失敗だらけの大学生活

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都市伝説研究会

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第二章 『都市伝説研究会』

大学生活がスタートして数か月。リョウは「友達も欲しいし、なにか面白いことがしたい」という思いから、興味本位で「都市伝説研究会」に入会することにした。入学してすぐは「音楽サークル」や「バスケサークル」なども見学したが、どれも自分にはピンとこなかった。そんな中、都市伝説研究会だけは、謎めいた雰囲気と少し奇妙な先輩たちに引き寄せられたのだ。

ある日の夜、部長のシンジから「今夜、廃ビルに隠された都市伝説を検証しに行くぞ!」と誘いがくる。シンジは見た目は地味だが、都市伝説に関しては並々ならぬ知識を持ち、「霊が見える」とまで噂される人物だ。

リョウは恐怖と興奮が混じり合いながらも、仲間たちと共に夜の街に繰り出す。古びたビルの中に足を踏み入れると、ひんやりとした空気が全員を包み込み、誰もが息を飲んだ。

「ここが噂の…『時間が止まる部屋』だ」

シンジが真剣な顔でそう言い、みんなを案内する。しかし、廃ビルの内部は予想以上に荒れ果て、足元はガラスの破片や古い雑誌で散らかっている。リョウは足音を立てないように慎重に歩くが、その緊張からか突然背後で物音がする度にビクビクする。

奥の部屋に到着すると、シンジが懐中電灯を片手に呪文のような言葉を唱え始める。緊迫した空気の中、リョウたちは一瞬たりとも目を離せない。すると、その瞬間──照明が一斉に消え、真っ暗闇が広がった。

「わあっ!」

リョウの悲鳴が響くが、シンジはいたって冷静に懐中電灯をつけ直し、「心霊現象だ」と満足げに微笑む。だが、後に判明したのはただの電源トラブルだった。

恐怖に包まれつつも、リョウはこの不気味な体験を通じて、仲間との絆が深まったことを実感する。いつの間にか、リョウにとって都市伝説研究会は「自分の居場所」になっていた。

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