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立花ミサキ
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きっかけは友達からの一言だった。いつものようにタクミと一緒に登校して、お互いちょっと離れた席になっていたから、教室に入ってから別れた。
席に着くと、たまたま近くの席になった賑やかなグループの女の子が私に話しかけてきた。この子はこの席になってから友達になった子で、悪い子ではないがどこか軽い、所謂ギャルといった感じの子だった。
「ねえ、ミサキってあいつと付き合ってんの?」
「え? あいつってもしかしてタクミのこと? ううん、付き合ってないよ」
タクミは小さい時からずっと一緒で、幼馴染の男の子だ。毎日私が起こしに行ってあげないと起きれないダメダメなところもあるけど、優しいし良いところもたくさんある。だけどやっぱり幼馴染だからどちらかと言うと同い年の弟って感じかな。
「ふーん、ミサキっていつもあいつと一緒にいるから、付き合ってんのかと思った。じゃあミサキは今フリーってことで合ってる?」
「ふりー?」
「彼氏いないのかってこと」
「か、彼氏なんて居ないよ」
「お、その感じはまだ彼氏できたことないな? そんじゃあさ一人紹介したい奴がいんだけど」
突然彼氏がいるかと聞かれて、正直戸惑った。もちろんこの歳で彼氏いたことないって言うのがちょっと恥ずかしいというのも合ったけど、それ以上に何かもやっとした気持ちになったんだ。
「で、でもさ。私はタクミも居るし」
「でもタクミってやつの事好きってわけでもないんでしょ?」
「で、でも」
「あのさミサキ、あんたいつまでタクミのこと世話してるつもりなん? このままじ一生タクミの世話で終わっちゃうよ?」
この一言だった。たくみの世話をいつまでするつもりなのか、このままじゃ一生。私の中に今まで無かった感情が芽生えた瞬間だった。
タクミのことは正直言って好きだった。もちろんそれは家族的な好きで、恋愛的な好きじゃないはずだ。
試してみようと思った。
「よろしくミサキちゃん」
「よ、よろしく中島くん」
あの子が紹介してくれたのは、同じクラスの中島くんだった。中島くんはクラスのムードメーカー的な存在で、話がとても上手だった。
お試しで付き合ってみよう。そうなってから、私はタクミに彼氏ができたことを報告して、一緒に登校したりできなくなることを伝えた。この時は多分浮かれてたんだと思う、タクミがどんな表情をしていたかなんて見てなかったんだから。
それからはとても楽しかった。タクミと一緒の時は出来ないことを沢山した。ドキドキして毎日が充実してるってこういう事なんだって、ハッキリ感じた。
その間、タクミがどうしていたのかは分からない。この時の私の視界には、タクミは少しも映っていなかった。
「なあミサキ」
「ん?」
「俺たちさ、もう正式に付き合わないか? もう俺、我慢の限界だ」
この時私は、私たちがまだお試し期間中だったってことをすっかり忘れていた。もう本当に恋人同士だって思っていたから。そして中島君が言っている我慢の限界って言うのも察しはついた。今まで触れなかった部分だったけど、私はもう受け入れていた。そうしたいと自分でも思っていたんだと思う。
だけど私はどことなく恥ずかしくなって、躊躇してしまった。だから一旦落ち着きたくて、駅前のカフェに二人で向かったんだ。そこにタクミがいるとも知らないで。
「…立花さん、手を離してくれますか」
「え?」
そう言われた時、私は初めてタクミがどんな顔をしているのかを目にした。無機質で暗くて、それでいてどこか蔑んでいるような目だ。私の知っているタクミは優しくて面倒くさがりだけど、優しい目をしていた。それが今や凍えるような冷たい目で私を見ている。一気に全身が冷えた気がした。
タクミがそのあと続けて行った言葉は、もっともな事だった。仕事をしている最中に腕を掴んでまでそれを引き留めて。私のやったことは、そういう目をされても仕方ないことだったんだ。
「なんだあいつ。感じ悪」
中島君はその後すぐお店から出て行くと言い、結局その後タクミと話す機会はなかった。
帰り道、私はずっとタクミのことを考えていた。隣で延々とタクミの悪口を言っている中島くんの事もあって、もう頭がおかしくなりそうだった。
「それで、さっきの話の続きなんだけど、俺たち正式に付き合わないか? そしたらさ、この後俺んちに行って、その…」
「…ごめん、今日は気分が悪いから帰るね」
「そうか。チッ、あいつのせいで」
そうやって舌打ちする中島君の顔は、今まで私が見てきた中島君が嘘だったかのような、醜い顔をしていた。
家に着いて、私は着替えもせずに布団に潜った。もう何も考えたくなかったから。
翌日、私は久しぶりにタクミを迎えに行こうと隣の家に向かった。昨日のことを謝りたかったし、何よりタクミが変わってしまったのだと思いたくなかったから。
インターホンを押すと、妹のミオちゃんが出てくれた。タクミを迎えにきたと言うと、困った顔で帰ってくれと言われた。
「ど、どうしてダメなの?」
「いや、あの普通にわかるともうんですけど、ミサキさん彼氏いるんですよね? だったらお兄ちゃんと一緒に登校するのは良くないと思いますけど」
「そ、それは今日だけだから! 彼氏にも後でちゃんと言うし」
そういうと、ミオちゃんの顔が少しだけ怒ったような顔になった。
「私、ミサキさんはお兄ちゃんが好きなんだと思ってました。だからお兄ちゃんにミサキさんに彼氏が出来たって聞いた時すごく驚いたんです。でも何より驚いたのはミサキさんがもうお兄ちゃんと話さないって言ったって言うことでした」
「そ、それは」
正確には話さないとは言っていなかった。だけど、あれから私は昨日までタクミと話していなかったのだから、同じことだ。
「あの後のお兄ちゃん、すごく落ち込んでたんです。それを誤魔化すために、変に勉強ばっかりしたり、バイト始めたりして、それで最近ようやくちょっとは良くなってきて。私はまたあんなお兄ちゃんは見たくありません。抜け殻みたいになって、時々苦しそうにするお兄ちゃんの姿なんて、見たくないんです。ミサキさんがどう言う人間関係を築くとか、どう考えるかは本人の自由ですから、何も言えません。だからせめてもうお兄ちゃんに関わるのはやめてください。お願いします」
私は頭を下げるミオちゃんに何も言えなくなった。タクミがどうなっているかなんて、全く気にもしていなかったから。自分が楽しくしてた間に、大切だと思っていた人は苦しんでいた。
ミオちゃんが言っていたように、私に責任はないのかもしれない。だけど、あの時の私の言動を思い返すと、確かに私はタクミを切り捨てたのだ、まるでもう要らなくなったと言わんばかりに。
吐き気がした。自分自身に。
学校について椅子に座っていると、中島くんと付き合うようになってから話すようになった子たちが近寄ってきた。どうやら昨日のことを中島君が喋ったらしい。私は否定しようとした。けど全部中島君に止められて、いいように変更されて伝わった。私にはどうすることも出来なかった。
グループ内でも一番目立つ男の子と女の子が、タクミに抗議しに行った。タクミはしっかりとした口調で、淡々と反論した。途中、タクミが私の方を見たが、咄嗟に視線を逸らしてしまった。また、あの目で見られるのが怖かったからだ。
結局嘘がばれて、私と中島君はグループ内で責められた。当然だ。
チラリと中島君の横顔を見ると、その顔は怒りに染まっていた。
私はなんでこの人が好きだと思っていたのだろう。
分からない。
席に着くと、たまたま近くの席になった賑やかなグループの女の子が私に話しかけてきた。この子はこの席になってから友達になった子で、悪い子ではないがどこか軽い、所謂ギャルといった感じの子だった。
「ねえ、ミサキってあいつと付き合ってんの?」
「え? あいつってもしかしてタクミのこと? ううん、付き合ってないよ」
タクミは小さい時からずっと一緒で、幼馴染の男の子だ。毎日私が起こしに行ってあげないと起きれないダメダメなところもあるけど、優しいし良いところもたくさんある。だけどやっぱり幼馴染だからどちらかと言うと同い年の弟って感じかな。
「ふーん、ミサキっていつもあいつと一緒にいるから、付き合ってんのかと思った。じゃあミサキは今フリーってことで合ってる?」
「ふりー?」
「彼氏いないのかってこと」
「か、彼氏なんて居ないよ」
「お、その感じはまだ彼氏できたことないな? そんじゃあさ一人紹介したい奴がいんだけど」
突然彼氏がいるかと聞かれて、正直戸惑った。もちろんこの歳で彼氏いたことないって言うのがちょっと恥ずかしいというのも合ったけど、それ以上に何かもやっとした気持ちになったんだ。
「で、でもさ。私はタクミも居るし」
「でもタクミってやつの事好きってわけでもないんでしょ?」
「で、でも」
「あのさミサキ、あんたいつまでタクミのこと世話してるつもりなん? このままじ一生タクミの世話で終わっちゃうよ?」
この一言だった。たくみの世話をいつまでするつもりなのか、このままじゃ一生。私の中に今まで無かった感情が芽生えた瞬間だった。
タクミのことは正直言って好きだった。もちろんそれは家族的な好きで、恋愛的な好きじゃないはずだ。
試してみようと思った。
「よろしくミサキちゃん」
「よ、よろしく中島くん」
あの子が紹介してくれたのは、同じクラスの中島くんだった。中島くんはクラスのムードメーカー的な存在で、話がとても上手だった。
お試しで付き合ってみよう。そうなってから、私はタクミに彼氏ができたことを報告して、一緒に登校したりできなくなることを伝えた。この時は多分浮かれてたんだと思う、タクミがどんな表情をしていたかなんて見てなかったんだから。
それからはとても楽しかった。タクミと一緒の時は出来ないことを沢山した。ドキドキして毎日が充実してるってこういう事なんだって、ハッキリ感じた。
その間、タクミがどうしていたのかは分からない。この時の私の視界には、タクミは少しも映っていなかった。
「なあミサキ」
「ん?」
「俺たちさ、もう正式に付き合わないか? もう俺、我慢の限界だ」
この時私は、私たちがまだお試し期間中だったってことをすっかり忘れていた。もう本当に恋人同士だって思っていたから。そして中島君が言っている我慢の限界って言うのも察しはついた。今まで触れなかった部分だったけど、私はもう受け入れていた。そうしたいと自分でも思っていたんだと思う。
だけど私はどことなく恥ずかしくなって、躊躇してしまった。だから一旦落ち着きたくて、駅前のカフェに二人で向かったんだ。そこにタクミがいるとも知らないで。
「…立花さん、手を離してくれますか」
「え?」
そう言われた時、私は初めてタクミがどんな顔をしているのかを目にした。無機質で暗くて、それでいてどこか蔑んでいるような目だ。私の知っているタクミは優しくて面倒くさがりだけど、優しい目をしていた。それが今や凍えるような冷たい目で私を見ている。一気に全身が冷えた気がした。
タクミがそのあと続けて行った言葉は、もっともな事だった。仕事をしている最中に腕を掴んでまでそれを引き留めて。私のやったことは、そういう目をされても仕方ないことだったんだ。
「なんだあいつ。感じ悪」
中島君はその後すぐお店から出て行くと言い、結局その後タクミと話す機会はなかった。
帰り道、私はずっとタクミのことを考えていた。隣で延々とタクミの悪口を言っている中島くんの事もあって、もう頭がおかしくなりそうだった。
「それで、さっきの話の続きなんだけど、俺たち正式に付き合わないか? そしたらさ、この後俺んちに行って、その…」
「…ごめん、今日は気分が悪いから帰るね」
「そうか。チッ、あいつのせいで」
そうやって舌打ちする中島君の顔は、今まで私が見てきた中島君が嘘だったかのような、醜い顔をしていた。
家に着いて、私は着替えもせずに布団に潜った。もう何も考えたくなかったから。
翌日、私は久しぶりにタクミを迎えに行こうと隣の家に向かった。昨日のことを謝りたかったし、何よりタクミが変わってしまったのだと思いたくなかったから。
インターホンを押すと、妹のミオちゃんが出てくれた。タクミを迎えにきたと言うと、困った顔で帰ってくれと言われた。
「ど、どうしてダメなの?」
「いや、あの普通にわかるともうんですけど、ミサキさん彼氏いるんですよね? だったらお兄ちゃんと一緒に登校するのは良くないと思いますけど」
「そ、それは今日だけだから! 彼氏にも後でちゃんと言うし」
そういうと、ミオちゃんの顔が少しだけ怒ったような顔になった。
「私、ミサキさんはお兄ちゃんが好きなんだと思ってました。だからお兄ちゃんにミサキさんに彼氏が出来たって聞いた時すごく驚いたんです。でも何より驚いたのはミサキさんがもうお兄ちゃんと話さないって言ったって言うことでした」
「そ、それは」
正確には話さないとは言っていなかった。だけど、あれから私は昨日までタクミと話していなかったのだから、同じことだ。
「あの後のお兄ちゃん、すごく落ち込んでたんです。それを誤魔化すために、変に勉強ばっかりしたり、バイト始めたりして、それで最近ようやくちょっとは良くなってきて。私はまたあんなお兄ちゃんは見たくありません。抜け殻みたいになって、時々苦しそうにするお兄ちゃんの姿なんて、見たくないんです。ミサキさんがどう言う人間関係を築くとか、どう考えるかは本人の自由ですから、何も言えません。だからせめてもうお兄ちゃんに関わるのはやめてください。お願いします」
私は頭を下げるミオちゃんに何も言えなくなった。タクミがどうなっているかなんて、全く気にもしていなかったから。自分が楽しくしてた間に、大切だと思っていた人は苦しんでいた。
ミオちゃんが言っていたように、私に責任はないのかもしれない。だけど、あの時の私の言動を思い返すと、確かに私はタクミを切り捨てたのだ、まるでもう要らなくなったと言わんばかりに。
吐き気がした。自分自身に。
学校について椅子に座っていると、中島くんと付き合うようになってから話すようになった子たちが近寄ってきた。どうやら昨日のことを中島君が喋ったらしい。私は否定しようとした。けど全部中島君に止められて、いいように変更されて伝わった。私にはどうすることも出来なかった。
グループ内でも一番目立つ男の子と女の子が、タクミに抗議しに行った。タクミはしっかりとした口調で、淡々と反論した。途中、タクミが私の方を見たが、咄嗟に視線を逸らしてしまった。また、あの目で見られるのが怖かったからだ。
結局嘘がばれて、私と中島君はグループ内で責められた。当然だ。
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