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エッチするまでの話⑪
しおりを挟むこのバーでの飲食も慣れたものだ。相変わらずエルは食べ物を口にはしなかったが、酒は気に入っていた。
軽快な音とともにエレベーターの扉が開く。最近はひとりで訪れても奥の個室へと案内された。
くたびれた黒革のソファーに座り、二ページに渡って羅列された文字を眺める。酒の種類はまだよく分かっていないがむしろそれが面白くもある。名前だけでカクテルを決めて、届くまでにどんな酒だろうかと予想するのだ。
『どうぞ』
テーブルに置かれたグラスの中身を味わって答え合わせ。
今日のは少し甘い。果物の味がふわりと香った。
カラリとマドラーで混ぜれば中の紫や赤の果肉がごろっと回る。見た目も鮮やかだ。こういった酒を飲む時、やはり頭に浮かぶのはフジのこと。
まだ会いにはいけない。頭では分かっていて、感情も抑制できる。だが会いたいと思う気持ちを無視することはできなかった。
――――会いたい。
素直に口にすれば堰き止めていた気持ちが溢れて止まらない。だが少しは楽になった気がする。強過ぎる気持ちは吐き出してしまった方が案外楽なのだ。
コツコツと足音が聞こえてきた。
歩き方の癖で誰か推測しなくても、この部屋に来るのは大抵エルか白鶴だ。ここに自分がいるのなら必然的に足音の主は白鶴になる。
防音性は特に配慮されていないただの扉はいつもより乱暴に開かれた。何も言わないまま、ぼすんっと勢いに任せ白鶴はエルの隣に座る。その眉間には僅かに皺が寄っていて、聞かずとも不機嫌なのだろうと伺い知れた。
どれくらい無言だったろうか。
店員が気を遣って、呼ばずとも注文を取りに来たところで『ビール』とぶっきらぼうに口を開いたかと思えば、また黙り込む。数分もしないうちに目の前にビールが運ばれてくる。琥珀色と泡の白、このコントラストがたまらないのだと褒めていたそれを一気に煽った。
ごくごくと喉を大きく鳴らして、ひと息。
やっとこちらを見た。
「赤松さんにめっっちゃ怒られた!」
「そうか」
「車の修理代の見積もりなんだけど、見てよこの額」
「恐ろしいな」
「……これ、どうする?」
「大統領官邸に送ろう」
「どこの?」
「日本だ」
「それがいい。あの人に払わせよう」
わははと愉しげに笑って、白鶴はいつものようにポケットからタバコを取り出したが、箱の軽さに眉を上げた。そう言えば使い切ったのだと舌打ちをする。
「イーサンへの尋問に使われたんだった」
「……タバコを?」
「そう。なに、尋問の様子も見てたんじゃないの」
四六時中監視だか盗聴だかをしているエルならば、イーサンへの尋問という名の拷問も覗き見ていただろう。そう思い込んでいたがそうでもないようだ。いや、と緩く首を振るエルを見て白鶴は不思議そうな顔をした。
「様子は見ていない。その分、他に余力を回した」
「他?」
「熱帯雨林に集中させている。教団の本拠地はまだ分かっていないのだろう」
「ま~~……そうだねぇ……」
当たりだったのか白鶴は苦々しい表情を浮かべた。
***
激しい車の横転により頭を強く打ったイーサンが意識を取り戻したのは、あれから三日後のこと。軽い治療だけ受け、彼の取り調べをすると名乗りを上げたのは裏切りに激昂するゼロだった。
しかし、長年の付き合いがあるゼロの生温い取り調べでは埒が明かなかった。警察と名乗っていてもしょせん自警団。世界的にも治安の良いこの国では、痴漢や窃盗、盗撮などの軽犯罪が関の山なのだ。
公安部と交代してからは凄惨なものだ。イーサンの尋問に最後まで立ち会うと言って聞かなかったゼロも耐え切れず数十分で席を外し、これまでの勝気な態度が嘘のように萎んでしまった。
昨日彼は警察を辞めた。恐らくこの事件には無関係だろうとのことで数日間の公安による調査後、実家へと帰ることを許されたらしい。
「麻薬か」
それにあまりいい思い出がないのだろう。白鶴は舌打ちをすると、ああ、と忌々しげに頷く。
社会問題のひとつに薬物の世界的大流行が挙げられた。身体的・精神的苦痛から逃れられる手段として、薬物は多くの貧困層に医療薬の代わりとして現在も多く用いられている。
だが薬物依存者が増えればそれだけ国の治安が悪くなる。一般市民が死のうがお構いなしの政府と上流階級も、放火や殺人、暴徒によってライフラインと物流が止まるような二次被害は避けたいところだ。その為終わりゆく世界だとしても、名目上は薬物を禁止する国は少なくなかった。
「大陸の南の方で活動していた麻薬カルテルが地盤沈下によって北に拠点を移していたのは知ってた。だがこの国では諸外国と比べ物にならないくらい麻薬はご法度だ。所持ですら国外退去処分、使用者は銃殺刑。イーサンは使ってなかったみたい、だけど」
「奴の処分はどうなる」
「公開処刑だってさ」
「公開処刑……」
聞き慣れない単語に、エルはオウム返しするも白鶴は答えなかった。
「お前の徹底した監視によって教団や麻薬カルテルとの繋がりが露見するのを恐れて逃亡を図ったんだと」
「なるほど」
「教団派閥の政治家がイーサンに麻薬カルテルを手引きしたらしい。市長のリディ・チャグアと政府内務長官をはじめとした天地守護神命教を支持する人間だ」
この国では教祖の支持派と反対派、そして黙認派の三つの派閥に分かれていた。支持派及び黙認派の勢力が強く、これまで守られてきた教団だったが、イーサン逮捕により政府にいる教団派と麻薬カルテルとの繋がりの露見で状況が一転した。
現大統領は過激な反麻薬派だった。数十年前までカルテルと麻薬戦争を何度も起こしており、この国では薬物関係の組織はひとつ残らず殲滅している。
教祖は日本を出てから薬物には手を出していなかった。そもそも原材料が手に入らなくなったのだろう。
資金源は主に洗脳による信徒からの寄付という名の金銭の搾取、試練・修行などと銘打って過激な売春、命の危険を伴う肉体労働。それにプラスして教祖にはコンサルタントとしての顔もあった。もちろん表舞台に立てるような企業にではなく、裏社会に生きる犯罪者たちへの支援と相談役。
犯罪者だとしても教祖は金のなる木だ。景気不振だったこの国にとって、教祖の滞在は都合が良かったのだ。
「資源も豊富で自警団程度の防犯組織しかいない。熱帯雨林の中なら人目にも付きにくいし、麻薬を作るのにこの街は打ってつけってわけだな」
何かを思い出したらしい白鶴は、黒革のソファーの下から隠していた煙草を取り出す。一本手に取り、トントン、と机を叩いて火を付けた。
「教団はどうやって麻薬を国外に運んでいたと思う?」
胸糞悪い話だ、と白鶴は前置きした。
「国内の失踪者が去年の400倍って話はしたよな」
「ああ」
「運び屋にされてたんだ。不景気の波に飲まれ失業した人間、身寄りのない年寄り、家出した子ども、甘い言葉で誘って金をちらつかせたんだろ」
「一般市民がそんな簡単に密輸などできるものか」
「ボディパッキングって言って胃や直腸、膣内に隠す方法があるんだよ。親指大ほどの小袋を何百個も飲み込ませて出国させたみたいだ」
検問所で見つかる可能性はかなり低くなるが、中で包みが破れたり、内臓を損傷させたりと運び屋が死亡する可能性が高い。だが教団にとってそのことはさして問題じゃなかった。
ため息と共に吐き出した紫炎が部屋を覆って消えていく。白鶴は眉間に寄った皺を揉み込み、何かを耐えているようだった。
「国外に出た運び屋は、その後解体される」
「……麻薬の密輸と臓器売買を兼ねていたのか」
白鶴はまだ吸いかけの煙草を苛立った動作で灰皿に押し付けた。彼専用になっている灰皿は、エルがここに来てから掃除された様子はない。死体のように積み重ねられた煙草の吸い殻を、部屋の隅あったゴミ箱に乱雑に捨てる。
空気汚染から逃れ、物資に恵まれていたこの国では、健康的な肉体を持つ人間が多い。内臓を取り出され吐き捨てられた遺体の発見が遅れたのは、まだこの国の外では道端に落ちた死骸など珍しくもないからだ。
皿底に細やかな白とグレーがこびり付いたままの灰皿をテーブルに戻すと、白鶴は「腹減ったな」とくたびれた顔で笑った。ここ数日マトモに食事を摂っていなかったことを今思い出した時ようだった。
酸味のある独特の匂いが漂って、エルは思わず皿が置かれる前に中身を覗き込んでしまった。こっくりとした赤みがかったオレンジ色のソースの中に、細かく刻まれた野菜とパリパリに揚げられた魚が丸々一匹入っている。
川も海もないこの街で魚料理を食べることは珍しいらしいが、そもそも全ての海が死んでしまっている世界では魚が獲れること自体が奇跡だった。
相変わらず恵まれた国だと思う。だがそれ故に教祖に目を付けられたのかもしれない。
煙草を買って来ると部屋を出た白鶴の足音が遠ざかって行くのを確認して、エルはヘルメットを脱いだ。
すん、と部屋の臭いを嗅いでみて、煙草臭さに顔を顰める。
テーブルの上に置かれた料理。スプーンで揚げた魚を割ってみると柔らかそうな白い身がほろりと出てきた。白身魚か。
魚の身を野菜の混ざったトマトペースに絡めて一口食べてみる。酸味と甘みでコクがあり美味しかったが、少し塩味が強く感じた。
フジはもう少し薄味が好きだ。新大陸にもトマトのような野菜はあったから今度作ってみようと思案して、白鶴に怒られない程度に料理を食べ進める。
戻って来た白鶴は食べかけの料理を見て、エルの顔を見た。すでにフルフェイスに戻っていたエルはなにも言わなかった。
「街が騒がしいな」
エルの言葉に、食後の一服をする白鶴は驚く様子もなく、「そうだな」と答えた。
数十匹ほど残した蜘蛛を通して見る街の様子はいつもと変わらなかったが、明らかに異質な集団がいた。防弾チョッキにヘルメット、ゴーグルやライフル、サブマシンガンを携えた完全装備の軍人だ。ワッペンから米国陸軍だとわかるが、先日まではその影すら見なかったというのに。
「軍事介入の要請をしたらしい」
もう自国のみで教祖を捕まえることも、麻薬の流通を止めることも、熱帯雨林を復旧することも出来ないと判断した政府は他国に援助要請を求めた。
ICPOがエドとウェンの二人だけだったのは、組織ごとに入国人数が制限されていたから。日高による口添えがあった為、白鶴たち旧公安に加えて日本からの増援とエルの入国は許可されたそうだが、移住やビジネスではない理由での入国には面倒な手続きが多かった。
環境汚染、人口の減少、資源枯渇、物資の困窮、終わりゆく世界で、最後の最後まで武力を手放さなかった世界の警察官が満を持してやって来る。
「アメリカは一犯罪者になぜそこまでするんだ」
「一犯罪者じゃない、教祖は暴れ過ぎたんだ。世界中のVIPに恩を売っているが、それと同時に恨みも買っている。ここまで追い込まれた教祖を擁護する人間はもういない。捕まえ時だとアメリカも踏んだんだ。それに、特にアジア圏、日本人からの恨みはデカい。これからの日本との交渉を有利に進めること、世界的犯罪者を捕まえて名誉を取り戻すこと、その二つが目的なんだろ。今や世界のリーダーは日本だ。だがあの国は自分たちがトップでなきゃ気が済まない気質だからな」
テーブルに地図を広げた白鶴は興奮した様子で、森林を指でなぞっていく。
「恐らく熱帯雨林を兵で囲い、索敵しながらひとつひとつアジトを潰す。万が一森から逃げられたとしても、海軍が海岸沿いを監視しているし、空軍はジェット機を飛ばす気だ。エルの監視で内通者と教団は連絡が取り合えていないと考えて間違いない。以前と違ってこちらの手が漏れることはなくなった。そこにアメリカ兵での数の挟み撃ち、逃げ場はない」
地図の中心に煙草を押し付けると、息を切った。
「奴らは、終わりだ」
よく見れば瞳孔が開いている。肩が上下し、指の動きが忙しない。苛立ったような、焦ったような状態を落ち着かせようと肩を掴めば逆効果だったようで、手を払われてしまう。
「やっとだ、やっと教祖を捕まえられる…!この十数年、どれだけ追いかけ続けて、どんな思いで、俺たちが生きてきたか、お前には、わからないだろうな!」
「ああ、そうだ」
「全員大切な人を奴らに殺されてるんだ。ただ殺されただけじゃない、人間としての尊厳を踏み躙られる凄惨な殺され方だ……ッ」
正義だと信じた人間はどこまでも残酷になれるのだと、エルは知っている。ただ、それは自分が人ではないから、そういった目を向けられるのだと思っていた。
人が人に、更に言うならば親が子に、子が親に、妻が夫に、友が友に。それが例え愛する相手であっても、洗脳と支配に操られた人間は簡単に正義という名の非道をこなせるのだった。
日高に渡された資料の中には公安関係者が殺された事件の詳細も入っていた。
当時まだ四歳だった赤松の娘と妻は犯人に強姦され庭に埋められてた。遺体は両腕と助骨は折れており、逃げられないように足の腱も切られていたそうだ。
娘と妻が行方不明だと知り、食事も睡眠も取らず探し回っていた赤松に、自宅の庭を掘れと言ってきたのは赤松の実の父親だった。
――――ほら、見ろ。笑ってる。救われた!
涙を流し、恍惚とした顔で天を仰ぐ実の父親を本人だと信じたくない。人の形をしたバケモノだと、そうとしか思えなかった。当時の調査には赤松のそのような言葉が記載されていた。
その他にも目を覆いたくなるような、鬼畜の所業とも呼べる教団関係の事件の数々。もし、フジが巻き込まれていたとしたらと想像するとゾッとした。たが彼らはそれを経験し、あまつさえ国に捨てられたのだ。絶望と怒りは計り知れない。
「…………悪い」
怒鳴ったことで落ち着いたのか、ガクッと首を落とすと白鶴は押し黙った。これまで彼の余裕な顔ばかり見ていたから人間味のある姿は新鮮だった。
しばらく沈黙が続いて、追加で注文したカクテルの泡がしゅわしゅわと弾ける様を眺めていれば、やっと白鶴は口を開く。
「………エルってさ、親は生きてる?」
その質問にぎこちなく、「父が」と答えると白鶴は笑った。
「俺と一緒だ」
「貴方の両親は確か…」
「殺されてるよ、実の親はね。その後に孤児院入れられて養子に引き取られたんだ。二人とも信じられないくらいお人好しでさ、あの時期に養子を取るってどういう意味か知ってる?」
警察を巻き込んだ宗教施設の自爆という最悪の結末を迎えた事件だが、それだけで終わらなかった。
一番の問題は残された子どもの処遇についてだ。
教祖には八十人以上の実子と孫がいた。大半は爆破の被害に巻き込まれ死亡したが、別棟に住んでいた二十人前後の子どもたち。
保護施設で育てる資金を出すつもりもない国は、彼らを孤児院に送り国民の善意に頼った。偏見と差別をなくすという名目で、孤児の親は秘匿にされ、孤児院には教団に親を殺された被害者の子と、教祖黒崎天道という加害者の子が入り混じった状態になる。
親を隠したからと言って、子どもは馬鹿じゃない。人狼ゲームみたいに誰が教祖の子か探り合い、断罪する。地獄だった。イジメで命を落とした者も少なくはないが、施設職員は見て見ぬ振りをした。それだけ教祖への憎悪はその当時色濃いものだったのだ。
「二人は実の息子を教団関係者に殺されたんだ。それで……例え引き取るのが教祖の子だったとしても、その子も被害者には変わりないからって。息子の無念を晴らすためって言ったら……言葉が悪いかもしれないけど、孤児を引き取ることにしたらしい」
お人好しだと笑っていた理由がなんとなく分かった。しかしそうなるとエルには疑問が出てきた。なぜ白鶴は教祖を追いかけているのだろうか。
養父母が前を向いて進んだように、彼もつらい過去を振り返らず両親と生きていたらこんなところに来ていない。そう尋ねると、白鶴は悲しそうに眉を下げた。もう諦めてしまったようなそんな顔だった。
「忘れられないんだよ」
「実の親を殺されたことをか」
「違う、全てだ」
言葉の意図するところが分からない。
言葉の続きを待つも、白鶴は少し躊躇っているようだった。数回、瞬きをして、エルを見る。何かを言おうとして、口を閉ざす。それはかつての自分と同じような姿で、思わず笑ってしまった。
「なに笑ってんだよ」
「いや」
「……まあ、いいか、エルなら」
聞いてよ、俺の話を。
笑っているのにベッタリと孤独と絶望が張り付いた顔をしている。
こんな時、フジなら……日高なら、どんな顔をして声をかけるのだろうか。エルはそんなことを少し考えたが、無駄なことだと切り替えて、白鶴に聞かせてくれと頷いた。
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