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第16話 パイズリ旅館で働こう⑤
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従業員の男子寮に入った俺は支給された生活用品を片付けたり、従業員マニュアルに目を通したりしながら時間を過ごした。もともとネットで噂になっていたパイズリ温泉の真偽を確かめるためにやって来た俺は、日帰りを想定していたので着替えはもちろんお泊りセットの用意すらしていなかった。しかし、旅館から短パンやTシャツといった衣類に加え、歯ブラシやドライヤーといった日用品を支給してもらえた。そのほか必要なものは、番頭頭が駅前まで車を出してくれたおかげで買いそろえることができた。領収証を出せば経費で落としてくれるそうで、まさに至れり尽くせりだ。
番頭のリーダーである番頭頭は強面のおじさんだったが、すごく気さくな性格で親切な人だ。面倒見の良い兄貴分的な存在である。買い出しに行く車中で色々な話をしてくれた。
この「紅葉旅館」は江戸時代後期から続く老舗であり、明治には政府要人や財閥関係者を対象にパイズリサービスを行っていた。「紅葉旅館」の女将は代々皆巨乳の持ち主で、初代女将がお忍びで泊まりに来た藩主に頼み込まれてパイズリしたのが発端だとか。明治以降は、女将と仲居頭、選抜された仲居のみでパイズリサービスを行ってきた。
そして現女将の意向からパイズリサービスを一般開放し、仲居を増やして人材育成に力を注いでいる。
新人は最初に、仲居の一般業務を覚えて最低3か月従事する。3か月以上経過し、なおかつバストサイズFカップ以上、仲居頭から推薦があった者のみにパイズリ業務研修受講が許される。パイズリ研修は座学と実技があり、1か月の研修後に筆記試験と実技試験が実施され、合格した者はパイズリ業務を担当できる。
俺は最初、仲居のパイズリサービスに対して軽く考えていた。風俗店の延長みたいに捉えていたが全く違っていた。
番頭頭の話から、今の女将がパイズリサービスに対してすごく真剣に考えていることが伝わって来た。現在でも政府要人をはじめ代議士や経済界の重鎮など、パイズリ好きの各界の大物が来館する。最高レベルのおもてなしパイズリが求められるわけで、それに応えていくには仲居の教育が必要不可欠だ。一般向けのパイズリサービス解放ともなれば、それに応じた人材の確保も必要となる。
時代を読み取り新たな風を吹き込みつつ、さらに最高レベルのおもてなしパイズリという古き良き伝統を守らんとする女将の信念と情熱に、俺は感銘を受け胸が熱くなった。
番頭のリーダーである番頭頭は強面のおじさんだったが、すごく気さくな性格で親切な人だ。面倒見の良い兄貴分的な存在である。買い出しに行く車中で色々な話をしてくれた。
この「紅葉旅館」は江戸時代後期から続く老舗であり、明治には政府要人や財閥関係者を対象にパイズリサービスを行っていた。「紅葉旅館」の女将は代々皆巨乳の持ち主で、初代女将がお忍びで泊まりに来た藩主に頼み込まれてパイズリしたのが発端だとか。明治以降は、女将と仲居頭、選抜された仲居のみでパイズリサービスを行ってきた。
そして現女将の意向からパイズリサービスを一般開放し、仲居を増やして人材育成に力を注いでいる。
新人は最初に、仲居の一般業務を覚えて最低3か月従事する。3か月以上経過し、なおかつバストサイズFカップ以上、仲居頭から推薦があった者のみにパイズリ業務研修受講が許される。パイズリ研修は座学と実技があり、1か月の研修後に筆記試験と実技試験が実施され、合格した者はパイズリ業務を担当できる。
俺は最初、仲居のパイズリサービスに対して軽く考えていた。風俗店の延長みたいに捉えていたが全く違っていた。
番頭頭の話から、今の女将がパイズリサービスに対してすごく真剣に考えていることが伝わって来た。現在でも政府要人をはじめ代議士や経済界の重鎮など、パイズリ好きの各界の大物が来館する。最高レベルのおもてなしパイズリが求められるわけで、それに応えていくには仲居の教育が必要不可欠だ。一般向けのパイズリサービス解放ともなれば、それに応じた人材の確保も必要となる。
時代を読み取り新たな風を吹き込みつつ、さらに最高レベルのおもてなしパイズリという古き良き伝統を守らんとする女将の信念と情熱に、俺は感銘を受け胸が熱くなった。
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