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あれこれあったグウェンドリンの教室以外では、2週間ほどすれば長期休暇に入るということもあり、学園の生徒たちは浮かれに浮かれ、中には婚約者や家族と手紙で長期休暇の予定を立てている者もいる。
ちなみに、カトリーヌもまたスカルドから食堂で長期休暇中の予定を尋ねられていた。
「カトリーヌ嬢、長期休暇は何か予定が入っているだろうか?」
「えっと、一応お友達とお茶会や夜会に参加するということは決まっています」
「それなら、夜会はこちらがエスコートの誘いをさせてもらっても良いだろうか?
一応婚約者ではあるのだから、ぜひさせていただきたい」
ぐいぐい来るスカルドにカトリーヌは食堂で少し困りながらも答えれば、夜会でのエスコートを買って出ようとするため、カトリーヌはちょっと辟易していた。
見た目に寄らず結構情熱的なのね、と周りからは言われるもののそれほど好きでもない婚約者から熱烈に迫られても困るだけ。
カトリーヌはまさにその状況下にあった。
それもあるが、それ以上にカトリーヌが気になったのは長期休暇の予定を彼が聞いてきたことにある。
「えと、私の長期休暇中の予定に何かありましたか?」
予定を聞いてきたということは、休暇中に予定を合わせてデートでもするのかとカトリーヌが聞いたのが運の尽き。
「ああ、両親と話していたんだがカトリーヌ嬢をぜひ我が家に招待して、長期休暇中の1週間ほど我が家で過ごしてみてもらってはどうかと言われたんだ」
その言葉にカトリーヌは固まった。
自宅への招待ともなれば、普通であればそれだけ家族との仲を深めるチャンスをくれているとウキウキになる令嬢の方が多いのだが、カトリーヌの場合は違う。
招待された状態で、他の令嬢たちとの予定を優先することもできないだろうというちょっと嫌な思いもあるが、それ以上に姉に劣る自分が他の家にお邪魔して1週間も過ごすというのがハードルが高すぎた。
自分の屋敷であれば、多少の不作法は見逃されているし、そもそも癇癪を起したとしても大事にしないことの方が多い。
けれど他の人の屋敷に滞在なんて、その不作法が目こぼしされないという大きな障害を持っているのである。
下手なことができないだけでなく、ぎちぎちのルールで固められた宿泊はカトリーヌにとって大きく不安と重荷を感じさせるには十分だった。
「それに関しては、両親に聞いてみないと…」
何とか出せたのはその言葉だけだ。
令嬢として育てられた以上、自身の予定には必ず両親の了解が必要であることが刷り込まれている。
だからこそ、何とかその言葉は出せた。
「む、そうだな。ではご両親に確認した後、返事をいただきたい」
そう言って、スカルドは食べ終えた食器を近くにいた男性使用人に頼んで片付けさせ、次の授業の準備があると言って食堂から去っていった。
カトリーヌはまだ食べ終えていないし、彼女は彼女で友人たちと行動しているからこそ、スカルドも気を遣ったのである。
その後ろ姿をカトリーヌはどうしようという不安の目で見ていた。
ちなみに、カトリーヌもまたスカルドから食堂で長期休暇中の予定を尋ねられていた。
「カトリーヌ嬢、長期休暇は何か予定が入っているだろうか?」
「えっと、一応お友達とお茶会や夜会に参加するということは決まっています」
「それなら、夜会はこちらがエスコートの誘いをさせてもらっても良いだろうか?
一応婚約者ではあるのだから、ぜひさせていただきたい」
ぐいぐい来るスカルドにカトリーヌは食堂で少し困りながらも答えれば、夜会でのエスコートを買って出ようとするため、カトリーヌはちょっと辟易していた。
見た目に寄らず結構情熱的なのね、と周りからは言われるもののそれほど好きでもない婚約者から熱烈に迫られても困るだけ。
カトリーヌはまさにその状況下にあった。
それもあるが、それ以上にカトリーヌが気になったのは長期休暇の予定を彼が聞いてきたことにある。
「えと、私の長期休暇中の予定に何かありましたか?」
予定を聞いてきたということは、休暇中に予定を合わせてデートでもするのかとカトリーヌが聞いたのが運の尽き。
「ああ、両親と話していたんだがカトリーヌ嬢をぜひ我が家に招待して、長期休暇中の1週間ほど我が家で過ごしてみてもらってはどうかと言われたんだ」
その言葉にカトリーヌは固まった。
自宅への招待ともなれば、普通であればそれだけ家族との仲を深めるチャンスをくれているとウキウキになる令嬢の方が多いのだが、カトリーヌの場合は違う。
招待された状態で、他の令嬢たちとの予定を優先することもできないだろうというちょっと嫌な思いもあるが、それ以上に姉に劣る自分が他の家にお邪魔して1週間も過ごすというのがハードルが高すぎた。
自分の屋敷であれば、多少の不作法は見逃されているし、そもそも癇癪を起したとしても大事にしないことの方が多い。
けれど他の人の屋敷に滞在なんて、その不作法が目こぼしされないという大きな障害を持っているのである。
下手なことができないだけでなく、ぎちぎちのルールで固められた宿泊はカトリーヌにとって大きく不安と重荷を感じさせるには十分だった。
「それに関しては、両親に聞いてみないと…」
何とか出せたのはその言葉だけだ。
令嬢として育てられた以上、自身の予定には必ず両親の了解が必要であることが刷り込まれている。
だからこそ、何とかその言葉は出せた。
「む、そうだな。ではご両親に確認した後、返事をいただきたい」
そう言って、スカルドは食べ終えた食器を近くにいた男性使用人に頼んで片付けさせ、次の授業の準備があると言って食堂から去っていった。
カトリーヌはまだ食べ終えていないし、彼女は彼女で友人たちと行動しているからこそ、スカルドも気を遣ったのである。
その後ろ姿をカトリーヌはどうしようという不安の目で見ていた。
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