性奴の夜

くねひと

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じらし責め

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「ああ、今日はじらしにじらしてやるからな」

 卵型のバイブには直径3センチ程のプラスチック製のベルトがついていた。その先端は少し割れ、ちょうどアルファベットのUの字の先をすぼめた感じになっている。

 急所縄は解かれたので、それだけは僕をほっとさせたが、息つく間もなくセイヤは左手で僕の肉サオをつまむと、器用にバイブと一体になったベルトを僕の肉サオにはめ込んだ。

 そうしてから今度は背後に回り、僕の菊花にローションをたっぷりと塗り込んでいく。
「あっ…」

 ときおり、セイヤは指をローションでじっとりと湿った僕の菊花に突き入れてくるのだ。
 何回か、そうした悪戯を繰り返した後、おもむろにセイヤは筒型のバイブをぐっと差し込んできた。

「ウッ……」

 筒型のバイブレーターは男性器を形どったものよりは小ぶりだが、それでも直径は2センチ程ある。まだ完全に開発されていない僕の菊花には大きすぎた…。

 ちょっとした痛みに僕の顔はゆがむ。完全にバイブレーターが飲み込まれるまで押し込めると、セイヤはリモコンを一つ少年に渡した。リモコンは二つともワイヤレスだ。

「さっ、お前は後ろ、俺は前だ。いいか、こいつが体をゆすってもがき始めたり、喘ぎ声が強くなったりしたらスイッチを切ってじわじわっと責め立てるんだ。わかるだろう………」

 少年は目を輝かして頷く。その目の光りにS特有の冷たいきらめきを見て僕は不安になった。

「覚悟はいいか」
 頬を指でつつかれ、僕は目をつぶり、歯を喰いしばった。それっという合図で両方のバイブのスイッチが入れられる。

「ウオッ!」
 瞬間、僕は下半身に強力な電流が走ったような衝撃を受けた……。菊花の奥深くに挿入されたバイブはまるで体の中を熱く焦がしていくようだ………。そして肉サオに据えられたバイブが僕を一気に頂上へと追い詰めていく。

 膝がガクガクと震え、思わず崩れ落ちそうになる僕を、天井からのロープがかろうじて支える。

 余りの快美感に僕は反り返った肉サオを目に見えない何かに突き立てるように体を前後にゆすり出す。
そうでもしなければたまらないのだ。すると不意に両方のバイブのスイッチが切られた。

「ア……」
 セイヤが合図したらしい。後一歩で噴出というところでバイブを二つとも止められ、僕はやるせなさに身悶えた。

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