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◎二年目、六月の章
■真鈴と久遠の時間
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時計を確認すると午後二時半をまわっていた。
「お腹空いた……」
「とりあえずコンビニで何か買いましょうか」
真鈴はため息をつく。せっかくだからおしゃれなランチを体験したかった。
「もうちょっと早く起こしてくれてもよかったのに……」
真鈴は頬を膨らませる。
「これでも急かした方ですよ」
何を言ってるんだと久遠は呆れ顔だ。
「まだ行く機会はあるでしょ」
何気ない言葉だったのだろうが、真鈴はそれを見逃さなかった。
「また、付き合ってくれるんだ」
自分はどんな顔をしていただろうか。きっとニヤけていたに違いない。
彼はこんな自分をどう捉えただろうか。からかわれたと思っただろうか。
久遠はハッとした表情になって、それから視線を外して頬を掻いた。
「僕でよければ……」
観念したと久遠はうなだれる。
それから近くで見つけたコンビニを見つけると、そこでおにぎりを紙パックのお茶を買う。
「楽しそうですね」
「そう?」
わからなかった。どうやら自分はコンビニで買い物をするだけで嬉しいらしい。
そういえば誰かと出かけたりをあまりしなかったような気がする。
気の合う子がいなかったわけではない。けれども、新鮮な体験であった。
「この店だね」
真鈴は久遠を呼び止めて店を指さす。
店の風除室に入ると久遠たちは温風を一分間ほど浴びせられる。
それから程なくして店内へ入る許可が下りて、ようやく足を踏み入れることができる。
店内はワンルームマンションくらいの広さしかなく、並べてある服はすべて映像であった。
まず自分の身長なんかを入力して最終的にはスキャンしてもらう。
あとは好みの色やスタイルを入力して店側が提案してくる服装に対して可否を伝えるだけである。
その時、同伴している相手のスタイルに合わせたりするし、何なら同伴者のスタイルの変更さえも提案してくる。
しかも気候や季節なんかも加味しつつ、こちらの好みに合わせてくれるので、ほとんどこちらが悩むことはないという。
真鈴の服装は程なくして決まった。
「お腹空いた……」
「とりあえずコンビニで何か買いましょうか」
真鈴はため息をつく。せっかくだからおしゃれなランチを体験したかった。
「もうちょっと早く起こしてくれてもよかったのに……」
真鈴は頬を膨らませる。
「これでも急かした方ですよ」
何を言ってるんだと久遠は呆れ顔だ。
「まだ行く機会はあるでしょ」
何気ない言葉だったのだろうが、真鈴はそれを見逃さなかった。
「また、付き合ってくれるんだ」
自分はどんな顔をしていただろうか。きっとニヤけていたに違いない。
彼はこんな自分をどう捉えただろうか。からかわれたと思っただろうか。
久遠はハッとした表情になって、それから視線を外して頬を掻いた。
「僕でよければ……」
観念したと久遠はうなだれる。
それから近くで見つけたコンビニを見つけると、そこでおにぎりを紙パックのお茶を買う。
「楽しそうですね」
「そう?」
わからなかった。どうやら自分はコンビニで買い物をするだけで嬉しいらしい。
そういえば誰かと出かけたりをあまりしなかったような気がする。
気の合う子がいなかったわけではない。けれども、新鮮な体験であった。
「この店だね」
真鈴は久遠を呼び止めて店を指さす。
店の風除室に入ると久遠たちは温風を一分間ほど浴びせられる。
それから程なくして店内へ入る許可が下りて、ようやく足を踏み入れることができる。
店内はワンルームマンションくらいの広さしかなく、並べてある服はすべて映像であった。
まず自分の身長なんかを入力して最終的にはスキャンしてもらう。
あとは好みの色やスタイルを入力して店側が提案してくる服装に対して可否を伝えるだけである。
その時、同伴している相手のスタイルに合わせたりするし、何なら同伴者のスタイルの変更さえも提案してくる。
しかも気候や季節なんかも加味しつつ、こちらの好みに合わせてくれるので、ほとんどこちらが悩むことはないという。
真鈴の服装は程なくして決まった。
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