性奴の夜

くねひと

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屈服

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「両手が自由なら自分でしごきたいところだろう。つらいよな、こういう時は。お手々は後ろ手にガッチリ縛り上げられているもんな」

 荒い息を吐く僕の耳許へ口を寄せて、セイヤがからかう。
「ホラ、もしかしたらほどけるかもしれないぜ、もがいてみろよ」

 そう言われて体をメチャクチャゆすってみてもセイヤに掛けられた縄目はびくともしない。むしろもがけばもがく程、体に喰い込んでくる感じなのだ。

「いいよ…もう覚悟は決めたんだから。いつものとおりいたぶればいいだろ」
半ば自暴自棄に僕は精一杯の虚勢を張る。

「おっ、奴隷の分際でふてったな、後で泣いても知らないぜ」
 それからがなぶり責めの本番だった。いつもならセイヤが一人で操作するバイブも今夜はセイヤが前、少年が後ろと役割分担している。

 一人がスイッチを入れると片方が切る。そして両方同時に入ったり、切られたり………。
「あ……、あ…ああ………」
 その度に僕は激しく燃え上がり、噴出寸前まで追い詰められ、そして意地悪くも二人にお預けを喰わされて身悶えるのだった。

 幾度かのじらし責めの後、遂に僕は屈伏した。二人に最後まで逝かせてくれるように、懇願したのだ。

「い、逝かせてください………」
「さっき、ふてくされたくせにもう降参かい。もっと大きな声でないと聞こえないなあ……」

 セイヤがワザとらしく言う。泣きたい気持ちで僕は哀願を繰り返した。
「お願いです。さ、最後まで逝かせて下さい」
 そんな僕を少年もニヤニヤしながら見ている。

「せっかくだけど駄目だな。奴隷の分際で、ご主人様より先に逝こうだなんて。まず俺達を満足させてからさ」
 そう言うとセイヤは僕の耳へ口を寄せて、こういう風にお願いするんだとひそひそと語りかける。

 余りのみじめさに体を震わせながらも、僕に選択の余地はなかった。セイヤに教えられた通りに、僕は哀願の言葉を口にする………。

「ど、奴隷の分際でご主人様より先に逝こうだなんてとんでもない思い上がりでした。どうかご主人様からご放出下さい。その為にも、ユ、ユウキにご主人様の○○○○を…」
「○○○○がどうした」
「ど、どうかご主人様の○○○○をお…、おしゃぶりさせて下さい」
 セイヤがドッと笑い、少年もクスクスと笑う。
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