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ある日帰り道で
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ある日のバイト帰り。途中にある公園で、ベンチに俯いて座っているスーツ姿の女の人を見かけた。周りには誰もおらず、本当に一人だ。時間も時間で、もう辺りは真っ暗だと言うのに、大丈夫なのだろうか。そう思って、からにもなく俺は近くの自販機でお茶を2本買って近づいて行った。
「あの、大丈夫ですか?」
「…」
返事がない。まさか寝ているのか? それとももしかして、何かの病気ということもあるかもしれない。何にせよ放置出来なかったので、肩を揺すって起こそうとしてみる。
「もしもーし、大丈夫ですかー?」
そうやって結構大きめで声をかけながら揺すっていると、くぐもったような声が聞こえてきた。どうやら眠っていただけらしい。
「起きましたか? お茶飲みます?」
「いただくわ」
綺麗な声だった。起き上がった彼女はお茶を受け取ると、蓋を開けて一気に飲み始めた。さっき起こす時にわかったが、どうやらお酒を飲んでいたらしい。水の方が良かったかもしれないが、まあ仕方ない。
ある程度飲んで落ち着いた後、彼女はゆっくりと俺の方を見た。しゃがんで介抱していたから結構顔が近い。
「こんな酔っ払いの女がいて何もしないで介抱してくれるなんて、あなたいい人ね」
「え、あ、いえ」
「学生さん? 大学生かしら?」
「いえ、自分は高校生です」
「高校生!? 私高校生にお世話にっちゃったの!?」
俺が高校生だと言うことに驚いたのか、はたまた高校生に世話になってしまったことに驚いたのかは分からないが、今日は私服で出勤していたし、辺りも暗いので大学生に間違えられても不思議じゃない。普通は高校生が出歩く時間じゃないしね。
「そんなことより、ここから一人で帰れそうですか? だいぶ酔ってたみたいですけど」
「うーん、まだちょっとフラフラして動けそうにないわね。もうちょっとだけここで休んでいくわ」
「そうですか。それじゃあ失礼して」
「あら?」
俺が彼女から人一人分開けた位置に座ると、彼女は不思議そうな顔をして声を出した。
「もしかして、私が動けるようになるまで一緒に居てくれるの?」
「はい、流石にここで一人にするのはまずいですから。公園って意外に変な人が来たりしますしね」
「ふふっ、優しいのね。高校生ならさぞモテるでしょう?」
「いえ、残念ながら生まれてこの方一度もモテたことありませんよ」
ここで逆にあなたはめちゃくちゃモテそうですね、とは言わない。いや実際ほんとにモテそうなのだが、セクハラ発言になりそうだしな。
「そうなの? ちなみに私は昔はめちゃくちゃモテたわよ!」
聞いてもないのに自分で突っ込んできた、もうこうなったら話を合わせて行くしかない。この感じならセクハラで訴えたりしないだろう、多分。
「昔って言うか、今もすごくモテてるんじゃないですか?」
「今はもうダメよ。私、こう見えてももう30近いんだから」
「そうなんですか? 全然見えませんでした。20代前半ぐらいかと思ってましたよ」
「もう、お世辞がうまいわね、最近の子は」
これはお世辞じゃなく本当にそう思っていた。見た感じ本当に20代前半ぐらいにしか見えない。とはいえ何かキリッとした感じもあるので、20代後半と言われればそうかもって気もしてくるが。
「私ね、堂島ミサキって言うの。あなたは?」
「ずいぶん急ですね。俺は城田タクミです」
「タクミ君か。いい名前ね」
「ありがとうございます。ミサキ、さんもいい名前だと思いますよ」
ミサキという名前だと、どうしてもあっちのミサキを思い出してしまう。ちょっと顔が歪みそうになるが、何とか耐え切った。
「んー? タクミ君もしかしてミサキって名前の彼女でもいた?」
「え? な、何でですか?」
「君が私の名前を呼ぶ時、ちょっとだけ間があったから。そうかなぁって」
「ああ、でも彼女じゃないです。幼馴染ってやつですね。ちなみに彼女は居たことないです」
「あ、幼馴染ちゃんか。でもタクミ君、その子のこと好きだったんでしょ?」
何でこんなにズバズバと俺のことを言い当ててくるのだろうが、もしかしてエスパー? そんな馬鹿な。
「仕事柄ちょっとした表情とかでわかっちゃうのよ。そういうの。もし私でよかったら、お茶のお礼にお話聞こうか?」
何を言ってるんだと思ったけど、まあそれはそれで後腐れなくていいかもしれないと思った。だから全部話した、ミサキのこと中島のこと、この前のバイト先での事も。
「そっか」
「まあ、こんな感じです。大人のミサキさんからしたらこんなの茶番にしかならないでしょうけど、これが今まであった事ですね」
「茶番だなんて思ってないわ。人それぞれ、そういうエピソードはあるものよ。それにしても不幸のタネか」
「このぐらいで不幸なんて言ってたら、甘ちゃんですかね?」
「ふふ、そうかもね。でもねそれで言ったら私なんてもっと甘甘のあまちゃんよ。タクミ君がタネなら、私はもう不幸の花五分咲きってところね」
不幸のタネなんて、馬鹿らしいことを言ったのに、それに乗っかって自分は花だなんて言ってくるとは思わなかった。それに、全然そんなふうにも見えなかった。
「あ、今どこがって思ったでしょ? いいわ、タクミ君の話も聞いたんだもの、今度は私の事も聞かせてあげる」
「あの、無理して話さなくてもいいですよ?」
「いいの! 私が話したいの! 私ね、今日友達の婚前パーティーに行ってきたんだ。仕事終わって直行だから、こんな格好なんだけどね」
「婚前パーティーですか。そういうのもあるんですね」
「そうよ。まあでも、婚前パーティーとなると流石にお金がある人しかやらないけどね。それでね、私今まで沢山友達の結婚式に出てきたわ。みんな幸せそうで、キラキラしてて良いなぁって思いながら。いつかは私も何て思ったりして」
「…」
「でもね、そのいつかは来ないまま。そして明日、最後に残ってた親友が結婚して行くわ。私、嬉しいんだか悲しいんだかよく分からなくなっちゃって、お酒飲み過ぎちゃってね。それで今ここって感じなの。どう? 笑っちゃうでしょ?」
「笑うわけないじゃないですか。でも不思議ですね、ミサキさんすごい美人だし、結婚何てすぐ出来そうな気がするんですけど」
そういうと、ミサキは困ったような苦笑いを浮かべた。
「皆んなそう言ってくれるんだけどね。でも私、今年で28だけど今まで一度も誰かと付き合ったことないの。君と同じでね」
そんな馬鹿な、と思った。こんな美人で賢そうな女性を放っておくなんて、この人の周りの男は見る目無さすぎなんじゃないだろうか。
そのほかあり得るとしたらミサキさんの方が壁を作っているとかかもしれないが、どうだろう。
「ミサキさんは婚活とか合コンとかは行くんですか?」
「そこそこ行ってはいるんだけどね。みんな私の年齢と所作から、私が処女拗らせてめんどくさい女だと思ってるのかな、誰も近づいて来ないのよ。話そうとしても、逃げられるしね」
いつの間にかミサキさんの愚痴を聞く係になってしまった俺。正直なんと答えたらいいのか全く分からないが、真剣に聞くことだけは忘れない。
「あはは、ごめんね、私の方がいっぱい聞いてもらっちゃって。つまんなかったよね」
「そんなことはないです。こうやって話を聞かせてもらうのは、聞いてもらうのと同じぐらい自分の心の整理につながりましたし、偶然たまたまの出会いでしたけど、ミサキさんに会えて良かったと思います」
「……ねえタクミ君、もし、もしよかったらなんだけど、連絡先交換しない? あ、変な意味とかじゃなくて、こうやってまた愚痴聞いたり聞かせたり出来たらなぁって思って。い、嫌だったら無理にとは言わないから!」
「もちろん良いですよ! 綺麗なお姉さんの連絡先をゲット出来て俺はラッキーですね!」
「あ、ありがとう」
思いがけず、幼馴染と同じ名前の女性と出会った。この出会いが、後にどんなことをもたらすのかは分からない。だけど、この本の数十分の間、俺はなんだか温かい気持ちになっていたのは間違いなかった。
「あの、大丈夫ですか?」
「…」
返事がない。まさか寝ているのか? それとももしかして、何かの病気ということもあるかもしれない。何にせよ放置出来なかったので、肩を揺すって起こそうとしてみる。
「もしもーし、大丈夫ですかー?」
そうやって結構大きめで声をかけながら揺すっていると、くぐもったような声が聞こえてきた。どうやら眠っていただけらしい。
「起きましたか? お茶飲みます?」
「いただくわ」
綺麗な声だった。起き上がった彼女はお茶を受け取ると、蓋を開けて一気に飲み始めた。さっき起こす時にわかったが、どうやらお酒を飲んでいたらしい。水の方が良かったかもしれないが、まあ仕方ない。
ある程度飲んで落ち着いた後、彼女はゆっくりと俺の方を見た。しゃがんで介抱していたから結構顔が近い。
「こんな酔っ払いの女がいて何もしないで介抱してくれるなんて、あなたいい人ね」
「え、あ、いえ」
「学生さん? 大学生かしら?」
「いえ、自分は高校生です」
「高校生!? 私高校生にお世話にっちゃったの!?」
俺が高校生だと言うことに驚いたのか、はたまた高校生に世話になってしまったことに驚いたのかは分からないが、今日は私服で出勤していたし、辺りも暗いので大学生に間違えられても不思議じゃない。普通は高校生が出歩く時間じゃないしね。
「そんなことより、ここから一人で帰れそうですか? だいぶ酔ってたみたいですけど」
「うーん、まだちょっとフラフラして動けそうにないわね。もうちょっとだけここで休んでいくわ」
「そうですか。それじゃあ失礼して」
「あら?」
俺が彼女から人一人分開けた位置に座ると、彼女は不思議そうな顔をして声を出した。
「もしかして、私が動けるようになるまで一緒に居てくれるの?」
「はい、流石にここで一人にするのはまずいですから。公園って意外に変な人が来たりしますしね」
「ふふっ、優しいのね。高校生ならさぞモテるでしょう?」
「いえ、残念ながら生まれてこの方一度もモテたことありませんよ」
ここで逆にあなたはめちゃくちゃモテそうですね、とは言わない。いや実際ほんとにモテそうなのだが、セクハラ発言になりそうだしな。
「そうなの? ちなみに私は昔はめちゃくちゃモテたわよ!」
聞いてもないのに自分で突っ込んできた、もうこうなったら話を合わせて行くしかない。この感じならセクハラで訴えたりしないだろう、多分。
「昔って言うか、今もすごくモテてるんじゃないですか?」
「今はもうダメよ。私、こう見えてももう30近いんだから」
「そうなんですか? 全然見えませんでした。20代前半ぐらいかと思ってましたよ」
「もう、お世辞がうまいわね、最近の子は」
これはお世辞じゃなく本当にそう思っていた。見た感じ本当に20代前半ぐらいにしか見えない。とはいえ何かキリッとした感じもあるので、20代後半と言われればそうかもって気もしてくるが。
「私ね、堂島ミサキって言うの。あなたは?」
「ずいぶん急ですね。俺は城田タクミです」
「タクミ君か。いい名前ね」
「ありがとうございます。ミサキ、さんもいい名前だと思いますよ」
ミサキという名前だと、どうしてもあっちのミサキを思い出してしまう。ちょっと顔が歪みそうになるが、何とか耐え切った。
「んー? タクミ君もしかしてミサキって名前の彼女でもいた?」
「え? な、何でですか?」
「君が私の名前を呼ぶ時、ちょっとだけ間があったから。そうかなぁって」
「ああ、でも彼女じゃないです。幼馴染ってやつですね。ちなみに彼女は居たことないです」
「あ、幼馴染ちゃんか。でもタクミ君、その子のこと好きだったんでしょ?」
何でこんなにズバズバと俺のことを言い当ててくるのだろうが、もしかしてエスパー? そんな馬鹿な。
「仕事柄ちょっとした表情とかでわかっちゃうのよ。そういうの。もし私でよかったら、お茶のお礼にお話聞こうか?」
何を言ってるんだと思ったけど、まあそれはそれで後腐れなくていいかもしれないと思った。だから全部話した、ミサキのこと中島のこと、この前のバイト先での事も。
「そっか」
「まあ、こんな感じです。大人のミサキさんからしたらこんなの茶番にしかならないでしょうけど、これが今まであった事ですね」
「茶番だなんて思ってないわ。人それぞれ、そういうエピソードはあるものよ。それにしても不幸のタネか」
「このぐらいで不幸なんて言ってたら、甘ちゃんですかね?」
「ふふ、そうかもね。でもねそれで言ったら私なんてもっと甘甘のあまちゃんよ。タクミ君がタネなら、私はもう不幸の花五分咲きってところね」
不幸のタネなんて、馬鹿らしいことを言ったのに、それに乗っかって自分は花だなんて言ってくるとは思わなかった。それに、全然そんなふうにも見えなかった。
「あ、今どこがって思ったでしょ? いいわ、タクミ君の話も聞いたんだもの、今度は私の事も聞かせてあげる」
「あの、無理して話さなくてもいいですよ?」
「いいの! 私が話したいの! 私ね、今日友達の婚前パーティーに行ってきたんだ。仕事終わって直行だから、こんな格好なんだけどね」
「婚前パーティーですか。そういうのもあるんですね」
「そうよ。まあでも、婚前パーティーとなると流石にお金がある人しかやらないけどね。それでね、私今まで沢山友達の結婚式に出てきたわ。みんな幸せそうで、キラキラしてて良いなぁって思いながら。いつかは私も何て思ったりして」
「…」
「でもね、そのいつかは来ないまま。そして明日、最後に残ってた親友が結婚して行くわ。私、嬉しいんだか悲しいんだかよく分からなくなっちゃって、お酒飲み過ぎちゃってね。それで今ここって感じなの。どう? 笑っちゃうでしょ?」
「笑うわけないじゃないですか。でも不思議ですね、ミサキさんすごい美人だし、結婚何てすぐ出来そうな気がするんですけど」
そういうと、ミサキは困ったような苦笑いを浮かべた。
「皆んなそう言ってくれるんだけどね。でも私、今年で28だけど今まで一度も誰かと付き合ったことないの。君と同じでね」
そんな馬鹿な、と思った。こんな美人で賢そうな女性を放っておくなんて、この人の周りの男は見る目無さすぎなんじゃないだろうか。
そのほかあり得るとしたらミサキさんの方が壁を作っているとかかもしれないが、どうだろう。
「ミサキさんは婚活とか合コンとかは行くんですか?」
「そこそこ行ってはいるんだけどね。みんな私の年齢と所作から、私が処女拗らせてめんどくさい女だと思ってるのかな、誰も近づいて来ないのよ。話そうとしても、逃げられるしね」
いつの間にかミサキさんの愚痴を聞く係になってしまった俺。正直なんと答えたらいいのか全く分からないが、真剣に聞くことだけは忘れない。
「あはは、ごめんね、私の方がいっぱい聞いてもらっちゃって。つまんなかったよね」
「そんなことはないです。こうやって話を聞かせてもらうのは、聞いてもらうのと同じぐらい自分の心の整理につながりましたし、偶然たまたまの出会いでしたけど、ミサキさんに会えて良かったと思います」
「……ねえタクミ君、もし、もしよかったらなんだけど、連絡先交換しない? あ、変な意味とかじゃなくて、こうやってまた愚痴聞いたり聞かせたり出来たらなぁって思って。い、嫌だったら無理にとは言わないから!」
「もちろん良いですよ! 綺麗なお姉さんの連絡先をゲット出来て俺はラッキーですね!」
「あ、ありがとう」
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