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千秋視点2 (昔の話だけど、痛々しい表現があるよ。閲覧には注意してね)
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「ぐふっ、いたいって、楓にぃ」
「ほら、早く。御礼したいんだろ?」
「うう、強くやりすぎ、悠暉さん、あの時は大変、お世話になりました。ありがとうございます」
「あの時ってどの時だよ。」
紀藤の従兄弟は美濃前にそう突っ込まれていた。悠暉は紀藤の従兄弟の顔をじっと見つめて、そして、ほんの少し目を見開いた気がした。一瞬だった。
「違う、違うよ。お礼を言わないといけないのは僕の方だ。白い猫ちゃん助けてくれた子だよね。白猫のタマ、僕の友達で親友だった。君がタマを助けてくれなかったら、僕は間に合わなかった。そして、巻き込んでごめん。君とタマはその後、大丈夫だった?」
「大丈夫でした。俺が大丈夫なように悠暉さんが動いてくれたから。」
「良かった。あの人達、ねちっこいから、陰ながら心配していたんだ、接触は余計に危険だし、大丈夫だったなら、本当に良かった。会いに来てくれて、ありがとう。」
そう言って、はにかんだ悠暉に、紀藤の従兄弟は泣き出した。慌てる悠暉に彼は涙を流しながら話す。
「すみません。すみません。でも、俺のせいで、俺のせいで。お……俺を守る為に、悠暉さんはその後、右手の爪をはがされたと聞きました」
「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」
「それが、君とタマに手出ししない条件だったから。もう、生えているから大丈夫。」
右手を裏返して爪を見せる悠暉。
悠暉の爪を剥いだだと。千春と目配せをする。そいつら潰す。
「というかそれ、誰から、聞いたの?」
「あの人達から、聞きました。悠暉さんの爪をピアスの飾りに加工したらしく、それを見せられ、君と猫は見逃すと言われました。」
「こっわっ、なにそれ、こっわっ。ごめん、見せられた君はとっても怖かったよね。」
跡形もなく潰そう。絶対潰す。
「まてまて、悠暉君、それ、幾つの時、というか白猫って、弥咲の家にいる、さくらのことか」
「小学校四年か五年の時の話だよ」
「さくらは今からタマに改名します。」
「いやいや、改名しなくてもいいよ。タマに戻ったら可哀想だよ。折角、可愛い名前つけて貰ったのに。猫パンチが飛んでくるよ。僕に」
「そうですか。悠暉さん、さくらの画像と動画いっぱいあるんです。見ますか?」
「良いの?見たい、ありがとう」
悠暉は紀藤の従兄弟から、スマホを嬉しそうに受け取っていた。
「悠暉、テレビにつないで、大画面で見といで。」
「うん。えっと、弥咲君でいいのかな?これ接続しても大丈夫?」
「あ、俺、自分の名前言っていませんでしたね。すみません。紀藤弥咲と言います。大丈夫です。」
「ありがとう。うわあ」
自分で動こうとする、悠暉を抱き上げた。そのまま、驚いている悠暉をリビングのソファーに運ぶ。
「今日は安静にしている約束だろう。」
頭をなでると嬉しそうに笑った。接続は千春がしていた。一緒に付いてこようとした、紀藤の従兄弟に視線を向け留める。紀藤も、従兄弟の手を掴んでいた
「ありがとう。千秋君、接続ありがとう。千春君」
「どういたしまして、録画もしとくよ。紀藤君もいいかな?」
「はい、大丈夫です。」
「いいの?ありがとう。わあ、タマだ。ごめんね、今だけタマでいてね。」
映し出された猫の画面に悠暉はそう言って微笑んだ。
「はい」
千春が操作リモコンを悠暉に渡して頭を撫でた。
「ありがとう」
嬉しそうに笑う悠暉、ああ、話し合いよりここで悠暉を見ていたい。可愛すぎてそう思ってしまうから困る。千春を見ると、こちらも同じ顔をしていた。きっと考えることは同じ、でも、お互いにずるいから首を振る。片方が話し合いに参加して、片方が悠暉といるなんて、悠暉といる方を選ぶのは当たり前だろう。再度、千春と共に、悠暉の頭を撫でて、紀藤達がいるところに戻った。
基本悠暉は、夢中になると、周りが気にならないタイプだ。だから、紀藤の従兄弟に詳しく聞くことにした。とは言っても、悠暉の耳に入らすつもりもない。だから紙に書き、口から話す内容は日常の事。
「器用なことをしますね。」
そう石田の弟が言った。
「タマ、可愛い」
「タマ、大きくなって」
「すごい。タマ」
そんな悠暉の声や歓声、拍手が聞こえてくる。日常的な会話をしながら、紙では悠暉のことを質問し、聞きだしていく。それが出来るのは俺達3年だけだった。紙に意識が行き過ぎている千冬と千夏、と石田の弟。紀藤の従兄弟は口に出しそうになるのを、紀藤が殴って止めていた。
「「席外す、そのまま続けて」」
悠暉の声が聞こえなくなり、拍手のみになったことに気づいた。悠暉の元へと向かう為、抜けることを伝える。千春と被ったが気にしてはいられない。
「ほら、早く。御礼したいんだろ?」
「うう、強くやりすぎ、悠暉さん、あの時は大変、お世話になりました。ありがとうございます」
「あの時ってどの時だよ。」
紀藤の従兄弟は美濃前にそう突っ込まれていた。悠暉は紀藤の従兄弟の顔をじっと見つめて、そして、ほんの少し目を見開いた気がした。一瞬だった。
「違う、違うよ。お礼を言わないといけないのは僕の方だ。白い猫ちゃん助けてくれた子だよね。白猫のタマ、僕の友達で親友だった。君がタマを助けてくれなかったら、僕は間に合わなかった。そして、巻き込んでごめん。君とタマはその後、大丈夫だった?」
「大丈夫でした。俺が大丈夫なように悠暉さんが動いてくれたから。」
「良かった。あの人達、ねちっこいから、陰ながら心配していたんだ、接触は余計に危険だし、大丈夫だったなら、本当に良かった。会いに来てくれて、ありがとう。」
そう言って、はにかんだ悠暉に、紀藤の従兄弟は泣き出した。慌てる悠暉に彼は涙を流しながら話す。
「すみません。すみません。でも、俺のせいで、俺のせいで。お……俺を守る為に、悠暉さんはその後、右手の爪をはがされたと聞きました」
「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」
「それが、君とタマに手出ししない条件だったから。もう、生えているから大丈夫。」
右手を裏返して爪を見せる悠暉。
悠暉の爪を剥いだだと。千春と目配せをする。そいつら潰す。
「というかそれ、誰から、聞いたの?」
「あの人達から、聞きました。悠暉さんの爪をピアスの飾りに加工したらしく、それを見せられ、君と猫は見逃すと言われました。」
「こっわっ、なにそれ、こっわっ。ごめん、見せられた君はとっても怖かったよね。」
跡形もなく潰そう。絶対潰す。
「まてまて、悠暉君、それ、幾つの時、というか白猫って、弥咲の家にいる、さくらのことか」
「小学校四年か五年の時の話だよ」
「さくらは今からタマに改名します。」
「いやいや、改名しなくてもいいよ。タマに戻ったら可哀想だよ。折角、可愛い名前つけて貰ったのに。猫パンチが飛んでくるよ。僕に」
「そうですか。悠暉さん、さくらの画像と動画いっぱいあるんです。見ますか?」
「良いの?見たい、ありがとう」
悠暉は紀藤の従兄弟から、スマホを嬉しそうに受け取っていた。
「悠暉、テレビにつないで、大画面で見といで。」
「うん。えっと、弥咲君でいいのかな?これ接続しても大丈夫?」
「あ、俺、自分の名前言っていませんでしたね。すみません。紀藤弥咲と言います。大丈夫です。」
「ありがとう。うわあ」
自分で動こうとする、悠暉を抱き上げた。そのまま、驚いている悠暉をリビングのソファーに運ぶ。
「今日は安静にしている約束だろう。」
頭をなでると嬉しそうに笑った。接続は千春がしていた。一緒に付いてこようとした、紀藤の従兄弟に視線を向け留める。紀藤も、従兄弟の手を掴んでいた
「ありがとう。千秋君、接続ありがとう。千春君」
「どういたしまして、録画もしとくよ。紀藤君もいいかな?」
「はい、大丈夫です。」
「いいの?ありがとう。わあ、タマだ。ごめんね、今だけタマでいてね。」
映し出された猫の画面に悠暉はそう言って微笑んだ。
「はい」
千春が操作リモコンを悠暉に渡して頭を撫でた。
「ありがとう」
嬉しそうに笑う悠暉、ああ、話し合いよりここで悠暉を見ていたい。可愛すぎてそう思ってしまうから困る。千春を見ると、こちらも同じ顔をしていた。きっと考えることは同じ、でも、お互いにずるいから首を振る。片方が話し合いに参加して、片方が悠暉といるなんて、悠暉といる方を選ぶのは当たり前だろう。再度、千春と共に、悠暉の頭を撫でて、紀藤達がいるところに戻った。
基本悠暉は、夢中になると、周りが気にならないタイプだ。だから、紀藤の従兄弟に詳しく聞くことにした。とは言っても、悠暉の耳に入らすつもりもない。だから紙に書き、口から話す内容は日常の事。
「器用なことをしますね。」
そう石田の弟が言った。
「タマ、可愛い」
「タマ、大きくなって」
「すごい。タマ」
そんな悠暉の声や歓声、拍手が聞こえてくる。日常的な会話をしながら、紙では悠暉のことを質問し、聞きだしていく。それが出来るのは俺達3年だけだった。紙に意識が行き過ぎている千冬と千夏、と石田の弟。紀藤の従兄弟は口に出しそうになるのを、紀藤が殴って止めていた。
「「席外す、そのまま続けて」」
悠暉の声が聞こえなくなり、拍手のみになったことに気づいた。悠暉の元へと向かう為、抜けることを伝える。千春と被ったが気にしてはいられない。
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