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初めまして、あ弁護士のユウキ・カンノです。(悪徳って言いそうになったよ。セーフ)
あれから4年(お久しぶり、悠暉だよ)2
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う~ん、やっぱり気になる。一人の犯行ではない気がするし、気になることはとりあえず、調べておく方が吉。
これは、幼いころ、近所に住んでいた絹さんから、教えてもらったことだった。絹さんは当時、六十五歳だと言っていたけど、ものすごく若くて、僕は逆年齢詐欺だと思っていたよ。年寄りをこき使うんじゃないが口癖だった。
「心に引っ掛かりがある気になることは調べといたほうが良いさね。後々、その情報が必要になる時が来るからさ」
という教えのもと、気になることを全て、調べていたことがあるのだ。知らぬが仏という言葉が身に染みた時期でもある。
ということで、事務所に戻り、業務を終えた後、調べにジャックさんのところに向かった。
ジャックさん結構、警察の上の状況を無視して動いていたりするからね。そのおかげで結構助かっている人がいるから、上の人はなんとも言えない。
ジャックさんが務めている警察署に行く途中に、見回りを終え、署に帰ってきたらしいジャックさんに会えた。
「ジャックさん」
「ユウキ?どうしたんだ?」
「ちょっと、調べたいことがあって、最近あったあの事件のことだけど、気になって」
「ああ、それなら、俺も気になっていた。だから、隠ぺいしたと言われている事件を調べているところだ。どうもあれが、あの女性一人でやったとは思えないんだよ。此方も隠ぺいに協力していた事実を出したくない分、捜査がおざなりになりそうでな」
「ジャックさんもそう思う?僕も一緒していいかな?」
「いいぞ。ユウキとなら、はかどりそうだ。結構お前のお陰で助かっているところもあるし、本当、こっちに来ていたら、こき使うのに。残念だ」
「うん、僕、弁護士選んで良かったよ。容赦なさそうだもの」
そして、資料室に入らせてもらった。
調べていくうちに、気になる事が増えていく。それを、メモって、家に帰ってから、僕なりに調べてみた。
そして、なんとも最悪な情報と、ある人物達の過去の行いが出るわ、出るわ。
人を取り締まるはずの国家権力って、悪い方に使われやすいのかな?
自分たちのつながりが分かるはずないと慢心して、それぞれ自慢の如く公に上げられていた、過去の情報や、やり取り。
う~ん、親御さん達には、隠ぺいすることより更生させることにお金を使って欲しいものだね。
今回の被害者を含めた彼らが、壊した人の人生の多さに、そのやり方にそのすべてに怒りが湧く。
こういう時、目には目を歯には歯をって言葉が胸の内から出てくる。同じことを繰り返し、反省の色もなく悠々と生きている彼らに、また繰り返そうとする彼らに、思ってしまう。同じ目にあわないと他人の痛みがわからないのかと。
「すぅぅぅはぁぁぁ、すぅぅぅぅぅはぁぁぁぁ」
そんな怒りの感情を深呼吸して落ち着かせる。その被害者達は皆一様に顔が綺麗だった。その中でも、目を引く人物が二人いた。
「双子だ。千春君や千秋君並みにお互いが似てる双子なんて、初めて見たかも」
同じ顔をした双子の写真。何というか、こんなに綺麗な人を見たのは千秋君と千春君以来かもしれない。
そんなことを思って、千春君と千秋君に会いたいなぁと撃沈する。机の冷たさに、高上ってしまった会いたいと思う気持ちを静めさせようと頬を押し付ける。
写真持ってこればよかった。それに齧り付いて動けなくなりそうだから、諦めたけど。
会いたいなぁと思いながら左手にしてある時計をなぞる。17歳の誕生日に二人から貰った時計、その時計にはちょっとした秘密の隠し場所が付いてあって、そこの中に二人に選んでもらったピアスが入っていたりする。
つけると触りまくって、壊しちゃいそうで、開けてもらった穴には自分で買ったピアスを着けている。今つけているピアスも触りすぎてかれこれ、八代目のピアスだ。
この隠し箱に写真を一つくらい加工して入れてこれば、なんて思うも、きっと秘密の隠し場所の意味がなくなりそうだ。ずっと見ちゃう。
≪バッチィィン≫
と自分の頬を叩いて気持ちを戻す
「よし、コーヒーでも飲もう。・・・痛いや、強く叩きすぎた」
一息入れて情報収集。
調べて、出てきた内容に、再度湧き上がってきた怒りは消えなくて、何やっても消えなくて、一睡もできずに朝を迎えた。
「僕がここで怒り狂っても、過去は変えられない。そう、分かっているけど、小説のように巻き戻ってほしいって思ってしまう」
隠ぺいされて、罪を問われる事無く、楽しそうな生活を撮り、インターネットに上げている写真。
どの人物の写真にも、一緒に映っている人の何人かは目に光がなくどこか悲しそうに感じた。
その明暗が分かれるその姿に権力の使い道、間違っては駄目だよとそう思う。
僕ができること、その人達に罪を償ってもらうように悪徳弁護士として弁護すること。そのために全ての罪を調べ上げよう。
これは、幼いころ、近所に住んでいた絹さんから、教えてもらったことだった。絹さんは当時、六十五歳だと言っていたけど、ものすごく若くて、僕は逆年齢詐欺だと思っていたよ。年寄りをこき使うんじゃないが口癖だった。
「心に引っ掛かりがある気になることは調べといたほうが良いさね。後々、その情報が必要になる時が来るからさ」
という教えのもと、気になることを全て、調べていたことがあるのだ。知らぬが仏という言葉が身に染みた時期でもある。
ということで、事務所に戻り、業務を終えた後、調べにジャックさんのところに向かった。
ジャックさん結構、警察の上の状況を無視して動いていたりするからね。そのおかげで結構助かっている人がいるから、上の人はなんとも言えない。
ジャックさんが務めている警察署に行く途中に、見回りを終え、署に帰ってきたらしいジャックさんに会えた。
「ジャックさん」
「ユウキ?どうしたんだ?」
「ちょっと、調べたいことがあって、最近あったあの事件のことだけど、気になって」
「ああ、それなら、俺も気になっていた。だから、隠ぺいしたと言われている事件を調べているところだ。どうもあれが、あの女性一人でやったとは思えないんだよ。此方も隠ぺいに協力していた事実を出したくない分、捜査がおざなりになりそうでな」
「ジャックさんもそう思う?僕も一緒していいかな?」
「いいぞ。ユウキとなら、はかどりそうだ。結構お前のお陰で助かっているところもあるし、本当、こっちに来ていたら、こき使うのに。残念だ」
「うん、僕、弁護士選んで良かったよ。容赦なさそうだもの」
そして、資料室に入らせてもらった。
調べていくうちに、気になる事が増えていく。それを、メモって、家に帰ってから、僕なりに調べてみた。
そして、なんとも最悪な情報と、ある人物達の過去の行いが出るわ、出るわ。
人を取り締まるはずの国家権力って、悪い方に使われやすいのかな?
自分たちのつながりが分かるはずないと慢心して、それぞれ自慢の如く公に上げられていた、過去の情報や、やり取り。
う~ん、親御さん達には、隠ぺいすることより更生させることにお金を使って欲しいものだね。
今回の被害者を含めた彼らが、壊した人の人生の多さに、そのやり方にそのすべてに怒りが湧く。
こういう時、目には目を歯には歯をって言葉が胸の内から出てくる。同じことを繰り返し、反省の色もなく悠々と生きている彼らに、また繰り返そうとする彼らに、思ってしまう。同じ目にあわないと他人の痛みがわからないのかと。
「すぅぅぅはぁぁぁ、すぅぅぅぅぅはぁぁぁぁ」
そんな怒りの感情を深呼吸して落ち着かせる。その被害者達は皆一様に顔が綺麗だった。その中でも、目を引く人物が二人いた。
「双子だ。千春君や千秋君並みにお互いが似てる双子なんて、初めて見たかも」
同じ顔をした双子の写真。何というか、こんなに綺麗な人を見たのは千秋君と千春君以来かもしれない。
そんなことを思って、千春君と千秋君に会いたいなぁと撃沈する。机の冷たさに、高上ってしまった会いたいと思う気持ちを静めさせようと頬を押し付ける。
写真持ってこればよかった。それに齧り付いて動けなくなりそうだから、諦めたけど。
会いたいなぁと思いながら左手にしてある時計をなぞる。17歳の誕生日に二人から貰った時計、その時計にはちょっとした秘密の隠し場所が付いてあって、そこの中に二人に選んでもらったピアスが入っていたりする。
つけると触りまくって、壊しちゃいそうで、開けてもらった穴には自分で買ったピアスを着けている。今つけているピアスも触りすぎてかれこれ、八代目のピアスだ。
この隠し箱に写真を一つくらい加工して入れてこれば、なんて思うも、きっと秘密の隠し場所の意味がなくなりそうだ。ずっと見ちゃう。
≪バッチィィン≫
と自分の頬を叩いて気持ちを戻す
「よし、コーヒーでも飲もう。・・・痛いや、強く叩きすぎた」
一息入れて情報収集。
調べて、出てきた内容に、再度湧き上がってきた怒りは消えなくて、何やっても消えなくて、一睡もできずに朝を迎えた。
「僕がここで怒り狂っても、過去は変えられない。そう、分かっているけど、小説のように巻き戻ってほしいって思ってしまう」
隠ぺいされて、罪を問われる事無く、楽しそうな生活を撮り、インターネットに上げている写真。
どの人物の写真にも、一緒に映っている人の何人かは目に光がなくどこか悲しそうに感じた。
その明暗が分かれるその姿に権力の使い道、間違っては駄目だよとそう思う。
僕ができること、その人達に罪を償ってもらうように悪徳弁護士として弁護すること。そのために全ての罪を調べ上げよう。
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