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第10章 嘘つき猫の一生
第74話 僕みたいになっちゃいけないよ(後編)
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里香ちゃんを連れて美月さんが二階へと移動する。
去り際、何か言いたげに彼女はこちらを見たが、その視線に夏帆さんが振り返ることはなかった。
ローテーブルを挟んで向かい合う私と夏帆さん。
先に動いたのは夏帆さんの方だった。彼女はおもむろにソファーから立ち上がると、「喉がかわかない? 何か飲もうよ」と私に提案した。
家を出てから息つく暇もなかった。
その提案に私は頷く。
リビングからキッチンへと移動した彼女は、しばらくして銀色の盆の上にグラスを二つ載せて戻って来た。その飲み口には白い粉がまぶされている。
ソルティドッグだ。
「すみません、これから美月さんとまた移動するので。お酒はちょっと」
「大丈夫。ノンアルコールだから」
「……え?」
「お酒。飲めないんだ。事故があってから、一滴も」
ふと、誕生祭ライブの打ち上げを思い出す。
あの時も夏帆さんは私に「ソルティドック、ノンアルコールで!」と妙な注文をした。その癖、「ずんさんが好きそうな味だ……」とも言った。
印象的な注文だったからよく覚えている。
夏帆さんの過去を知った今、ようやく私はその意味が分かった。
「関係ないのにね。悪いのはお酒じゃなくて、それを呑んでた奴なのに。理屈では分かっているのに――もう身体が受け付けないんだ」
夏帆さんが盆の上から、ノンアルコールのソルティドッグを手に取る。
その小さな唇に塩を引いてグレープフルーツジュースを飲む。
それから目で私に「君も飲みなよ」と勧めてきた。
緊張しながらそれを口に運ぶ。
それは間違いなく『美月さんが好きな味』だった。
「美月との付き合いは長くなる。聞いたかもしれないけれど、僕と彼女は昔ゲームセンターで出会ってね。よく一緒につるんでいたんだ」
「……はい、前にお話は美月さんからうかがいました」
「格闘ゲームのセンスはいまいちだったけれど、ダンレボではあの娘ってばホームで負けなしでさ。それも、躍ってる姿がすごく様になるんだよ。彼女が躍ってる姿を見たくて、ファンまで現れるほどだったんだよ。すごい話でしょ」
「まぁ、美月さんなら。それもあり得るかなって思います」
「……ノロケかな?」
夏帆さんがグラスをローテーブルに置いた。
氷の入っていない細長い筒の中で、グレープフルーツが波打った。
構わず、私は自分のそれを飲み続ける。
「流石は『血』だよね。努力とか根性とか、そういうものだけじゃ越えられない領域があるって思い知ったよ。ダンスだけは美月に敵わないなって、僕はその時はじめて負けを認めたよ」
「……『血』ですか?」
「……そっか、まだ聞いてないならいいや。気にしないでくれ。それに、きっとそんなことは君たちの関係になんの影響も及ぼさないだろうから」
「……まぁ、はい、分かりました」
「親の勧めで美月は早稲田大学に進学した。私は、ゲームばっかりやってて学力が足りなかったから、そこそこの大学に入ったよ。けどさ、早稲田くらい大きな大学だと一人くらい部外者が紛れ混んでても分かんないんだよね。こっちの大学の授業サボって、美月に会いに行ってたら――気がついたら単位が足りなくなってた」
「なにやってるんですか」
「本当にね。けど、楽しかったな。里香の母親もいて、美月もいて、各地のゲームセンターには、私のことをボコしてやるって息巻く奴らがいて。あの頃が、やっぱり私が一番輝いていた時代だと思う」
「……夏帆さんは、今も輝いてます。うぅん、今が一番輝いてますよ」
踏み込んだ発言に、迂闊なことを言ったかなと思った。
夏帆さんも驚いたように顔を上げた。
しかし、彼女は私の言葉に反論せず、テーブルに置いたグラスに手を伸ばすと、そのまま中に入ったグレープジュースを一息に飲み干した。
唇にまとわりついた塩を彼女の舌先が舐めとる。
釣られて私も塩を舐めた。
「美月と里香の母親を天秤にかけていたんだと思う」
「え?」
「我ながらサイテーだと思うけれどね。どっちにも気のある素振りをちらつかせて、からかって遊んでたんだ。責任をとる気なんてさらさらないのに。いや、責任なんて取りようがないよね。僕たちは女と女なんだからさ」
「夏帆さんって、やっぱり」
「大丈夫だよ。そういう経験はないから。初体験はちゃんと……」
「そういう艶めかしいのは、アイドルなんですから自重してもろて!」
「君から聞いてきたんじゃない! ばにらちゃん!」
「そんな話になるとは思わないバニですじゃん!」
「……ははっ。とにかく、覚悟もないのに美月と里香の母親を振り回していたんだ。そんなことをしてたらさ、美月はさっさと芸能界に行っちゃうし、里香の母親は彼氏を作って『貴女は私の推しだから、そういうんじゃないから』って断わられた。本当に、踏んだり蹴ったりって奴だよ」
「それは……ご愁傷様バニ」
「ありがとバニ」
力なく笑って夏帆さんはふいに私から視線を逸らした。
視線の先にはチェスト。
人形とゲーム機、そして写真立てが飾られた、彼女の思い出の祭壇。
感慨深くそれを眺めて夏帆さんは――。
「僕みたいになっちゃいけないよ」
とだけ言った。
それで私と夏帆さんの話はおしまいだった。
◇ ◇ ◇ ◇
「またね、ばにらちゃん! 今度一緒にマリカーしようね!」
「うん! 絶対に負けないバニ! よかったら視聴者参加型にも出てくれバニな! 里香ちゃんが負けないように、こっそり姫プしてあげるバニから!」
「えー? ばにらちゃん、よわっちいのにー?」
「コイツ! 流石はりんご先輩の娘だけあって、口が達者バニ!」
「なに子供相手にムキになってんのよ。ほら、帰るわよ」
玄関の外に出て見送ってくれたりんご先輩と里香ちゃん。
彼女たちに手を振って別れると、美月さんはバイクを引いて、私は手ぶらで、細く狭い住宅街の道を大通りに向かって歩いた。
月が綺麗な夜だった。
気づけば中秋の名月が近い季節。
夜風の中にも冷たいものが混じりはじめ、私はちょっと肩を抱いて震えた。
「ちょっと、花楓? 大丈夫? そんなんでバイク乗れる?」
「大丈夫です。問題ありませんって。阿佐ヶ谷からならともかく、ここから美月さんの家なら――そんなに距離はありませんし」
「いやいや、バイクの寒さを舐めちゃダメよ。そう言えば、アンタを乗せて走ったのは暑い季節だったものね。これは、花楓用のライダースーツを……」
「いやいやいや! そんなのもったいないですよ! 美月さんと違って、絶対に似合いませんし! お下がりで! 美月さんが着れなくなったので大丈夫です!」
「……それは、なんというか、こっちが勘弁して欲しいかしら?」
頭の上で髪をおだんごにした美月さんが、夜目にも分かりやすく赤い顔をする。
私は「どうしてそんな顔をするんだろう?」と、ちょっとだけ考えて、ナチュラルに美月さんに「私物をくださいと言った」ことに気がついた。
それは勘弁して欲しいよな。
そんなことを言われたら月夜に顔も赤くなるよ。
美月さんの両手はバイクのハンドルを握らなくてはならず顔を隠せない。
ふいと私から頬を逸らした美月さんに我慢しきれず、「今日は月が綺麗ですね」とまた恥ずかしい言葉を重ねることになった。
夜道をバイクを引いて歩くイベントは危険だ。
青春が濃い。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
第二部のテーマは「後悔のない選択」です。
泥棒猫の行いは「娘の愛情を奪われ嫉妬した」という所までブラフ。
全て、「自分の過去をなぞろうとしている後輩」と「大切な親友」への無償の献身から来るものでした。ずっと、彼女はばにらに対して、自分の代わりにずんだを支えてくれることを望んでいました。そのために回りくどいことをして、ふたりっきりで気兼ねなく話せる機会を待っていたんです。もちろん、こうなったのは偶然ですが。
りんごはばにらの敵でもなんでもなく、最大の理解者であり応援者だった訳です。
これが僕が今回の部でやりたかった大きなどんでん返しです。
という訳で、ここから気兼ねのない「りんばに」がはじまります。
あまりにヘタレなずんだに、「ばにらちゃんがあんまりに不憫だ!」とりんごまで拗らせて――いくかどうかは分かりませんが、「ずんばに」はこれからも続きます。という所で、「こういう形で決着してくれて満足!」という方は、評価のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
去り際、何か言いたげに彼女はこちらを見たが、その視線に夏帆さんが振り返ることはなかった。
ローテーブルを挟んで向かい合う私と夏帆さん。
先に動いたのは夏帆さんの方だった。彼女はおもむろにソファーから立ち上がると、「喉がかわかない? 何か飲もうよ」と私に提案した。
家を出てから息つく暇もなかった。
その提案に私は頷く。
リビングからキッチンへと移動した彼女は、しばらくして銀色の盆の上にグラスを二つ載せて戻って来た。その飲み口には白い粉がまぶされている。
ソルティドッグだ。
「すみません、これから美月さんとまた移動するので。お酒はちょっと」
「大丈夫。ノンアルコールだから」
「……え?」
「お酒。飲めないんだ。事故があってから、一滴も」
ふと、誕生祭ライブの打ち上げを思い出す。
あの時も夏帆さんは私に「ソルティドック、ノンアルコールで!」と妙な注文をした。その癖、「ずんさんが好きそうな味だ……」とも言った。
印象的な注文だったからよく覚えている。
夏帆さんの過去を知った今、ようやく私はその意味が分かった。
「関係ないのにね。悪いのはお酒じゃなくて、それを呑んでた奴なのに。理屈では分かっているのに――もう身体が受け付けないんだ」
夏帆さんが盆の上から、ノンアルコールのソルティドッグを手に取る。
その小さな唇に塩を引いてグレープフルーツジュースを飲む。
それから目で私に「君も飲みなよ」と勧めてきた。
緊張しながらそれを口に運ぶ。
それは間違いなく『美月さんが好きな味』だった。
「美月との付き合いは長くなる。聞いたかもしれないけれど、僕と彼女は昔ゲームセンターで出会ってね。よく一緒につるんでいたんだ」
「……はい、前にお話は美月さんからうかがいました」
「格闘ゲームのセンスはいまいちだったけれど、ダンレボではあの娘ってばホームで負けなしでさ。それも、躍ってる姿がすごく様になるんだよ。彼女が躍ってる姿を見たくて、ファンまで現れるほどだったんだよ。すごい話でしょ」
「まぁ、美月さんなら。それもあり得るかなって思います」
「……ノロケかな?」
夏帆さんがグラスをローテーブルに置いた。
氷の入っていない細長い筒の中で、グレープフルーツが波打った。
構わず、私は自分のそれを飲み続ける。
「流石は『血』だよね。努力とか根性とか、そういうものだけじゃ越えられない領域があるって思い知ったよ。ダンスだけは美月に敵わないなって、僕はその時はじめて負けを認めたよ」
「……『血』ですか?」
「……そっか、まだ聞いてないならいいや。気にしないでくれ。それに、きっとそんなことは君たちの関係になんの影響も及ぼさないだろうから」
「……まぁ、はい、分かりました」
「親の勧めで美月は早稲田大学に進学した。私は、ゲームばっかりやってて学力が足りなかったから、そこそこの大学に入ったよ。けどさ、早稲田くらい大きな大学だと一人くらい部外者が紛れ混んでても分かんないんだよね。こっちの大学の授業サボって、美月に会いに行ってたら――気がついたら単位が足りなくなってた」
「なにやってるんですか」
「本当にね。けど、楽しかったな。里香の母親もいて、美月もいて、各地のゲームセンターには、私のことをボコしてやるって息巻く奴らがいて。あの頃が、やっぱり私が一番輝いていた時代だと思う」
「……夏帆さんは、今も輝いてます。うぅん、今が一番輝いてますよ」
踏み込んだ発言に、迂闊なことを言ったかなと思った。
夏帆さんも驚いたように顔を上げた。
しかし、彼女は私の言葉に反論せず、テーブルに置いたグラスに手を伸ばすと、そのまま中に入ったグレープジュースを一息に飲み干した。
唇にまとわりついた塩を彼女の舌先が舐めとる。
釣られて私も塩を舐めた。
「美月と里香の母親を天秤にかけていたんだと思う」
「え?」
「我ながらサイテーだと思うけれどね。どっちにも気のある素振りをちらつかせて、からかって遊んでたんだ。責任をとる気なんてさらさらないのに。いや、責任なんて取りようがないよね。僕たちは女と女なんだからさ」
「夏帆さんって、やっぱり」
「大丈夫だよ。そういう経験はないから。初体験はちゃんと……」
「そういう艶めかしいのは、アイドルなんですから自重してもろて!」
「君から聞いてきたんじゃない! ばにらちゃん!」
「そんな話になるとは思わないバニですじゃん!」
「……ははっ。とにかく、覚悟もないのに美月と里香の母親を振り回していたんだ。そんなことをしてたらさ、美月はさっさと芸能界に行っちゃうし、里香の母親は彼氏を作って『貴女は私の推しだから、そういうんじゃないから』って断わられた。本当に、踏んだり蹴ったりって奴だよ」
「それは……ご愁傷様バニ」
「ありがとバニ」
力なく笑って夏帆さんはふいに私から視線を逸らした。
視線の先にはチェスト。
人形とゲーム機、そして写真立てが飾られた、彼女の思い出の祭壇。
感慨深くそれを眺めて夏帆さんは――。
「僕みたいになっちゃいけないよ」
とだけ言った。
それで私と夏帆さんの話はおしまいだった。
◇ ◇ ◇ ◇
「またね、ばにらちゃん! 今度一緒にマリカーしようね!」
「うん! 絶対に負けないバニ! よかったら視聴者参加型にも出てくれバニな! 里香ちゃんが負けないように、こっそり姫プしてあげるバニから!」
「えー? ばにらちゃん、よわっちいのにー?」
「コイツ! 流石はりんご先輩の娘だけあって、口が達者バニ!」
「なに子供相手にムキになってんのよ。ほら、帰るわよ」
玄関の外に出て見送ってくれたりんご先輩と里香ちゃん。
彼女たちに手を振って別れると、美月さんはバイクを引いて、私は手ぶらで、細く狭い住宅街の道を大通りに向かって歩いた。
月が綺麗な夜だった。
気づけば中秋の名月が近い季節。
夜風の中にも冷たいものが混じりはじめ、私はちょっと肩を抱いて震えた。
「ちょっと、花楓? 大丈夫? そんなんでバイク乗れる?」
「大丈夫です。問題ありませんって。阿佐ヶ谷からならともかく、ここから美月さんの家なら――そんなに距離はありませんし」
「いやいや、バイクの寒さを舐めちゃダメよ。そう言えば、アンタを乗せて走ったのは暑い季節だったものね。これは、花楓用のライダースーツを……」
「いやいやいや! そんなのもったいないですよ! 美月さんと違って、絶対に似合いませんし! お下がりで! 美月さんが着れなくなったので大丈夫です!」
「……それは、なんというか、こっちが勘弁して欲しいかしら?」
頭の上で髪をおだんごにした美月さんが、夜目にも分かりやすく赤い顔をする。
私は「どうしてそんな顔をするんだろう?」と、ちょっとだけ考えて、ナチュラルに美月さんに「私物をくださいと言った」ことに気がついた。
それは勘弁して欲しいよな。
そんなことを言われたら月夜に顔も赤くなるよ。
美月さんの両手はバイクのハンドルを握らなくてはならず顔を隠せない。
ふいと私から頬を逸らした美月さんに我慢しきれず、「今日は月が綺麗ですね」とまた恥ずかしい言葉を重ねることになった。
夜道をバイクを引いて歩くイベントは危険だ。
青春が濃い。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
第二部のテーマは「後悔のない選択」です。
泥棒猫の行いは「娘の愛情を奪われ嫉妬した」という所までブラフ。
全て、「自分の過去をなぞろうとしている後輩」と「大切な親友」への無償の献身から来るものでした。ずっと、彼女はばにらに対して、自分の代わりにずんだを支えてくれることを望んでいました。そのために回りくどいことをして、ふたりっきりで気兼ねなく話せる機会を待っていたんです。もちろん、こうなったのは偶然ですが。
りんごはばにらの敵でもなんでもなく、最大の理解者であり応援者だった訳です。
これが僕が今回の部でやりたかった大きなどんでん返しです。
という訳で、ここから気兼ねのない「りんばに」がはじまります。
あまりにヘタレなずんだに、「ばにらちゃんがあんまりに不憫だ!」とりんごまで拗らせて――いくかどうかは分かりませんが、「ずんばに」はこれからも続きます。という所で、「こういう形で決着してくれて満足!」という方は、評価のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
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