ……!)

 男はエレノアの身体が震えたのを見逃さなかったようで、敏感な羽の付け根だけ殊更時間をかけて口付けてくる。その動きは次第に大胆になり、舌でチロチロ舐めたりしゃぶったりされ始めると、声を抑えられなくなってしまう。

「んっ♡ ふっ……、ぁっ、んぅっ♡」
「気持ちいいか?」

 その声音だけで、男が今どんな顔をしているのかわかる。きっと、いや絶対に、ニヤリと意地悪そうに笑いながらエレノアの反応を楽しんでいるに違いない。
 素直に答えるのは抵抗があったが、このままでは痴態を晒してしまいそうなので、意地を張らずに降参することにする。

「き、きもちいいですっ♡ も、もうそこやめてっ……ひぅっ♡」
「何を言ってる。まだこれからだろ?」

 そう言うと、男はさも当然かのように愛撫を続行した。からかうでもなく至極真面目に返されると本当に身の危険を感じる。

(やだっ! このままじゃ、背中だけでイっちゃう……!)

 性的に奔放な故郷の村にいた頃でも、羽の付け根を舐められて達するなどという特殊性癖は聞いたことがない。このままでは、男のせいで開けてはいけない扉を開けてしまいそうだ。

「ぁんっ♡ オ、オウ……、おねが♡ もう、やめてぇ……!」
「っ!」

 急に腕の力が弱まったので、急いで空中に避難する。乱れた呼吸を整えながら振り返ると、なぜか男が胸を押さえて俯いていた。

(ど、どうしたんだろ……というかこれからどうしよ……)

 この男に背中を向けるのは危険だ。でもさっき二回も抜いた陰茎がまだ元気に勃ち上がっているので、ここで引き下がってはくれないだろう。

(こうなったら騎乗位しかない)

 手コキの時と同じく、羽を見せつけることができる騎乗位は、エレノアの一番慣れている体位だ。男が油断している今のうちに主導権を取り返すしかない。

「あ、あの……オウの上に乗ってもいいですか?」
「っ、だ、だめだ! その提案はとても魅力的だが、まだエレノアの身体を堪能できていない!」

(いやいや、堪能しなくていいよ!)

 思わず顔が引き攣ってしまった。縋るような目で見つめてくる男から距離を取りつつ、次の作戦を考える。
 とりあえず、一度手を清めておきたい。ローションと大量の精液のせいで未だに手がベタベタしているのだ。そう思って口を開こうとしたら、男に先を越されてしまった。

「俺に触られるのは嫌か……?」

(な、何その捨てられた子犬みたいな目! ふさふさの耳までシュンとして……厳ついオオカミのくせにあざとすぎる!)
「い、嫌ではありません。ただ、背中と羽ばかり触るのはやめてください」
(そして大人しく寝転んでください……!)

 エレノアの言葉を聞いて、男は一瞬眉根を寄せたかと思うといきなり顔を輝かせた。そしてニヤリと口角を上げる。

(な、なんか嫌な予感!)

「わかった。背中も羽も触らない。その代わり、自分で胸を弄って見せてくれ」
「へ!?」
(捨てられた子犬はどこ行っちゃったの!?)

 心の中で叫んでも目に前にいるのはただの厳ついオオカミで、期待に目を輝かせて尻尾をブンブン振りながらエレノアを凝視している。

(この手で触れってことだよね……)

 視線を下に落とすと、白濁でドロドロの手のひらが目に入る。気は向かないが、今までこういうプレイをしたことが全く無いわけではないし、羽の付け根を舐められて達するよりは抵抗感がない。

「ああ、あと触るときは俺に触られているところを想像するように」
(え、嫌なんですけど!)

 一気に抵抗感が増した。しかし、ここで拒否するとまた背中を舐めると言い出すかもしれない。それだけは阻止する必要があるので、渋々同意することにする。

「わかりました……」
(こうなったらさっさと触って満足してもらうしかない!)

 ちょっとだけ残っていた躊躇いを投げ捨てて、両手で胸を包む。ぬちゃっと卑猥な水音がして一瞬体が硬直するが、これだけで男が満足しないのはわかっている。なるべくいやらしく見えるように、双丘を内側に寄せながら揉みしだいていると、どんどん体が熱くなっていく。

(うっ……精液がぬるぬるして先っぽが擦れる……!)

 そんなつもりなんてないのに、手のひらで胸の突起を刺激してしまい、どんどん感覚が鋭くなっていく。

「はぁ……はぁ、ふっ……、んぁ♡」

 エレノアの甘い声が部屋に響けば響くほど、男の陰茎からダラダラと透明な液体が溢れ出す。その様子がエレノアの視界に入り、体がさらに熱くなる。

「やらしいな……俺の精子でドロドロになりながら喘いで……しかも今、ちんこ見て物欲しそうな顔しただろ? 中が疼いてるんじゃないか?」

 ねっとりした目つきでエレノアの痴態を鑑賞する男の言葉に、体が震える。男の言う通り、精液に塗れた手で胸を揉みしだいているとどんどん腹の奥が疼いて切なくなってしまっていた。太ももを擦り合わせて何とか耐えるが、すっかり濡れそぼった秘所に熱くて硬いものを入れて欲しくて仕方ない。

「俺が欲しいか?」
「そ、そんなことは、」
「へー……じゃあ乳首触れよ。俺に見えるように、親指と人差し指で摘んで見せろ」

(ひぇっ! 何で私素直に欲しいって言わなかったの? 何乙女みたいに恥じらってんの!?)

 失言に気づくも、時すでに遅し。
 男の無言の圧力に負けて、親指と人差し指を両乳首に当てる。少し力を入れて摘むと、つるっと指が滑ってしまった。

「ああっ♡」
「すっげぇ身体ビクビクしてんな。もしかしてイきそうか?」

(あ、あ……♡ 体おかしい、こんなのなったことない♡)

 エレノアは今まで乳首だけで達した経験がなかった。中で達したことはあるにはあるが、ほとんどの場合クリトリスへの刺激で達していた。それなのに、男に触られると、男の視線に晒されると、今まで感じたことがないほど体中が敏感になってしまう。

「っんぁ、……ぁっ、あぁ……んぅ♡ はぁ、ぁっ♡」
(だめ、ほんとおかしくなる……!)

「可愛いエリー……イッてもいいぞ」
「はぅ♡ やっ、だめ……、もう、やっ……♡」
「意地を張るな。気持ちいいんだろ? ほら、俺に触られてると思ってイけ」

(そんなの想像しちゃったら、もう、だめ……!)
「んぁ”っ♡♡♡」

 まるで雷に打たれたかのようだった。
 全身を貫く絶頂の衝撃で、羽が最大限まで押し開かれる。そしてそのまま、ゆらゆらと床へ崩れ落ちてしまった。
 蹲ったまま荒く呼吸する。あまりの衝撃と快感に頭がうまく働かない。

「おい、大丈夫か?」
「……はぁ、はぁ、大丈夫じゃ、ありません」
「うっ、す、すまない……可愛くてつい、いじめすぎてしまった……」

 男のしょんぼりした声が聞こえる。それがまるで叱られた子犬が漏らすような情けない音だったので、好奇心に駆られてそっと顔を上げる。ふわふわした耳を下げて心底心配そうにエレノアを見つめる男と目が合った。

「すまない……」
「……もういいです」

 一回イッただけなのに倦怠感がひどく、体が重い。

「本当に大丈夫なのか?」
「はい…んぇっ? ……んんっ!?」
 
 急に抱き起こされて唇を塞がれ、貪られるように口付けられた。

「ふっ、ぁ♡ んっ、待って……!」
「んっ、何だ? もう大丈夫なんだろ? 続きをしよう。まだまだエリーを愛し足りない」
「ひぃっ!」

(イきすぎて腹上死とかなったら笑えないんですけど!!)

 必死で体を引き離そうとするが、男はエレノアのささやかな抵抗など物ともせず満面の笑みを浮かべて口付けを再開する。
 エレノアを宥めるように軽く唇を食んだりくすぐったりしつつ、少しでも身体から力が抜けると、すかさず深く口付けてくる。首筋と後頭部をがっちりと大きな手で掴まれ、口内を味わうように舌が這い回る。
 抵抗しても無駄だと悟ったエレノアが仕方なく舌を絡め始めると、頬を撫でられてゆっくりと唾液を啜られた。

(ううっ、この人のキスずるい……)

 口付けを始める瞬間は強引だったのに、すぐに蕩けるような優しい触れ合いに切り替わった。エレノアの体の熱を引き出してすっかり力が抜けるまで、いや抜け切ってしまっても丁寧に正確にエレノアが気持ちいいと感じることだけを与えてくる。

 気づけば、男の腕の中で恋人同士のように舌を絡め合っていた。

(だめだ……早く欲しい)

 エレノアが熱に浮かされて潤んだ目で男を見上げると、男が小さく息を呑む。そしてその眼差しがすぐに鋭さを増す。
 見つめられているだけだというのに、まるで快感を増幅させるスパイスでも盛られたかの様に、腹の奥がひどく疼くのを感じる。

「挿れて、ください」
(もう我慢できないよ……)
 
 自分で胸を触りながら達してしまった反動か、全身が驚くほど敏感になっている。男の肌の感触、匂い、そしてエレノアと男の腹部に挟まれてビクビク震えている陰茎の熱、その全てが気持ちよくてどうしようもなくて、早く中を、涎を垂らして収縮を繰り返している空洞を埋めてほしい。
 男の方も限界だったようで、一つ頷くとすぐにエレノアの体を持ち上げる。

「お願い、ゆっくり……」
「わかってる。安心しろ」

 男はその言葉通り、エレノアの身体をゆっくりと陰茎の上に降ろしていく。エレノアもどうにか羽を広げて浮遊し、男の動きを助けながら襞を割って侵入してくる熱杭を味わう。

(すごい、気持ちいい♡ だめになりそう……♡)

 男の陰茎はまだ半分も入っていない。それなのに、立派なカリ首が入り口をみっちり押し広げるせいで、驚くほどの充足感が秘所から全身へ伝播する。早く欲しいと言うように襞が蠢き、男を奥へ奥へと引き入れようとする。

「っ、だめだ……! 良すぎるっ」

 男も相当気持ちがいいらしく、眉根を寄せて歯を食いしばっている。

(この人も気持ちいいんだ……)

 そう思うとなぜか中がキュンとして、さらに陰茎を締め付けてしまう。

「っ、少し、緩められないか? キツすぎる」

(そんなこと言われても……キツいのは私のせいじゃないのに)
「ん、無理っ……だってオウのおっきいんだもん」
「っ、何でそういうことを……!」
「あっ、やッ♡ゆっくりって、」
「無理だ、もう我慢できない」

 ガシッと腰を掴み直されたかと思うと、グッと力を込めて引き降ろされた。
 ただでさえ気持ち良すぎておかしくなりそうなのに、膨張しきった陰茎で思いっきり膣壁を擦られたせいで意識が飛んでしまいそうになる。

「ひぅっ♡ 待って、待ってぇッ♡ ぁ”あっ♡♡♡」

 男が奥へ進むたび、何度も甘イキを繰り返す。そして最奥へ辿り着く頃には、今まで味わったことの無い深い快感へ飲み込まれそうになっていた。

「はぁっ、エリー、もっと奥まで入りたい……」
「も、無理、んぅ……、奥突かないでっ、ひぁっ♡」

(だめ、本当にだめなのっ♡ これ以上されたらだめなイき方しちゃう……っ!)

 子宮が熱い。生まれて初めて味わうものすごい快楽に溺れそうなのが怖くなり、男に精一杯縋り付く。
 尻を鷲掴みにされて何度も何度も男の腰へ打ち付けられながら、内壁を容赦無く穿たれて一番気持ちいい角度を探られると、全身から汗が吹き出して目の前の男のことしか考えられなくなる。

「ここが気持ちいいんだな?」
「ひぅっ♡ いいっ、きもちい、ぁう♡」
「いっぱい突いてやる」
「オウっ……! も、だめ、イくっ♡ イっちゃうっ♡」
「ああ、好きなだけイけ」

 ダメ押しとばかりに最奥をぐりぐりされたらひとたまりもなかった。

「あぁ”ーーー~~~♡♡♡♡」

 ものすごい勢いで快感が弾ける。目が眩んで息もできず、背中を弓形に反らしたまま獣のように泣き叫ぶ。

「っ! 出る……っ!」

 ギチギチに締まった膣壁を男の陰茎が無理矢理往復し、限界まで高められたエレノアの身体をもう一段階上の快感へと突き上げる。

「ぅ”あ”っ♡♡♡♡♡」
(イってるっ♡ もうイってるのに♡ イくのがとまんないよぉ♡)

 全身が痙攣しっぱなしで制御できない。男の逞しい体に揺さぶられて、許容範囲以上の快楽を注ぎ込まれるのをただただ享受することしかできない。

「ぐっ、エリー……!」

 三回目とは到底思えないほど、大量の精液が子宮へ注がれる。
 精液を注がれるのが気持ちいいだなんて今まで一度も感じたことがなかったのに、男の精液が最奥に叩き付けられると、体だけではなく心まで満たされていく感覚がした。

(すごい、きもちいい……きもちいいよぉ♡)

 子宮口が男の先端をしゃぶり、膣襞が男の陰茎を抱きしめる。頭がクラクラするほどの幸福感が全身に満ちて、このまま溶けてしまいそうだ。

(このままずっとつながってたい)

 朦朧とした意識の中で、エレノアはうっとりと息を吐いた。


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