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第三章 信望
32 行方不明!?
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「んーーー」
思いっきり伸びをした。
僕は5時間ぐらいしか寝ていないので全然寝足りないのだが、みんなより遅く起きるわけにはいかないので、6時ごろには目覚めてしまった。
我ながら面倒臭い性格をしているとは思うのだが、これが一番自然体なのだから仕方がない。
顔も洗い歯も磨き終わり、朝ごはんの時間まで暇でしょうがなかった。
隣の布団で寝ている東さんが早く起きてくれないかな。
「クシュん!」
僕は、わざと大きなくしゃみをしたり少し布団を引っ張ったりしてみた。
すると、むくむくとイモムシのように東さんが動き出した。
「うーっす。起きるの早いな空太」
やっと起きてくれたか。
「えぇ、なんだか目が覚めちゃって」
「あれ、カメ爺は?」
「僕が起きた頃にはもういませんでしたよ。どこ行ったんですかね」
布団も荷物もしっかりと整理されているところを見ると、何かあったという訳では無さそうだ。
「まぁ、カメ爺のことだから心配は無いだろうけどな」
「そうですね。それよりそろそろ朝ごはんですよ」
「マジか。それは早く準備しないとな」
そして、準備も終わり待っていたが、カメ爺が帰って来なかった。
僕たちは、時間が来てしまったので仕方なく朝食会場へ向かう。
「ホントどこ行ったんですかね。みんなは知っているのかな」
「わっかんねーなぁ。まぁガキじゃねえんだ、ほっといても大丈夫だろう。おっ、美味そうな匂いがしてきたぞ」
そう言って東さんの意識はご飯の方に行ってしまった。
東さんは相変わらず適当だが、まぁカメ爺に限って何もないだろう。
会場に着くと、女性陣と品川さんが待っていた。
「あれ、カメ爺は?」
「えっ、私たちは知らないですよ。東さん達の部屋じゃないですか」
「そうなんだけどよ。朝起きたら居なくてな。何も言わずにどっか行くなんてカメ爺も抜けてんな」
部屋割りは、僕と東さんとカメ爺で一部屋、品川さん家族で一部屋、残りの女性で一部屋となっていた。
品川さんや遥さん達まで知らないとなると、探した方がいいのかもしれないな。
「やぁ、おはよう!」
「カメ爺!どこ行ってたんですか?」
「ごめん、ごめん。日課の散歩に行ってたんだ」
カメ爺はあっけらかんとしている。
僕達が、どれだけ心配したかと思っているんだ。
まぁ、殆ど僕だけだが。
「行くなら行くで、一言声かけて下さいよ」
うん、うん、今回は東さんが正しい。
「東くんには出るときに言ったんだけどね」
ん、なんだ?ということは、悪いのは。
「えっ、マジですか?」
「うん。返事もしっかりしてたから大丈夫だと思ってたんだけど、忘れちゃったかな」
「すみません。全く覚えてません」
やっぱり東さんか。
でも寝ている所に言ったんだから、一概に東さんが悪いとも言い切れないか。
取り敢えず無事でよかった、と心の中で自分を納得させた。
「じゃあ、東さんが悪いということで。そんな事より早く食べましょうよ」
冬乃さんが、きっぱりと言い切った。
「ひどいよ、冬乃ちゃん。寝てたんだから覚えている訳ないじゃん」
東さんは、冗談混じりに苦笑いをした。
「まぁ、ごめんね。今度からは書き置きをする事にするよ」
「えー。それも信用されていないみたいで嫌だな~」
「信用されていないんですよ。それより、早く食べましょう。お腹空きました」
昨日の神妙な雰囲気は影を潜め、花火さんはいつものように言い放った。
花火さんは朝は機嫌が悪いのかな。
女子高生二人にここまで言われてしまっては東さんでも、ぐうの音も出ないようだ。
ようやく席に着いた。
テーブルの上に用意されたご飯を見ると、旅館の朝食らしいシンプルな和食だった。
みんなまだ眠いらしく、静かに食べている。
僕も鮭の身をほぐしながら、大きなあくびをしていると、カメ爺が今日の予定について話始めた。
「今日は、4時までには帰りたいから写真は撮らずに、お土産見たり観光をしましょう」
「どこに行くんですか?」
海歌さんに何か喜びそうなお土産を買いたかったので、質問してみた。
「そうだね。小町通りなんてどうかな?」
小町通り?どんな所なんだろう?
「あっ、私そこがいい!クレープが有名なの。食べてみたい」
冬乃さんが、急にはしゃぎだした。
ここまではしゃぐとは、そこのクレープはどれだけ美味しいのか気になる。
「私も知ってる。ベリーのクレープ食べたいな」
花火さんまで乗ってくるとは、若い人の中では相当有名なのだろう。
「じゃあ小町通りで決定かな。10時にはチエックアウトだから、9時40分にフロントに集合だね」
「はーい!」
みんな声を揃えて返事をした。
常々思っていたが、カメ爺は引率の先生みたいだな。
思いっきり伸びをした。
僕は5時間ぐらいしか寝ていないので全然寝足りないのだが、みんなより遅く起きるわけにはいかないので、6時ごろには目覚めてしまった。
我ながら面倒臭い性格をしているとは思うのだが、これが一番自然体なのだから仕方がない。
顔も洗い歯も磨き終わり、朝ごはんの時間まで暇でしょうがなかった。
隣の布団で寝ている東さんが早く起きてくれないかな。
「クシュん!」
僕は、わざと大きなくしゃみをしたり少し布団を引っ張ったりしてみた。
すると、むくむくとイモムシのように東さんが動き出した。
「うーっす。起きるの早いな空太」
やっと起きてくれたか。
「えぇ、なんだか目が覚めちゃって」
「あれ、カメ爺は?」
「僕が起きた頃にはもういませんでしたよ。どこ行ったんですかね」
布団も荷物もしっかりと整理されているところを見ると、何かあったという訳では無さそうだ。
「まぁ、カメ爺のことだから心配は無いだろうけどな」
「そうですね。それよりそろそろ朝ごはんですよ」
「マジか。それは早く準備しないとな」
そして、準備も終わり待っていたが、カメ爺が帰って来なかった。
僕たちは、時間が来てしまったので仕方なく朝食会場へ向かう。
「ホントどこ行ったんですかね。みんなは知っているのかな」
「わっかんねーなぁ。まぁガキじゃねえんだ、ほっといても大丈夫だろう。おっ、美味そうな匂いがしてきたぞ」
そう言って東さんの意識はご飯の方に行ってしまった。
東さんは相変わらず適当だが、まぁカメ爺に限って何もないだろう。
会場に着くと、女性陣と品川さんが待っていた。
「あれ、カメ爺は?」
「えっ、私たちは知らないですよ。東さん達の部屋じゃないですか」
「そうなんだけどよ。朝起きたら居なくてな。何も言わずにどっか行くなんてカメ爺も抜けてんな」
部屋割りは、僕と東さんとカメ爺で一部屋、品川さん家族で一部屋、残りの女性で一部屋となっていた。
品川さんや遥さん達まで知らないとなると、探した方がいいのかもしれないな。
「やぁ、おはよう!」
「カメ爺!どこ行ってたんですか?」
「ごめん、ごめん。日課の散歩に行ってたんだ」
カメ爺はあっけらかんとしている。
僕達が、どれだけ心配したかと思っているんだ。
まぁ、殆ど僕だけだが。
「行くなら行くで、一言声かけて下さいよ」
うん、うん、今回は東さんが正しい。
「東くんには出るときに言ったんだけどね」
ん、なんだ?ということは、悪いのは。
「えっ、マジですか?」
「うん。返事もしっかりしてたから大丈夫だと思ってたんだけど、忘れちゃったかな」
「すみません。全く覚えてません」
やっぱり東さんか。
でも寝ている所に言ったんだから、一概に東さんが悪いとも言い切れないか。
取り敢えず無事でよかった、と心の中で自分を納得させた。
「じゃあ、東さんが悪いということで。そんな事より早く食べましょうよ」
冬乃さんが、きっぱりと言い切った。
「ひどいよ、冬乃ちゃん。寝てたんだから覚えている訳ないじゃん」
東さんは、冗談混じりに苦笑いをした。
「まぁ、ごめんね。今度からは書き置きをする事にするよ」
「えー。それも信用されていないみたいで嫌だな~」
「信用されていないんですよ。それより、早く食べましょう。お腹空きました」
昨日の神妙な雰囲気は影を潜め、花火さんはいつものように言い放った。
花火さんは朝は機嫌が悪いのかな。
女子高生二人にここまで言われてしまっては東さんでも、ぐうの音も出ないようだ。
ようやく席に着いた。
テーブルの上に用意されたご飯を見ると、旅館の朝食らしいシンプルな和食だった。
みんなまだ眠いらしく、静かに食べている。
僕も鮭の身をほぐしながら、大きなあくびをしていると、カメ爺が今日の予定について話始めた。
「今日は、4時までには帰りたいから写真は撮らずに、お土産見たり観光をしましょう」
「どこに行くんですか?」
海歌さんに何か喜びそうなお土産を買いたかったので、質問してみた。
「そうだね。小町通りなんてどうかな?」
小町通り?どんな所なんだろう?
「あっ、私そこがいい!クレープが有名なの。食べてみたい」
冬乃さんが、急にはしゃぎだした。
ここまではしゃぐとは、そこのクレープはどれだけ美味しいのか気になる。
「私も知ってる。ベリーのクレープ食べたいな」
花火さんまで乗ってくるとは、若い人の中では相当有名なのだろう。
「じゃあ小町通りで決定かな。10時にはチエックアウトだから、9時40分にフロントに集合だね」
「はーい!」
みんな声を揃えて返事をした。
常々思っていたが、カメ爺は引率の先生みたいだな。
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