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14「これは演技じゃないから」
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「他の理由、欲しい?」
「……質問を質問で返すなよ」
「ああ……ごめん。俺、ずるいんだよね。小学生の頃からずっと。実琴は純粋だから、いつも気づかないでいてくれただけど。さすがにもう、わかっちゃうか」
「どういうこと?」
「実琴が俺のこと意識してくれるかどうか、探ってたんだ」
「意識って……」
「してくれたんだよね?」
拓斗の手が、俺の耳に触れる。両手で、両方の耳を撫でながら上を向かされたかと思うと、そのまま顔が近づいて――
「ん……」
唇が重なり合う。柔らかい、拓斗の唇だ。
俺は想定外の事態に、どう対処すればいいのかわからないでいた。
わからないけど、嫌じゃない。だって、俺は拓斗のことが好き……みたいだし。ただ、冗談だったり演技ならしてほしくないけど。
「ん……拓、斗……」
「はぁ……なに……」
キスの合間に、なんとか拓斗の名前を口にする。それでも、拓斗は全然、やめてくれそうにない。何度も何度も、俺の唇にキスを落としていく。
「ん……演技……やだ……ん……」
「これは演技じゃないから。そのまま、口開けて……」
軽く開いていた俺の唇に、また拓斗の唇が重なったかと思うと、今度はぬるりと舌が入り込んできた。
こういった行為にまったく縁がなかった俺は、棒立ちのまま。なにもできずにいると、ふいに拓斗が俺の両耳を手で塞いできた。
外の音が何割か遮断されて、妙な不安感が押し寄せてくる。いったいなんのつもりかわからなかったけど、すぐ拓斗の意図に気づかされた。
「ん……!」
拓斗は、俺に聞かせたいんだ。
俺と拓斗の舌が触れ合って、擦れて、絡まっていく濡れた音。耳の外側からじゃなく、内側から響いてくる。
「ん……んぅ……」
配信で聞いたキスの音にも似てるけど、それよりずっといやらしい。溢れてきた蜜が、喉の奥まで入り込んでくる。思わず拓斗のシャツを掴むと、やっと口を解放してくれた。
「はぁ……!」
「ねぇ……俺も、もっとちゃんと聞きたい。実琴、耳塞いでくれる?」
「え……」
解放されたと思ったのに。拓斗は、俺の手で自分の耳を塞がせると、もう一度、唇を重ね直す。
「ん……」
お互いの耳に手を当てながら、何度も何度も、舌を絡ませ合う。最初は、拓斗にされているだけだったのに、いつの間にか俺からも舌を動かしていた。
激しく絡ませれば絡ませるほどたくさん音がして、頭の奥の方から心地よくなっていく。
もっと欲しくて舌先を伸ばすと、拓斗が力強く吸いあげてくれる。
「んんっ! んー……!」
じゅるる……と、激しい音が頭に響くと同時に、体が勝手にヒクンと跳ねた。直後、ふらつく俺の体を拓斗が抱き寄せてくれる。
「はぁ……はぁ……」
「実琴、大丈夫?」
どうやら腰が砕けかけていたようだ。拓斗がいなければ、立っていられなかったかもしれない。
「大丈夫……はぁ……ん、大丈夫だけど」
拓斗に支えられながら、近くのソファに座り込む。俺の右側に座った拓斗は、どこかうっとりした表情で俺の顔を覗き込んできた。
「実琴……すごい蕩けた顔してるね……」
「それは、拓斗の方だろ……」
「ああ……そうかもしれないね。実琴とキスして、俺の頭、すごく蕩けそう」
キスでごまかされた気がするけれど、まだ話はついていない。
「拓斗……どういうこと……?」
拓斗は一呼吸おいて、ゆっくりと説明し始めた。
「配信は、実琴も興味持ってくれるかなぁって思って、半年くらい前に始めたんだ。最初の頃はもっと健全だったけど、だんだんエスカレートしちゃって。まあ、需要があったからなんだけどね。俺はこの活動が好きだし、実琴も受け入れてくれたら嬉しいな」
拓斗の活動自体は、悪いと思ってない。否定する気もないし、もちろん受け入れたいけど。ただ――
「なんか……エロくて、その、びっくりしたんけど……」
「でも、引いたりはしてないよね? こんなので引いてたら、成人向け作品の声優さん全否定だし」
「うん。引いてはない……」
「ありがとう。それで……もしかしたら、受け入れてもらえる以上のことがあるんじゃないかって、期待するようになっちゃったんだよね」
身を乗り出した拓斗の右手が、俺の太ももに置かれる。少しくすぐったい。意識していることを隠したくて、俺はひとまず気にしていないフリをする。
「受け入れる以上のことって……?」
「俺の誘ってる声で、その気になってくれないかなぁってこと。ここに泊まった日、聞いてたでしょ。俺の声」
たぶん、嘘をついたところで意味なんてない。そもそも後ろめたい気持ちもあったし、白状してしまうことにする。
「途中から、聞いたけど……俺がここで寝転がってるのに、拓斗が配信してたから……」
「その後、このパソコン調べたよね」
そんなことまでわかっていたらしい。
「それは、拓斗がパソコン見ていいって言ったから」
「うん。見ていいよ。パスワード、俺の誕生日だったんだけど。覚えててくれたってことだよね。あれ、嬉しかったなぁ」
太ももに置かれていた拓斗の右手が、内股の方へと移動していく。
「ちょっと……どこ触って……!」
拓斗は俺の言葉を無視してそこを撫でながら、なおも言葉を続ける。
「それで、実琴は動画投稿のサイト知っちゃったんだよね? 次の日の俺の配信、聞いたんでしょ?」
「なんで……わかるの?」
「あきらかに様子がおかしかったから。俺がなにかしちゃったか聞いたとき、ごまかしてたみたいだけど、実琴、顔真っ赤にしてすごくかわいかったな……」
拓斗の声は反則だ。耳元での囁かれるとくすぐったくて、ゾクゾクして体が熱くなる。
こんな状態になってるだなんて、バレるわけにはいかないのに、内股を撫でる拓斗の手の平が股間に触れてしまいそうで、俺は慌てて拓斗の腕を掴む。
「ねぇ、実琴は、なにをどう意識しちゃったの? その日は女の子攻めてたはずだけど」
「意識したなんて、言ってない!」
「してくれた方が、俺は嬉しいんだけど」
「なんで嬉しいんだよ」
拓斗が、俺の耳元でふっと笑う。
「好きな子に意識されたら、そりゃあ嬉しいでしょ」
まるで誘うような口調でそう言いながら、腕を掴む俺の手をそっと引き剥がす。
好きな子って……まさか俺のこと?
「ちなみに、配信のときの俺の名前、サクラっていうんだけど。あれ、実琴の名前から取ったんだ」
「え……」
「朝倉実琴のアサクラ……で、サクラ。俺は実琴のことずっと意識してたんだけど……実琴は本当に、意識してないの?」
なにかを期待するような眼差しが、俺に向けられる。たしかに意識はしたけれど、拓斗が嬉しいって思ってくれるような意識の仕方じゃないかもしれない。
拓斗の演技で相手の子に感情移入して、興奮して、そのまま――
「沈黙は、肯定だよ」
拓斗の右手が、俺の股間に触れてしまう。
「なっ……!」
「俺がどんな気持ちで配信してたか教えたんだからさ。実琴も教えてよ。どんな気持ちで聞いてくれたの?」
ズボンの上から、拓斗の手が緩やかに俺の熱を撫であげていく。少しじれったい速度だけど、これ以上、体を熱くするわけにもいかない。
「実琴……教えて」
教えないと、やめてくれない?
「ん……その……演技、うまいなって……そう思いながら聞いて……」
「うまいってことは、あれで興奮できたってこと?」
「違……そんなこと言ってない……」
「興奮できなかったんんだ? 残念」
残念? それじゃあ拓斗は、俺に興奮して欲しかったってこと?
興奮して、よかったんだろうか。
考えがまとまらなくて、拓斗の手も、止めるに止めれない。そもそも考えがまとまらないのは、この手のせいでもあるんだけど。
布越しとはいえ、友達に性器を撫でられて拒まないなんて、おかしいに決まってる。拒まないといけないのに。頭ではそう思っても体は全然動いてくれなくて、だんだんと気持ちよくなってきてしまう。
「んぅ……」
「ねぇ、実琴。どういう喋り方したら興奮できるか、教えてよ」
「そんなの、わかんない……」
「じゃあ、俺がいまから話すから、実琴、判断してくれる?」
興奮したかどうかわざわざ拓斗に伝えるなんて。
「……できない」
「じゃあ、実琴が興奮しちゃったかどうかは俺の方で判断させてもらうね」
そう言ったかと思うと、俺の耳元で拓斗が吐息を漏らす。
勝手に判断されたくないけれど、隠し通せるものでもないのかもしれない。
「拓斗は……それでいいの?」
「ん?」
「どういうセリフがウケるのか、知りたいだけなら、こんなやり方しなくていいし。俺がもし……その、本当に興奮しちゃったら……困るだろ」
「ふっ……困らないよ」
拓斗が少し笑うだけで、温かい吐息がまた耳に入り込んでくる。いっそのことすべて放棄して、このまま眠ってしまいたい。ただ、拓斗の右手はそれを許さないみたいに、小さな刺激を送り続けた。
「……質問を質問で返すなよ」
「ああ……ごめん。俺、ずるいんだよね。小学生の頃からずっと。実琴は純粋だから、いつも気づかないでいてくれただけど。さすがにもう、わかっちゃうか」
「どういうこと?」
「実琴が俺のこと意識してくれるかどうか、探ってたんだ」
「意識って……」
「してくれたんだよね?」
拓斗の手が、俺の耳に触れる。両手で、両方の耳を撫でながら上を向かされたかと思うと、そのまま顔が近づいて――
「ん……」
唇が重なり合う。柔らかい、拓斗の唇だ。
俺は想定外の事態に、どう対処すればいいのかわからないでいた。
わからないけど、嫌じゃない。だって、俺は拓斗のことが好き……みたいだし。ただ、冗談だったり演技ならしてほしくないけど。
「ん……拓、斗……」
「はぁ……なに……」
キスの合間に、なんとか拓斗の名前を口にする。それでも、拓斗は全然、やめてくれそうにない。何度も何度も、俺の唇にキスを落としていく。
「ん……演技……やだ……ん……」
「これは演技じゃないから。そのまま、口開けて……」
軽く開いていた俺の唇に、また拓斗の唇が重なったかと思うと、今度はぬるりと舌が入り込んできた。
こういった行為にまったく縁がなかった俺は、棒立ちのまま。なにもできずにいると、ふいに拓斗が俺の両耳を手で塞いできた。
外の音が何割か遮断されて、妙な不安感が押し寄せてくる。いったいなんのつもりかわからなかったけど、すぐ拓斗の意図に気づかされた。
「ん……!」
拓斗は、俺に聞かせたいんだ。
俺と拓斗の舌が触れ合って、擦れて、絡まっていく濡れた音。耳の外側からじゃなく、内側から響いてくる。
「ん……んぅ……」
配信で聞いたキスの音にも似てるけど、それよりずっといやらしい。溢れてきた蜜が、喉の奥まで入り込んでくる。思わず拓斗のシャツを掴むと、やっと口を解放してくれた。
「はぁ……!」
「ねぇ……俺も、もっとちゃんと聞きたい。実琴、耳塞いでくれる?」
「え……」
解放されたと思ったのに。拓斗は、俺の手で自分の耳を塞がせると、もう一度、唇を重ね直す。
「ん……」
お互いの耳に手を当てながら、何度も何度も、舌を絡ませ合う。最初は、拓斗にされているだけだったのに、いつの間にか俺からも舌を動かしていた。
激しく絡ませれば絡ませるほどたくさん音がして、頭の奥の方から心地よくなっていく。
もっと欲しくて舌先を伸ばすと、拓斗が力強く吸いあげてくれる。
「んんっ! んー……!」
じゅるる……と、激しい音が頭に響くと同時に、体が勝手にヒクンと跳ねた。直後、ふらつく俺の体を拓斗が抱き寄せてくれる。
「はぁ……はぁ……」
「実琴、大丈夫?」
どうやら腰が砕けかけていたようだ。拓斗がいなければ、立っていられなかったかもしれない。
「大丈夫……はぁ……ん、大丈夫だけど」
拓斗に支えられながら、近くのソファに座り込む。俺の右側に座った拓斗は、どこかうっとりした表情で俺の顔を覗き込んできた。
「実琴……すごい蕩けた顔してるね……」
「それは、拓斗の方だろ……」
「ああ……そうかもしれないね。実琴とキスして、俺の頭、すごく蕩けそう」
キスでごまかされた気がするけれど、まだ話はついていない。
「拓斗……どういうこと……?」
拓斗は一呼吸おいて、ゆっくりと説明し始めた。
「配信は、実琴も興味持ってくれるかなぁって思って、半年くらい前に始めたんだ。最初の頃はもっと健全だったけど、だんだんエスカレートしちゃって。まあ、需要があったからなんだけどね。俺はこの活動が好きだし、実琴も受け入れてくれたら嬉しいな」
拓斗の活動自体は、悪いと思ってない。否定する気もないし、もちろん受け入れたいけど。ただ――
「なんか……エロくて、その、びっくりしたんけど……」
「でも、引いたりはしてないよね? こんなので引いてたら、成人向け作品の声優さん全否定だし」
「うん。引いてはない……」
「ありがとう。それで……もしかしたら、受け入れてもらえる以上のことがあるんじゃないかって、期待するようになっちゃったんだよね」
身を乗り出した拓斗の右手が、俺の太ももに置かれる。少しくすぐったい。意識していることを隠したくて、俺はひとまず気にしていないフリをする。
「受け入れる以上のことって……?」
「俺の誘ってる声で、その気になってくれないかなぁってこと。ここに泊まった日、聞いてたでしょ。俺の声」
たぶん、嘘をついたところで意味なんてない。そもそも後ろめたい気持ちもあったし、白状してしまうことにする。
「途中から、聞いたけど……俺がここで寝転がってるのに、拓斗が配信してたから……」
「その後、このパソコン調べたよね」
そんなことまでわかっていたらしい。
「それは、拓斗がパソコン見ていいって言ったから」
「うん。見ていいよ。パスワード、俺の誕生日だったんだけど。覚えててくれたってことだよね。あれ、嬉しかったなぁ」
太ももに置かれていた拓斗の右手が、内股の方へと移動していく。
「ちょっと……どこ触って……!」
拓斗は俺の言葉を無視してそこを撫でながら、なおも言葉を続ける。
「それで、実琴は動画投稿のサイト知っちゃったんだよね? 次の日の俺の配信、聞いたんでしょ?」
「なんで……わかるの?」
「あきらかに様子がおかしかったから。俺がなにかしちゃったか聞いたとき、ごまかしてたみたいだけど、実琴、顔真っ赤にしてすごくかわいかったな……」
拓斗の声は反則だ。耳元での囁かれるとくすぐったくて、ゾクゾクして体が熱くなる。
こんな状態になってるだなんて、バレるわけにはいかないのに、内股を撫でる拓斗の手の平が股間に触れてしまいそうで、俺は慌てて拓斗の腕を掴む。
「ねぇ、実琴は、なにをどう意識しちゃったの? その日は女の子攻めてたはずだけど」
「意識したなんて、言ってない!」
「してくれた方が、俺は嬉しいんだけど」
「なんで嬉しいんだよ」
拓斗が、俺の耳元でふっと笑う。
「好きな子に意識されたら、そりゃあ嬉しいでしょ」
まるで誘うような口調でそう言いながら、腕を掴む俺の手をそっと引き剥がす。
好きな子って……まさか俺のこと?
「ちなみに、配信のときの俺の名前、サクラっていうんだけど。あれ、実琴の名前から取ったんだ」
「え……」
「朝倉実琴のアサクラ……で、サクラ。俺は実琴のことずっと意識してたんだけど……実琴は本当に、意識してないの?」
なにかを期待するような眼差しが、俺に向けられる。たしかに意識はしたけれど、拓斗が嬉しいって思ってくれるような意識の仕方じゃないかもしれない。
拓斗の演技で相手の子に感情移入して、興奮して、そのまま――
「沈黙は、肯定だよ」
拓斗の右手が、俺の股間に触れてしまう。
「なっ……!」
「俺がどんな気持ちで配信してたか教えたんだからさ。実琴も教えてよ。どんな気持ちで聞いてくれたの?」
ズボンの上から、拓斗の手が緩やかに俺の熱を撫であげていく。少しじれったい速度だけど、これ以上、体を熱くするわけにもいかない。
「実琴……教えて」
教えないと、やめてくれない?
「ん……その……演技、うまいなって……そう思いながら聞いて……」
「うまいってことは、あれで興奮できたってこと?」
「違……そんなこと言ってない……」
「興奮できなかったんんだ? 残念」
残念? それじゃあ拓斗は、俺に興奮して欲しかったってこと?
興奮して、よかったんだろうか。
考えがまとまらなくて、拓斗の手も、止めるに止めれない。そもそも考えがまとまらないのは、この手のせいでもあるんだけど。
布越しとはいえ、友達に性器を撫でられて拒まないなんて、おかしいに決まってる。拒まないといけないのに。頭ではそう思っても体は全然動いてくれなくて、だんだんと気持ちよくなってきてしまう。
「んぅ……」
「ねぇ、実琴。どういう喋り方したら興奮できるか、教えてよ」
「そんなの、わかんない……」
「じゃあ、俺がいまから話すから、実琴、判断してくれる?」
興奮したかどうかわざわざ拓斗に伝えるなんて。
「……できない」
「じゃあ、実琴が興奮しちゃったかどうかは俺の方で判断させてもらうね」
そう言ったかと思うと、俺の耳元で拓斗が吐息を漏らす。
勝手に判断されたくないけれど、隠し通せるものでもないのかもしれない。
「拓斗は……それでいいの?」
「ん?」
「どういうセリフがウケるのか、知りたいだけなら、こんなやり方しなくていいし。俺がもし……その、本当に興奮しちゃったら……困るだろ」
「ふっ……困らないよ」
拓斗が少し笑うだけで、温かい吐息がまた耳に入り込んでくる。いっそのことすべて放棄して、このまま眠ってしまいたい。ただ、拓斗の右手はそれを許さないみたいに、小さな刺激を送り続けた。
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