蜜餐〜一途な狼騎士は塩対応の妖精娼婦を堪能する〜

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7 viandeー肉料理ー

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 微睡の中で、エレノアは夢を見ている。
 エレノア好みの地味で一途な男性に愛される夢だ。互いを尊重し、辛い時やしんどい時は助け合う、理想的な関係を築いている夢。

(信じられない……こんなに素敵な人が私の旦那さんだなんて……)

 半信半疑になりながらもうっとりと後ろ姿を見つめていると、その男性が振り返った。逆光で顔が見えないが、徐々に目が慣れてくる。

(……は?)

 驚きのあまり意識が覚醒した。
 夢で見た人の顔が衝撃的すぎて固まっていると、下・から声がする。

「んっ……起きたのか?」
「え!?」

 低い音が身体の奥へ響いて動揺していると、何か温かくて硬いものの上に寝転がっていることに気づいた。

「どうした?」
「あ……、な、なっ……!?」

 それが男の、オーウェンの体だと気づきエレノアは発狂しそうになったが、何とか悲鳴を飲み込む。

「イった後寝てしまったから俺も少し休んでたんだが……三時間ほどか」
「三時間!?」

(ありえない! 今までお客さんの前で寝たことなんてなかったのに……というか何でこの人まだここにいるの!? しかも夢にまで出てくるとか本当ありえない!)

 ぐちゃぐちゃになるまでイかされただけでなく、三時間も無防備に男の腕の中、もとい身体の上で眠ってしまった。さらには夢の中にまで男が出てきたことに動転し、慌てて男から離れようと身を捩るとエレノアの体内・・で何かが震えた。

「あんっ♡ な、何で……!?」
(何でアレが入ったままなのーーー!?)

「っ、……ああ、やはり起きている時の方が締め付けが強くて気持ちいいな」
「やっ、も、もうしません! できません!」
「ん? 大丈夫だ。もうあんたが気絶するような乱暴な抱き方はしない。五回出したしな」

(いや、だったらもうやめようよ! まだ身体だるいんだって……!)

 エレノアは項垂れながら呻き声を上げるが、男はそんなエレノアの様子に気づいていないのか、緩慢な仕草で腰を突き上げ始める。

「んぅ♡ はぁ、はぅ……、あぅ♡」
「はぁ、……っ、中がぎゅうぎゅう絡みついてくる。そんなに気持ちいいのか?」

(悔しいけど気持ちいい……こんなに疲れてるのに、やめて欲しいって思ってたのに、ちょっと中を擦られただけで体が溶けちゃいそう♡)

「そうか、エリーはゆっくりするのも好きなんだな。覚えておこう」

 気持ちいいことを認めたくなくて答えなかったのに、男の満足気な声と共に奥を突かれると、思わず素直な気持ちを口走りそうになって唇を噛み締める。

(そんなこと覚えなくていいから、早く解放してよぉ……)

 このままだと、何かがおかしくなってしまう気がする。そうなっては手遅れだから、早く男に満足してもらってエレノアのことなどさっさと忘れてもらいたい。
 弱った体をどうにか起こすと、男の胸元に手をつく。すっかり閉じてしまっていた羽を広げて少しだけ体を浮かせ、足を開脚して男に見えるように陰茎を出し入れする。ただただ早く終わらせたい、その一心で。

「っ♡ あっ、んぅ、ぅっ……ぁっ、はぁ♡」
(これっ、気持ちいい……!)

 男をイかせようと思って取った体勢だったが、エレノアの方が先に果ててしまいそうだ。ぎゅっと目を瞑って快楽に飲み込まれないよう耐えながら、体を上下させる。

(どうしよう……このままじゃまた私が先にイッちゃうよぉ♡)

 男の荒い息遣いが聞こえるが、まだ達するまでには時間がかかりそうだ。それでも何とかこの状況を打開しようと、エレノアは必死で腰を振る。

(まだだめっ、イッたらだめ♡ 我慢、しないと……♡)

 我慢しようと思えば思うほど、蜜でたっぷり濡れた膣壁が男の熱を搾り取るように蠢いて、エレノアの身体を震わせる。これ以上気持ちよくなることなどないと思っていたのに、迫り来る途方もない快楽を予感して子宮が物欲し気に男に吸い付いてしまう。

「はぁ、エリー……っ」

 男に名前を呼ばれ、反射的に目を合わせてしまったのが良くなかった。エレノアを見つめる男の熱視線に、一瞬息が止まる。慌てて目を逸らすが今まで以上に子宮がジンジンと疼いてしまう。

(お願いっ、早く中に出して! もう私の心を乱さないでよ!)

 胸が締め付けられたように苦しくなり、エレノアの視界が滲む。嬌声に混じって嗚咽が漏れそうになったところで、男がいきなり身体を起こした。

「……泣いてるのか?」
「な、泣いてなんてっ」
(そんなまじまじ見ないで…っ!)

「……泣き顔も可愛いな」

(ひぇっ! 怖い、ほんと怖い……!)

 うっとりとした視線が居心地悪くて距離を取ろうとすると、腰と背中に絡みつくように腕を回されそっと口付けられる。

「んっ、また中が締まった……」

 男は嬉しそうに呟くと、エレノアの唇をゆっくりなぞるように唇で辿り、ちゅっと音を立てて吸ってくる。
 くすぐったさに思わず唇を開いた瞬間、すかさず舌を差し込まれて舌を絡め取られる。そのまま尻を掴まれて揺さぶるように上下に動かされると、肌がぶつかる音と淫猥な水音が部屋に響きわたる。

「んぁ♡ ん”っ、はぁ……、んぅ”、はぁ……ぁ”っ♡」
(や、なのに……早く出して欲しいのに、気持ちいいのもっとほしい……♡)

 今にも体の内側から蕩けてしまうそうだ。それでも男の胸板を押して抵抗することで何とか最後の砦を守っていた。
 それに気づいた男がトドメを刺すように耳元で囁く。

「我慢するな」

 男の低く掠れた声が鼓膜を伝って脳へ甘く響く。

「ひゃっ♡ んぅ、はぁ、はぁ……っ♡」
「強情だな……ほら、イけよ」

 ぐじょ、とすごい音を立てて子宮口を嬲られた。

「あひぃぃぃっ♡♡♡」

 苦痛すら感じるほど鮮烈な絶頂に押し上げられる。ただでさえ男の熱を搾り取ろうと収縮している膣襞が一層強く絡み付き、美味しそうに男の屹立を舐めしゃぶる。

「っ……すごい、な……はぁ、出そうだった」

 エレノアの体は尚も痙攣を続け、濡れそぼった蜜襞が男を奥へ奥へと誘っている。男が歯を食いしばりながら最奥をぐちょぐちょと小刻みにかき回すと、子宮に電流が走ったかようにものすごい快感がエレノアの全身を支配し、より強烈な絶頂へと突き上げられる。

「ん”ぉ”っ♡♡♡ ぅ”あ、ぁ”ぅ”ぅ”ッ♡♡♡」
「っ、ぐッ……」

 男が獣じみた声を上げる。
 朦朧とした意識の中で、エレノアはこのまま男が射精するのだと思った。

「はぁ、悪い……っ、ちょっと体勢を変える」
「きゃっ!」

 いきなり抱き上げられ、くるっと体を反転させられた。そのまま四つん這いの体勢になったかと思うと、間髪入れずに陰茎を突き立てられる。

「ひぅ”っ!!」
「あー……はぁ、すごいな……ははっ」

 いきなり後ろから突かれた衝撃でエレノアは身体を硬直させたが、男の気の抜けたような声が背後から聞こえ、へなへなと腕の力が抜けてしまった。尻だけ持ち上げられ、性交するためだけにあるような卑猥な体勢で男の陰茎を締め付け続ける。

「……やっぱ綺麗だな、あんたの羽」

 うわ言のように男が呟いたかと思うと、柔らかい感触が背中に降ってくる。それが男の唇だと認識した瞬間、エレノアの身体が大袈裟なくらい大きく跳ねた。

「やっ! だめって、だめって言ったッ……!」
(嘘つき! もう背中も羽も触らないって言ったのに……!)

「んちゅっ、そうだな……ここだったか?」

「ヒィッ! や、やめっ、やぁっ、……ああっ♡」
(奥グリグリしながら羽の付け根舐めないで……!)

 エレノアの声は男を拒絶するにはあまりにも甘い。男もエレノアの言葉を本気にしていないようで、背中に唇を這わせたままゆっくりじっくり陰茎で膣壁を擦り上げることをやめない。

「お、おねがっ、おねがいっ♡ んぅ♡ もうやらぁッ♡」
「ちゅっ……っ、言っただろ、はぁ……我慢するなと」
「きもちい♡ きもちい、からぁ♡ あぅ♡ も、なめな、でぇ♡」
「はぁ、俺も気持ちいい……このまま奥で出すから、好きなだけイけ」

(だめ、ほんとだめ……こんなの頭おかしくなる♡ オウのことしか考えられなくなる♡)

 決して早い抽送ではないのに、一突き一突きが重く、痺れるような快感に襲われる。その上、羽の付け根を甘噛みされながら舐めしゃぶられて、未だ知らぬ甘美が迫ってくる。

「オウっ、はぅ♡ オウ、んぁ、いくっ♡ イっちゃう♡」
「ああ、俺も……っ、俺ももう出そうだ……!」

 背中に当たる吐息が焼けるように熱い。
 更に重さを増した一突きが、まるで子宮内に押し入ろうとするかのように粘着質な動きで膣壁を責め立てて、ついにエレノアの最後の砦を打ち破った。

「ひぃっ♡♡♡ ひぁっ、あぁぁああぁーーー~~~♡♡♡♡♡」

 我慢に我慢を重ねた快感が弾け飛ぶ。両手の関節が白く浮き出るほどベッドシーツを握りしめ、次々に弾ける快楽を一心に受け止める。
 激しく収縮する内壁に搾り取られるようにして、男も劣情を解き放った。男の精子は六度目とは思えないほどの勢いでエレノアの子宮口を直撃し、甘い甘い痺れをもたらす。
  
(すごい、あつい……きもちいいよぉ♡)

 全力疾走した後のようなひどい倦怠感と、上質なワインを煽った時のような心地いい酩酊感が入り交じり、エレノアの思考を侵食していく。

(もっと、もっとほしい♡ このあついのもっとほしい♡)

 すっかり理性を失ったエレノアは、自らゆるゆる腰を揺らしてしまう。

「っ、まだ欲しいのか? はぁっ……欲張りだな、俺のエリーは」

 低く呻くように詰りながらも、男はどこか嬉しげだ。エレノアのおぼつかない腰の動きに合わせながら、肉食獣らしいしなやかな動きで優しく甘く膣壁を翻弄する。

「ぅっ、ふぅ♡ オウ、ぁっ、きもちいっ♡ もっとして♡ おく、いっぱいにしてっ♡」
「は、ぁっ……好きなだけ注いでやる。だから、いっぱい鳴いていっぱいイけ」
「ひぅっ、イく♡ またイくっ♡ ぅ”あ”ッ!」
(きもちいい♡ きもちいい♡ きもちいい♡ きもちいい♡ きもちいい♡)

 連続で達したまま戻って来られないエレノアは、嬌声とも呻き声ともつかない、意味のない声を上げながら終わりの見えない快楽を味わい続ける。
 体力自慢の騎士といえども流石に七度目ともなれば苦しげで、エレノアの項うなじに鼻先を埋めて荒く息を吐きながら腰を打ちつけている。

「ぁ”っ、ん”ぉ”っ♡♡♡」
(これ……だめっ♡ きもちいいのとまんない♡ ずっとイっちゃっう♡)

「……っ、ぅ”っ! 出す、ぞっ……、ぐっ!!」

 何度も絶頂を味わいどうしようもないほど敏感になっている膣壁が、容赦無く擦られて白濁に染め上げられていく。エレノアは声も碌に上げられないまま体を痙攣させることしかできない。

「はぁ……はぁ……、エリー……」

 収縮が止まらない膣壁に搾り取られて七度目とは思えない大量の精を放ちながら、男が恍惚とした表情でエレノアを呼ぶ。
 名前を呼ばれただけ。それだけなのにエレノアの中がキュンとして、男をさらに締め付けてしまう。

(や、なんでぇ♡ なんでまたおっきくなってるの♡)

 熱杭の質量が先ほどより、いや今夜一番と言えるほど極限まで膨れ上がり、ただでさえギチギチに締まりすぎている媚肉を圧迫してする。

「はぁ、悪い……できるだけ制御しようと思っていたんだが、あんたが可愛すぎて無理だった」

(な、何これっ♡ 入口が無理矢理広げられてっ……!)

「大丈夫だ。あと一時間くらい経てば治るから」

(一時間!?)

 うつ伏せで組み伏せられたままのエレノアには見えなかったが、エレノアを見つめる男の表情は、まさに肉食獣そのものだった。普段は決して見せない本能を解放した男は、金色の瞳を爛々と輝かせ、発達した犬歯を覗かせながら凄艶な笑みを浮かべている。
 そして何よりも、立派な男根の根元にできた瘤で最愛の雌を逃さぬように互いの体を繋ぎ止めていた。

「もっと気持ちよくしてやる」
「ひぇ!」

 項を甘噛みされながら唸るような声で宣言されたエレノアは、全身に鳥肌を立てて体を竦ませる。
 そんな非力な様子さえも男を駆り立ててしまい、最奥まに押し入ったままの熱杭で小刻みに奥を刺激される。

「ん”ぅ♡ はぁ、ぁ”ぁ♡ ぁっ、はぁ……ん”ぁ”♡」
(奥ばっかやだぁ♡ きもちいいのとまんないよぉ♡)

 膣壁全体を擦られる長いストロークや激しいピストンにはない、甘やかで繊細な振動にエレノアの体が内側からぐずぐずに溶けてしまいそうになる。
 その上、男はエレノアを今にも食べそうな勢いで項や背中を舐めまわし、執拗なほど朱い花を散らしていく。

「はぅ、ぁ”ん♡ ぅ”あ”っ♡ おくしゅごいっ♡ イッちゃう、イくっ♡ ひぁっ!」

 果てそうになった瞬間、男がエレノアの耳朶を噛んだ。切羽詰まった声を絞り出すエレノアの顔を横に向かせ、体を密着させながら金色の瞳で覗き込む。そして、欲を微塵も隠さずに囁いた。

「俺の目を見てイけ」

 肉食獣にいたぶられる獲物の如く押さえつけられて、本能的な恐怖心にエレノアが体を震わせても男は逃してはくれない。それどころか、もっと追い詰めようとするかのように腰の動きを再開させる。

「目を逸らすな」
「ふぅ、んぅ……ぅ”ぅ♡」

 果てが近い。それが今まで男に与えられたものよりもさらに凄まじい快楽の予感がして、息をするのさえ苦しい。

「今あんたを抱いてるのは誰だ?」
「っ…… !」
「答えろ」

 口調は乱暴なのに、エレノアを見つめる視線は糖蜜よりも甘やかで、繋がっている下腹部の熱だけではなく、男の視線、声、匂い、全てがエレノアを内側から溶かしていく。

(……やだ、こわいよぉ)

 眦から涙がこぼれ落ち、エレノアの頬を濡らす。一瞬男が目を見開き、すぐに困惑したような、何か美しいものでも見たかのように息を詰める。

(胸が苦しい……何も気付きたくないのに)

 それでもエレノアの中から湧き出る熱は止まることを知らず、エレノアの全てを男の前に差し出してしまいそうになる。

(……怖い、こんなのやだ……いやなのに)

 思考と感情と体がバラバラになって、今にも砕け散ってしまいそうだ。
 でも蕩け切った表情筋はただただ快楽だけを映し出し、甘ったるい声で男を煽ることしかできない。

「っ、オウ♡ オウッ♡」

 男は一瞬呆気に取られたような表情をしたが、その顔に徐々に笑みが広がる。

「ああ、そうだ。今だけじゃない。これからもずっと、エリーを抱くのは俺だけだ」
「え……?」
「楽しみだな」

 男は至極嬉しそうにそう言うと、ねっとりと腰を動かす。

「んぅ、まって……♡」
「待たない。もう待てない」

 男の身勝手な言動に文句の一つでも言ってやりたかったが、的確且つ執拗な動きに翻弄されると嬌声をあげることしかできない。しかも、男はエレノアから全く目を離さず、宣言通り見つめ合ったままイかせようとしているらしい。

(これ、すごい……もっときもちいいのくる♡)

 ぼんやりとした視界で、男が口角を上げて意地悪そうに笑ったのが見えた。ハッとしたのも束の間、最奥に腰を押し付けたまま子宮口をぐちゅぐちゅとかき回され、身体が跳ね上がる。

「ん”ぅ、ふぅ、んぁ”♡ ぁ”っ、はぁ、あぁ”っ♡」
(もうだめ、イキそう……♡ きもちいいっ……!)

 男の熱視線に晒されながら最奥をぐちゃぐちゃにされる。

「オウっ♡ も、イきそ♡」
「ああ、好きなだけイけ」
「ふ、ぅ♡ オウ、オウ、あ、っ…………ぁ”ぐ……♡♡♡」

 嬌声ですらない、歪な音を発しながら達した。シーツを力一杯握り締め、全身を痙攣させて快感の波に抗う。

「ハッ、すごい、締め付けだなっ……!」

 男は嬉しそうにエレノアの頬へ口づけながら、腰の動きを継続する。

「ぅ”……ん”ぁ”…………、ぁ”、ぁ”っ……♡」

 終わらない快感にエレノアはほとんど白目を剥きながらも、男を締め付ける動きは止められない。それどころか、さらに貪欲に蠕動してもっと男を食べたいと強請るように締め付けてしまう。

「そんなにしても、はぁ……もう出ないぞ?」

 揶揄うような声音に恥ずかしいと感じる余裕もない。ただひたすら男の熱を貪って味わって満たされるだけの存在に成り果てる。

「エリー、俺の最愛……俺から離れられると思うなよ?」

 男が耳元で何か物騒なことを囁いている気がしたけれど、快楽に塗れた頭にはそれすら気持ちよく感じられて、そのまま果ての無い悦楽の渦に呑み込まれてしまった。


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