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#3 鮎原の弱み その1
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せめて、硬化した肉筒だけでも元の状態に戻したい。
鮎原は必死に気を静めようとするのだが、一旦曽根の愛撫を受けた股間の火照りはなかなか収まらない上に、ビキニパンツの縁のゴムが肉筒の根元に締め付けるような刺激を与え続けている為、その努力とは裏腹に膨張した肉竿は一向に軟化する気配を見せなかった。
「何だ。まだ、おっ勃てたままか」
缶ビールを片手に再びリビングに姿を現わした曽根は、鮎原に近いソファにどっかりと座り込んだ。はだけたバスロープの下に厚い胸板が覗いている。三十台半ばの曽根の身体はまだ中年太りの兆候もなく、中肉中背の程よい肉付きを保っていた。
「やっぱりお前はマゾなんだな」
曽根の視線が自分の股間に注がれているのが、鮎原には痛い程よく分かる。
「マ……マゾなんかじゃありません」
弱々しい声ではあるが、鮎原はそれでも精一杯の反発を示す。
「マゾじゃない? じゃあこれは一体何だ?」
曽根はマガジンラックの中から一冊の本を取り出すと、鮎原の眼前に差し出した。
「そ、それは……」
その本を見せられた途端、鮎原はハッと息を飲み、辛そうに顔を横に捻った。何とその本は男性同性愛の写真集だったのだ。しかもSM趣向の………。
「これは一体何なんだと聞いているんだぞ!」
曽根は顔を背けた鮎原の顔面近くに、その写真集を持っていくと、これ見よがしにパッと本を開き鮎原に見せつけようとする。
………開かれたページでは………全裸の若者が厳しく後ろ手に縛り上げられ正座していた。
若者の首には首輪が填められ、その曳綱は中年の男性が握っている。中年の男性は褌を締めているのだが、股間の膨らんだ布地に緊縛されている若者がうっとりと目を閉じて顔を寄せている…………、そんな情景の写真であった。
ちらりとそのページを盗み見る鮎原。悔しいけれど、鮎原はその写真を見て自分のM性が疼いてくるのをどうにも抑えることはできなかった。
「鮎原、答えるんだ。この本は一体何なんだ?」
「……い、言えません」
鮎原は今にも泣き出さんばかりの表情で、激しく顔を左右に打ち振るった。
「答えられないなら答えたくなるようにしてやろうか」
曽根は何か紐のような物を手にすると、鮎原の足元にしゃがみ込んだ。曽根の手にした物は細目の棕櫚縄であった。
「せ、先生。それだけは許して下さい」
鮎原はその細引きがどういう使われ方をするのか知っているのだろう。先程の掠れがちな声とは打って変わったけたたましい声で、曽根に訴えるのである。
「駄目だな。お前が白状しないのだから」
鮎原は必死に気を静めようとするのだが、一旦曽根の愛撫を受けた股間の火照りはなかなか収まらない上に、ビキニパンツの縁のゴムが肉筒の根元に締め付けるような刺激を与え続けている為、その努力とは裏腹に膨張した肉竿は一向に軟化する気配を見せなかった。
「何だ。まだ、おっ勃てたままか」
缶ビールを片手に再びリビングに姿を現わした曽根は、鮎原に近いソファにどっかりと座り込んだ。はだけたバスロープの下に厚い胸板が覗いている。三十台半ばの曽根の身体はまだ中年太りの兆候もなく、中肉中背の程よい肉付きを保っていた。
「やっぱりお前はマゾなんだな」
曽根の視線が自分の股間に注がれているのが、鮎原には痛い程よく分かる。
「マ……マゾなんかじゃありません」
弱々しい声ではあるが、鮎原はそれでも精一杯の反発を示す。
「マゾじゃない? じゃあこれは一体何だ?」
曽根はマガジンラックの中から一冊の本を取り出すと、鮎原の眼前に差し出した。
「そ、それは……」
その本を見せられた途端、鮎原はハッと息を飲み、辛そうに顔を横に捻った。何とその本は男性同性愛の写真集だったのだ。しかもSM趣向の………。
「これは一体何なんだと聞いているんだぞ!」
曽根は顔を背けた鮎原の顔面近くに、その写真集を持っていくと、これ見よがしにパッと本を開き鮎原に見せつけようとする。
………開かれたページでは………全裸の若者が厳しく後ろ手に縛り上げられ正座していた。
若者の首には首輪が填められ、その曳綱は中年の男性が握っている。中年の男性は褌を締めているのだが、股間の膨らんだ布地に緊縛されている若者がうっとりと目を閉じて顔を寄せている…………、そんな情景の写真であった。
ちらりとそのページを盗み見る鮎原。悔しいけれど、鮎原はその写真を見て自分のM性が疼いてくるのをどうにも抑えることはできなかった。
「鮎原、答えるんだ。この本は一体何なんだ?」
「……い、言えません」
鮎原は今にも泣き出さんばかりの表情で、激しく顔を左右に打ち振るった。
「答えられないなら答えたくなるようにしてやろうか」
曽根は何か紐のような物を手にすると、鮎原の足元にしゃがみ込んだ。曽根の手にした物は細目の棕櫚縄であった。
「せ、先生。それだけは許して下さい」
鮎原はその細引きがどういう使われ方をするのか知っているのだろう。先程の掠れがちな声とは打って変わったけたたましい声で、曽根に訴えるのである。
「駄目だな。お前が白状しないのだから」
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