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第6章
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俺とセラスはセラスの船体に乗り込み、俺は操縦席に座った。以前と同じように操縦席が浮き上がり、全方位モニターが周囲を映す。
そして船体のエンジンが駆動を始める。そこまでは同じだ。だが、セラスと同期した俺にははっきりと感じられる。その駆動が、出力が、以前とは違うことに。
「システム、全て正常。コーイチ、発進命令を!」
セラスもそれが分かっているのか、力強く微笑む。
「ああ。行け! セラス! 宇宙戦艦セラスチウム発進!」
セラスの笑顔が勇気をくれる。俺もセラスに笑い返し、告げる。
「はい! セラスチウム、発進します!」
とてつもない力を銀色の粒子に変えて周囲に振り撒きながら、セラスチウムは空間の狭間を突き破り、宇宙空間へと出た。その横にブラックサレナも姿を現す。
「ふふふ、いい感じね~」
「私の時とは桁違いですね・・・」
立体ディスプレイにカルティ達の姿が映る。
「こころ達はどこだ?」
「ああ、今捕捉した。データを送る」
俺の前にモニターが現れ、ラナンキュラスの現在位置と航跡が表示される。こころの奴、わざわざヴァルミン達を誘うように木星近くのヴァルミン達に近付いてから、太陽系から十光年以上も離れた場所にワープしてやがる。よく分らんがプロキオンとかいう恒星の近くか。誘われるままに10万のヴァルミン艦隊もこころ達を追っているようだ。
「俺達も行くぞ!」
「はい、コーイチ。超高速航行機関、起動します!」
セラスチウムの通常エンジンが激しく駆動を開始する。
「ほう、だいぶマスターぶりがさまになってきたじゃないか?」
ディスプレイの向こう側でサレナがにやりと笑った。おうよ、俺だってやる時はやってやるさ! なんてったって女神様が力をくれてるんだからな!
セラスチウムとブラックサレナは、超高速航行を開始した。周囲は星々の煌めく宇宙から虹色の空間へと変化する。
「こころはどうするつもりなんだ?」
「えっとね~、こころちゃんがこの宇宙に来た時の壊れた宇宙船を、内緒でラナに運び込んだみたいなのよ。ラナは次元に干渉できるから、その船のシステムを解析できれば別の宇宙へ転移することも可能だと思うわ~」
俺の問いにカルティが答える。そういえば一昨日どこかへ行ってたな。その時から準備してたのか。いや、この宇宙に来た時から、みんなに迷惑かけないつもりでいたんだな、こころの奴・・・
「あら、知ってて黙ってた私を怒らないの?」
「べつに。結果が変わったとは思えないしな。それに問題なのはこれからだ」
そうだ。逃げ続けるしかない、こころの運命を俺達が変えてやる!
「あら。思ってたより大物なのね~。これは本当にお任せできちゃうかな?」
カルティは嬉しそうに笑う。
「なんだよ、それ?」
「ん~? 私の存在意義ってとこかな~?」
「よけい分らん」
「そう~? じゃあ着くまでに告白してあげる~」
「な、なんだよ、告白って?!」
「ん~? 私はね、超天才だけど、孤児だったから、奨学金とか貰う為に勉強ばっかりしてたのよ~」
人の話聞かねぇし。まあ、恐れてたような話じゃなさそうだから良いけど。
「だからね~、あんまりエンタメ的な本とかは読めなかったんだけど、それでも好きな本があったの~」
「ほう」
「それはね~、すごい剣を手に入れた英雄がお姫様と世界を救うお話なの~」
「へえ」
変人かと思ってたけど、お姫様に憧れるなんてフツーの女子っぽい所もあるんだな。
「その物語のね、すごい剣を造る鍛冶職人に、私憧れたんだ~」
「フツーじゃねぇな?!」
「そう~? それでね、ヴァルミンが現れた時、私はいつか出会う英雄の為にすごい戦艦を造ろうと思ったの~。で、この娘達を生んだのよ~」
その英雄ってのが俺だってのか? サレナもそんなこと言ってたけど、俺はそんなガラじゃないな。こころは絶対に守ってやりたいし、その為ならなんだってするけど、世界を救うなんてことは無理そうだ。
だけど、カルティはにっこりと微笑んだ。その笑顔はとても可憐で愛らしかった。まずい、変人とは言え、こんな美少女に微笑まれると、どきっとする。
「目的の座標へ、出ます!」
話の途中だったが、セラスがそう告げた。次の瞬間、虹色の空間から、元の星屑の中の宇宙へ、俺達は突入する。
「こころ!」
俺は叫んだ。ラナンキュラスの黄色い船体が、ヴァルミン達から攻撃を受けているのがモニターに拡大されて映る。
ヴァルミンの戦艦は多種多彩だ。いくつもの宇宙の戦艦を乗っ取ってきたのだろう。戦闘機のようなもの、海に浮かぶ船のようなもの、円盤型のようなものや葉巻型、円柱状のようなものまである。
とんでもない数のそんなヴァルミン共は幾つもの列を作り、まるで無数の頭を持つ大蛇のように上下左右から、逃げるラナンキュラスへ波状攻撃を仕掛けている!
「セラス!」
「はい! 主砲、時空振動砲準備します!」
時空干渉機関が駆動し、船体が鈍く震える。前には無かった手応えだ。俺は照準モニターを睨み、トリガーに手を添える。セラスチウムの船首から、巨大な五叉の槍が敵へ向けて突き出された。
「主砲、発射準備完了!」
「こころから離れろ! くらえ! 時空振動砲!」
俺はトリガーを力いっぱい引く。この宇宙の構成そのものに干渉する、とてつもない力を秘めた白銀の波が、ヴァルミン艦隊へ向けて放たれた。
眩しく輝く銀の波は敵艦隊を一閃し、数千の敵艦を一瞬で粒子に分解する。強制的に分解された分子のエネルギーは光と振動に変化し、すさまじい爆発を起こした。ヴァルミン達は隊列と解き、バラバラに分散して後退を始める。
「こころ!」
俺は叫ぶようにこころを呼んだ。
「好一君?! セラスちゃん?!」
通信が繋がって、こころとラナの姿が立体ディスプレイに現れる。
「来て・・・くれたの?」
こころは涙ぐむ。
「あたりまえだ! 俺もこころのことが大好きなんだよ!」
言った。言ってしまった。勢いに任せて。こころは涙をぽろぽろと流しながら、嬉しそうに微笑む。うぅ、気恥ずかしい・・・
「まあ、ここに来たことは褒めてやる、です。でもセラスはどうするつもりだこのクソ外道、です」
むすっとした顔でラナが言う。ええい、ここまで言ってしまったら、もう最後まで言ってやらあ!
「セラスも大好きだよ! 二人とも大好きだ! 二人が一緒でなきゃ、俺は嫌だ!」
「うぎゃー! この最低強欲淫乱男め、です! 堂々と二股宣言しやがった、です! もう死ね、です!」
「死なねえよ! 俺はセラスと、どんな敵からでもこころを守ってやるんだ!」
「むぎゃー?! |*@#$%&!!!!」
ラナが言葉にならない叫び声を上げた。それを見て、セラスはくすくすと笑い、こころも涙をこぼしながら泣き顔を大きく歪めて笑う。
「ごめんなさい、こころ」
「セラスちゃん?」
微笑を押さえて、セラスはこころに話しかけた。
「私、こころがコーイチにキスした時、こころが居なければ良かったのにと思ってしまいました。私、汚いんです、醜いんです。だから恥ずかしくてこころに会わす顔がありませんでした」
「なんだ、そんなことだったの」
こころは涙を拭きながら答える。
「だったら私も汚くて醜いよ。セラスちゃんみたいに、好一君の傍にずっと居たい。羨ましいって思ってたんだから」
「ぐぎょー?! 二人とも頭おかしい、です! こんなゴミクズ二股男に、です!」
ラナが叫ぶ。悪かったな、ちくしょう。こころとセラスはくすくすと笑う。
「だってしょうがないよ、好きなんだもん」
「そうですね、好きなんですから」
うぅ、二人ともありがとう・・・ごめん、そして嬉しいよ。だけど恥ずかしい・・・
「おい、痴話は後にしろ。ヴァルミン共が体勢を立て直したようだぞ?」
サレナが呆れた顔で割って入る。ヴァルミン達は僅かな間に体勢を立て直していた。前方に巨大な半球形の包囲網を敷き、後方にも無数の戦列が回り込み俺達の退路を断とうと動いている。
そして船体のエンジンが駆動を始める。そこまでは同じだ。だが、セラスと同期した俺にははっきりと感じられる。その駆動が、出力が、以前とは違うことに。
「システム、全て正常。コーイチ、発進命令を!」
セラスもそれが分かっているのか、力強く微笑む。
「ああ。行け! セラス! 宇宙戦艦セラスチウム発進!」
セラスの笑顔が勇気をくれる。俺もセラスに笑い返し、告げる。
「はい! セラスチウム、発進します!」
とてつもない力を銀色の粒子に変えて周囲に振り撒きながら、セラスチウムは空間の狭間を突き破り、宇宙空間へと出た。その横にブラックサレナも姿を現す。
「ふふふ、いい感じね~」
「私の時とは桁違いですね・・・」
立体ディスプレイにカルティ達の姿が映る。
「こころ達はどこだ?」
「ああ、今捕捉した。データを送る」
俺の前にモニターが現れ、ラナンキュラスの現在位置と航跡が表示される。こころの奴、わざわざヴァルミン達を誘うように木星近くのヴァルミン達に近付いてから、太陽系から十光年以上も離れた場所にワープしてやがる。よく分らんがプロキオンとかいう恒星の近くか。誘われるままに10万のヴァルミン艦隊もこころ達を追っているようだ。
「俺達も行くぞ!」
「はい、コーイチ。超高速航行機関、起動します!」
セラスチウムの通常エンジンが激しく駆動を開始する。
「ほう、だいぶマスターぶりがさまになってきたじゃないか?」
ディスプレイの向こう側でサレナがにやりと笑った。おうよ、俺だってやる時はやってやるさ! なんてったって女神様が力をくれてるんだからな!
セラスチウムとブラックサレナは、超高速航行を開始した。周囲は星々の煌めく宇宙から虹色の空間へと変化する。
「こころはどうするつもりなんだ?」
「えっとね~、こころちゃんがこの宇宙に来た時の壊れた宇宙船を、内緒でラナに運び込んだみたいなのよ。ラナは次元に干渉できるから、その船のシステムを解析できれば別の宇宙へ転移することも可能だと思うわ~」
俺の問いにカルティが答える。そういえば一昨日どこかへ行ってたな。その時から準備してたのか。いや、この宇宙に来た時から、みんなに迷惑かけないつもりでいたんだな、こころの奴・・・
「あら、知ってて黙ってた私を怒らないの?」
「べつに。結果が変わったとは思えないしな。それに問題なのはこれからだ」
そうだ。逃げ続けるしかない、こころの運命を俺達が変えてやる!
「あら。思ってたより大物なのね~。これは本当にお任せできちゃうかな?」
カルティは嬉しそうに笑う。
「なんだよ、それ?」
「ん~? 私の存在意義ってとこかな~?」
「よけい分らん」
「そう~? じゃあ着くまでに告白してあげる~」
「な、なんだよ、告白って?!」
「ん~? 私はね、超天才だけど、孤児だったから、奨学金とか貰う為に勉強ばっかりしてたのよ~」
人の話聞かねぇし。まあ、恐れてたような話じゃなさそうだから良いけど。
「だからね~、あんまりエンタメ的な本とかは読めなかったんだけど、それでも好きな本があったの~」
「ほう」
「それはね~、すごい剣を手に入れた英雄がお姫様と世界を救うお話なの~」
「へえ」
変人かと思ってたけど、お姫様に憧れるなんてフツーの女子っぽい所もあるんだな。
「その物語のね、すごい剣を造る鍛冶職人に、私憧れたんだ~」
「フツーじゃねぇな?!」
「そう~? それでね、ヴァルミンが現れた時、私はいつか出会う英雄の為にすごい戦艦を造ろうと思ったの~。で、この娘達を生んだのよ~」
その英雄ってのが俺だってのか? サレナもそんなこと言ってたけど、俺はそんなガラじゃないな。こころは絶対に守ってやりたいし、その為ならなんだってするけど、世界を救うなんてことは無理そうだ。
だけど、カルティはにっこりと微笑んだ。その笑顔はとても可憐で愛らしかった。まずい、変人とは言え、こんな美少女に微笑まれると、どきっとする。
「目的の座標へ、出ます!」
話の途中だったが、セラスがそう告げた。次の瞬間、虹色の空間から、元の星屑の中の宇宙へ、俺達は突入する。
「こころ!」
俺は叫んだ。ラナンキュラスの黄色い船体が、ヴァルミン達から攻撃を受けているのがモニターに拡大されて映る。
ヴァルミンの戦艦は多種多彩だ。いくつもの宇宙の戦艦を乗っ取ってきたのだろう。戦闘機のようなもの、海に浮かぶ船のようなもの、円盤型のようなものや葉巻型、円柱状のようなものまである。
とんでもない数のそんなヴァルミン共は幾つもの列を作り、まるで無数の頭を持つ大蛇のように上下左右から、逃げるラナンキュラスへ波状攻撃を仕掛けている!
「セラス!」
「はい! 主砲、時空振動砲準備します!」
時空干渉機関が駆動し、船体が鈍く震える。前には無かった手応えだ。俺は照準モニターを睨み、トリガーに手を添える。セラスチウムの船首から、巨大な五叉の槍が敵へ向けて突き出された。
「主砲、発射準備完了!」
「こころから離れろ! くらえ! 時空振動砲!」
俺はトリガーを力いっぱい引く。この宇宙の構成そのものに干渉する、とてつもない力を秘めた白銀の波が、ヴァルミン艦隊へ向けて放たれた。
眩しく輝く銀の波は敵艦隊を一閃し、数千の敵艦を一瞬で粒子に分解する。強制的に分解された分子のエネルギーは光と振動に変化し、すさまじい爆発を起こした。ヴァルミン達は隊列と解き、バラバラに分散して後退を始める。
「こころ!」
俺は叫ぶようにこころを呼んだ。
「好一君?! セラスちゃん?!」
通信が繋がって、こころとラナの姿が立体ディスプレイに現れる。
「来て・・・くれたの?」
こころは涙ぐむ。
「あたりまえだ! 俺もこころのことが大好きなんだよ!」
言った。言ってしまった。勢いに任せて。こころは涙をぽろぽろと流しながら、嬉しそうに微笑む。うぅ、気恥ずかしい・・・
「まあ、ここに来たことは褒めてやる、です。でもセラスはどうするつもりだこのクソ外道、です」
むすっとした顔でラナが言う。ええい、ここまで言ってしまったら、もう最後まで言ってやらあ!
「セラスも大好きだよ! 二人とも大好きだ! 二人が一緒でなきゃ、俺は嫌だ!」
「うぎゃー! この最低強欲淫乱男め、です! 堂々と二股宣言しやがった、です! もう死ね、です!」
「死なねえよ! 俺はセラスと、どんな敵からでもこころを守ってやるんだ!」
「むぎゃー?! |*@#$%&!!!!」
ラナが言葉にならない叫び声を上げた。それを見て、セラスはくすくすと笑い、こころも涙をこぼしながら泣き顔を大きく歪めて笑う。
「ごめんなさい、こころ」
「セラスちゃん?」
微笑を押さえて、セラスはこころに話しかけた。
「私、こころがコーイチにキスした時、こころが居なければ良かったのにと思ってしまいました。私、汚いんです、醜いんです。だから恥ずかしくてこころに会わす顔がありませんでした」
「なんだ、そんなことだったの」
こころは涙を拭きながら答える。
「だったら私も汚くて醜いよ。セラスちゃんみたいに、好一君の傍にずっと居たい。羨ましいって思ってたんだから」
「ぐぎょー?! 二人とも頭おかしい、です! こんなゴミクズ二股男に、です!」
ラナが叫ぶ。悪かったな、ちくしょう。こころとセラスはくすくすと笑う。
「だってしょうがないよ、好きなんだもん」
「そうですね、好きなんですから」
うぅ、二人ともありがとう・・・ごめん、そして嬉しいよ。だけど恥ずかしい・・・
「おい、痴話は後にしろ。ヴァルミン共が体勢を立て直したようだぞ?」
サレナが呆れた顔で割って入る。ヴァルミン達は僅かな間に体勢を立て直していた。前方に巨大な半球形の包囲網を敷き、後方にも無数の戦列が回り込み俺達の退路を断とうと動いている。
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